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2012 陽はまた昇る ワイン・データシート

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『2012陽はまた昇る』はタナ種とカベルネ・ソーヴィニョン種からなる赤ワインです。タナ種もカベルネ・ソーヴィニョン種もフランスの主要な品種で、私たちはこの葡萄を日本に持ってきて足利に植えその後、山形や長野の契約栽培農家に栽培をお願いしました。そして土地との相性もさることながら、彼らの経験と技術によって素晴らしい品質のワインができるようになりました。シンプルなつくりをこころがけた「2012陽はまた昇る」。10年近い熟成の時を経て、調和のとれたワインになりました。

テクニカル・データ
品種: タナ 67%:(長野県高山村、山形県上山、栃木県佐野市赤見)
カベルネ・ソーヴィニョン 33%:(山形県上山)
畑: 長野県高山村、山形県上山、栃木県佐野市赤見
収穫: 2012/9/20,29 10/19,22 11/5
収穫時の糖度:21.1°Brix(平均)
収穫方法:手摘み
醗酵: 完熟した葡萄を除梗し軽く破砕して、小型のタンクへ移す。1日2回のピジャージュをおこないながら、徐々にマストを温めてゆく。2、3日すると野生酵母による醗酵が自然に始まる。醗酵は高めの温度ですすみ、残糖がなくなるまで続く。注意深くピジャージュを続けながら、十分な色素と風味を抽出する。10~12日間醸した後、マストを搾り、ワインを皮と種から分ける。その後、小樽に移し野生乳酸菌によるMLF(マロラクティック醗酵)を促す。
熟成: オークの小樽で約15カ月熟成。
瓶詰: 澱引き後、清澄せず無濾過でビン詰。ビン詰日:2014/02/03 本数:10,665本(750ml)
アルコール:11.8 %   酸度:6.15 g/L.   残糖:1.7 g/L.

 

このワインについて
テイスティング・
コメント:
ダークチェリーやカシスリキュールなどフルーツの香りに樽由来の杉などのメントールの香りが特徴的。しなやかな酸味があり、タンニンは繊細。すっと体になじむようなスムースな飲み心地で、味わいは、全体的に調和がとれ深みと丸みを感じる。
料理との相性: 牛肉の赤ワイン煮、ステーキなど牛赤身肉、ラムチョップ、スペアリブ、鶏肉と鶏モツのすき焼き、ブルーチーズ、鴨の燻製、サラミソーセージ
飲み頃: 現在、飲み頃。それ以降でも、熟成により口当たりが柔らかに広がる、ゆったりとしたまろやかで複雑なワインとなるだろう。

2021/02/03

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