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2013 Koshu Fermented On Skins Wine Details

Japanese

Koshu F.O.S. is a powerful, idiosyncratic wine made from Japan’s own Koshu grape variety. Fermented on skins like a red wine (hence “FOS”), this white wine isn’t really white at all. It displays a deep copper robe, an opening ‘comment’ to be followed by powerful, spicy aromas of cinnamon, fig, and walnut. In the mouth this wine is robust, with plenty of fruit and spice, and a dry, tannic finish.
As an accompaniment to food this wine is most at home with similarly robust dishes, from chicken stew to tripe; it is also exceptional with strongly-flavored cheeses.

TECHNICAL DATA
VARIETY Koshu 100%
VINEYARD Katsunuma, Yamanashi
HARVEST
DATE
12nd November 2013
Brix @the Harvest(average): 19.0°Brix
BOTTLING Bottled on: 25th December 2014
The number of bottles : 1,384(750ml)
ANALYSIS
DATA
Alcohol:12.5 %   Total acidity: 0.563 g/ 100 ml.   Residual Sugar: 0.11%

08/Nov/2016

2013 Koshu Fermented On Skins Wine Details PDF

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2013 甲州F.O.S. ワイン・データシート

English

 白ワインが白いことは、みんなの“共通の認識”です。白ワインが、赤ワインよりボディーが軽くタンニンが少ないということも。白ワインを買う時にも、つくる時にも軽やかでフルーティーな白ワインはひとつの基準でした。
 しかし私たちは、世界中のワイン産地を訪れる旅の間に、茜色の滋味深いワインに巡り会うことができました。
 イタリアのフリウリ・ヴェネツイア・ジューリア州のオスラヴィエやフランスのジュラ地方の生産者がつくる、果実味にあふれ、アクセントに渋みもあり、複雑でナチュラルな美味しさを持つオレンジ色のワイン。適地適品種の葡萄を探す旅は、その土地の葡萄がその個性を思う存分に発揮するワインを目の当たりにする旅でもありました。
 私たちは、今までの淡くやわらかな白ワインとは正反対のワインに挑戦したくなりました。可能な限り葡萄から香りと成分を抽出し、赤ワインをつくるように醗酵させた甲州種のワイン。ちなみにF.O.S.とはFermented on Skins(果皮の上で醗酵)の略です。甲州種の白ワインは日本国内に多く流通していますが、そのほとんどが淡い色で、軽く飲みやすいものです。それゆえ葡萄自体も同じように、淡い色でソフトな味だと思いがちですが、実は甲州種の葡萄は渋味が強くとても力強いのです。このような葡萄からやわらかなワインをつくるには、葡萄の成分を抽出しすぎない注意、成分を抽出しすぎた場合はそれを取り除く技術が必要で、本来の葡萄の特徴や力強さをもつワインにはなかなか、なりづらいのです。
 2004年、甲州種を果皮と一緒に醗酵させたこの“常識破り”の白ワインは、優れた契約栽培家との信頼関係を元に、毎年、試行錯誤を繰り返しながらつくられるようになりました。最近では自然派のワイン愛好家の方たちから「フォス」という愛称で呼んでいただいています。「2013甲州F.O.S.」は、深い色、広がりのある複雑なアロマ、渋味がつくる口当たりの強さを有するワインで、多くの中華料理に好相性です。
 ようやくこのようなオレンジ色のワインが日本でも時折見られるようになってきましたが、保守的な方、オーソドックスなワインがお好みの方には、白ワインなのに渋みがあり、ギャップを感じられるようで、贈答品としては少々心配です。できれば気の合う方とのんびりお楽しみくださいますように。

テクニカル・データ
品種: 甲州 100%
畑: 山梨県甲州市勝沼 秋玉園
収穫: 2013/11/12
収穫時の糖度19.0°Brix(平均)
醗酵: 2つの方法で野生酵母により醗酵させ、それぞれで補糖した。
1つ目は、赤ワインと同じように、葡萄を除梗しステンレスタンクに入れ、1日2回ピジャージュしながら醸す。醗酵により出てきたアルコールが皮からの成分を抽出した後、プレス。
2つ目は葡萄を除梗しステンレスタンクに入れ、低温で1週間スキンコンタクトし、十分に成分を抽出した後、プレスし醗酵させた。
熟成: 醗酵終了後、樽で12ヶ月熟成。オリ引き後、清澄せず無ろ過でビン詰。
ビン詰: ビン詰日: 2014/12/25 本数: 1,384本(750ml)
アルコール: 12.50%   酸度: 0.563 g/100 ml.   残糖: 0.110%
このワインについて
テイスティング・
コメント:
「2013甲州F.O.S.」は、みかん、オレンジ、柑橘の皮のような香り。口中は干し柿のようなやわらかい渋み・旨みとオレンジなどのフレッシュさ感じられ、奥深い味わい。ソフトな渋味を伴う長い余韻にも豊かなフルーツが感じられる。
料理との相性: 串カツ、ネギ焼き、チーズとチキンの包み揚げ、鮎の春巻き、小籠包、東坡肉(トーロンポー)、ブーダンノワール レバーペースト甘夏ジャムを添えて カラスミ大根
飲み頃: 現在から2025年頃まで:今でも美味しいが、長期の熟成によりもっと複雑なワインとなるでしょう。

2015/11/19

2013 甲州F.O.Sワイン・データシートPDF(プリントに適しています)

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2016 NOVOCCO Wine Details

Japanese

Novocco Red Wine is a light, fruity, spicy red wine fresh from fermentation with a touch of residual carbonation. This wine is made in a “Nouveau” style, bottled young and immediately approachable. The grape involved is the Shokoshi grape, developed by the renowned Sawanobori family of Japanese grape breeders.
The juicy, effervescent character of this wine makes it a natural for charcuterie, cheeses, and good friends.

TECHNICAL DATA
VARIETY SHOKOSHI 100%
VINEYARD Kaminoyama Yamagata, Namegawa Saitama
HARVEST
DATE
8th, 9th August, 8th , 9th , 10th , 12nd September 2016
Brix @the Harvest(average): 21.1°Brix
BOTTLING Bottled on: 12nd October 2016
The number of bottles :7,546(750ml)
ANALYSIS
DATA
Alcohol: 11.4 %   Total acidity: 0.68 gm/ 100 ml.   Residual Sugar: 0.73 %

27/Oct/2016

2016 NOVOCCO Wine Details PDF

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2016 こころみシリーズ 赤見のぼっこ ワイン・データシート

“こころみシリーズ”は可能な限りベストなワインを造ろうという私たちの新しい試みです。異なる畑の様々なブドウを使用したこの限定発売プログラム。この私たちの“試み”をぜひお試しください。

“ワインは人々を喜ばせるもの”
この単純な事実は、タキシードで着飾ったソムリエや1本10万円のワインにあふれた世界では忘れやすいことかもしれません。
しかし、手軽なワインでも高価なワインでも、あらゆるワインはお客様に喜びを与えなくてはなりません。

ココの「のぼっこ」は気取らず飲め、笑顔になれるようなワインです。
低温で醗酵させ、その後半でさらに温度を落として「のぼっこ」はできました。ワインを冷やすことによってフレッシュなフルーツの特徴や綺麗な酸味、醗酵中にできた二酸化炭素からの発泡を有するワインになりました。
また、このワインは清澄やろ過をしていません。その結果、醗酵によるくもりと気泡が残る、ジューシーでフレッシュで生き生きとした赤ワインになりました。
タンクからお客様のお手元のグラスまでとても近いワインです。お客様の笑顔に出会えるくらいに・・・

「赤見のぼっこ」はこころみ学園の赤見の畑からできた小公子の上品な味わいを活かすため、ブレンドせずにビン詰めしました。

緊張いらず、心配いらず、コルクスクリューもいりません。
よく冷やしてお飲みください。

テクニカル・データ
品種: 小公子
畑: 栃木県佐野市赤見
収穫: 2016/8/15
収穫時の糖度: 21.1°Brix(平均)
醗酵: 葡萄を房ごと搾り、ジュースをステンレスタンクに入れ、自然と野生酵母により醗酵が始まるのを待つ。約15℃~20℃の温度を保ち、ろ過などをせずにビン詰。
ビン詰: ビン詰日: 2016/09/21 本数: 332本(750ml)
アルコール: 11.2 %   酸度: 0.78 g/100 ml.   残糖: 0.81 %
このワインについて
テイスティング・
コメント:
「2016 こころみシリーズ 赤見のぼっこ」は紫がかった若々しいルビー色。香りはストロベリーやプラム、さくらんぼ、すみれの花の優しい香り。口に含むと、ミネラル、ピンクグレープフルーツのフレーバーがエレガントさを感じさせる。僅かな苦味と爽やかな後味が余韻をまとめ、次の杯を誘う。
料理との相性: ハム、パテ、パニーニ、ソーセージ、スペアリブ、タコスなど。
飲み頃: 若いうちに飲むワインなので、2017年以内にできる限り早くお飲みください。フレッシュな果実味がよりクリアに味わうことができます。

2016/10/20

2016 こころみシリーズ 赤見のぼっこワイン・データシートPDF(プリントに適しています)

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2016 のぼっこ ワイン・データシート

English

“ワインは人々を喜ばせるもの”
この単純な事実は、タキシードで着飾ったソムリエや1本10万円のワインにあふれた世界では忘れやすいことかもしれません。
しかし、手軽なワインでも高価なワインでも、あらゆるワインはお客様に喜びを与えなくてはなりません。

ココの「のぼっこ」は気取らず飲め、笑顔になれるようなワインです。
低温で醗酵させ、その後半でさらに温度を落として「のぼっこ」はできました。ワインを冷やすことによってフレッシュなフルーツの特徴や綺麗な酸味、醗酵中にできた二酸化炭素からの発泡を有するワインになりました。
また、このワインは清澄やろ過をしていません。その結果、醗酵によるくもりと気泡が残る、ジューシーかつフレッシュで生き生きとした赤ワインになりました。
タンクからお客様のお手元のグラスまでとても近いワインです。お客様の笑顔に出会えるくらいに・・・

家族や友達とご一緒にお楽しみください。例えば、チーズ、パン、ソーセージ、ピクルスや何か好きなものを持ってピクニックに持っていってみてはいかがですか?
緊張いらず、心配いらず、コルクスクリューもいりません。
よく冷やしてお飲みください。

テクニカル・データ
品種: 小公子 100%
畑: 山形県上山
埼玉県比企郡滑川
収穫: 2016/8/8、9 9/8, 9, 10, 12
収穫時の糖度: 21.1°Brix(平均)
醗酵: 葡萄を房ごと搾り、ジュースをステンレスタンクに入れ、自然と野生酵母により醗酵が始まるのを待つ。約15℃~20℃の温度を保ち、ろ過などをせずにビン詰。
ビン詰: ビン詰日: 2016/10/12 本数: 7,546 本(750ml)
アルコール: 11.4 %   酸度: 0.68 g/100 ml.   残糖: 0.73 %
このワインについて
テイスティング・
コメント:
「2016のぼっこ」は紫がかった若々しいルビー色。香りはスモーキーで、ラズベリーやプラム、すみれのような花の香りもある。口に含むと、ライトでしなやかではあるが、充実した果実味が味わえる。余韻はフレッシュな酸味が爽やか。
料理との相性: ハム、パテ、パニーニ、ソーセージ、スペアリブ、タコス、ルッコラのパスタ、パクチーを使った料理
飲み頃: 若いうちに飲むワインなので、2017年以内にできる限り早くお飲みください。フレッシュな果実味がよりクリアに味わうことができます。

2016/10/27

2016 のぼっこワイン・データシートPDF(プリントに適しています)

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2015 こことあるシリーズ ぴのぐり ワイン・データシート

現在世界中で造られているピノ・グリにはいろいろなタイプがあります。はつらつとフレッシュなイタリアのピノ・グリージョ、リッチかつまろやかな新大陸の造り、さらに、ねっとり、うっとりと絡みつく蜂蜜のような舌触りのアルザス地方のワインなど実に様々な解釈で造られています。
北海道でこの品種を初めて仕込むにあたり、特に好みのスタイルやこだわりはありませんでした。ただ葡萄がなりたいワインになれるよう、必要最小限に手を加え、かつ最大限のお世話をし、注意を払おうと考えただけでした。原料の葡萄が、日本でも最も高く評価されている、北海道余市町の中川さん、木村さんの二つの畑からやってきた折り紙つきだったため、それが可能でした。

2015年の北海道は涼しくて雨が多めの秋でした。そのため、葡萄には貴腐菌がたくさん付き、蜜のニュアンスが特徴的です。2015年の味わいをごゆっくりお楽しみください。

テクニカル・データ
品種: ピノ・グリ 100%
畑: 北海道余市町登 中川農園85%、木村農園15%
収穫: 2015/10/24(木村農園)、2015/10/26(中川農園)
醗酵: 葡萄を選別した後、房ごと低圧で搾った。
一夜常温沈殿させた後、オリ引き。ステンレスタンク70%、古樽30%(7年目フレンチオーク)で、野生酵母による醗酵後、野生乳酸菌により100%MLF (マロラクティック醗酵) を行った。
熟成: 醗酵後数か月オリ浸けした後、オリ引き。ブレンドし、少量の亜流酸塩添加後、無清澄・無ろ過にてビン詰め。
ビン詰: 本数: 2,390本(750 ml)
アルコール: 12.4 % 酸度: 0.74 g/100 ml.  残糖: 0.48 %
このワインについて
テイスティング・
コメント:
「こことあるシリーズ2015ぴのぐり」は、香りは黄桃、パイナップル、リンゴ、アプリコット、アカシアの花が活き活きした印象を与える。口にすると、丸みのあるメロンやパッションフルーツ、蜜リンゴ、八朔(はっさく)といった果実味が広がり、コクを感じる。キレの良い酸味と栗のような香ばしい甘味・ほのかな渋味と旨味が余韻を残す。
料理との相性: 味・香りともにしっかりした味わいのため、濃厚な味わいの肉料理が特に
おすすめ。例えば、シュークルート、ベックオフ(フランス風肉じゃが)、カスベのムニエル、
コンテチーズ、タルトタタンなど。
飲み頃: 今すぐに飲んでも、2,3年待っても楽しめる。

2016/10/14

2015 こことあるシリーズ ぴのぐりワイン・データシートPDF(プリントに適しています)

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2015 こことあるシリーズ ぴのろぜ ワイン・データシート

こういうわけで・・・
「ロゼはどう?」
ちゃんとその言葉は聞こえていたけれど、知らんふりをすることにした。忙しすぎて(もしくはそう思い込んでいて)、立ち止まって考える暇がなかったのだ。けれど、その言葉は数秒後には戻ってきた...
「ロゼよ、ロゼ」
この、あまりうれしくない議題の矛先を転じたくて、僕は断固として応じた。
「だめだよ。日本全国でもピノ・ノワールでは一番っていうぐらいの畑から来た君は、すごく高価くついてるんだからね。君は赤ワインになることになってるんだ。」
僕が言ったことは確かに否定しがたい事実ではあったけれど、そのブドウにはきれいなイチゴとフローラルな風味、生き生きとした軽快な口当たり、そして程よくスパイスが感じられる後味があった。まるで、僕の心の内と、弱まりつつある決心とを読んだかのように、またその声は戻ってきた。「ロゼにしてよ。自分だって、本当はそうしたいくせに。」がけっぷちに追い込まれて、僕はそれでも弱々しく抗議した。「誰もロゼなんか買わないよ。赤でも白でもなくて、みんなロゼってワインがあることも忘れてるさ。」
「何バカなこと言ってるの。」とその声は答えた。「私たちロゼワインは、ちゃんとした作り方をしさえすれば、白、赤両方のいい所取りだってこと分かっているでしょ。赤のように辛口で複雑、しかもたいがいの白のように軽やかでエレガント。それに、本当にいろんな食べ物との相性がいいのよ!!」
戦いは終わった。僕たちは照準を合わせなおし、ピノ・ノワールのドライロゼ作りに着手した。丁寧な圧搾、古いフレンチオークの樽とステンレスのタンクでの野生酵母による発酵を経て、力強く香りつつ、絶妙に軽快で元気いっぱいのワインが出来上がった。そして、ぶどうが言った通り、本当にいろいろなタイプの食事とよく合うワインに仕上がった。A Votre santé(乾杯)!

テクニカル・データ
品種: ピノ・ノワール 100%
畑: 北海道余市町登、木村農園100%
収穫: 2015/10/13 ~ 2015/10/15
醗酵: 葡萄を選別した後、7週間低温全房のカルボニックマセレーション(炭酸ガス浸漬)を行った。その後、足で破砕して4日間野生酵母により醸し醗酵。じっくりと搾って、タンクに移動した。一夜常温沈殿後、オリ引き。ステンレスタンク(5割)、木樽(内5割古樽、5割新樽のオーク)にて野生乳酸菌によるMLF(マロラクティック醗酵)を行った。
熟成: 醗酵後数か月オリ漬け。
オリ引き、ブレンド、少量の亜流酸塩添加後、無清澄・無ろ過にてビン詰め。
ビン詰: ビン詰日: 2016/9/11        本数: 1,844本(750ml)
アルコール: 10.3 % 酸度: 0.66 g/100 ml.  残糖: 0.08 %
このワインについて
テイスティング・
コメント:
「こことあるシリーズ2015ぴのろぜ」の特徴はチェリー、イチゴ、
ブラッドオレンジ、野ばら、コーヒー、薫製肉、腐葉土などの上品なアロマとオークの香ばしさ。味わいは、ざくろの果実味を中心としたやわらかでドライな口当たり。丸さとフレッシュさを併せ持つ酸味と旨味が心地良い余韻を作る。
料理との相性: 上品なロゼなので大抵のものと美味しくいただける。サーモンのコンフィ、皮付きポテトとチキンのハーブグリル、柿の葉寿司などが特におすすめ。
飲み頃: 今すぐに飲んでも、2,3年待っても楽しめる。

2016/10/14

2015 こことあるシリーズ ぴのろぜワイン・データシートPDF(プリントに適しています)

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第33回 収穫祭記念赤ワイン ワイン・データシート

「第33回収穫祭記念赤ワイン」は、複雑味を楽しめる、風味豊かでバランスのよい、それも手頃な価格のテーブル・ワインです。
このワインのブレンドには、樽またはタンク熟成による質の高い、それもちょうど今飲み頃を迎えられるよう造られたワインを使用しています。私たちのワインの中にはよりフル・ボディで優れた構造を持つワインもいくつかありますが、「今夜のディナーに最適なワイン」には躊躇なくこのワインをお勧めするでしょう。複雑、飲み頃、そして納得の価格。これが、「収穫祭記念赤ワイン」のキーワードです。

1989年、日本のこころみ学園の農夫たちによって、カリフォルニアに葡萄の苗木が植えられました。
このワインは、カリフォルニアの良質な葡萄を原料として、こころみ学園のワイン醸造場ココ・ファーム・ワイナリーが、カリフォルニアの旧友マット・クラインさんに醸造を委託したワインです。ココ・ファーム・ワイナリーでしか扱っていないカリフォルニアワインをお楽しみください。

ラベルデザインは鈴木 成一さんです。

テクニカル・データ
品種: ジンファンデル76.9 % 、プティ・シラー16.8 % 、カリニャン4.0 % 、
ムールヴェードル1.9 %、アリカンテ・ブーシェ0.4 %
畑: カリフォルニア
収穫: 2015年
ビン詰: アルコ-ル: 15.5 %  酸度: 0.60 g/100 ml.  残糖: 0.72 %
このワインについて
テイスティング・
コメント:
「第33回収穫祭記念赤ワイン」は、しっかりとしたミディアム・ボディの赤ワインです。香りはプラム、ラズベリー、ブラックチェリーなどのフルーツの中にスパイシーなアクセントがありミントのようなハーブの香りもある。口の中では赤いベリー系の果実、ドライフルーツの味わい、シナモンのようなニュアンスもある。
料理との相性: 程よくコクのある肉料理、ソーセージ、ラムチョップのグリル、タコス、
牛筋の煮込み、クワトロ・フロマージュのピザ
飲み頃: 現在から1~3年後:現在でも楽しめるが、熟成によってスパイシーな個性を増し、より味わい深いワインへと成長するであろう

2016/10/20

第33回 収穫祭記念赤ワインワイン・データシートPDF(プリントに適しています)

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第33回収穫祭記念白ワイン ワイン・データシート

「第33回収穫祭記念白ワイン」は、私達のつくる最も親しみやすい白ワインです。アペリティフに良し、のんびりとした午後に1杯飲んでも良し、そしてどんな料理にも最適なワインです。その柔らかく、やさしい口当たりとフレッシュなハーブや花の香りは、ワイン初心者の方にはもちろんのこと、鋭い味覚の持ち主にも喜ばれるでしょう。 

特別にセレクトした葡萄をブレンドしたワインには、果実の新鮮さが維持されています。ワインは甲州種を主体にデラウェア等によりアクセントを付けて仕上げました。また、余韻は少し甘く、丸みを帯び、典型的な甲州種の苦みが口中に爽やかさを残します。和食全般と一緒にお召し上がりになると、大変良く合います。

ラベルデザインは鈴木 成一さんです。

テクニカル・データ
品種: 甲州 94.9 %  デラウェア 4.1 % その他 1 %
畑: 山梨県甲州市勝沼 山梨県穂坂
収穫: 2015/8/7, 13 9/22, 24, 29 10/2, 4, 7, 21, 26
2015, 2013(その他品種)
収穫時の糖度: 15.4°Brix(平均)
醗酵: 傷んだ実や未熟な実を取り除き、除梗した後、やさしくプレスする。
甲州は果汁をハイパー・オキシデーションし、えぐみを柔らかくする。オリを沈め、澄んだジュースをステンレスタンクに移し、野生酵母で醗酵。甘味と酸味のバランスがちょうど良いタイミングでタンクを冷却して、醗酵を止める。
熟成: ステンレスタンクにオリ引きし、低温で約5ヶ月熟成。清澄せず、ろ過してビン詰。
ビン詰: ビン詰日: 2016/03/07, 08, 09, 10 本数: 38,564本(750ml) 11,542本(375ml)
アルコール:10.5 %   酸度: 0.71 g/100 ml.   残糖: 0.91 %
このワインについて
テイスティング・
コメント:
「第33回収穫祭記念白ワイン」は、やや甘口の白ワイン。色調は淡いレモンイエロー、香りはりんごやグレープフルーツ、びわ、洋ナシと爽やかに広がる。味わいは、穏やかな甘味、柔らかな酸味でグレープフルーツやびわのような風味を感じる。そして後味には甲州種らしいビターな印象があり、ワインを引き締めている。
料理との相性: まろやかで程よくコクのある料理:おでん、蛤のワイン蒸し、青梗菜のクリーム煮、湯豆腐、鰯と松の実のスパゲッティー、モッツァレラ・チーズ、海老しんじょなど。
飲み頃: 現在から2018年頃まで若くフレッシュな味わいを楽しめる。
また、長期間熟成しても奥深い味わいになるでしょう。

2016/10/20

第33回 収穫祭記念白ワインワイン・データシートPDF(プリントに適しています)

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1998 長期熟成NOVO BRUT ワイン・データシート

「のぼ」は、過去数世紀にわたってフランスのシャンパン地方で培われてきた、本格的なシャンパン方式で造られたスパークリングワインです。日本の伝統的なブドウ品種から造られ、さわやかな辛口の、芯のある高貴なスタイルに仕上がっています。ワインは大量生産を行わず、すべて手作業でビン詰めされています。

実はこのワイン、「リースリング・リオンと甲州は、スパークリングワインにしてみたら面白いものになるのではないか」と思いつき、とりあえずは自分たちのために試しに造り始めたものでした。それにココ・ファーム・ワイナリーの全スタッフがシャンパンを飲むのが大好きだったのも、忘れてはいけない理由です。

1996年のぼドゥミセックが、2000年沖縄サミット晩餐会の席でサーヴィスされ、このワインは一躍脚光を浴びることとなりました。このことは、本当に光栄なことと感じております。そしてこれからもこの名誉にお応えできるよう、私たちはさらに厳しい管理体制のもと、その高い品質を維持していく覚悟でおります。

ビン内二次醗酵のスパークリングワインは酵母のオリとともに寝かせることで、長期熟成が可能になります。約17年間の熟成を経てリリースされたこのワインには、長い年月のみが醸し出すことのできる複雑さと奥深さが感じられます。

テクニカル・データ
品種: リースリング・リオン60% , 甲州40%
畑: 栃木県足利市田島町 開拓園 , マルサン農場
収穫: 1998/10/08 , 12/09
収穫時の糖度 18.0°Brix , 15.5°Brix
醗酵: ブドウを房のままプレスし、フリーランと低圧力で搾られた部分のみを使用。果汁の清澄は小型で細身のステンレスタンクを用い、その後プルミエキュヴェ酵母を添加。15℃~17℃で約2ヶ月間醗酵させた
熟成: リースリング・リオンは60%が樽で、40%がステンレスタンクで約6ヶ月間熟成。
甲州は100%樽で約4ヶ月間熟成。ブレンド後、ティラージュビン詰し、ビン内での第2次醗酵が行われる間、205ヶ月間酵母のオリと接触させながら熟成。
瓶詰: ビン詰日: 1999/7/29 (ティラージュ) 2016/07/07 (ドサージュ) 本数: 42本
アルコール: 11.1 %   酸度: 0.67 g/100 ml.   残糖: 0.12 %
このワインについて
テイスティング・
コメント:
「1998のぼブリュット」は、シャンパン方式による辛口のスパークリングワイン。長期熟成による黄金色を呈するこのワインは、グラスのなかでクリ-ミーで細かな泡が絶え間なく立ちのぼる。蜂蜜、焼き栗、カスタードクリーム、ドライフルーツ、胡桃、湿った石の香りがアロマを構成し、口当たりは熟成による滑らかさと香ばしさにミネラル系の刺激が混ざり、奥深い味わいを感じる。
料理との相性: 軽めの料理や和食など:生牡蠣、イクラのカナッペ、生ハム、中華風前菜、お寿司、カレイの唐揚げ、白身魚の天ぷら、蕎麦せいろ
飲み頃: 長期熟成により今が飲み頃。

2016/10/10

1998 長期熟成NOVO BRUTワイン・データシートPDF(プリントに最適です)