現在世界中で造られているピノ・グリには、色々なタイプがあります。溌剌とフレッシュなイタリアのピノ・グリージョ(Pinot Grigio)、リッチかつまろやかなニュージーランドやカリフォルニア、ねっとりと絡みつく蜂蜜のような舌触りでスパイシーなコクのあるアルザス地方。さらにドイツではルーレンダー(甘口)またはグラウブルグンダー(辛口)の別名もあり、スイス、ハンガリー、スロヴェニア、ロシア、モルドヴァ、カナダなど実に様々な場所で様々な解釈でピノ・グリのワインが造られています。
こことあるシリーズの「2020ぴのぐり」は、日本の北海道余市の優れた栽培家が育てたピノ・グリから造りました。2014年にはじめてピノ・グリからワインを造り、2020年は7回目のヴィンテージです。
こことある「2020年ぴのぐり」は力強く、果実の特徴が強調されるようなワインのタイプとなりました。日本の北国の爽やかさを反映した「2020ぴのぐり」です。ごゆっくりどうぞ。
テクニカル・データ | |
品種: | ピノ・グリ 100% |
畑: | 北海道余市郡余市町登町 中川農園、木村農園 |
収穫: |
2020/10/25〜29 収穫時の糖度(平均)約21.9°Brix 収穫方法:手摘み |
醗酵: |
葡萄を選別した後、房ごと低圧で搾った。培養酵母(VL3、CH9)使用。 ステンレススチールタンク発酵貯蔵。 |
瓶詰: |
ビン詰日:2021/09/18〜19 本数:6,247本(750ml) アルコール:12.3% 酸度:6.4g/L 残糖:1.3g/L |
このワインについて | |
テイスティング・ コメント: |
香りはグレープフルーツやシトラス、洋梨の果実に、はちみつやトマト、フェンネル、干し草などを感じる。味わいはさわやかな酸とフレッシュな果実味を感じ、余韻に香ばしさやほろ苦さを感じる。 |
料理との相性: | フルーツトマトのカプレーゼ、大根のぬか漬け、田楽茄子、マカロニグラタン、ガーリックシュリンプ、魚介のフリカッセ、蟹クリームコロッケ、ディアボラ風チキンソテー、栗の炊き込みご飯 |
飲み頃: | 2021~2025年は、フレッシュで豊かな果実味のある味わいが続く。2026年からは、甘やかなフルーツの印象が落ち着き、熟成により一体感が出るだろう。 |
2022/09/12
●2020 こことあるシリーズ ぴのぐりワイン・データシートPDF(プリントに最適です)