カテゴリー
ワイン・データシート

2010 甲州F.O.S ワイン・データシート

English

白ワインが白いことは、みんなの“共通の認識”です。白ワインが、赤ワインよりボディーが軽く、タンニンが少ない…ということも。長い時をかけてかたちづくられたこのような“共通の認識”は、私たちがワインをつくるうえでも、結果的には基準となっていました。それから、白ワインを買うときにも、軽やかでフルーティーで繊細な白ワイン…というように。それでもいいでしょう。

 しかし、私たちは時に“常識破り”をしたくなるのです。いままでの認識を考え直して挑戦したくなるのです。「2010甲州F.O.S.」はそのひとつです。(‘F.O.S’とは‘Fermented on Skins’の略)甲州は日本の葡萄品種で、日本国内に甲州の白ワインは多く流通しています。そのほとんどが淡い色で、軽く繊細で飲みやすいものです。それゆえ甲州の葡萄自体も同じように、淡い色でソフトな味だと思いがちですが、それはちょっと違います。色は銅色、渋味が強くとても力強いのです。このような葡萄から淡くやわらかなワインをつくるには、葡萄の成分を抽出しすぎない注意、成分を抽出しすぎた場合はそれを取り除く技術が必要です。そんなわけで結果的に、本来の葡萄の特徴や力強さをもつワインにはなかなかならないのです。

「2010甲州F.O.S.」は淡くやわらかな白ワインとは正反対です。可能な限り葡萄から香りと成分を抽出し、赤ワインをつくるように皮と共に醗酵させました。(注意:これは白ワインです。)他の白ワインとは違う、深い色、広がりのある複雑なアロマ、渋味がつくる口当たりの強さを有するワインになりました。
すべての人に受け入れられるとは思いません。でも、“常識破り”に興味のある方、冒険したい方は普通でない、パワフルな甲州を楽しんでください。

テクニカル・データ
品種: 甲州100%
畑: 山梨県勝沼(秋玉園、芳王園)
収穫: 2010/10/21, 2010/11/7      収穫時の糖度:15.0 oBrix(平均)
醗酵: 2つの方法で野生酵母で醗酵させた。
1つ目は、葡萄を除梗しステンレスタンクに入れ、1日2回ピジュアージュしながら醸す。醗酵により出てきたアルコールが皮からの成分を抽出した後、プレス。
2つ目は葡萄を除梗しステンレスタンクに入れ、低温で2週間スキンコンタクトし、十分に成分が抽出されたらプレスし醗酵させた。
熟成: ステンレスタンク、または樽で17ヶ月熟成。澱引き後、清澄せず無濾過で瓶詰。
瓶詰: 瓶詰日:2012/4/25 本数:3,696本(750ml)
アルコール: 10.7%   酸度: 0.457g./100 ml.   残糖: 0.145%
このワインについて
テイスティング・
コメント:
「2010甲州F.O.S.」は琥珀色.アプリコット,八朔,オレンジの皮のような柑橘系の香りとドライフル-ツ,蜂蜜のような香りもある.口中はやわらかい渋みと,オレンジなどのフレッシュなが感じられ,旨みがあり奥深い味わい.ソフトな渋味を伴う長い余韻にも豊かなフル-ツが感じられる.
料理との相性: 串カツ、ネギ焼き、チーズとチキンの包み揚げ、鮎の春巻き、小籠包、東坡肉(トーロンポー)、ブーダンノワール レバーペースト甘夏ジャムを添えて カラスミ大根
飲み頃: 現在から2018年頃まで:今でも美味しいが、長期の熟成によりもっと複雑なワインとなるでしょう。

2012/5/18

2010 甲州F.O.Sワイン・データシートPDF(プリントに最適です)

カテゴリー
ワイン・データシート

2011 こころぜ ワイン・データシート

English

私たちが知る限り、ロゼワインは少々立場が悪いようです。大方、ワインといえば赤か白で、その中間のロゼはいつも後回し。いかに美味しいレストランでも場所が悪ければ繁盛しないように、ロゼは「どちらでもない」その色やスタイルが曖昧でわかりにくく、クオリティーの高さに反し認知度が低いのです。

これは本当に残念なことです。私たちが今までに出会ったベスト・ワインのいくつかはロゼなのですから。
こころぜもまた、フレッシュで複雑味があり、赤い果実とほのかな土の香りが調和した素晴らしいロゼです。

ブレンドには、新鮮さと深みを蓄えた、厳重に選別されたブドウを数種使用しています。また、料理の良きパートナーで、ベークド・ハムからカレーライスまで幅広く多彩な料理に合わせられます。
一度お試しください。このロゼが赤と白の「中間」ではなく、まさに「ロゼ」と納得できるでしょう。

テクニカル・データ
品種: マスカット・ベイリーA 62% メルロ 15% シャルドネ15% 甲州2% その他6%
畑: 山梨県南アルプス市、山梨県西八代、山梨県笛吹、山梨県穂坂、栃木県大平下、足利市田島、佐野市赤見、山形県上山、長野県高山村、北海道厚沢部、長野県安曇野、山梨県勝沼 埼玉県滑川
醗酵: ブドウの実を傷つけないように除梗し、やさしくプレス。時間をかけ丁寧に搾られた、フルーティーで旨みのあるジュースに、コクを出すため若干補糖する。フレッシュな果実味を保つために、低温で 2~3 週間かけてじっくり野生酵母で発酵。
熟成: ステンレスタンクに澱引きし、低温で約5 ヶ月熟成後ブレンド。
清澄後、濾過。
瓶詰: 瓶詰日: 2012/3/14,15,16 本数: 10,080本 (750 ml.) 6,070本 (375 ml.)
アルコール: 11.0% 酸度: 0.55mg/100 ml. 残糖: 0.855%
このワインについて
テイスティング・
コメント:
「2011 こころぜ」は,やさしい甘さのロゼワイン.色はサ-モンピンク.香りはキャンディ-,さくらんぼ,苺のシロップ,などの綺麗でフレッシュな印象とともに香ばしさも感じる.口中は,優しい果実の香りが優しく広がり,さくらんぼ,キャンディ-,ラズベリ-やチェリ-などの素直なやわらかい果実味たっぷりの味わい.
料理との相性: 酢豚、生ハムとメロン、ポークソテーフルーツソース添え、クリームチーズのスモークサーモン巻き、クレームブリュレ、フルーツの盛り合わせ
飲み頃: 現在から2013 年頃までは若くフレッシュな味わいを楽しめますが、熟成により、さらに
やわらかい味わいになるでしょう。

2012/3/16

2011 こころぜワイン・データシートPDF(プリントに最適です)

カテゴリー
ワイン・データシート

2011 あわここ ワイン・データシート

English

“ワインは人々を喜ばせるもの”
この単純な事実は、タキシードで着飾ったソムリエや1本10万円のワインにあふれた世界では忘れやすいことかもしれません。
しかし、手軽なワインでも高価なワインでも、あらゆるワインはお客様に喜びを与えなくてはなりません。

ココの「あわここ」は気取らず飲め、笑顔になれるようなワインです。
低温で醗酵させ、その後半でさらに温度を落として「あわここ」はできました。ワインを冷やすことによってフレッシュなフルーツの特徴や綺麗な酸味、醗酵中にできた二酸化炭素からの微発泡を有するワインになりました。
また、このワインは清澄やろ過をしていません。その結果、醗酵によるくもりと気泡が残る、ジューシーでフレッシュで生き生きとした白ワインになりました。
タンクからお客様のお手元のグラスまでとても近いワインです。お客様の笑顔に出会えるくらいに・・・

家族や友達とご一緒にお気軽にお楽しみください。
緊張いらず、心配いらず、コルクスクリューもいりません。
よく冷やしてお飲みください。

テクニカル・データ
品種: 甲州 100%
畑: 山梨県甲州市勝沼 秋玉園
収穫: 2011年10月28日  収穫時の糖度: 17.0oBrix (平均)
醗酵: 葡萄をやさしくプレスし、果汁のオリを沈めた後、上澄みを野生酵母にて醗酵。
清澄、ろ過をせずに瓶詰めした。ステンレスタンクにて2ヶ月熟成
瓶詰: 瓶詰日: 2012年2月3日 本数:3,563本(750ml)
アルコール:10.9%   酸度: 0.547gm/ 100 ml.   残糖: 1.94%
このワインについて
テイスティング・
コメント:
香りは洋ナシ,青リンゴ,グレ-プフル-ツ等の果実の香りに白い花やクロ-ブの様な香りが加わり,やさしく穏やかだがフレッシュな印象.
口に含むとみかん,青リンゴの風味,炭酸ガスを感じ,フレッシュでにぎやか.
ライトボディだが,旨みがあり,ほのかな苦味が余韻を引き締めている.
料理との相性: ちらし寿司、焼き筍、山菜のてんぷら、枝豆、ムール貝ワイン蒸し、等
飲み頃: 若いうちに飲むワインなので、なるべく2013年以内にお飲みください。

2012/3/8

2011 あわここワイン・データシートPDF(プリントに最適です)

カテゴリー
ワイン・データシート

2011 足利呱呱和飲 ワイン・データシート

足利呱呱和飲は、私達のつくる最も親しみやすい白ワインです。アペリティフに良し、のんびりとした午後に1杯飲んでも良し、そしてどんな料理にも最適なワインです。その柔らかく、やさしい口当たりとフレッシュなハーブや花の香りは、ワイン初心者の方にはもちろんのこと、鋭い味覚の持ち主にも喜ばれるでしょう。

特別にセレクトした葡萄をブレンド、低温醗酵によってワインには果実の新鮮さが維持されています。
ワインは甲州種を主体にシャルドネ種のコク、幅のあるものに仕上げました。また、余韻は少し甘く、丸みを帯び、典型的な甲州種の苦みが口中に爽やかさを残します。
 
和食全般と大変良く合います。気さくな当ワイナリーの顔としてお楽しみいただければ幸いです。

テクニカル・データ
品種: 甲州 77%   竜眼 22%  シャルドネ 1%  
畑: 山梨県甲州市 勝沼 長野県安曇野 山形県上山  
収穫: 2011/9/27,10/3,4,20,28       収穫時の糖度: 15.98 ºBrix (平均)
醗酵: 傷んだ実や未熟な実を取り除き、除梗した後、やさしくプレスする。
甲州は果汁をハイパー・オキシデーションし、えぐみを柔らかくする。オリを沈め、澄んだジュースをステンレスタンクに移し、野生酵母で醗酵。また、コクをだすため一部補糖する。薫り高く、フレッシュな果実味を保つために、低温( 平均15℃~19℃)で 約3週間かけてじっくり発酵。甘味と酸味のバランスがちょうど良いタイミングでタンクを冷却して、醗酵を止める。
瓶詰: ステンレスタンクにオリ引きし、低温で約4ヶ月熟成。清澄せず、濾過してビン詰。

このワインについて
テイスティング・
コメント:
「2011足利呱呱和飲」は,やや甘口の白ワイン.色調は淡いイエロ-,香りはシトラス,白い花,フレッシュなハ-ブや,レモン・ピ-ル,メロンや洋ナシと爽やかに広がる.味わいは,穏やかで自然な甘さ,柔らかな酸味で桃やみかんのシロップづけ,レモンキャンディ-のような風味を感じる.そして後味には甲州種らしいビタ-な印象があり,ワインを引き締めている.
料理との相性: まろやかで程よくコクのある料理:おでん、蛤のワイン蒸し、青梗菜のクリーム煮、湯豆腐、鰯と松の実のスパゲッティー、モッツァレラ・チーズ、海老しんじょなど。
飲み頃: 現在から2016年ころまで若くフレッシュな味わいを楽しめる。
また、長期間熟成しても奥深い味わいになるでしょう。

2012/3/8

2011 足利呱呱和飲 ワイン・データシートPDF(プリントに最適です)

カテゴリー
ワイン・データシート

2011 農民ドライ ワイン・データシート

「農民ドライ」は軽めでスッキリと飲める、手ごろな価格の白ワインを目指し、おもに北海道と山形の葡萄からつくられました。
このワインは鶏肉や魚、チーズなどの軽めの料理と合わせやすく、大いに役立つでしょう。また、暑い夏の時期、1日の終わりや夕食に飲むと、涼しい気分にさせてくれます。
お寿司や和食にも合う「日本の小粋な白ワイン」です。
このワインのつくりは、いたってシンプルです。
まずはじめに、個性的な強い香りとしっかりとした酸味を持つ葡萄を選びました。その葡萄を搾り、得たジュースをステンレスタンクに入れ、何も加えず、野生酵母で醗酵させました。最終的に雑みが無く、シンプルな中にも、葡萄の特徴を表現することができました。タンクでの短期間の熟成後、ブレンドし、瓶詰めしました。
“フルーティー、デリケート、クリーン、口当たり爽やかな酸味”の特徴をもったワインに仕上がったと思います。
特に取り立てて言う必要も、深く考える必要もありません。どんな軽めの料理にも合わせやすい手軽なワインです。

テクニカル・データ
品種: シャルドネ46% ケルナー35% ミュラー・トゥルガウ13% リースリング・リオン1% その他5%
畑: 北海道余市郡 余市(ケルナー、ミュラー・トゥルガウ) 山形県上山、長野県上高井郡高山村(シャルドネ)、栃木県足利(リースリング・リオン、その他)、北海道厚沢部、長野県松本安曇野(その他)
収穫: シャルドネ(2011/9/30,10/1,10/5,10/17) ケルナー(2011/10/9,10/20,10/23,10/28)
ミュラー・トゥルガウ(2011/10/9)  
醗酵: 除梗した葡萄をやさしくプレスして、ステンレスタンクに入れる。
葡萄の香りを逃がさないように18℃位でゆっくりと野生酵母で醗酵させた。
短期間のタンクでの熟成後、ブレンドし、ろ過しながら瓶詰め。
瓶詰: 瓶詰日: 2012/2/15,16,17  本数: 22,217本 (750ml) 6,094 本 (375ml)
アルコール: 12.2%   酸度: 0.69gm/100 ml   残糖: 0.18%
このワインについて
テイスティング・
コメント:
「2011年農民ドライ」は,北国の寒暖差のある気候がよく表現されています.香りはシトラス,青りんご,白桃,白い花など爽やか.口に含むと,みずみずしいレモンやグレ-プフル-ツの風味,ゆずやカボスなどの和を感じさせるフレッシュな酸味が口いっぱいに広がり,ミネラルに満ちた余韻が残ります.
料理との相性: さっぱりした料理、生ガキ、鯵のたたき、鯛のカルパッチョ、焼き魚ともみじおろし、
エビカツ、お寿司(青魚)、焼き鳥(塩)、チキンの香草焼き
飲み頃: 今すぐでも、2016年頃までも美味しく召し上がれます。時間が経つにつれて円熟した奥深いワインとなるでしょう。

2012/3/8

2011 農民ドライワイン・データシートPDF(プリントに最適です)

カテゴリー
ワイン・データシート

MV ロバの足音 ワイン・データシート

「ロバの足音」は干して半乾燥させた甲州種によるデザートワインで、イタリア全土で産出される力強くも素朴なワイン「ヴィン・サント」への敬意のもと造られました。
ブドウは収量を低く制限(35hl/ha)、できる限り遅い11 月上旬頃収穫され、椎茸栽培用乾燥機を使って乾燥します。乾燥により糖度が約16oBrix から34~45Brix まで凝縮されたブドウは、足でつぶしてから小型タンクに移され、数日間マセラシオンします。圧搾して得られる果汁は非常に微量で、換算すると15hl/haという希少なものです。果汁を樽に入れ、酵母が活性する比較的高い温度(約18℃)で醗酵は始まり、その高い糖度のため約6 ヶ月続きます。醗酵終了後、酵母が安定したら澱引き、そして熟成。醗酵が始まってから古いもので15 年、一番若いもので7 年、ようやく瓶詰めの段階となりました。

テクニカル・データ
品種: 甲州 100%
畑: 山梨県勝沼、栃木県足利市田島
収穫: 1997 年,1998 年,2001 年,2005 年 仕込み時の糖度: 35.0°~45.0o Brix
醗酵: フレンチ・オーク古樽で乾燥酵母を使用し、約 18℃の温度で約 6 ヶ月醗酵が続く。
熟成: フレンチオーク古樽で約7 年~15 年のフレンチオーク古樽で約7 年~15 年の熟成。澱引き処理。
瓶詰: 瓶詰日: 2012/02/02 本数: 1,131 本(375ml)
アルコール: 14.0% 酸度: 0.892gm./100 ml. 残糖: 11.84%

このワインについて
テイスティング・
コメント:
MV ロバの足音は,長い熟成期間を経た深みを感じられるデザ-トワイン.色調は琥珀を帯びた深い黄金色で,エキス分の高さからくるもの.香りは,ドライフル-ツ,アプリコット,かりん,オレンジピ-ルなどの果実とナッツ,キャラメル,コ-ヒ-,きなこ,メ-プルシロップといったものが感じられる.豊な甘味,十分なアルコ-ルと爽やかな酸味を感じ,バランスがよく,心地よい余韻が長く続く.
料理との相性: 甘いデザート、重めのチーズなど:オレンジタルト、クリーム・ブリュレ、ティラミス、ビスコッティー、青カビチーズ、パルメザン・チーズ、信玄餅
飲み頃: 現在から20 年後ぐらいまで:長期熟成が可能。円熟した奥深いワインとなるでしょう。

2012/02/07

MV ロバの足音ワイン・データシートPDF(プリントに最適です)

カテゴリー
ワイン・データシート

2009 山のシャルドネ ワイン・データシート

「山のシャルドネ」は、私たちが自信を持ってお届けできる、その年一番の樽を厳選しブレンドしたシャルドネ種のワインです。
私たちは、「私たちが求めるシャルドネ種」を手に入れるため、日本中の産地に足を伸ばし、多くの農家を訪ねました。そして、この品種に最適な土地と優秀な農家に出会うことができたのです。
数少ない味わい深い葡萄を受け取り、畑の良さをそのまま引き継ぎ、ワインにしました。
このように最高レベルのものは毎年できるとは限りません。

「2009山のシャルドネ」は山形県上山のシャルドネからつくられました。
上山の畑は火山灰や粘土に岩や石が混ざった土壌で、真南から西南西向きの急斜面です。収量を制限、遅摘みをして、山形の良さ(昼夜の激しい温度差、長い日照時間)を充分に引き出したので、シトラス系の風味としっかりとした酸味の長い味わいが、たっぷりと感じられます。

葡萄を房ごと搾り、豊かな風味を残すため最低限の処理のみを行いました。その後オリ引きも兼ねフレンチオークに入れ、野生酵母により発酵させました。醗酵後も樽の中でオリと一緒に熟成させ、マロラクティック醗酵を促しました。マロラクティック醗酵が終わると、そのまま樽熟成をし、ステンレスタンクにオリ引き、ブレンドをして瓶詰めしました。

テクニカル・データ
品種: シャルドネ 100%
畑: 山形県上山
収穫: 2009/10/30 収穫時の糖度: 24.35°Brix (平均)
醗酵: 樽(約70%)とステンレスタンク(約30%)
約17℃の温度で野生酵母で醗酵
フレンチオークで約5ヶ月、その後ステンレスタンクで約8ヶ月
瓶詰: 瓶詰日: 2010/12/24 本数:1009本 (750ml)
アルコール: 13.5%   酸度: 0.48 g./100 ml.   残糖: 1.43%
このワインについて
テイスティング・
コメント:
「2009山のシャルドネ」は麦わら色をしている.オレンジ,熟した林檎,ナッツ,ドライフル-ツ,ヴァニラ,バタ-の香り,火打石など複雑な印象.開いてくると,オレンジピ-ル,花梨,桃,シトラス系の爽やかな香りと香ばしいヴァニラの香りのバランスがちょうど良い.口当たりは丸く,甘みと香ばしさがあり,丸くて広がりがある.ミネラルが長い余韻をつくっている.
料理との相性: 鶏肉のフリカッセ(クリーム煮)、ベーコンとポルチーニのフィットチーネ、ドフィノワ風グラタン、牡蠣のサヴァイヨンソースがけ、クリーム・ブリュレ
飲み頃: このワインは2017年ころまでが飲み頃ですが、熟成によっては、より長く楽しめるでしょう。

2011/12/22

2009 山のシャルドネワイン・データシートPDF(プリントに最適です)

カテゴリー
ワイン・データシート

2011 のぼっこ ワイン・データシート

English

2011 NOVOCCO

“ワインは人々を喜ばせるもの”
この単純な事実は、タキシードで着飾ったソムリエや1本10万円のワインにあふれた世界では忘れやすいことかもしれません。
しかし、手軽なワインでも高価なワインでも、あらゆるワインはお客様に喜びを与えなくてはなりません。

ココの「のぼっこ」は気取らず飲め、笑顔になれるようなワインです。
低温で醗酵させ、その後半でさらに温度を落として「のぼっこ」はできました。ワインを冷やすことによってフレッシュなフルーツの特徴や綺麗な酸味、醗酵中にできた二酸化炭素からの微発泡を有するワインになりました。
また、このワインは清澄やろ過をしていません。その結果、醗酵によるくもりと気泡が残る、ジューシーでフレッシュで生き生きとした赤ワインになりました。タンクからお客様のお手元のグラスまでとても近いワインです。お客様の笑顔に出会えるくらいに・・・

家族や友達とご一緒にお楽しみください。例えば、チーズ、パン、ソーセージ、ピクルスや何か好きなものを持ってピクニックに持っていってみてはいかがですか?
緊張いらず、心配いらず、コルクスクリューもいりません。
よく冷やしてお飲みください。

テクニカル・データ
品種: 小公子 100%
収穫日 畑
糖度 : (収穫時)
2011/8/16,17,18,19,30,  9/8  山形県上山、埼玉県比企郡滑川、栃木県佐野市赤見、群馬県渋川市赤城
収穫時の糖度(平均)20.46°Brix
醗酵: 葡萄を房ごと搾り、ジュースをステンレスタンクに入れ、自然と野生酵母により醗酵が始まるのを待つ。約15℃~20℃の温度を保ち、ろ過などせずに瓶詰。
瓶詰: 瓶詰日:  2011/9/28                       本数: 3720本(750ml)
アルコール: 11.3%   酸度:  0.772g/100 ml.   残糖: 0.405%
このワインについて
テイスティング・
コメント:
「2011のぼっこ」は紫がかった若々しいルビー色。香りはスモーキーで、ラズベリーやプラム、菫のような花の香りもある。口に含むと、ライトでしなやかではあるが、充実した果実味が味わえる。余韻はフレッシュな酸味が爽やか。
料理との相性: ハム、パテ、パニーニ、ソーセージ、スペアリブ、タコスなど。 
飲み頃: 若いうちに飲むワインなので、2012年以内にお飲みください。

2011/10/14

2011 のぼっこ ワイン・データシートPDF(プリントに最適です)