現在世界中で造られているピノ・グリには、色々なタイプがあります。溌剌とフレッシュなイタリアのピノ・グリージョ(Pinot Grigio)、リッチかつまろやかなニュージーランドやカリフォルニア、ねっとりと絡みつく蜂蜜のような舌触りでスパイシーなコクのあるアルザス地方。さらにドイツではルーレンダー(甘口)またはグラウブルグンダー(辛口)の別名もあり、スイス、ハンガリー、スロヴェニア、ロシア、モルドヴァ、カナダなど実に様々な場所で様々な解釈でピノ・グリのワインが造られています。
こことあるシリーズの「2020ぴのぐり」は、日本の北海道余市の優れた栽培家が育てたピノ・グリから造りました。2014年にはじめてピノ・グリからワインを造り、2020年は7回目のヴィンテージです。力強く、果実の特徴が強調されるようなワインのタイプとなりました。日本の北国の爽やかさを反映した「2020ぴのぐり」です。ごゆっくりどうぞ。
テクニカル・データ | |
品種: | ピノ・グリ 100% |
畑: | 北海道余市郡余市町登町 中川農園、木村農園 |
収穫: |
中川農園:2020/10/26, 28〜30 木村農園:2020/10/25 |
瓶詰: |
本数:6247本(750ml) アルコール:12.6% 酸度:8.5g/L 残糖:0g/L |
このワインについて | |
テイスティング・ コメント: |
香りはグレープフルーツやシトラス、洋梨の果実に、はちみつやトマト、フェンネル、干し草などを感じる。味わいはさわやかな酸とフレッシュな果実味を感じ、余韻に香ばしさやほろ苦さを感じる。 |
料理との相性: | フルーツトマトのカプレーゼ、大根のぬか漬け、田楽茄子、マカロニグラタン、ガーリックシュリンプ、魚介のフリカッセ、蟹クリームコロッケ、ディアボラ風チキンソテー、栗の炊き込みご飯 |
飲み頃: | 2021~2025年は、フレッシュで豊かな果実味のある味わいが続く。2026年からは、甘やかなフルーツの印象が落ち着き、熟成により一体感が出るだろう。 |
2021/11/29
●2020 こことあるシリーズ ぴのぐりワイン・データシートPDF(プリントに最適です)