歴史と文化を育んできた足利、こころみ学園やココ・ファーム・ワイナリーも、この街とともに歩んできました。このたびココワインもふるさと納税にエントリーいたしましたので、ぜひ応援のほどよろしくお願いいたします。
下記のポータルサイトから受け付けています。
※返礼品は足利市内の方にはお送りできません。
各種詳細情報
晩秋の空の下、葡萄畑で音楽を聴きながらワインを飲む…ただそれだけの収穫祭
この収穫祭がよい思い出になりますように
お客様のご都合で現地参加できなかった場合は、以下のご対応をさせていただきます。
■「第39回収穫祭参加ハガキ」をココ・ファーム・ワイナリーのワインショップにお持ちください。[収穫祭記念ワイン(赤or白orロゼ)1本&収穫祭年号グラス&収穫祭配信カード ]と交換いたします。
■宅配をご希望の方は、収穫祭記念ワイン(赤or白orロゼ)をお選びいただき「第39回収穫祭参加ハガキ」に明記の上、お送りください。[収穫祭記念ワイン(赤or白orロゼ)1本&収穫祭年号グラス&収穫祭配信カード ]を送料無料でお届けいたします。
※恐れ入りますが、ハガキの交換は2022年12月30日の消印までとさせていただきます。
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「第39回収穫祭参加ハガキ」お送り先
ココ・ファーム・ワイナリー
〒326-0061栃木県足利市田島町611
お問合せ電話番号: 0284-42-1194
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日 時 | 2022年11月19日(土)・20日(日) 10:00AM~3:00PM(開場 8:30AM) 雨天決行 |
場 所 | 足利市田島町 ココ・ファーム・ワイナリー (葡萄畑が観客席になります。) |
参加費 | ご予約 お一人様 4,800円(税込) |
ワイン | タンクから注ぐ「できたてワイン」や「収穫祭記念ワイン」をはじめ各種自家製ワインをお楽しみください。 |
音 楽 | スペシャルゲストによる演奏 武澤秀平/アウラ/Saigenji/古澤巖/坂田明COCODA |
お料理 | 収穫祭限定で屋外料理を提供するヴィンヤードクラブが出店します。キャッシュ・オン・デリバリーでお楽しみください。 |
11月9日をもちまして、第39回収穫祭のご予約を締め切らせていただきました。
ご予約まことにありがとうございました。
・11月19日(土)の当日券はございません。
・11月20日(日)は当日でもご参加をお受けすることができます。(当日参加の場合は、受付でハーベストキット5,000円をお求めください。)
※中学生以下はご予約がなくても参加可能です。
■JR足利駅・ 東武足利市駅から収穫祭の会場へは、臨時シャトルバスやタクシーなどをご利用ください。
■お車や送迎、貸切バス等の駐車場など、アクセスについての詳細はアクセスページをご覧ください。
※交通安全のため、会場周辺は一方通行、駐車禁止等、交通が規制されます。予約制の臨時有料駐車場以外での停車や駐車はできませんのでご注意ください。
■ハーベストキットとは、収穫祭当日にお渡しする収穫祭をお楽しむためのキットです。引換券、ワイングラス、グラスホルダー、収穫祭バッジが含まれます。
■引換券は園内3ヶ所のワインコーナーで、以下のワインやジュースいずれかとお引換えください。
A 第39回収穫祭記念赤ワイン(750ml)
B 第39回収穫祭記念白ワイン(750ml)
C 第39回収穫祭記念ロゼワイン(750ml)
D できたてワイン(720mlガラスビン入)
E ロゼスパークリングジュース(750mlノンアルコール)
※A~Dには、ミネラルウォーターが、Eにはガーリックトーストがつきます。
※収穫祭記念ワインのラベルは、毎年、イラストレーターやデザイナーの方にお願いしています。今年は原倫子(はら ともこ)さんにお描きいただきました。
※ワイングラスは年号入り、収穫祭バッジは回数入りです。まれに年号入りでないグラスがありますが、年号入りのグラスをご希望の場合は、年内にお申し出いただければ交換いたします。また年号によっては収穫祭終了後、ワインショップで販売させていただく場合もございます。
■収穫祭当日は、醗酵中の「できたてワイン」をタンクから直接ガラスビン(720ml)でご提供いたします。酵母が生きているフレッシュでフルーティなワインです。
※アルコール分は少ないのですが、口あたりが良いので飲み過ぎにご注意ください。
※ドイツのフェダー・ヴァイザーやオーストリアのホイリゲのように刻々味や香りが変化しますので、園外持ち出しはご遠慮ください。
■オンライン収穫祭を楽しめる「収穫祭年号グラス(収穫祭配信カード付)」1,000円(税込)も発売!
おまけの「収穫祭配信カード」からは、限定コンテンツにアクセスできます。ご自宅やお店などでオンラインにて収穫祭をお楽しみください。
■お電話、FAX、ワイナリーのショップでもご購入いただけます。
よくある質問はこちら
〈現地収穫祭にご参加の皆様へお願い〉
感染症予防にご協力ください/感染症拡大状況等により現地開催を中止する場合もございます/飲酒運転、未成年の飲酒、違法駐車は厳禁です/食品衛生上、飲食物やビン類カン類のお持ち込みはご遠慮ください/「盲導犬・介助犬・聴導犬」をのぞき、醸造・飲食エリアにペットはお連れいただけません/喫煙は喫煙場所でお願いします/持ち込んだゴミはお持ち帰りください/盗難・破損などトラブルの責任は負いかねます/会場は火気厳禁です/山道や急傾斜、落石等にご注意ください/葡萄の樹や支柱、ワイヤーに触れないでください
収穫祭は、地元の方々はじめボランティアの皆さまやご参加くださるたくさんの方々のご厚意によって、開催させていただいております。なにとぞ主旨をご理解のうえ、ご協力いただけますようお願い申し上げます。
ココ・ファーム・ワイナリー
〒326-0061栃木県足利市田島町611
電話:0284-42-1194
FAX:0284ー42-2166
ご注文専用電話:0284-64-9800
ココ・ファーム・ワイナリーの公式SNS(@cocofarmwinery)でも収穫祭の最新情報をお知らせしています。
Sparkling Fest
Cafe
★夏の葡萄畑を眺めながら
泡のワインをグラスで、特別価格で、お楽しみいただけます
「ルビーの泡」 | 1 glass | ¥800 |
「山のペティアン」 | 1 glass | ¥800 |
「北ののぼ」 | 1 glass | ¥1,000 |
「北ののぼロゼ」 | 1 glass | ¥1,000 |
「NOVOブリュット」 (生産本数が少ないため、完売の際はご容赦ください) | 1 glass | ¥1,200 |
「NOVOドゥミ・セック」 (生産本数が少ないため、完売の際はご容赦ください) | 1 glass | ¥1,200 |
★爽やかな泡、ノンアルコールのおしゃれなジュース
「ロゼ・スパークリングジュース」 | 1 glass | ¥300 |
「ベルジュ・スパークリング」 ベルジュ風*葡萄酢を炭酸で割りました 爽やかな美味しさ | 1 glass | ¥300 |
Shop
★期間中、テイスティングで「NOVO」を含めた泡のワインをお楽しみいただけます。テイスティングの受付は、ショップカウンターへどうぞ。
お問合わせは、ココ・ファーム・ワイナリーまで
TEL:0284-42-1194 FAX:0284-42-2166
メールでのお問合わせ
ココ・ファーム・ワイナリーでは、ヴィンヤード・デイズ期間中を含め、感染症対策を徹底して、皆さまをお待ちしています。版画展やマルシェ、またワイナリー見学や美味しいワインもお楽しみに!
2022年4月29日(金)~5月5日(木)
アンドーヒロミ 版画展
昨年秋、収穫祭記念ワインラベルをお描きいただいたアンドーヒロミさんの版画をワインショップに展示します。
VINEYARD MARCHE
2022年4月29日(金・昭和の日)、30日(土)
新緑の葡萄畑でワインを楽しむヴィンヤード デイズに彩りを添えるマルシェを開催いたします。
新鮮な地元の野菜や生花をはじめ、洋服、ヴィンテージ雑貨、古本など選りすぐりの名店が出店予定です。
ワインとともに、ぜひマルシェもお楽しみください。
[出店舗リスト]
・scales apartment (古道具)
・otani shop (古着)
・awesome (古着)
・楚々 soso (生花)
・福田荒物店 (カゴ雑貨類)
・kikono (帽子と洋服)
・建彦木工 (木工品)
・カナリオ写真館 (写真撮影)
・analog books (古本)
・marina karna (犬用品、靴下)
・ plum kitchen&cafe (フード)
・smile farm.kitchen (フード)
・bamboo forest kitchen (フード)
・ファーマーズマルシェ- 長谷川農場 (野菜など)
website | instagram | facebook
醸造場でワインテイスティング
ヴィンヤード・デイズ期間中は、醸造場で各種ワインのテイスティングをお楽しみいただけます。
(普段の日はワインショップでテイスティングをうけたまわっています。)
動画deワイナリーツアー
ワイナリー内6カ所にあるQRコードパネルから、動画でワイナリーツアーができます。ご自分のペースでゆっくりご見学ください。動画内のキーワードを集めるとワインorジュースを1杯サービスいたします。
①ワインショップ ②葡萄畑 ③タンクルーム ④ビン詰室 ⑤山のカーヴ ⑥緑テント
※通常のワイナリー見学コース(¥500/1名)も1日3回(10:30~、13:00~、15:00~)開催中です。受付はワインショップへどうぞ!
ご来園の皆様へのお願い ・マスクの着用をお願いいたします。 ・各所に置かれた消毒液で手指消毒にご協力ください。体温が37.5度以上の方は、ご参加をお控えください。 ・こころみ学園の敷地内へは立ち入り禁止です。ご協力をお願いいたします。 |
ココ・ファーム・ワイナリー
栃木県足利市田島町611 ☎︎ 0284-42-1194
ワインショップ 10:00~18:00 カフェ 11:00~16:00(カフェ直通☎0284-42-1177)
昨今の資材や原料の高騰により、やむを得ず以下の一部ワインやジュースなどの価格を、2022年4月1日(金)ご注文分より改定させていただきます。
今後とも美味しいワインをみなさまにお届けできますよう日々努力してまいりますので、
何卒ご理解をたまわりますようお願い申し上げます。
種類 | 商品名 | 旧価格 | 新価格 |
白ワイン | Ashicocoハーフ | ¥1,100 | ¥1,200 |
Ashicoco | ¥1,800 | ¥1,900 | |
いまここ白 | ¥2,000 | ¥2,200 | |
風のエチュード | ¥2,800 | ¥2,900 | |
雲の時間(こころみシリーズ) | ¥3,000 | ¥3,500 | |
甲州F.O.S. | ¥3,000 | ¥3,300 | |
月を待つ | ¥3,000 | ¥3,300 | |
プティ・マンサン | ¥3,800 | ¥4,000 | |
山のシャルドネ | ¥5,300 | ¥5,800 | |
赤ワイン | のぼっこ | ¥2,500 | ¥2,600 |
風のルージュ | ¥2,800 | ¥2,900 | |
雲の時間 茜(こころみシリーズ) | ¥3,000 | ¥3,500 | |
協奏曲R | ¥3,800 | ¥4,000 | |
第一楽章 | ¥5,300 | ¥5,800 | |
ロゼワイン | こころぜハーフ | ¥1,100 | ¥1,200 |
サン・ヴァンサンロゼ | ¥1,800 | ¥2,000 | |
こころぜ | ¥1,800 | ¥1,900 | |
バラ色の人生 | ¥1,800 | ¥2,000 | |
いまここロゼ | ¥2,000 | ¥2,200 | |
デザート ワイン |
ロバの足音 | ¥5,300 | ¥5,800 |
マタヤローネ | ¥5,300 | ¥5,800 | |
SPワイン | ルビーの泡 | ¥3,400 | ¥3,800 |
ジュース | ぶどうジュース | ¥850 | ¥960 |
マスカットジュース | ¥850 | ¥960 | |
食品 | 椎茸スープ カプチーノ仕立て10個入 | ¥1,700 | ¥1,800 |
椎茸スープ カプチーノ仕立て 30個入 | ¥4,800 | ¥5,000 | |
ココ・ファームの苺ジャム | ¥650 | ¥700 | |
若摘み葡萄のジャム | ¥650 | ¥700 | |
レーズンサンド 10個入 | ¥1,200 | ¥1,300 |
晩秋の葡萄畑で開かれる収穫のお祭りも今年で38回目。
今年はオンラインでの新たな収穫祭の楽しみ方を模索し、ライヴ配信と収録配信の2本立てでお楽しみいたく予定です。
日時:11月20日 12:00~ (11:30~ログイン可能)
内容:各アーティストの生演奏をライヴ配信でお届けします。特別ゲストも出演予定。配信は約4時間を予定しております。ワインとおつまみを用意してご参加ください。
【出演アーティスト】
坂田明COCODA、saigenji、古澤巖
※タイムスケジュールなどは順次お知らせいたします
※後日、アーカイブ映像を配信予定
日時:12月中旬~
内容:11月20日の第1弾 LIVEコンテンツとは別に、新たに収録した演奏映像をお届けします。詳細は後日お知らせいたします
【出演アーティスト】
武澤秀平、Aura、古澤巖、坂田明
ご参加・ご視聴には収穫祭ワインセットをご購入ください。
今回は収穫祭名物「できたてワイン」に近いつくりの新酒「ココヌーボー2021」もご用意いたします。
■収穫祭ワインセットのご購入はこちら
■第38回収穫祭サイトはこちら
2023年1月21日~3月14日(ホワイト・ディ)予定
冬、葡萄の剪定の頃、ヨーロッパのワイン産地では葡萄の守り神である“サンヴァンサン”のお祭りが開かれます。この季節、こころみ学園の葡萄畑でも葡萄の守り神“サンヴァンサン”をささやかにお祝いします。
【概要】
20歳を祝って
20歳の方に、ココ・ファームの高級ワイン大盤振る舞い!
期間中、20歳の方におすすめのワインを無料でお飲みいただきます。
学生証や免許証など、年齢が証明できる書類をお持ちください。
お車でいらっしゃった方は、葡萄ジュースをどうぞ。
サンヴァンサン記念 見学無料サービス券
無料サービス券をプリントしてご持参いただくか、スマートフォンの画面をスタッフへご提示ください。
◆見学コース参加費¥500をサービス
お買物特典
ワインショップで、期間中ワインをお買い上げの方に、プレゼントを進呈します。
心も身体も温まる冬季限定メニュー
カフェでは、ホットワイン、温スープなどあたたかなメニューを取り揃えてお待ちしています。
ワインショップでは剪定後の葡萄の枝で薪ストーブをたいてお迎えします。
サンヴァンサン記念ワイン
サンヴァンサンラベルのロゼをご用意いたしました。
フレッシュで複雑で赤い果実やほのかな土の香りが調和したチャーミングなロゼ。和食やエスニックなど幅広いお料理によく合います。
ネックレスの葡萄の枝は、災い除けのおまじないです。
サンヴァンサンロゼ
【サンヴァンサンの言い伝え】
*昔々のお話です。
教会の偉い人や王室、貴族といった、ある限られた階層の人たちだけが飲むことを許されていたワインが、一般の人々も口にすることができるようになった頃のこと。
ネゴシアンと呼ばれる出来上がったワインを桶や樽ごと買い付け、それをブレンドし瓶詰めして販売する人達が登場してきました。しかし、そうしたネゴシアンのなかに、ワインで一儲けしようと思った悪徳業者が登場します。桶や樽ごと買ったワインに、水を加え薄めてかさを増して売るようになったのです。それを知った農夫たちは怒りました。自分達が1年間精魂込めて育て上げた葡萄は、自分たちが生きていることそのものであり、それを託したワインなのに、水で薄めてしまうとは! そこへ登場するのが、修道士のヴァンサンです。修道士というのは神様につかえる身。立派な修道士は神様から不思議な力を授かりました。とあるワインの値踏みをする会場で、例の悪徳ネゴシアンが言葉巧みに水で薄めたワインを高額で売りつけようとしていました。そこへ修道士のヴァンサンが入ってきます。
ヴァンサンは、「そのワインは水で薄められている。このネゴシアンはインチキです。彼の悪事を証明しましょう。」と、そのワインをグラスに注ぐと、口に含む代わりに自分のマント(聖衣)に振り掛けました。するとどうでしょう。このヴァンサンの着ていたマントの上で、ワインは見事に水とワインに分かれていきました。
これを見た人々は驚きの声を上げ、ヴァンサンをたたえました。
「悪徳ネゴシアンから、自分達のワインを守ってくれた神様だ!」
それ以来、農夫たちの間で自分たちのワインを守ってくれる聖なる神様“サンヴァンサン”を称えるお祭りが、1月から2月にかけて、剪定真っ盛りの頃に行われるようになりました。農夫たちの仕事そのものがワインです。ワインを守るということは葡萄を守り、その葡萄を育む葡萄園を守ることです。サンヴァンサンのお祭りは、葡萄の樹や葡萄園を守ってくれた聖者=サンヴァンサンの名前からきたお祭りだと言われています。
*もっと昔々のお話です。
天上に住む神様の一人が、喉が渇いたので地上に降りて喉の渇きを癒したいと、神様の長にお願いしました。そこでお許しがでて地上に降りてきたのですが、その神様は地上で最初に出会った飲み物が、運悪く(?)ワインだったのです。美味しくて美味しくて、その神様は天上に帰ることをすっかり忘れてしまい、葡萄畑で好きなワインをずっと飲みつづけてしまいました。それを見た神様の長はすっかりあきれ果て、彼に言いました。「もうおまえは天上に帰ってこなくてもよい。ずっとそこで好きな酒を飲んでおれ!」 それ以来、どこの葡萄園にも、こうした神様が棲むようになったということです。
【こころみ学園のサンヴァンサン】
*これはほんの少し前のお話です。
冬、こころみ学園の葡萄畑には、葡萄の枝を燃やす白い煙がたちます。剪定後の葡萄の枝に付いたトラカミキリなどの害虫の卵や、「ベト病」「晩腐」などの病菌を焼き払うために、焚火をするのです。
ある年のこと、フランス・ブルゴーニュ地方の樽屋のマダムが、樫の木でつくった木彫りのサンヴァンサンを、こころみ学園の農夫たちに送ってくださいました。あどけないお顔のサンヴァンサンを迎えて、焚火にあたりながら、ささやかな昼食会が催されました。ホットワインに温かいスープ、葡萄の枝で焼いたマトンやラム……。焚火を囲んだ農夫たちにパンも配られます。干した果物が入ったパンは10個。そしてこの干し葡萄や杏が入っているパンが当たった人はその年のサンヴァンサンの役を演じるのです。10人のサンヴァンサンは、真っ赤な衣装に白いマントを羽織って、葡萄の枝の山に点火します。その後、神妙に特設の祭壇に座るのです。飲んで食べて、歌って踊って、宴たけなわの頃、園長先生が言います。「みんな、なかよくがんばったおかげで美味しいワインができました。これからもお客さんが嬉しくなってしまうようなワインを一生懸命つくりましょう。今日は、葡萄の守り神サンヴァンサンに感謝し、葡萄も葡萄といっしょに暮らす私たちもすこやかにすごせるように、みんなで一緒にお願いをします。」園長先生が祈ります「サンヴァンサン、ありがとう。今年もよい葡萄ができますように」。
みんなが続けて叫びます。「サンヴァンサン、ありがとう。今年もよい葡萄ができますように!」。
そのときです。「あいよぉ~」と、のどかな返事があったのです。
サンヴァンサンになりきったこころみ学園のサンヴァンサンの声でした。
それ以来、こころみ学園のサンヴァンサンは色々な願いを叶えてくれるという噂がたって、冬、こころみ学園を訪れる人たちは葡萄の枝を火にくべながら、邪気を追い払い、暖をとるようになりましたとさ。めでたしめでたし。