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2019 農民ロッソ ワイン・データシート

English

「果実味と希望に満ちた日本の赤ワイン」を目指してつくられている農民ロッソ。2019年は、日本固有の葡萄品種 マスカット・ベーリーAやブラック・クィーンと、伝統的なボルドー品種 メルロやカベルネ・ソーヴィニョンなどを野生酵母で醗酵させました。“ロッソ”はイタリア語で“赤”の意味。日本各地の優れた葡萄栽培家の皆さんのおかげで、日本の食卓によく合いコストパフォーマンスも抜群の、美味しい日本の赤ワインができました。

テクニカル・データ
品種: メルロ 30%
マスカット・ベーリーA 28%
カベルネ・ソーヴィニョン 26%
ブラック・クイーン 15%
カベルネ・フラン 1%
畑: 山形県上山
長野県塩尻市
長野県高山村
山梨県甲州市勝沼
山梨県韮崎市穂坂
栃木県栃木市大平
長野県安曇野
収穫: 2019/09/17 10/01, 03, 09, 10, 11(メルロ)
2019/09/17, 24, 25, 30 10/01, 07, 08, 09, 16 11/04(マスカット・ベーリーA)
2019/10/22, 23, 24, 25, 28, 29(カベルネ・ソーヴィニョン)
2019/09/30, 10/10(ブラック・クイーン)
2019/10/29(カベルネ・フラン)

収穫時の糖度(平均):約19.5°Brix

醗酵: 熟した葡萄を選果し、良い房だけを除梗、タンクに入れ野生酵母で醗酵させる。十分に皮から成分を抽出するため、高めの温度を維持し、ルモンタージュしながら約1~4週間、醸した後マストを搾り、ワインを皮と種から分けた。また一部は約1~2週間MC(マセラシオンカルボニック)行った後プレスした。木樽、オークタンク、ステンレスタンク、プラスチックタンクに移し野生乳酸菌によるMLF(マロラクティック醗酵)を促す。
熟成: 木樽および各タンクで約5〜7カ月熟成。澱引き後、清澄せず、濾過を行った。
瓶詰: 濾過を行いながらビン詰。
ビン詰日:2020/04/20~24, 05/11〜16 本数:100,534本(750ml) 19,106本(375ml)
アルコール:11.4%   酸度:0.6 g/100 ml.   残糖:0.1%
このワインについて
テイスティング・
コメント:
ラズベリー、イチゴ、ダークチェリー、ミントに加えカカオパウダーやアーシーな香り。口当たりは柔らかく、オーク樽からくる上品な甘み、さわやかな酸と溶け込んだやさしいタンニンがほのかな苦みと共に口中に広がり、染み入るような余韻が心地いい。
料理との相性: 蛸とフェンネルのマリネ、チリコンカン、山うどの味噌炒め、ゴボウとトリッパのトマト煮込み、アランチーニ、ロコモコ、鰤の照り焼き、八丁味噌のカツサンド、ざるそば、プレッツェル、ブリーなどの白カビやウォッシュチーズ、洋梨のコンポート
飲み頃: 2020年~2023年 フレッシュな果実味のある味わいが続く。
2023年~ 熟成により味わいにまとまりでてきて、熟成感と香ばしさが増す。
暑い時期は少し冷やしても楽しめるフードフレンドリーなワイン。

2020/07/01

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2019 ルビーの泡 ワイン・データシート

「ルビーの泡」という名前のワインを最初につくったのは、2017年のことでした。私たちは10年以上前から毎年8月中旬に収穫する小公子という赤ワイン用葡萄から「のぼっこ」というヌーボー(新酒)を造ってきました。日本の山葡萄から澤登春雄氏によって作出された小公子は、色が濃いのにタンニンが少なく豊かな酸味とさくらんぼやざくろのような味わいが特徴です。この小公子の酸に着目して「のぼっこ」をつくる過程の遊び心から「ルビーの泡」は生まれました。良いスパークリングワインにはしっかりした豊かな酸が必要不可欠だからです。2017年、2018年と試みにつくった「ルビーの泡」が好評でしたので、2019年はこころみシリーズを卒業することにしました。レギュラーになった2019年ヴィンテージは、小公子が持つより繊細かつクリアな果実の風味を引き出すため、山形で育った葡萄のフリーランの果汁のみ集めてみました。繊細な赤い果実の風味とスパークリングワインとしての味わいのバランスが整うまで、ビン内で醗酵・熟成させ、こころみ学園の園生たちが手作業で毎朝毎晩45度ずつビンを回しながらルミュアージュ。その後、ビン口を凍らせデゴルジュマンで澱を抜きました。タンクでの醗酵期間は約20日間。培養酵母を加えず、7カ月半ビン内で醗酵させました。
野生酵母だけで造られた豊かで元気な泡、透きとおるルビー色、きれいな酸味・・・。スパークリングワインの爽やかさと赤ワインのリッチな果実味。いいとこどりのワインです。敬愛するイタリアの“ランブルスコ”や世界中でつくられている、冷やして飲む赤いスパークリングワインのようにスタイリッシュな魅力をお伝えできれば幸いです。酸化防止剤を加えていません。よく冷やしてどうぞ。

テクニカル・データ
品種: 小公子 100%
畑: 山形県上山 木村畑、尾形畑
収穫: 2019/08/28

収穫時の糖度(平均)約21.5°Brix

醗酵: 葡萄を房ごと搾り、フリーラン・弱い加圧で搾ったジュースのみをステンレスタンクに入れ、野生酵母により醗酵が始まるのを待つ。醗酵後、状況を確認しながらオリ引きを数回行うことで、果実の香りをよりクリアに引き出す。
熟成: 澱引き後、残糖調整を行った上でビン詰し、ビン内醗酵を行いながら約7カ月半熟成。
瓶詰: ビン詰日:2019/09/20(ティラージュ) 2020/05/01、07、08 (デゴルジュマン)
本数:1425本   アルコール:13.0%   酸度:0.53 g/100 ml   残糖:0.5%
このワインについて
テイスティング・
コメント:
色合いは、紫がかった濃いルビー色。持続性のある泡がいきおいよく立ちのぼる。アセロラ、レッドチェリー、クランベリーなどの果実とキャンディー、赤しそ、青バナナの香りに酵母からの旨みとほのかな苦みがアクセントとなりさわやかな酸味と共に口中に広がっていく。
料理との相性: 桃とブッラータのカプレーゼ、ガスパチョ、新たまねぎと筍のあおさ海苔炒め、鯖サンド、そら豆のフリット、蕪のロースト、蛸とオリーブのトマト煮、たらの芽の天婦羅、スモークサーモンのベーグル、イワシとフェンネルのパスタ、りんご飴、白桃のコンポート
飲み頃: 2020~2022年 フレッシュでクリーンな味わいを楽しめる。
2022~2024年 一体感が増して、まろやかさが出てくる。
様々なシーンで活躍できるフードフレンドリーなスパークリングワイン。冷蔵庫や氷水でよく冷やすことをすすめる。

2020/05/29

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2018 プティ・マンサンF.O.S. ワイン・データシート

気候変動に負けない適地適品種のワイン用葡萄をつくるために、20世紀から21世紀にかけて私たちは世界各地のワイン産地を訪れました。そしてフランスの南西部ピレネー山脈の麓で驚くほどの凝縮感と余韻の長さを持つプティ・マンサンに出会うことができました。足利では酸味が適度に残りバランスのとれた白ワインになるのではないだろうかと私たちはプティ・マンサンの栽培をはじめました。
この「こころみシリーズ 2018プティ・マンサンF.O.S.」は、1950年代に開墾されたこころみ学園の葡萄畑の下段に、2006年に植えられたプティ・マンサンからつくられました。プティ・マンサンは粒が小さく、ワイン用葡萄の中でも果皮が占める割合が多い品種です。そこで、この葡萄をすぐに圧搾しないで、赤ワインのように果皮の成分を生かしてみたら別の魅力が引き出されるかもしれない、そう考えプティ・マンサンを果皮と一緒に醗酵してみることにしました。オレンジワインとしてご評価いただくようになった甲州F.O.S.(Fermented on Skins)をつくってきた経験もこのこころみを後押ししました。また醗酵はクヴェヴリのような大きな甕(かめ)で、野生酵母で行いました。この大甕は栽培スタッフの友人による益子焼の特製です。プティ・マンサンの栽培と、醸し醗酵のF.O.S.と、益子焼の大甕のなかでの醗酵・・・三つのこころみをお楽しみいただければ幸いです。

テクニカル・データ
品種: プティ・マンサン 100%
畑: 栃木県足利市田島 こころみ学園
収穫: 2018/09/06, 07, 18

収穫時の糖度(平均):約22ーBrix

醗酵: 赤ワインと同じように葡萄を除梗し、ステンレスタンクまたは甕に入れ、果皮の様子を見てピジャージュしながら約1カ月間醸す。醗酵により生じたアルコールによって果皮から成分が抽出された事を確認しプレス。その後、小樽に移し野生乳酸菌によるMLF(マロラクティック醗酵)を促す。
熟成: 醗酵終了後、樽で約14カ月半熟成。
瓶詰: 澱引き後、清澄せず無濾過でビン詰。
ビン詰日:2019/12/26   本数:873本(750ml)
アルコール:12.3%   酸度:0.57 g/100 ml.   残糖:0.15%
このワインについて
テイスティング・
コメント:
色合いはかすかに曇りのあるトパーズ色、ドライアプリコット、黄桃、マンダリンオレンジなど熟した果実とカモミール、ローリエ、生姜やキンモクセイの香りにヨードや蜜ろうのニュアンス、旨味、塩味に加えしっかりと溶け込んだ豊富な酸が渋みを含んだタンニンを包み込み複雑でスモーキーな余韻がゆっくりと広がっていく。
料理との相性: ホワイトマッシュルームのサラダ、きんぴらごぼう、センマイ刺し、鮎のコンフィ、ホタルイカとそら豆のアヒージョ、トリッパのカツレツ、ジャークチキン、モロッコ風クスクス、ポレンタ、イカ墨のパエリア、雷おこし、ヌガーグラッセ、フロランタン
飲み頃: 2020~2022年 フレッシュな味わいが続く。
2023~2028年 熟成によりタンニンがなじみ、味わいにより一体感が出る。
保存状態が良ければ10年以上の長期熟成も可能。温度によって香りの変化も大きいので10℃から16℃で楽しんでいただきたい。

2020/04/20

2018 プティ・マンサンF.O.S.ワイン・データシートPDF(プリントに最適です)

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2018 田島川右岸 ワイン・データシート

ベストなワインを造るための私たちの試み“こころみシリーズ”。このシリーズのひとつ「田島川右岸」の葡萄が育つ畑は、足利の米どころ田島町の田んぼだったところです。田んぼの中に葡萄畑! なぜ?
21世紀になった頃、高齢になったこころみ学園の園生たちが歩いていける、平らな葡萄畑が必要になりました。しかし、こころみ学園周辺の平らな農地はそのほとんどが水田です。平らな水田は管理しやすいのですが水はけが良くありません。そこで近隣の方々の協力を得て川岸の水田で良い葡萄を収穫するための工夫がはじまりました。まず水を溜める土の層を崩し、暗渠(あんきょ=地中に埋めた排水路)を入れ排水を良くしました。次に緑肥作物といわれる草花を育て、それを刈り倒し鋤きこむことで、土壌養分や土壌微生物を増やして畑の土壌を整えました。その結果、バランスのとれた土の構造になり、2002年に植樹したヴィニョール種やトラミネット種の葡萄が元気よく育つようになりました。
田んぼだったところに、雨の多いアメリカのミズーリ州の苗木屋さんが教えてくれたヴィニョール種やトラミネット種の葡萄を植えてみて、私たちは学びました。栽培に適した場所を探すことも大切ですが、作物の種類に応じて適した環境をつくっていく方法もあることを。長い時間をかけて葡萄の生育環境を整えてきたこころみ学園農夫やスタッフのチャレンジを、ぜひ味わってみてください。

テクニカル・データ
品種: ヴィニョール 59%
リースリング・リオン 21%
トラミネット 20%
畑: 栃木県足利市田島 こころみ学園
収穫: 2018/08/20(ヴィニョール)
2018/08/22(リースリング・リオン)
2018/08/27(トラミネット)

収穫時の糖度(平均):約20°Brix

醗酵: 一部スキンコンタクトし、やさしくプレスした。
房全体をやさしくプレスして得られた果汁をステンレスタンクに入れ、野生酵母にて約15℃の室温下で約3週間醗酵させた。
熟成: 樽にて約12カ月熟成。
瓶詰: 澱引き後、清澄せずに無濾過でビン詰。
ビン詰日: 2019/09/12 本数: 563本(750ml)
アルコール: 11.6%   酸度: 0.66 g/100 ml   残糖: 0.36%
このワインについて
テイスティング・
コメント:
グレープフルーツ、はっさく、カリンに加え、ユリ、レモングラス、発酵バター、火打石の香り。口に含むと華やかな印象の後に爽やかできゅっと引き締める酸味が続きその後、柑橘類や有核果実とオークの風味が程よい苦みと共にじっくりと広がっていく。
料理との相性: 桃とリコッタチーズのサラダ、平目のカルパッチョ、アスパラガスの卵炒め、タケノコのあおさ海苔炒め、鯵の香草パン粉焼き、桜海老と新玉ねぎのかきあげ、牡蠣フライ、豚肉の塩麹焼き、あさりと春キャベツのペペロンチーノ、ブリード那須、さつまいものはちみつ漬け
飲み頃: 2020~2022年 フレッシュな味わいが続く。
2023~2025年 熟成により香ばしさやドライフルーツの香りがでて円熟する。
飲む直前に氷水や冷蔵庫で1時間程度冷やすと風味をより楽しめる。

2020/04/20

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2018 ヤッテンベレッド ワイン・データシート

Yattembeh(やってんべ)とは、足利地方の方言で「やってみよう」という意味です。
1950年代、当時の特殊学級の中学生たちとその担任教師が足利の北の急斜面の山を開墾し600本あまりの葡萄の苗木を植えました。その葡萄をワインにするために1980年有限会社ココ・ファーム・ワイナリーが設立され、1984年葡萄小屋と呼ばれていた小屋で、初めてのワインが誕生しました。この「やってんべ精神」を携えたこころみ学園の農夫達は、1989年、カリフォルニア・ソノマ地区に葡萄の苗木を植えました。15年契約で葡萄畑を借りて、カリフォルニアの葡萄栽培やワイン醸造を実地で学びながら、より高品質のワインづくりを目指したのです。契約期間中、カリフォルニアの葡萄畑の葡萄はカリフォルニアのクラインセラーで醸造し、ビン詰して日本に運ぶようになりました。そして現在、カリフォルニアからのワインは、こころみ学園の旧友、マットクラインさんが現地の葡萄で醸造したココだけのカリフォルニアワインとして、皆さまにご愛飲いただいています
「2018ヤッテンベ・レッド」は、複雑味を楽しめる、風味豊かでバランスのよい、それも手頃な価格のテーブル・ワインです。このワインのブレンドには、樽またはタンク熟成による質の高い、それもちょうど今飲み頃を迎えられるよう造られたワインを使用しています。
私たちのワインの中で「今夜のディナーに最適なワイン」には躊躇なくこのワインをお勧めするでしょう。複雑、飲み頃、そして納得の価格。これがこの赤ワインのキーワードです。

テクニカル・データ
品種: ジンファンデル、カリニャン、プティット・シラー、ムールヴェードル
畑: カリフォルニア
収穫: 2018
瓶詰: アルコ-ル: 14.2 %  酸度: 0.69 g/100 ml.   残糖: 0.32 %
このワインについて
テイスティング・
コメント:
レッドチェリー、レッドプラムに加えリコリス、シナモンなどのスパイス、煎ったコーヒー豆、カカオのような香ばしい風味。口に含むとラズベリージャム、レーズン、ドライフルーツの持つ甘みと乾いた味わいが広がり、滑らかな酸とタンニンが品種からくるボリューム感と重なり柔らかな余韻へとつながっていく。
料理との相性: 無花果のサラダ、エッグベネディクト、春巻きマンゴーチャツネを添えて、アクアパッツァ、タコス、チリコンカン、オリーブときのこのリゾット、トムヤムクン、ラムチョップのグリル、ステーキフリット、リコッタチーズ、ホットーケーキ、ワッフル
飲み頃: 2020~2022年 フレッシュな果実味のある味わいが続く。
2023~2025年 熟成により一体感が増して、香ばしさや味わいに滑らかさが出てくる。

2020/04/14

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2019 Iwao Furusawa 白 ワイン・データシート

「Iwao Furusawa 白」は、北海道や長野などの契約農家で育った個性的な香りとしっかりした酸の白ワイン用葡萄から造りました。お寿司や和食だけでなく、バラエティ豊かな日本の食卓によくあいます。1日の終わり、ヴァイオリニスト古澤巌のバラエティに富んだ切れの良い演奏を聴きながら、この「日本の小粋な白ワイン」を飲むひとときは至福のひとときと申せましょう。よく冷やしてどうぞ。

テクニカル・データ
品種: ミュラー・トゥルガウ 28 %
シャルドネ 27 %
ソーヴィニョン・ブラン 23 %
バッカス 18%
ケルナー 4 %
畑: 北海道余市 荒農園、 長谷川農園、藤澤農園、才川農園
長野県高山村 角藤農園
長野県安曇野 ぼーのふぁーむ
山形県上山 南果連協同組合
山梨県北杜市 city farm
収穫: 2018/09/13, 14
2019/09/07, 13, 15, 27, 28
2019/10/02, 04, 09, 10, 15, 18, 22

収穫時の糖度(平均):20.5°Brix

醗酵: 除梗した葡萄をやさしくプレスして、タンクに入れる。葡萄の香りを逃がさないように液温20℃以下に保ち、ゆっくりと醗酵させた。一部品種については混醸した。
熟成: タンクで約3カ月熟成。その後、澱引き・ブレンドし、濾過を行った。
瓶詰: ビン詰日:2020/02/19, 20, 21
アルコール:12.5%   酸度:0.44 g/100 ml   残糖:0.1%
このワインについて
テイスティング・
コメント:
グレープフルーツ、ライム、レモンピールに加えハーブ、ディル、ミントなど清涼感のある香り、火打石やわずかにホワイトペッパー(ホール)のスパイス。口当たりはドライで包み込むような粘性と青りんごや洋梨の果実と共に硬質でフレッシュな酸が全体を引き締めている。
料理との相性: キヌアと根菜の温製サラダ、蕪と白菜のポタージュ、スナップエンドウのおかか和え、アスパラのフラン、ワカモレ、スモークサーモン ライムを添えて、鶏笹身の柚子胡椒焼き、新玉葱と桜海老のかき揚、稚鮎の天麩羅、パスタ・コン・レ・サルデ、レアチーズケーキ
飲み頃: 2020~2022年 フレッシュな味わいが楽しめる 10℃程度に冷やすことをお勧めする。
2022~2026年 ドライフルーツや蜂蜜の香りが強くなり、一体感と丸みのある味わいになる。

2020/04/10

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2018 La vie en Rose ワイン・データシート

この「バラ色の人生(フランス語でラ・ヴィ・アン・ローズ)」という名前のロゼワインは濃く赤いバラ色。美味しくてチャーミングなこのワインが、毎日の食卓を彩り、明るい明日を想う時とともにありますように。春夏秋冬楽しめて、和洋中さまざまな料理に合わせやすい1本です。

テクニカル・データ
品種: マスカット・ベーリーA 43% 富士の夢 24% アムレンシス 14% メルロ 9% ブラック・クイーン 5% その他 5%
畑: 山梨県甲州市勝沼、山梨県韮崎市穂坂、栃木県栃木市大平、茨城県つくば、岩手県紫波、長野県高山村、長野県安曇野、山形県
収穫: 2018/09/02, 03, 06, 09, 10, 12, 15, 19, 21, 22, 25, 27, 28, 30
2018/10/01, 02, 09
醗酵: ブドウの実を傷つけないように除梗し、やさしくプレス。時間をかけ丁寧に搾られた、フルーティで旨みのあるジュースに、コクを出すため若干補糖する。フレッシュな果実味を保つために、低温で1~3週間かけてじっくり野生酵母で醗酵。
熟成: ステンレスタンクにオリ引きし、ブレンド後、低温で約3~5カ月熟成。
瓶詰: オリ引き後、濾過を行いながらビン詰。 ビン詰日:2019/03/01
アルコール: 11.3 %  酸度:0.49 g/100 ml.  残糖:0.5 %
このワインについて
テイスティング・
コメント:
外観はロゼとしては濃いめの暗赤色。いちごキャンディのような香りとともに、アセロラ、チェリー、ローズヒップが華やかな印象。イーストの香りもある。アタックは穏やかないちご様の甘いフレーバーと丸い口当たりを感じる。チェリー、野いちご、わずかにグレープフルーツのフレーバーが口中で優しく広がる。余韻は穏やかな旨味と渋味を感じ、ワイン単体以上に料理との相性の良さを想起させる。
料理との相性: 生ハム、カプレーゼ、サーモンのカルパッチョ、エビの生春巻き、手羽先の煮こごり、蒸し鶏ときくらげの和え物、レアチーズケーキ
飲み頃: 冷蔵庫で冷やすと、スッキリとした印象に。温度が上がると甘いフレーバーがより広がる印象に。季節や飲むシチュエーションを選ばないので、気軽に楽しめる。今から2、3年はフレッシュな印象で、以降熟成が進むと、穏やかだがまとまりのある、より上品な味わいを楽しめるだろう。

2020/04/01

2018 La vie en Roseワイン・データシートPDF(プリントに最適です)

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2019 Ashicoco Wine Details

Japanese

Our Ashicoco is our basic off-dry white wine. It is blended from grapes grown throughout Japan, principally Koshu from Yamanashi, with Delaware and Ryugan.
Pair as you would with any light, aromatic, slightly sweet wines. White fleshed fish, chicken, and ham would do well, as would a cheese and fruit platter on a sunny afternoon.

TECHNICAL DATA
VARIETY Koshu 96%, Delaware 3%, Ryugan 1%
VINEYARD Yamanashi 97%, Yamagata 2%, Nagano 1%
HARVEST
DATE
Koshu: 17th, 21st, 24th, 25th September 1st, 2nd, 8th, 16th October 2019
Delaware: 15th August 16th September 2019
Ryugan: 24th October 2019

Brix @the Harvest 15.3Brix(average)

BOTTLING Bottled on: 23rd 24th 25th 26th 27th March 2020
The number of bottles: 41,988(750ml) 12,806(375ml)
ANALYSIS
DATA
Alcohol: 11.7%
Total acidity: 0.49 g/ 100 ml.
Residual Sugar: 0.7%

30/Mar/2020

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2019 Ashicoco ワイン・データシート

English

「Ashicoco(あしここ)」は日本固有の葡萄品種、甲州種を主体としたワインで私たちがワインを造りはじめた1984年から毎年新たな気持ちでつくりつづけています。「2019Ashicoco」は特別にセレクトした甲州種の葡萄を優しくプレス。デラウェア種と竜眼種の葡萄もセレクトしました。澱を沈めた後は澄んだジュースを野生酵母で醗酵させ、果実の新鮮さを維持することを心がけながら、低温醗酵でじっくり丁寧につくりました。このワインのフレッシュな果実の香りと優しく厚みのある口当たりは、はじめてワインをお飲みになる方にはもちろんのことワインに精通した方にも喜ばれることでしょう。
日本の醗酵調味料(醤油・味噌・味醂など)を使った和食全般と良く合い、また和洋中、色々なお料理が並ぶ普段の食卓にも合わせやすい日本の白ワインです。2012、2013、2015ヴィンテージのこのワインは、国際線ファーストクラスやラウンジやビジネスクラスでもご採用いただいています。アペリティフにも最適で、ほっとしたひととき、よく冷やしてのんびりお楽しみいただけると嬉しいです。

テクニカル・データ
品種: 甲州 96%、デラウェア 3%、竜眼 1%
畑: 山梨県甲州市勝沼、塩山 山梨県山梨市(甲州)
山形県置賜地区、山梨県韮崎市穂坂(デラウェア)
長野県安曇野(竜眼)
収穫: 2019/09/17, 21, 24, 25 10/01, 02, 08, 16(甲州)
2019/09/16 08/15(デラウェア)
2019/10/24(竜眼)

収穫時の糖度(平均): 約15.3°Brix

醗酵: 傷んだ実や未熟な実を取り除き、除梗後やさしくプレスする。澱を沈め、澄んだジュースを野生酵母で醗酵。甘味と酸味のバランスがちょうど良いタイミングでタンクを冷却して醗酵を止める。
熟成: タンクに澱引きし、低温で約5カ月熟成。清澄せず、濾過を行った。
瓶詰: 澱引き後、メンブレンフィルターで濾過しながらビン詰。
ビン詰日:2020/03/23, 24, 25, 26, 27
本数:41,988本(750ml) 12,806本(375ml)
アルコール:11.7%   酸度:0.49 g/100 ml   残糖:0.7%
このワインについて
テイスティング・
コメント:
青りんご、グレープフルーツ、メロン、洋梨キャンディーに加え、清涼感のあるレモングラス、ハーブ、シトラスの香り、口に含むとさわやかな酸味、クローブ、柑橘の皮のような苦みと火打石など硬質的な印象と共に澱からくる旨味を含んだ厚みある味わいが広がっていく。
料理との相性: ホワイトアスパラガスのソテー、コリアンダーと足利トマトのサラダ、さつまいもとベーコンのマスタード和え、赤貝の握り、鳥貝の刺身、鰆の粕漬、独活の天婦羅、菜の花としらすのパスタ、大根の柚子味噌煮、生ハムメロン、シェーブルチーズ、わらび餅
飲み頃: 2020~2022年 フレッシュな果実味のある味わいが続く。
2023~2025年 熟成により一体感が増してドライフルーツや香ばしさなどが出てくる。
冷蔵庫や氷水で10℃前後によく冷やして飲むことをおすすめする。

2020/03/31

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2019 いまここ 白 ワイン・データシート

足利に生まれ生きた相田みつを氏(1924年5月20日-1991年12月17日)は書の詩人とも称されています。この相田みつを氏の書をラベルにした「2019いまここ白」は私たちのつくる最も親しみやすい白ワインです。アペリティフに良し、のんびりとした午後に1杯飲んでも良し。その柔らかく、やさしい口当たりとフレッシュなハーブや果物の香りは、ワイン初心者の方にはもちろん、鋭い味覚の持ち主にも喜ばれるでしょう。葡萄は山梨県の契約栽培農家さんによって大切に育てられた日本固有の葡萄品種、甲州種が主体です。山形県や長野県の契約栽培農家さんの葡萄も特別にセレクトしました。
醸造場では丁寧な選果後、澱を沈めて澄んだジュースのみタンクに入れて野生酵母で醗酵。その後タンクを冷却し低温にして醗酵を止め、果実の新鮮さやバランスを維持するようにしました。
日本の醗酵調味料(醤油・味噌・味醂など)を使った和食全般と良く合います。また和洋中いろいろなお料理が並ぶ普段の食卓にも合わせやすい日本の白ワインです。よく冷やしてお召し上がりください。

テクニカル・データ
品種: 甲州 96% デラウェア 3% 竜眼 1%
畑: 山梨県甲州市勝沼、塩山、山梨県山梨市(甲州)
山形県置賜地区、山梨県韮崎市穂坂(デラウェア)
長野県安曇野(竜眼)
収穫: 2019/09/17, 21, 24, 25 10/01, 02, 08, 16(甲州)
2019/09/16 08/15(デラウェア)
2019/10/24(竜眼)

収穫時の糖度(平均): 約15.3°Brix

醗酵: 傷んだ実や未熟な実を取り除き除梗後やさしくプレス。澱を沈め澄んだジュースを野生酵母で醗酵。甘味と酸味のバランスがちょうど良いタイミングでタンクを冷却し醗酵を止める。
熟成: タンクに澱引きし、低温で約5カ月熟成。清澄せず、濾過を行った。
瓶詰: 澱引き後、メンブレンフィルターで濾過しながらビン詰。
ビン詰日:2020/03/23, 24, 25, 26, 27
アルコール:11.7%   酸度:0.49 g/100 ml   残糖:0.7%
このワインについて
テイスティング・
コメント:
青りんご、グレープフルーツ、メロン、洋梨キャンディーに加え、清涼感のあるレモングラス、ハーブ、シトラスの香り。口に含むとさわやかな酸味、クローブ、柑橘の皮のような苦みと、火打石など硬質的な印象とともに澱からくる旨味を含んだ厚みある味わいが広がっていく。
料理との相性: ホワイトアスパラガスのソテー、コリアンダーと足利トマトのサラダ、さつまいもとベーコンのマスタード和え、赤貝の握り、鳥貝の刺身、鰆の粕漬、独活の天婦羅、菜の花としらすのパスタ、大根の柚子味噌煮、生ハムメロン、シェーブルチーズ、わらび餅
飲み頃: 2020~2022年 フレッシュな果実味のある味わいが続く。
2023~2025年 熟成により一体感が増してドライフルーツや香ばしさなどが出てくる。
冷蔵庫や氷水で10℃前後でよく冷やして飲むことをおすすめする。

2020/03/31

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