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2011 月を待つ ワイン・データシート

English

2011年春、東日本大震災があったその年に、このワインの原料となったケルナー種の葡萄は育ちました。ケルナーはそれほど知られていない葡萄かもしれませんが、1950年代にドイツで開発された品種です。
ドイツ、オーストリア、また北海道で造られています。
私たちは余市のケルナーが持つ、華やかな香り、瑞々しい酸、豊かなフルーツを生かしたワインをつくりたいと思い、余市に葡萄を求めました。
縁あって、余市で高品質のワイン用葡萄を栽培している藤澤裕治さんと出会うことが出来ました。
藤澤さんは約4haの畑で、ケルナーやツヴァイゲルトレーベ等の葡萄を熱心に栽培しています。
「2011月を待つ」は、藤澤さんの畑で収穫されたケルナーから出来ました。
2011年、藤澤さんのケルナーはあの大震災にもめげず、おいしい酸味と豊かな香りを持つ、良い葡萄になりました。そんなケルナーのフルーツの力を前面に出すため中温醗酵を施し、フレッシュさを維持するため短期間のタンク熟成後瓶詰めしました。その結果、ドライでパワフルでフルーティでリッチなワインができました。
あの大震災から1年、このワインをビン詰めする頃、こんな言葉に出会いました。「出る月を待つべし、散る花を追うことなかれ」江戸時代、清貧の儒学者、中根東里(1694~1765)が佐野にひらいた村塾の壁書(磯田道史著「日本人の叡智」新潮新書より)。
“Here Comes The Moon:ほら、月が顔を出すよ”という歌もありました。
さあ、ご一緒に昇るお月さまを待ちましょう。この自然の酸味と真のエレガンスを感じる香り高きワインを、ゆっくり楽しみながら。

テクニカル・データ
品種: ケルナー 100%
畑: 北海道余市郡余市町登
収穫: 2011/10/28 収穫時の糖度: 21.3oBrix
醗酵: 房全体をやさしくプレスして得られた果汁をステンレスタンクに入れ、約20℃の温度で野生酵母で1ヶ月間ゆっくりと醗酵させた。醗酵後、澱づけを短期間行なった。
熟成: 約 7ヶ月ステンレスタンク貯蔵。
瓶詰: 瓶詰日:2012/7/12 本数: 2,427本 (750ml)
アルコール: 10.6%   酸度: 0.750gm./100 ml   残糖:0.445%
このワインについて
テイスティング・
コメント:
「2011 月を待つ」は、パッションフルーツ、グレープフルーツ、ハーブや花の香り。
 口当たりはふくらみがあり、しんがあり、力強い。また、フレッシュな果実、レモンやライム、グレープフルーツの風味をたくさん感じる。リッチでしっかりとした酸味とわずかな渋みが長い余韻を誘う。
料理との相性: 青魚の寿司、ポークチョップのアップルソース、ソーセージとマッシュポテト、鮪と葱の白味噌仕立て、鶏肉の紫蘇ロール、梅紫蘇巻、杏子のコンポート・サワークリーム添え。
飲み頃: 現在から2020年頃まで:長期熟成が可能。円熟した奥深いワインとなるであろう。

2012/10/22

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2010 Koshu-FOS Wine Dtailes

Japanese

Koshu F.O.S. is a powerful, idiosyncratic wine made from Japan’s own Koshu grape variety. Fermented on skins like a red wine (hence “FOS”), this white wine isn’t really white at all. It displays a deep copper robe, an opening ‘comment’ to be followed by powerful, spicy aromas of cinnamon, fig, and walnut. In the mouth this wine is robust, with plenty of fruit and spice, and a dry, tannic finish.
As an accompaniment to food this wine is most at home with similarly robust dishes, from chicken stew to tripe; it is also exceptional with strongly-flavored cheeses.

TECHNICAL DATA
VARIETY Koshu 100%
VINEYARD Katsunuma, Yamanashi
HARVEST
DATE
21th October, 7th November 2010
Brix @the Harvest(average): 15oBrix
BOTTLING Bottled on: 25th April 2012
The number of bottles :3,696(750ml)
ANALYSIS
DATA
Alcohol:10.7%   Total acidity: 0.457gm/ 100 ml.   
Residual Sugar: 0.145%

18/Sep/2012

2010 Koshu Fermented On Skins Wine Details PDF

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2011 Coco-Rose Wine Details

Japanese

Coco Rose is a medium-bodied, off-dry rose showing charming strawberry and sour cherry fruit. The blend changes with the seasons, but often features Muscat Bailey A and Merlot. It remains out go-to wine for afternoon sipping with a platter of cheeses and fruit, as well as our No. 1 choice for Japanese curry rice.

TECHNICAL DATA
VARIETY Muscat BaileyA 62% Merlot 15% Chardonnay 15%
Koshu 2% The others 6%
VINEYARD Yamanashi, Tochigi, Yamagata, Nagano, Hokkaido, Saitama
BOTTLING Bottled on: 14th, 15th, 16th March 2012
The number of bottles :18,290(750ml)6,070(375ml)
ANALYSIS
DATA
Alcohol:11.0%   Total acidity: 0.55gm/ 100 ml.   Residual Sugar: 0.855%

8/Aug/2012

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2011 KURISAWA BLANC Wine Details

Japanese

From the far north island of Hokkaido comes our Kurisawa Blanc. This wine is actually a field blend of several different cool-climate grape cultivars, including Gewurztraminer, Pinot gris, Sylvaner, and Kerner. Farmed to exacting standards, the grapes yield a complete white wine, both aromatic and complex, powerful yet gentle.

TECHNICAL DATA
VARIETY Gewurztraminer 33% Pinot Gris 24% Kerner 16%
Pinot Noir 12% Sylvaner 9% the others 6%
VINEYARD Nakazawa Vineyard
Kurisawa, Iwamizawa, Hokkaido
HARVEST
DATE
9th, 19th, 20th October 2011
Brix @the Harvest(average): 20.25oBrix
BOTTLING Bottled on: 24th August 2012
The number of bottles :3,861(750ml)
ANALYSIS
DATA
Alcohol:10.9%  Total acidity: 0.697gm/ 100 ml.
Residual Sugar: 1.20%

3/Sep/2012

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2011 クリサワ・ブラン ワイン・データシート

English

ナカザワヴィンヤードは中澤一行さん、由紀子さん夫妻によって営まれている小さなワイン用葡萄の畑です。おいしいワインは良い葡萄からと考え、葡萄や周辺の環境になるべくストレスをかけない栽培を心がけています。
その結果緩やかな南斜面にある畑ではたくさんの陽の光を浴びて、葡萄はもちろんその他たくさんの草花や、小さな生き物までもが生き生きとしています。(ある種の動物や昆虫はたまには葡萄に悪さもしますが)
その畑に入ってみて、葡萄の木が植わっているだけでは本当の意味で葡萄畑とは呼べないということが分かりました。
この畑からとれた香り高く、ピュアで力強い葡萄の特徴を損なわないように丁寧に醸造して出来たのが「クリサワブラン」です。

テクニカル・データ
品種: ゲヴュルツ・トラミナー 33 % ピノ・グリ 24 % ケルナー 16% ピノ・ノワール12%
シルヴァーナー9% その他6%
畑: 北海道 岩見沢市 栗沢 ナカザワヴィンヤード
収穫: 2011/10/9,19,20
醗酵: 選果したぶどうを房ごとプレス、葡萄の香りを逃がさないように、ゆっくりと野生酵母で醗酵。2011年はすべての品種を1つのタンクで混醸。短期間のオリづけの後、ブレンド、軽くろ過して瓶詰め。
瓶詰: 瓶詰日: 2012/8/24 本数: 3,861 本 (750ml)
アルコール: 10.9%   酸度: 0.697gm./100 ml   残糖: 1.20%

このワインについて
テイスティング・
コメント:
「2011クリサワブラン」は、バラ、ライチ、白桃、蜂蜜 白い花やレモングラスなどのハーブの香り。口に含むと、洋ナシ、白桃、メロン、グレープフルーツなどフレッシュでミネラルを感じる。口当たりはやわらかく、複雑で、余韻は長くやさしい。
料理との相性: バーニャカウダ、柑橘のサラダ、鯛のカルパッチョ、焼き魚のレモン添え、タンドリーチキン、鶏ささみの梅肉焼き、中華料理全般
飲み頃: 今すぐでも、2015年頃までも美味しく召し上がれます。もちろん、長期熟成も可能です。円熟した奥深いワインとなるでしょう。

2012/9/3

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2010 Tannat*Norton Wine Details

Japanese

Tannat-Norton is the kind of wine you won’t find elsewhere in Japan. Exhaustive comparative analyses of growing conditions abroad vs. here in Japan led to the importation of these two little known red grape varieties. Encouraging results have followed, with the wines from these grapes producing powerful, deeply colored, highly structured wines for ageing.
A mature example would be perfect with a classic Japanese wild board hotpot dish. For those in a more western frame of mind we’d recommend a venison or beef stew.

TECHNICAL DATA
VARIETY Tannat 94% Norton 6%
VINEYARD Kaminoyama,Yamagata
Takayamamura,Nagano
Tajima, Ashikaga, Tochigi
HARVEST
DATE
19th, 20th October , 8th November 2010
BOTTLING Bottled on: 8th June 2012
The number of bottles :1,814(750ml)
ANALYSIS
DATA
Alcohol:11.3%   Total acidity: 0.675gm/ 100 ml.   Residual Sugar: 0.235%

11/Jun/2012

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2010 タナ・ノートン ワイン・データシート

English

タナ種もノートン種もともに日本ではあまりよく知られていません。それは私たちがそれらを栽培したいと言ったとき、販売スタッフがたいへん驚くくらい・・・彼らは誰も知らないようなワインをどのように売ったらよいか、期待しつつも戸惑っていました。
私たちは辛抱強く話しました。どんな葡萄品種を栽培するのかを決めるのは単純なことで、「日本でうまく育つ品種こそが、私たちが栽培すべき品種」と考えています。海外のワイン産地と比べたとき、日本の独特な土壌と気候は私たちを困惑させました。しかし、世界のある場所には日本に似た地域があったので、その地域から葡萄の木を持ってきて、自分たちの畑で育てました。
結果、濃い色、しん、果実味、ストラクチャーを持ったワインをつくれたことに満足しています。

テクニカル・データ
品種: タナ 94%: ノートン 6%:
畑: 山形県上山、長野県上高井郡高山村
収穫: 2010/10/20,11/8 (タナ) 2010/10/19,20(ノートン)  
醗酵: 完熟した葡萄を除梗し軽く破砕して、小型のタンクへ移す。1日2回のピジュアージュをおこないながら、徐々にマストを温めてゆく。2、3日すると野生酵母による醗酵が自然に始まる。醗酵は高めの温度ですすみ、残糖がなくなるまで続く。注意深くピジュアージュを続けながら、十分な色素と風味を抽出する。2~3週間醸した後、マストを搾り、ワインを皮と種から分ける。その後、小樽に移しマロラクティック醗酵を促す。
熟成: オークの小樽で17ヶ月熟成。
瓶詰: 瓶詰日: 2012/06/8 本数: 1,841 本(750ml )
アルコール:11.3%   酸度: 0.675gm./100 ml.   残糖: 0.235%
このワインについて
テイスティング・
コメント:
長期熟成可能なフル・ボディの赤ワイン。色調は、中心部が漆黒となるほど深い紫色。香りはラズベリーの様な赤いフルーツの中にスミレやジャスミンのような華やかな香りがある。なめし革、ナッツ、甘く香ばしいスパイスやミントの香りが複雑さを出している。口に含むと、しっかりとした芯のある酸味をまるみのあるプラムやチェリー、カシス、ラズベリーの果実味、細かく柔らかい渋味、香ばしいオークの風味が取り囲んでいる。余韻は、しなやかで長い。
料理との相性: やや濃い肉料理:鹿肉の黒胡椒風味、牛肉の赤ワイン煮、ステーキなど牛赤身肉、スペアリブ、牛肉の燻製、トンポーロー、ウォッシュタイプのチーズ、黒酢の酢豚
飲み頃: 現在から2020年頃まで:それ以降でも、熟成により口当たりが柔らかに広がる、ゆったりとしたまろやかで複雑なワインとなるだろう。

2012/6/11

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2011 風のエチュード ワイン・データシート

English

「風のエチュード」は日本各地から厳選されたぶどうでつくられる辛口の白ワインです。
2011年は長野県高山村のシャルドネと北海道余市のケルナーからつくられています。
十分に熟してから収穫されたぶどうは注意深く選果され、丁寧に搾られます。
その後 果汁はステンレスのタンクに移され、そこで醗酵しワインになります。
「エチュード」は音楽用語で「練習曲」という意味を持っていますが、初心者のためのただ簡単な曲ではなく、その曲には演奏上達のためのたくさんの要素が詰まっています。もちろんエチュードという名前の名曲もたくさんあり、多くの人々に親しまれています。
「風のエチュード」は良いワインをつくるための様々な要素、良い土地、場所に適した品種、
その年の気候、栽培家の情熱、丁寧な醸造、などがうまく組み合わさってできています。

テクニカル・データ
品種: シャルドネ 65% ケルナー35%
畑: 長野県高山村 北海道余市
収穫: 2011/9/18,11/2 収穫時の糖度: 21.45oBrix(平均)
醗酵: 房全体をやさしくプレスして得られた果汁をステンレスタンクに入れ、野生酵母にて約20℃の温度で1ヶ月間ゆっくりと醗酵させた。
熟成: ステンレスタンクにて貯蔵。
瓶詰: 澱引き後、清澄せずに瓶詰め。
瓶詰日: 2012/7/12 本数: 4,297本 (750ml)
アルコール: 10.2%   酸度: 0.645g./100 ml   残糖:0.275%
このワインについて
テイスティング・
コメント:
「2011風のエチュード」は、香りはパイナップル、パッションフルーツ、メロンや桃などフルーティで華やか。口当たりはまるく、ソフトな中にも酸が充分に感じられ、フレッシュな果実がしっかりと感じられ、余韻も長く続く。
料理との相性: 白身魚のバターソースレモン添え、鱧の天ぷら葛のあんかけ、根菜の揚げびたし、
しいたけのオリーブオイル焼き、ささみの梅しそ春巻、牡蠣の柚子胡椒焼き
飲み頃: 現在から2015年頃 熟成によりなめらかな口当たりのワインになるでしょう。

2012/9/7

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2011 Kaze no Etude Wine Details

Japanese

Kaze no Etude is a gentle, complex dry white wine made from Chardonnay and Kerner grapes. As with many Chardonnay-based wines, the broad, rich mouthfeel and complex blend of fruit and earth aromas makes for very satisfying drinking. We’d recommend this with shellfish, fish or chicken in cream sauces, pork, and veal.

TECHNICAL DATA
VARIETY Chardonnay 65% Kerner 35%
VINEYARD Takayama mura, Nagano
Yoichi, Hokkaido
HARVEST
DATE
18th September, 2nd November 2011
Brix @the Harvest(average): 21.45oBrix
BOTTLING Bottled on: 12th July 2012
The number of bottles :4,297(750ml)
ANALYSIS
DATA
Alcohol:10.2%   Total acidity: 0.645gm/ 100 ml.   Residual Sugar: 0.275%

3/Sep/2012

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2011 Noumin Rosso Wine Details

Japanese

Noumin Rosso is our basic red, a soft, fruity, eminently drinkable dry red wine made from a variety of grapes grown throughout Japan. The backbone of the blend is typically a mixture of Cabernet Sauvignon and Merlot from Yamagata-grown grapes, and Norton to provide aromatic lift.
Regardless of the blend in a given year, the wine is always a balanced, fruity, approachable wine capable of pairing with hamburgers, roast chicken, are grilled pork.

TECHNICAL DATA
VARIETY Cabernet Sauvignon 52% Merlot 34% Norton 3%
The others 7%
VINEYARD Nagano, Yamagata, Yamanashi,Tochigi, Hokkaido,Gunma
HARVEST
DATE
19th ,23rd, 30th September 2011
5th,9th, 10th, 14th, 21st, 26th, 28th October 2011
5th ,6th, 7th November 2011
BOTTLING Bottled on: 13th, 14th, 15th, 27th, 28th, 29th June 2012
The number of bottles :51,228(750ml)10,037(375ml)
ANALYSIS
DATA
Alcohol:11.5%   Total acidity: 0.57gm/ 100 ml.   Residual Sugar: 0.195%

8/Aug/2012

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