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MV 雲の時間 茜 ワイン・データシート

“こころみシリーズ”は可能な限りベストなワインをつくろうという私たちの実験的な試みです。
私たちは、2013年から北海道余市の契約栽培農家の協力を得て、いろいろな葡萄品種で“こころみシリーズ 雲の時間”という白ワインを造りはじめ、おかげさまで皆さんに喜んでいただいています。この「こころみシリーズMV雲の時間 茜」は、その赤ワインバージョンともいえるワインです。
藤澤農園のツヴァイゲルト、カベルネ・フラン、アルモノワール、ピノ・ムニエ、レゲント、レンベルガー、そして荒農園・相馬農園のピノ・ノワール・・・、これらの葡萄品種は有名無名を問わず、いずれも赤ワイン用品種です。余市では栽培例の少ない無名の葡萄品種を新しく植えて育てはじめるのは困難を伴うことでした。また、うまくいくかどうかわからないことを実際にやってみるのが“こころみシリーズ”とはいえ、苗木を植えて葡萄が実るまで5〜6年を要することを考えると、ココ・ファーム・ワイナリーの契約農家の皆さんの勇気に頭がさがります。このワインはココ・ファーム・ワイナリーの北海道余市の藤澤さんや荒さんたち契約農家のチャレンジ精神から生まれた赤ワインです。
まだ樹も若い赤ワイン用葡萄品種ですが、ワインとしての可能性を大いに感じています。赤ワインですので、茜色の夕焼け雲をイメージしてワインの名前にしました。

テクニカル・データ
品種: ピノ・ノワール 93%
ツヴァイゲルト 2%
その他 5%
畑: 北海道余市郡余市町 荒農園、相馬農園(ピノ・ノワール)
北海道余市郡余市町 藤澤農園(ツヴァイゲルト)
北海道余市郡余市町 藤澤農園、荒農園(その他)
収穫: 2018/10/19、2019/10/15(ピノ・ノワール)
2018/10/27(ツヴァイゲルト)
2017/10/30、2018/10/23, 27、2019/10/15(その他)

収穫時の糖度(平均):22.2°Brix
収穫方法:手摘み

醗酵: ピノ・ノワールとツヴァイゲルトは、ステンレスタンクに入れMC(マセラシオンカルボニック)を約3週間行った後プレスし、野生酵母にて醗酵。その後、野生乳酸菌によるMLF(マロラクティック発酵)を促した。その他の葡萄は、手除梗し野生酵母にて約10日間醸し醗酵を行った後プレス。
熟成: 2019年産は木樽で約10カ月、2018年産はステンレスタンクで約21カ月熟成。
瓶詰: ブレンド後、無清澄・無濾過でビン詰。
ビン詰日:2020/09/09   本数:1,752本 (750ml)
アルコール:12.2 %   酸度:0.57 g/100 ml   残糖:0.1 %

 

このワインについて
テイスティング・
コメント:
レッドチェリーやアセロラ、クランベリーなどの果実やミントやバジル、バラの香りに干し草やなめし皮のようなニュアンスも感じられる。口当たりは軽やかで、チャーミングな果実味と滑らかな酸、バランスのよい旨味が広がっていく。
料理との相性: カプレーゼ、春菊とオレンジのサラダ、ブラウンマッシュルームのアヒージョ、いぶりがっこクリームチーズのせ、足利産トマトとトリッパの煮込み、焼き子持ちししゃも、花ズッキーニのサルシッチャ詰め、ラム肉のクミン炒め、ラザニア、チリコンカン
飲み頃: 2021~2023年 若々しく溌溂とした状態を楽しめる。
2024年~ 熟成によりこなれてきて、香ばしさが増し旨味が広がっていくだろう。

2020/12/25

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2019 田島川右岸 ワイン・データシート

ベストなワインを造るための私たちの試み“こころみシリーズ”。このシリーズのひとつ「田島川右岸」の葡萄が育つ畑は、足利の米どころ田島町の田んぼだったところです。田んぼの中に葡萄畑! なぜ?
21世紀になった頃、高齢になったこころみ学園の園生たちが歩いていける、平らな葡萄畑が必要になりました。しかし、こころみ学園周辺の平らな農地はそのほとんどが水田です。平らな水田は管理しやすいのですが水はけが良くありません。そこで近隣の方々の協力を得て川岸の水田で葡萄を収穫するための工夫がはじまりました。まず水を溜める土の層を崩し、暗渠(あんきょ=地中に埋めた排水路)を入れ排水を良くしました。次に緑肥作物といわれる草花を育て、それを刈り倒し鋤きこむことで、土壌養分や土壌微生物を増やして畑の土壌を整えました。その結果、バランスのとれた土の構造になり、2002年に植樹したヴィニョール種やトラミネット種の葡萄も、元気よく育つようになりました。
田んぼだったところに、雨の多いアメリカのミズーリ州の苗木屋さんが教えてくれたヴィニョール種やトラミネット種の葡萄を植えてみて、私たちは学びました。栽培に適した場所を探すことも大切ですが、作物の種類に応じて適した環境をつくっていく方法もあることを。長い時間をかけて葡萄の生育環境を整えてきたこころみ学園の農夫やスタッフたちのチャレンジをぜひ味わってみてください。

テクニカル・データ
品種: ヴィニョール 56%
トラミネット 34%
リースリング・リオン 6%
プティ・マンサン 4%
畑: 栃木県足利市田島 こころみ学園
収穫: 2019/09/03, 09, 24, 26, 30

収穫時の糖度(平均) :約19°Brix
収穫方法:手摘み

醗酵: 房全体をやさしくプレスして得られた果汁を樽に入れ、野生酵母にて約15℃の室温下で約2週間醗酵させた。
熟成: 樽で約7カ月、ステンレスタンクで約2カ月熟成。
瓶詰: 澱引き後、清澄せずに無濾過でビン詰。
ビン詰日:2020/06/10   本数:576本(750ml)
アルコール:11.3%   酸度:0.53 g/100 ml   残糖:0%

 

このワインについて
テイスティング・
コメント:
グレープフルーツ、カリン、ライチに加え、ユリ、レモングラス、発酵バターの香り。口に含むと華やかな印象の後に、爽やかできゅっと引き締める酸味が続く。その後、火打石、貝殻のニュアンスやオークの風味が程よい苦みと共にじっくりと広がっていく。
料理との相性: 桃とリコッタチーズのサラダ、平目のカルパッチョ、アスパラガスの卵炒め、タケノコのあおさ海苔炒め、鯵の香草パン粉焼き、桜海老と新玉ねぎのかきあげ、イサキのソテー、豚肉の塩麹焼き、あさりと春キャベツのペペロンチーノ、ブリード那須、ヌガーグラッセ
飲み頃: 2021~2023年 フレッシュな味わいが続く。
2024~2026年 熟成により香ばしさやドライフルーツの香りがでて円熟する。
飲む直前に氷水や冷蔵庫で1時間程度冷やすと風味をより楽しめる。

2020/12/25

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2019 Koshu Fermented On Skins Wine Details

Japanese

Koshu F.O.S. is a powerful, idiosyncratic wine made from Japan’s own Koshu grape variety. Fermented on skins like a red wine (hence “FOS”), this white wine isn’t really white at all. It displays a copper robe, an opening ‘comment’ to be followed by baked apple, spicy aromas of cinnamon, fig, and walnut. In the mouth this wine is robust, with plenty of fruit and spice, and soft tannin.
As an accompaniment to food this wine is most at home with similarly robust dishes, from chicken stew to tripe; it is also exceptional with strongly-flavored cheeses.

TECHNICAL DATA
VARIETY KOSHU 100%
VINEYARD Katsunuma, Yamanashi
Yamanashi, Yamanashi
Enzan, Yamanashi
HARVEST
DATE
2nd 9th 16th 22nd October 2019
Brix@the Harvest 16.5oBrix(average)
BOTTLING Bottled on: 9th September 2020
The number of bottles: 10,755 (750ml)
ANALYSIS
DATA
Alcohol: 11.7 %
Total acidity: 0.47 g/100 ml.
Residual Sugar: 0.1 %

21/Dec/2020

 

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2019 甲州F.O.S. ワイン・データシート

English

私たちは世界各地のワイン産地を訪れる旅の間に、茜色の滋味深いワインに巡り会うことができました。イタリアのフリウリ地方やフランスのジュラ地方、そしてジョージアの人たちがつくる渋く複雑でナチュラルな美味しさを持つオレンジ色のワイン。適地適品種の葡萄を探すなかで、その土地に古くから栽培されてきた葡萄がその個性を思う存分に発揮しているワインの有りようは、私たちを勇気づけてくれました。当時、日本固有の葡萄・甲州種から造られた白ワインは、そのほとんどが淡い色で軽く飲みやすいワインでした。それゆえ葡萄自体も同じように淡い色でソフトな味だと思われがちでしたが、実は甲州種の葡萄は渋味がありとても力強いのです。そんな甲州種の魅力を引き出したくて、2004年から私たちは甲州種から可能な限り葡萄の香りと成分を抽出したワインを造りはじめました。
F.O.S.とはFermented on Skins(果皮の上で醗酵)の略。2004年以来、このF.O.S.は優れた契約栽培家との信頼関係をもとに、毎年(赤ワインのように)果皮や種を一緒に醗酵させ、試行錯誤を繰り返しながら造っています。名誉なことに「2017甲州F.O.S.」は「モーニングNo.39」のマリアージュ~神の雫 最終章~(作:亜樹直 画:オキモト・シュウ)にも登場させていただきました。この「2019甲州F.O.S.」も、深い色、広がりのある複雑なアロマ、ここちよい渋みを有しています。アンバーワインにも分類され、多彩なお料理と思わぬ相性を見せるこのワイン、どうぞのんびりお楽しみくださいますよう。

テクニカル・データ
品種: 甲州 100%
畑: 山梨県甲州市 勝沼秋玉園東夢農場
山梨県山梨市 カノハタ畑、雨宮畑
山梨県甲州市 塩山小川畑
収穫: 2019/10/02, 09 ,16 ,22

収穫時の糖度(平均):約16.5°Brix
収穫方法:手摘み

醗酵: 3つの方法で野生酵母により醗酵させた。1つ目は、葡萄を除梗し、ゆっくり醗酵させるために破砕はせずにタンクへ。果粒内でのマセラシオンカルボニックとアルコール醗酵が終わり十分に成分を抽出した後、プレス。2つ目は葡萄を除梗破砕し、ステンレスタンク内で2~10日間スキンコンタクトし、プレス。その後、ステンレスタンクで醗酵。3つ目は葡萄をプレスし、ステンレスタンクまたは甕で果汁を醗酵後、ブレンドした。
熟成: 醗酵終了後、約6割をステンレスタンク、約3割を樽、約1割をプラスチックタンクで8~9カ月熟成。
瓶詰: 澱引き後、清澄せず無濾過でビン詰。ビン詰日:2020/09/09   本数:10,755本(750ml)
アルコール:11.7 %   酸度:0.47 g/100 ml.    残糖:0.10 %

 

このワインについて
テイスティング・
コメント:
蜜柑や柿、黄桃に加え、ウーロン茶やシナモン、トーストや炭の香り。味わいは、例年と比較すると軽やかな印象。しなやかな酸にフェノールからくる丸みと渋みが、奥深い旨味として感じられる。
料理との相性: 生ハムと柿、スモークサーモンとクリームチーズのマリネ、いぶりがっこ、里芋の煮付け、香箱蟹、鰻の白焼き、雲丹のクリームパスタ、鰆のグリエ トマトオリーブソース、タンドリーチキン、おでん、ブイヤベース
飲み頃: 2021~2026年 果実味、酸味、タンニンなど立体的な味わいを楽しめる。渋みが支配的に感じる時は少し温度をあげるか、抜栓後、時間が経過するとまろやかさや果実感、甘みが増してより楽しめる。2027年~ 熟成によりドライフルーツの香りや香ばしさなどが現れ、落ち着きある印象へ変化する。いい状態で保管できれば10年程度の長期熟成も可能。

2020/12/24

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2019 サン・ヴァンサンロゼ ワイン・データシート

 

冬、欧州のワイン産地では葡萄の守り神 “サンヴァンサン”のお祭りが開かれます。日本のこころみ学園でも葡萄樹の剪定の頃、このサンヴァンサンをささやかにお祝いします。薪ストーブにくべる葡萄の枝をあしらったこのロゼワインは優しいタンニンとチャーミングな味わいが特徴です。あたたかな鍋料理や湯豆腐、また具だくさんのシチューなどとともに冬の⾷卓を美味しく彩ります。

テクニカル・データ
品種: メルロ 33%
マスカット・ベーリーA 33%
山葡萄 11%
シャルドネ 5%
デラウェア 4%
その他 14%
畑: 長野県高山村
長野県安曇野
山形県上山
山梨県甲州市勝沼
山梨県韮崎市
栃木県栃木市大平
山形県置賜地区
岩手県
収穫: 2019/09/21, 17, 27 10/01, 03, 06, 09, 10(メルロ)
2019/09/10, 17, 24, 25, 30  10//07, 08, 16 11/04(マスカット・ベーリーA)
2019/10/07(山葡萄)
2019/09/15, 27, 28, 30 10/28, 29(シャルドネ)
2019/09/16(デラウェア)
2018, 2019(その他)
収穫方法:手摘み
醗酵: ブドウの実を傷つけないように除梗し、やさしくプレス。時間をかけ丁寧に搾られたフルーティで旨みのあるジュースを、じっくりと野生酵母で低温醗酵。甘味と酸味のバランスがちょうど良いタイミングでタンクを冷却して醗酵を止める。
熟成: ステンレスタンクに澱引きし、ブレンド後、低温で約4~5カ月熟成。清澄せず濾過を行った。
瓶詰: 澱引き後、メンブレンフィルターによる濾過を行いながらビン詰。
ビン詰日:2020/03/03, 04, 05, 06, 07 アルコール:12.1% 酸度:0.47 g/100 ml 残糖:0.9%

 

このワインについて
テイスティング・
コメント:
色合いは輝きのある淡いチェリーピンク。アセロラ、さくらんぼ、クランベリー、ストロベリージャムの香りに加えローズヒップや腐葉土、フィグのような香ばしい風味も混じる。口当たりはオフドライで心地よい軽やかな酸と良く溶け込んだ優しいタンニンが旨味と共にじっくりと広がっていく。
料理との相性: クレソンサラダ、ほうれん草の胡麻和え、ヤシオマスとかき菜のポタージュ、しらすのカナッペ、わかさぎのエスカベッシュ、茄子のオランダ煮、広島風お好み焼き、鶏肉とピーマンのカシューナッツ炒め、フェタ、モッツァレラチーズ、びわのコンポート、和三盆クッキー
飲み頃: 2020~2022年 フレッシュな果実味のある味わいが続く。
2023~2025年 熟成により一体感が増してドライフルーツの風味や香ばしさなどが出てくる。冷蔵庫や氷水で10℃前後に冷やして飲むことをおすすめする。

2020/12/22

2019 サン・ヴァンサンロゼワイン・データシートPDF(プリントに最適です)

 

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2019 タナロゼ ワイン・データシート

 

“こころみシリーズ”は可能な限りベストなワインを造ろうという新しい試みです。赤ワイン、白ワインといった分類や製法にとらわれずに、葡萄の持つ魅力を引き出すこともテーマのひとつです。
タナはフランス南西部原産の黒葡萄で、赤ワインの渋味の元にもなる「タンニン」が語源と言われ、現地では渋味が強く、色の濃いしっかりした赤ワインがつくられています。海外のワイン産地を訪れる旅の途中で、私たちはこのタナ種に巡り会いました。今、このタナ種の葡萄は、日本でも突出した色の濃さとタンニンを持つ葡萄に育っています。そんな葡萄でロゼワイン!? 不思議に思う方もいらっしゃるでしょう。実はタナは、渋味や色の濃さだけでなくのびやかな芯のある酸味やボディを持ち、特に長野県高山村の佐藤さんが育てるタナには、土地の特徴である鉱物のような味わいが感じられます。
2016年はこの白ワインとしての魅力を生かし豊かな酸とボディを持つ「ブラン・ド・タナ」を造り、この葡萄が赤ワインと白ワインの両方の魅力をあわせ持っていると実感することができました。それならばロゼは? ということで、3年間続けて「2017こころみシリーズ タナロゼ」、「2018こころみシリーズ タナロゼ」そしてこの「2019こころみシリーズ タナロゼ」を造ってみました。
この3つの秋の試作を経て私たちは確かな答えを掴んだような気がしています。醸造場ではタナの果皮の色や成分が果汁に移るようMC(マセラシオンカルボニック)を行った後、野生酵母や野生乳酸菌で醗酵させました。渋味がやわらかく、豊かな酸とボディを持ち、赤い果実の香るチャーミングなロゼワイン。日本生まれのタナ種の日本のロゼワインとしての可能性をお楽しみいただければ幸いです。

テクニカル・データ
品種: タナ 100%
畑: 長野県高山村 佐藤農園
収穫: 2019/10/07, 11
収穫時の糖度(平均)約23.3°Brix
醗酵: 房全体をタンクに入れ、MC(マセラシオンカルボニック)を約1週間行った後プレスし、野生酵母にて醗酵させた。その後、木樽で野生乳酸菌によるMLF(マロラクティック醗酵)を続ける。
熟成: 木樽で約7カ月熟成。
瓶詰: 澱引き後、清澄せず無濾過でビン詰。
ビン詰日:2020/06/10   本数:1,375本(750ml)
アルコール:13.5%   酸度:0.47 g/100 ml   残糖:0.27%

 

このワインについて
テイスティング・
コメント:
色合いは赤みがかったサーモンピンク、アセロラやサクランボ、木苺の果実に加え、コリアンダーや白ゴマ、トマト、トーストのニュアンス。口当たりはドライで酸が全体を引き締め、タナ由来のスパイシーさやミネラル感が余韻を長くしている。
料理との相性: ザワークラウト、セミドライトマトのオイル漬け、ピータン、生春巻き、ブイヤベース、サバの西京焼き、餃子、白いんげん豆のカスレ、牡蠣フライのタルタルソース、酢豚、油林鶏、イチジクのコンポート
飲み頃: 2022年ごろまで、フレッシュな香りのある味わいが続くだろう。2023~2027年は、タンニンがなじみ一体感と香ばしい余韻がでてくるだろう。

2020/11/24

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2019 Here Comes The Moon Wine Details

Japanese

Here Comes the Moon is made from the Kerner grape, a variety relatively unknown to most. It was developed in Germany in the 1950s and is grown to produce outstanding wines in Germany, Austria, northern Italy, and Japan’s northernmost island of Hokkaido.
From the first time we attempted making wine from Hokkaido-grown Kerner we’ve been taken with the tremendous potential that the grape holds. It is marked by an intensity of fruit, strong aromatics, and a crisp spine of acid.
Kerner perhaps reaches its ultimate expression in the coastal hillsides of Yoichi,
an hour drive west of Sapporo. Cooking ocean breezes and fertile, iron-rich soils combine to infuse the wines with an extra depth of flavor. The grapes for this wine were grown by Mr. Fujisawa, Mr. Ara, Mr. Saikawa and Mr.Hasegawa.
They performed fascinating magic, turning out grapes with powerful aromas, sturdiness of body, and a beautiful acidic snap.
Careful pressing, fermentation using wild yeasts, and a post-fermentation aging period in stainless steel has yielded a powerful wine showing to great effect Kerner’s fruit profile.
The origin of the wine’s name, Here Comes the Moon, is from a late Edo Period poem which encourages wisdom, patience, and acceptance…
“One should wait for the rising of the moon, yet should not chase after the falling flower petals”.

TECHNICAL DATA
VARIETY KERNER 93%
SAUVIGNON BLANC 7%
VINEYARD Yoichi, Hokkaido, Japan
HARVEST
DATE
15th 18th 22nd 27th October 2019
Brix @the Harvest (average) 23.7oBrix
BOTTLING Bottled on: 10th 11th June 2020
The number of bottles : 4,747 (750ml)
ANALYSIS
DATA
Alcohol:13.0 %   Total acidity:0.70 g/ 100 ml
Residual Sugar:3.8 %

27/Oct/2020

 

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2019 月を待つ ワイン・データシート

English

1929年にドイツで、スキアーヴァ・グロッサとリースリングの交配により誕生したケルナー種は、1969年にやっと公認され、今では現代ドイツの葡萄交配の大傑作とまで言われる葡萄品種です。現在ドイツをはじめオーストリアやイタリア北部、またイギリスやカナダなどでも栽培が記録されています。そして忘れてはいけないのが日本の北海道。私たちはケルナーが持つ、華やかな香り、みずみずしい酸、豊かなフルーツに魅力を感じ、余市の契約栽培農家さんに栽培をお願いするようになりました。
2019年、余市の藤澤さん、荒さん、才川さん、長谷川さんの葡萄畑からは、豊かな香りと酸を持つ素晴らしいケルナーが収穫できました。このケルナーの果実の力を逃がさないよう、足利の醸造場では13℃から26℃で野生酵母で醗酵させ、フレッシュさを維持するためにステンレスタンクで約5カ月間熟成しました。「2019月を待つ」は、甘口の果実味豊かで凛とした酸を持つきれいな味わいの白ワインです。
名前の由来は「出る月を待つべし、散る花を追うことなかれ」という江戸時代の中根東里の言葉から名付けました。この清貧の儒学者が佐野にひらいた村塾の壁書にこの言葉があったそうです。(磯田道史著「日本人の叡智」新潮新書) そういえば、“Here Comes The Moon ほら、月が顔を出すよ”という名曲もありました。さあ、お月さまと一緒に、この自然のエレガンスをゆっくりと楽しみましょう。

テクニカル・データ
品種: ケルナー 93%
ソーヴィニョン・ブラン 7%
畑: 北海道余市 藤澤農園、荒農園、才川農園、長谷川農園(ケルナー)
北海道余市 才川農園(ソーヴィニョン・ブラン)
収穫: 2019/10/15, 18, 22, 27 (ケルナー)
2019/10/15(ソーヴィニョン・ブラン)
収穫時の糖度(平均)約23.7°Brix
醗酵: 葡萄を選果した後、やさしくプレスして得られた果汁をステンレスタンクに入れ、約13~26℃の温度で野生酵母によって約1カ月~2カ月半ゆっくりと醗酵させた。
熟成: ステンレスタンクで約5カ月~6カ月半熟成。
瓶詰: 澱引き後、濾過を行いながらビン詰。
ビン詰日:2020/06/10,11   本数:4,747本(750ml)
アルコール:13.0%   酸度:0.70 g/100 ml   残糖:3.8 %

 

このワインについて
テイスティング・
コメント:
グレープフルーツや洋梨、アプリコットの果実に加え、レモンシロップやはちみつ、クリーム、ナッツの香り。口当たりは柔らかな甘みにしっかりとした酸とミネラル感が全体を支え、複雑で長い余韻を感じる。
料理との相性: よだれ鶏、桃とブラッターチーズのカプレーゼ、金目鯛の昆布締め、舞茸の天ぷら、焼鳥せせり、筍の筑前煮、鮎の塩焼き、蕪の蟹あんかけ、ジャークチキン、焼豚、アップルパイ、紅茶のシフォンケーキ
飲み頃: 今から2022年ごろまで、フレッシュな果実味のある味わいが続くだろう。2023~2027年、熟成によるオイリーさと香ばしさがでてくるだろう。

2020/11/24

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2018 Here Comes The Sun Wine Details

Japanese

The “Here Comes the Sun” has its origins in the southwest of France. There they grow a little know red wine grape variety called Tannat. We first became interested in Tannat when looking at climatological data for French wine producing regions. In the appellations of Madiran and Jurancon we found weather patterns similar to those of Japan, with high summer rainfalls and high temperatures. We thought that the grape varieties indigenous to the region might be suited to Japan’s climate, and so we imported some of these vines, including some Tannat.
It took a number of years to increase the number of Tannat vines to a point where we could plant several vineyards, but with the results in hand we are certainly glad that we took the time. The “Here Comes the Sun” is a powerful, deeply colored, highly structured wine in a classic style. Tannat (from mountain vineyards in Yamagata, and Nagano prefectures) provides the structure and depth, while Cabernet Sauvignon from Yamagata adds a plush, smooth character.
We recommend this wine with beef steak, smoked game, and any other grilled meat dish.

TECHNICAL DATA
VARIETY Tannat 87 %
Cabernet Sauvignon 9 %
Merlot 4%
VINEYARD Kaminoyama Yamagata
Takayama Nagano
HARVEST
DATE
Tannat4th 5th 20th 24th October 2018
Cabernet Sauvignon27th October 2018
Merlot24th October 2018
Brix @the Harvest20.5oBrix(average)
BOTTLING Bottled on: 27th December 2019
The number of bottles: 9,613(750ml)
ANALYSIS
DATA
Alcohol: 11.9 %  Total acidity: 0.58 g/ 100 ml.
Residual Sugar: 0.2 %

18/Nov/2020

 

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2018 陽はまた昇る ワイン・データシート

English

「陽はまた昇る」はタナ種を主体にした赤ワインです。タナ種は、年間の雨量が多いフランス南西部マディラン地方の主要な葡萄品種で、現地ではこの葡萄から色が濃く果実味豊かで渋味の強い長期熟成タイプのワインが数多く造られています。私たちはこの葡萄なら日本でもうまく育つだろうと考え、まず始めに足利にこの品種を植えました。その後、可能性を探るべく山形と長野の契約農家に栽培をお願いしたところ初めての品種にもかかわらず栽培を快諾してくださいました。そして土地との相性もさることながら、彼らの経験と技術によってわずか数年のうちに素晴らしい葡萄が収穫できるようになりました。醸造場では葡萄の良さを生かすためシンプルな造りを心がけました。タナ種の果実味や酸味、カベルネ・ソーヴィニョン種の柔らかな口当たりが調和した印象的な赤ワインになりました。

テクニカル・データ
品種: タナ 87%
カベルネ・ソーヴィニョン 9%
メルロ 4%
畑: 長野県高山村 佐藤農園、山形県上山 佐竹畑、木村畑、南果連、尾形畑(タナ)
山形県上山 尾形畑、小松畑(カベルネ・ソーヴィニョン)
山形県上山 尾形畑(メルロ)
収穫: 2018/10/4, 5, 20, 24(タナ)
2018/10/27(カベルネ・ソーヴィニョン)
2018/10/24(メルロ)
収穫時の糖度(平均)約20.5°Brix
醗酵: 熟した葡萄を除梗し軽く破砕して、小型のタンクへ移す。ルモンタージュをおこないながら、徐々にマストを温めてゆく。2、3日すると野生酵母による醗酵が自然に始まる。醗酵は高めの温度ですすみ、残糖がなくなるまで続く。注意深くルモンタージュを続けながら、十分な色素と風味を抽出する。約2週間醸した後、マストを搾り、ワインを皮と種から分ける。その後、木樽に移し野生乳酸菌によるMLF(マロラクティック醗酵)を促す。
熟成: オークの木樽で約12~13カ月熟成。
瓶詰: 澱引きし、清澄・濾過処理なしでビン詰。
ビン詰日: 2019/12/27  本数: 9,613本(750ml)
アルコール: 11.9 %   酸度: 0.58 g/100 ml.   残糖: 0.2%

 

このワインについて
テイスティング・
コメント:
色合いは紫がかったガーネット、ダークチェリーやブルーベリーの果実に、ナツメグやシナモンのスパイス、チョコレート、トーストに加え、スモーキーな香りも複雑に混ざり合う。口当たりはミディアムボディで伸びやかな酸と細かいタンニンを感じる。
料理との相性: こころみ学園産原木栽培椎茸のソテー、いぶりがっこ、きんぴらごぼう、豚肉のリエット、ブリの照り焼き、ラザニア、鶏肉と卵のすっぱ煮、レバニラ炒め、仔羊のロティ、ブフブルギニヨン、牛肩ロースのグレイビーソース
飲み頃: 2021年~2023年 果実主体の風味が続くだろう。2025~2027年 熟成によりタンニンが滑らかになり、旨味や香ばしさ主体の味わいへと変わっていくだろう。

2020/11/18

2018 陽はまた昇るワイン・データシートPDF(プリントに最適です)