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2016 こころみシリーズ ブラン・ド・タナ ワイン・データシート

 ”こころみシリーズ”は可能な限りベストなワインを造ろうという私たちの新しい試みです。異なる畑の様々な葡萄を使用したり、同じ葡萄品種で色々な造り方に挑戦したり、この種々な”試み”をぜひお楽しみください。
 「ブラン・ド・タナ」、直訳すると「タナの白」。この白ワインは、赤ワイン用のタナ種の葡萄からできています。タナはフランス南西部原産の葡萄で、赤ワインの渋味の元にもなる「タンニン」が語源となるくらい、渋味が強く、色も濃い、味わいのしっかりした赤ワインがつくられています。世界中のワイン産地から適地適品種の葡萄を探すなかで、高温多湿で日照量もそれほど多くない日本においても、他品種と比べて突出した色の濃さとタンニンを持つ葡萄に育っています。そんな葡萄で白ワイン!? 不思議に思う方も多いのではないかと思います。
 タナは渋味や色の濃さだけでなく、のびやかな芯のある酸味、ボディといった特筆すべき個性を持ち合わせています。特に長野県高山村の佐藤さんに育ててもらっているタナには、土地の特徴である鉱物のような味わいを感じ取ることができます。これらは、渋味以外は白ワインの魅力として明確な特徴です。私たちは、赤ワインとしての魅力が強いタナの印象にとらわれてしまい、この葡萄がおいしい白ワインになる可能性を見逃していました。
 白ワイン用の葡萄で、赤ワインのように果皮と種を一緒に発酵させる「甲州F.O.S.(Fermented on Skins)」。この逆の発想で、赤ワイン用の葡萄で、白ワインのように果皮と種を取り除いてジュースのみを発酵させた白ワインが「ブラン・ド・タナ」です。果汁のみを醗酵させることで、渋味がほとんどなく、豊かな酸とボディを持つワインになりました。赤ワイン、白ワインといった分類や製法にとらわれず、葡萄が持つさまざまな魅力を引き出すことは、私たちのテーマの一つです。新しいチャレンジをお楽しみいただければ幸いです。

テクニカル・データ
品種: タナ 100%
畑: 長野県高山村 佐藤農園
収穫: 2016/09/23
収穫時の糖度 約18.7°Brix(平均)
醗酵: 房全体をやさしくプレスして得られた果汁をステンレスタンクに入れ、野生酵母にて約16~20℃の温度で約1ヶ月間半ゆっくりと醗酵させた。その後、樽内で野生乳酸菌によるMLF(マロラクティック醗酵)を続ける。
熟成: 樽で約10ヶ月、ステンレスタンクで約6ヶ月半熟成。
瓶詰: オリ引き後、清澄せず無ろ過でビン詰。
ビン詰日: 2018/03/28 本数: 296本(750ml)
アルコール: 12.0 %   酸度: 0.70 g/100 ml.   残糖: 0.09 %
このワインについて
テイスティング・
コメント:
色合いは、少し赤みがかったイエロー。アセロラやチェリー、レモン、グレープフルーツ、りんごの皮様の渋味を想起する香りも。口中も、香りとの一体感があり、一貫した酸味を主体に、赤ブドウ由来のほのかな渋味やオークの風味、塩気も感じられ、程よいコクと複雑さがある。
料理との相性: ニンジンのラペ、レモンクリームパスタ、塩焼きチキンのエスニックハーブソース、秋刀魚の塩焼き、鮎の春巻き、イカとセロリの柚子胡椒炒め、スズキのセビチェ、ブリー・ド・那須やコンテ、レアチーズケーキ、グレープフルーツのジュレ
飲み頃: すっきり飲みたいなら、よく冷やして。ふくよかさを楽しみたいなら、セラー温度くらいで。向こう2年はフレッシュな味わいを楽しめるだろう。いい状態で、5年ほど熟成させると、一体感が増して、まろやかさが出てくるだろう。

2018/08/29

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2017 いまここ 白 ワイン・データシート

 足利に生まれ生きた相田みつを氏の書をラベルにした「いまここ白」 は、私達のつくる最も親しみやすい白ワインです。アペリティフに良し、のんびりとした午後に1杯飲んでも良し。その柔らかく、やさしい口当たりとフレッシュなハーブや花の香りは、ワイン初心者の方にはもちろん、鋭い味覚の持ち主にも喜ばれるでしょう。
 葡萄は山梨や長野を中心に、各地の契約栽培農家から特別にセレクト。野生酵母による醗酵の後、低温で醗酵を止めることによって果実の新鮮さを維持するようにしました。また甲州種にシャルドネ種などを加えてコク、幅を加えました。ワインの余韻は少し甘く、丸みを帯び、典型的な甲州種の苦みが口中に爽やかさを残します。日本固有の葡萄品種・甲州種主体のこの白ワインは、和食や、日本の毎日の食卓のお料理にもよく合います。

テクニカル・データ
品種: 甲州 78.4%
シャルドネ 11.0%
デラウェア 5.3%
竜眼 3.0%
北天の雫 2.3%
畑: 山梨県甲州市勝沼
長野県大町
長野県高山村
山梨県韮崎市穂坂
長野県安曇野
茨城県つくば
収穫: 2017/9/20, 26, 27 10/3,24
2016/10/11
2016/9/29
2017/8/14
2017/10/23
2017/8/30

収穫時の糖度 16.6°Brix(平均)

醗酵: 傷んだ実や未熟な実を取り除き、除梗した後やさしくプレスする。甲州は果汁をハイパー・オキシデーションし、えぐみを柔らかくする。オリを沈め、澄んだジュースをステンレスタンクに移し野生酵母で醗酵。甘味と酸味のバランスがちょうど良いタイミングでタンクを冷却して醗酵を止める。
熟成: ステンレスタンクにオリ引きし、低温で約4ヶ月熟成。
瓶詰: 清澄せず、ろ過してビン詰。 ビン詰日:2018/02/14, 15, 16
アルコール: 10.9 %  酸度:0.73 g/100 ml  残糖:1.3 %
このワインについて
テイスティング・
コメント:
メロン、りんご、ビワ、甘く華やかな香り。口当たりがソフトで、フレッシュな酸味があり、それを優しい甘さが包んでいる。アフターに、グレープフルーツの皮のような、ほろ苦さがあり、味わいを引き締めている。
料理との相性: 海老しんじょ、おでん、ざる蕎麦、鰆の粕漬け、里芋のゆず味噌煮、芙蓉蟹(かに玉)、そば粉のガレット、白菜とハムのクリーム煮、白カビのチーズ、アプリコットのタルト、果物を使ったロールケーキ
飲み頃: 冷蔵庫で冷やした温度だと、スッキリとした印象に。温度を高くすると、甘さが強まる。今から1年くらいは、フレッシュな印象を楽しめるだろう。いい状態で保管できたら、5年から7年の熟成で、香ばしさが出てきつつ、まとまりと熟成感が出てくるだろう。

2018/8/13

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2016 古澤 赤 ワイン・データシート

 「Iwao Furusawa 赤」は、日本の山形、山梨、長野、栃木などの優れた葡萄栽培家の畑で育った葡萄から造られました。葡萄の品種はメルロやカベルネ・ソーヴィニョンといったボルドー品種や、日本固有の赤ワイン用葡萄、マスカットベーリーAが中心です。これらの葡萄から一粒一粒を丁寧に選果して、野生酵母で醗酵させました。カベルネやメルロの果実味、ストラクチャー、樽熟の甘い香り・・・。ヴァイオリニスト古澤巌の自由闊達でのびのびとした演奏を聴きながら飲みたい赤ワインです。

テクニカル・データ
品種: メルロ 45.6%
マスカット・ベーリーA 26.7%
カベルネ・ソーヴィニョン 25.3%
その他 2.4%
畑: 山形県上山
山梨県甲州市勝沼
長野県高山村
長野県須坂
栃木県栃木市大平
収穫: 2016/9/7,9,13,15,16,26 10/7(メルロ)
2016/9/9,12,20,25 10/10,18,20,(マスカット・ベーリーA)
2016/10/22,27 2015(カベルネ・ソーヴィニョン)
2016(その他)

収穫時の糖度 約19.2°Brix(平均)

醗酵: 熟した葡萄をココ・ファーム・ワイナリーで選果して、より良い房のみを除梗しステンレスタンクに入れ、野生酵母で醗酵させる。十分に皮から成分を抽出するため、高めの温度を維持し、ルモンタージュしながら1週間から2週間醸す。その後マストを搾り、ワインを皮と種から分け、木樽、オークタンク、ステンレスタンクに移し野生乳酸菌によるMLF(マロラクティック醗酵)を促す。
熟成: 木樽、オークタンク、ステンレスタンクで約7ヶ月半熟成後、軽くろ過してビン詰。
瓶詰: ビン詰日: 2017/6/14, 15, 16, 17, 19, 20 本数: 10,890本(375ml ) 52,857本(750ml )
アルコール: 11.5 %   酸度: 0.54 g/100 ml   残糖: 0.12 %
このワインについて
テイスティング・
コメント:
香りはクランベリー、ラズベリー、ブラックベリー、カシスなどの果実と、土などの複雑な香りを感じる。口当たりはライトで果実味豊かな印象。熟した果実の味わいとスパイスを感じ、程よい酸味とほのかな樽の風味が、このやさしいワインに、しなやかさと複雑味をあたえている。
料理との相性: 小羊の香草焼き、鴨のグリル、ローストポーク、焼鳥(たれ)、ミートソースのパスタ、トマトと茄子のチーズグラタン、ピザ、ハンバーグ
飲み頃: 2020年頃には熟成によって、よりなめらかで複雑なワインとなるだろう。

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2017 こころみシリーズ ルビーの泡 ワイン・データシート

 “こころみシリーズ”は可能な限りベストなワインを造ろうという私たちの新しい試みです。異なる畑の様々な葡萄を使用したり、醸造法をためしたこの限定発売プログラム。この私たちの“試み”をぜひお楽しみください。
 良いスパークリング・ワインにはしっかりとした豊かな酸が必要不可欠です。しかし、豊かな酸だけでなく、瑞々しい果実や鉱物のような味わいといった、酸味とよい相性をつくれる味わいもとても重要な要素です。
 小公子という山葡萄系の葡萄品種は、色が濃いのにタンニンが少なく、豊かな酸味とプラムのような味わいが特徴です。佐野市赤見にあるこころみ学園の畑は、関東ローム層を中心に様々な石が入り混じった土壌です。ここで育った小公子は、他の葡萄畑よりも鉱物のような味わいが出やすい傾向にあります。比較的涼しい夏だった2017年は、例年よりもしっかりした酸味が維持され、スパークリング・ワインに適した葡萄が収穫できました。そこでブレンドせずに、繊細なプラムの風味とスパークリング・ワインとしての味わいのバランスが整うまでビン内で醗酵・熟成させ、手作業でルミュアージュしてデゴルジュマンで澱を抜きました。タンクでの醗酵期間は約2週間。ビン内醗酵期間は11ヶ月間。この豊かな細かい泡は野生酵母だけで造られたものです。 
 透きとおるルビー色、きれいな酸味と繊細なプラムの風味。夏の涼のために、よく冷やしてどうぞ。

テクニカル・データ
品種: 小公子 100%
畑: 栃木県佐野市赤見 こころみ学園
収穫: 2017/08/09、22

収穫時の糖度 約16.6°Brix(平均)

醗酵: 葡萄を房ごと搾り、ジュースをステンレスタンクに入れ、野生酵母により醗酵が始まるのを待つ。約15℃~20℃の温度を保ち、醗酵後、状況を確認しながらオリ引きを数回行うことで、果実の香りをよりクリアに引き出す。
熟成: オリ引き後、補糖を行った上でビン詰し、ビン内醗酵を行いながら約11ヶ月熟成。
瓶詰: ビン詰日: 2017/08/28 (ティラージュ) 2018/07/31(デゴルジュマン)  本数: 577本
アルコール: 10.6 %   酸度: 1.05 g/100 ml   残糖: 0.56 %
このワインについて
テイスティング・
コメント:
色合いは、クリアな紫がかった明るいルビー。泡は、いきおいよく立ちのぼリ、強め。フレッシュなスモモ、サクランボ、赤いリンゴの香りがあり、少し大葉のような香りもある。口中は、赤いリンゴを丸かじりしたような果実感、レモンのようなシャープさ、酵母からの旨みがあり、リンゴの皮様の苦味が全体を引き締めている。軽やかで、すっきりとした味わい。
料理との相性: 生ハムとピーチ、ビーツ・ざくろ・マグロのサラダ、イワシとフェンネルのパスタ、バインセオ、鶏の大葉巻き天ぷら 梅肉ソース、ジェノベーゼのパスタ、プティトマトとアスパラの青じそマリネ フレッシュチーズやリコッタにハチミツをそえて、りんご飴、スモモや白桃のコンポート
飲み頃: 今飲んでも美味しい。向こう2年はフレッシュな味わいを楽しめるだろう。暑い時期は、冷蔵庫やワインクーラーなどでよく冷やすことをすすめる。太陽の下でのピクニックやBBQのお伴にも。いい状態で、5年ほど熟成させると、一体感が増して、まろやかさが出てくるだろう。

2018/8/1

2017 こころみシリーズ ルビーの泡ワイン・データシートPDF(プリントに最適です)

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2016 山のプティ・マンサンF.O.S ワイン・データシート

 “こころみシリーズ”は可能な限りベストなワインを造ろうという私たちの新しい試みです。異なる畑の様々な葡萄を使用したり、同じ葡萄品種で色々な造り方に挑戦したり、この種々な“試み”をぜひお楽しみください。
 プティ・マンサンは、華やかな香りと豊かな酸が特徴的な葡萄品種です。私たちはこの明瞭な特徴をもつ葡萄から、魅力的なワインができる手ごたえを感じ、今までシンプルな醸造を心がけてきました。しかし、ある時ふと疑問に思ったのです。その魅力に頼ってしまい品種の持ち味を出しきれているのかと。
 プティ・マンサンは粒が小さく、ワイン用葡萄の中でも果皮が占める割合が多い品種です。特に山形の契約農家さんの畑で育ったプティ・マンサンは香りが強く、粒も小さめ。そこでこの葡萄をすぐに圧搾しないで、赤ワインのように果皮の成分を生かすつくりをしてみたら、別の魅力が引き出されるかもしれない・・・そう考え、プティ・マンサンを果皮と一緒に醗酵してみることにしました。甲州F.O.S.(Fermented on Skins)のワインをつくってきた経験もこのこころみを後押ししました。さて、プティ・マンサンのF.O.S.は? 長い間成長を見守ってきたプティ・マンサンの栽培と、醸し醗酵のF.O.S.。二つのこころみの結果をお楽しみいただければ幸いです。

テクニカル・データ
品種: プティ・マンサン 100%
畑: 山形県上山 尾形畑
収穫: 2016/10/21

収穫時の糖度 約23.0°Brix(平均)

醗酵: 赤ワインと同じように葡萄を除梗し、ステンレスタンクまたは甕に入れ、果皮の様子を見てピジャージュしながら8~12日間醸す。醗酵により出てきたアルコールによって果皮からの成分が抽出された事を確認し、プレス。
熟成: 醗酵終了後、樽で約16ヶ月半熟成。
瓶詰: オリ引き後、清澄せず無ろ過でビン詰。
ビン詰日: 2018/03/28 本数: 589本(750ml)
アルコール: 12.1 %   酸度: 0.62 g/100 ml.   残糖: 0.19 %
このワインについて
テイスティング・
コメント:
色合いは、少しにごりがある黄金色がかったイエロー。カリン、オレンジピール、カモミール、ハチミツ、バニラ、クローブ様の香りもある。口中も、カリン、オレンジピール、ハチミツ、柑橘の皮や煮出した紅茶のような渋味と旨味をともなう厚みのある味わいで、オークの風味と程よい酸味が余韻まで続いていく。
料理との相性: ジャーマンポテト、焼きシュウマイ、いぶりがっこと柿のクリームチーズ和え、スペイン風オムレツ、イカと魚介のパエリア、鮭のムニエル、メンチカツ、サンバル、鶏肉のローズマリー風味オーブン焼き、ミモレットやコンテの少し熟成しているもの、ドライフルーツを使ったパウンドケーキ
飲み頃: 冷やし気味の温度から始めて、温度を上げながら、ゆっくり味わいの変化を楽しんでほしい。いい状態で、3年から5年ほど熟成させると、一体感がでてきて、なめらかさとフルーツ感が増してくるだろう。

2018/8/1

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2016 いまここ ロゼ ワイン・データシート

足利に生まれ生きた相田みつを氏の書をラベルにした「いまここロゼ」 は、フレッシュで複雑味があり、赤い果実とほのかな土の香りが調和した素晴らしいロゼワインです。ブレンドには、新鮮さと深みを蓄えた、厳重に選別されたブドウを数種使用しています。また、料理の良きパートナーで幅広く多彩な料理に合わせられます。

テクニカル・データ
品種: カベルネ・ソーヴィニョン 44.0%
メルロ 20.8%
マスカット・ベイリーA 17.0%
セイベル 10.1%
その他 8.1%
畑: 山形県上山
長野県高山村
山梨県甲州市勝沼
北海道厚沢部
長野県須坂
栃木県大平
山梨県穂坂
栃木県佐野市赤見
収穫: 2016/9/15, 16, 19, 26, 27   10/4, 6, 7, 8, 9, 10, 12, 13, 16, 18, 20, 22, 26, 27, 31
醗酵: ブドウの実を傷つけないように除梗し、やさしくプレス。時間をかけ丁寧に搾られた、
フルーティーで旨みのあるジュースに、コクを出すため若干補糖する。フレッシュな果実味を保つために、低温で 2~3週間かけてじっくり野生酵母で醗酵。
熟成: ステンレスタンクにオリ引きし、低温で約4ヶ月熟成後ブレンド。
ろ過後、ビン詰。
瓶詰: ビン詰日: 2017/3/15, 16  本数: 15,091 本 (750 ml)  3,786本 (375 ml)
アルコール: 10.4 %  酸度: 0.53 g/100 ml  残糖: 1.4 %
このワインについて
テイスティング・
コメント:
「いまここロゼ」は、ほんのり甘いロゼワイン。色は淡い桜色。香りはさくらんぼ、苺のシロップなどの綺麗でフレッシュな印象とともに香ばしさも感じる。口中は、優しい果実の香りが優しく広がり、さくらんぼ、ラズベリーやチェリーなどの素直なやわらかい果実味たっぷりの味わい。
料理との相性: 酢豚、生ハムとメロン、ポークソテー フルーツソース添え、クリームチーズのスモークサーモン巻き、フルーツの盛り合わせ、ラタトゥイユ、カレー、タイ風春雨サラダ
飲み頃: 2019年頃まで若くフレッシュな味わいを楽しめる。熟成により、さらにやわらかい味わいになるだろう。

2018/7/27

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2017 古澤 白 ワイン・データシート

「Iwao Furusawa 白」は、北海道余市のミュラー・トゥルガウ種やバッカス種、ケルナー種、山形県上山のシャルドネ種、長野県高山村のソーヴィニョン・ブラン種など、日本各地の優れた葡萄栽培家の畑から生まれました。これらの白ワイン用葡萄は、どれも個性的な香りとしっかりとした酸味を持っています。よい葡萄のおかげで、このワインはいたってシンプルに造ることができました。はじめによく選んだ葡萄を軽く搾り、果皮と種を取り除いたジュースをステンレスタンクに入れ醗酵させました。その後ブレンドし、タンクで約2ヶ月半熟成した後、澱引きし、ろ過してビン詰しました。
 フルーティ、デリケート、クリーン、口当たり爽やかな酸味・・・この白ワインは、青魚のお寿司や海産物、また鶏肉やセミハードチーズなどのお料理など、和食だけではなく、バラエティ豊かな日本の食卓によくあいます。よく冷やしてお召しあがりください。1日の終わり、ヴァイオリニスト古澤巌のバラエティに富んだ切れの良い演奏を聴きながら、この「日本の小粋な白ワイン」を飲むひとときは、至福のひとときと申せましょう。

テクニカル・データ
品種: ミュラー・トゥルガウ 40.8%
シャルドネ 22.7%
ソーヴィニョン・ブラン 14.2%
バッカス 12.0%
ケルナー 10.3%
畑: 北海道余市
山形県上山
長野県高山村
収穫: 2017/9/25 10/4, 11, 18(ミュラー・トゥルガウ)
2017/9/28 10/3(シャルドネ)
2017/9/12, 21(ソーヴィニョン・ブラン)
2017/10/4(バッカス)
2017/10/18, 22(ケルナー)

収穫時の糖度:19.5°Brix(平均)

醗酵: 除梗した葡萄をやさしくプレスして、ステンレスタンクに入れる。葡萄の香りを逃がさないように液温20℃以下に保ち、ゆっくりと醗酵させた。シャルドネは野生酵母にて、それ以外は培養酵母および酵母の栄養源を添加し醗酵させた。
熟成: ブレンドし、タンクで約2か月半熟成。その後、澱引きし、ろ過を行った。
瓶詰: ビン詰日: 2018/3/7, 8, 9  本数: 22,183本 (750ml) 10,695本 (375ml)
アルコール: 12.5 %   酸度: 0.52 g/100 ml   残糖: 0.08 %
このワインについて
テイスティング・
コメント:
青りんご、グレープフルーツ、グリーンアスパラ様のグリーンなノート、ラムネ、白い桃、フレッシュでフルーティなアロマがあり、ドライで、さっぱりとした味わい。柑橘の白い皮のような苦味もあり、味わいを引き締めている。
料理との相性: 茹でたグリーンアスパラ 半熟卵をソースにして、鶏ささみの柚子胡椒風味、雲丹クレソン、蛤のワイン蒸し、イワシのサルサソース、桜海老と新たまねぎのかき揚げ レモン塩で、稚鮎の天ぷら、みのり(今牧場)、エメンタールなどセミハードチーズ
飲み頃: 冷蔵庫で冷やして、スッキリとした印象を楽しんでいただきたい。今から2年は、フレッシュな印象を楽しめるだろう。いい状態で保管できたら、5年から7年で、香ばしさが出てきつつ、熟成感も現れてくるだろう。

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2017 古澤 赤 ワイン・データシート

「Iwao Furusawa 赤」は、日本の山形、長野、山梨、栃木などの優れた葡萄栽培家の畑から生まれました。葡萄の品種はカベルネ・ソーヴィニョンやメルロといったボルドー品種や、日本固有の赤ワイン用葡萄、マスカットベーリーAが中心です。これらの葡萄からよい房のみを選んで、野生酵母で醗酵させました。カベルネやメルロの果実味、ストラクチャー、樽熟の甘い香り・・・。ヴァイオリニスト古澤巌の自由闊達でのびのびとした演奏を聴きながら飲みたい赤ワインです。

テクニカル・データ
品種: カベルネ・ソーヴィニョン 36.9%
マスカット・ベーリーA 28.8%
メルロ 17.0%
ブラック・クイーン 11.6%
富士の夢 2.8%
その他 2.9%
畑: 山形県上山
長野県高山村
山梨県甲州市勝沼
栃木県栃木市大平
長野県松本
茨城県つくば
収穫: 2017/10/19,23, 26, 27(カベルネ・ソーヴィニョン)
2017/9/20, 27 10/5,10,18(マスカット・ベーリーA)
2017/9/11 10/6,7,8,9(メルロ)
2017/10/3(ブラック・クイーン)
2017/9/25(富士の夢)
醗酵: 熟した葡萄をココ・ファーム・ワイナリーで選果して、より良い房のみを除梗しステンレスタンクに入れ、野生酵母で醗酵させる。十分に皮から成分を抽出するため、高めの温度を維持し、ルモンタージュしながら約10~15日間醸す。その後マストを搾り、ワインを皮と種から分け、木樽、オークタンク、ステンレスタンクに移し野生乳酸菌によるMLF(マロラクティック醗酵)を促す。
熟成: 木樽、オークタンク、ステンレスタンクで約4~6か月半熟成。
瓶詰: オリ引き後、清澄せずろ過しながらビン詰。
ビン詰日: 2018/04/11, 12, 13, 16, 17 本数: 56,987本(750ml) 17,000本(375ml)
アルコール: 11.8 %   酸度: 0.55 g/100 ml.   残糖: 0.11 %
このワインについて
テイスティング・
コメント:
ラズベリー、イチゴ、ダークチェリー、ミントの香り、香木のようなスパイシーさもある。口中は、しなやかで、カシスやダークチェリーなどの果実と共に、ゴボウの様な土っぽさがあり、さわやかな酸味と軽やかな渋みが心地良い。おだやかな樽の風味、香ばしい余韻もある。
料理との相性: チリコンカン、ゴボウとトリッパのトマト煮込み、ローストビーフ、アランチーニ、マグロの刺身、ブリの照り焼き、ざるそば(濃いめのめんつゆで)、肉じゃが、洋梨やプラムのコンポート、チョコレートケーキ、ブリーなどの白カビやウォッシュチーズ
飲み頃: 比較的、早くから楽しめるが、中くらいのグラスで空気に触れさせつつ、ゆっくり飲むことをおすすめする。暑い時期は、冷やし気味の方が心地良く感じるだろう。いい状態で保管できたら、5年から7年ほどでエッジがオレンジ色になり、まとまりがでてきて、熟成感と香ばしさが増すだろう。

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2014 NOVO DEMI-SEC Wine Details

Japanese

As with our Novo Brut, the Novo Demi Sec is a traditionally made bottle of Riesling Lion-based sparkling wine, light, crisp, and refreshing. It has a higher dosage than the Brut, and that gentle sweetness makes it ideal to be paired with ham, cheeses, fresh fruit, etc. It also holds pride of place as the staff favorite for Sunday brunch.
Our 1996 Novo Demi-Sec sparkling wine was served at the final State Dinner of the Okinawa G8 Summit in 2000. This event brought much attention to our wine and our winery.
We were honored to be included in this historic event, the first time a domestic Japanese wine was served at an official State Dinner.
With each day, each harvest we try to live up to the trust placed in us, working hard to produce the highest quality wines.

TECHNICAL DATA
VARIETY Riesling Lion 100%
VINEYARD Tajima Ashikaga Tochigi
HARVEST
DATE
3rd 17th September 2014
Brix @the Harvest(average): 18.0oBrix
BOTTLING Tirage on:22nd May 2015 Degorgement: 1st June 2018
The number of bottles : 378 (750ml)
ANALYSIS
DATA
Alcohol: 11.3 % Total acidity: 0.69 g/ 100 ml.
Residual Sugar: 3.7 %

25/Jun/2018

2014 NOVO DEMI-SEC Wine Details PDF

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2014 NOVO DEMI-SEC ワイン・データシート

English

陽は昇る、美しき泡立ち上る・・・・・・「のぼ」は、ビン内二次醗酵方式で造られたスパークリングワインです。ビン内二次醗酵とは、ビンの中で酵母が細かい泡をつくる方法で、過去数世紀にわたってフランスのシャンパーニュ地方では偉大なシャンパンが生み出されています。
ココ・ファーム・ワイナリーのスパークリングワイン「のぼ」は、こころみ学園の葡萄畑で、大切に育てられたリースリング・リオン種の葡萄から原酒(キュベ)を造ります。大量生産を行わず、澱をビン口に集めるルミュアージュも、澱を凍らせて抜くデゴルジュマンもすべて手作業によるものです。実はこのワイン「リースリング・リオンはスパークリングワインにしてみたら面白いものになるのではないか」と思いつき、とりあえず自分たちのために試しに造りはじめたものでした。全スタッフが泡のワインが大好きだったのも造りはじめた理由です。
 1996年のぼドゥミセックが、2000年沖縄サミット晩餐会の席でサーヴィスされ、このワインは一躍脚光を浴びることとなりました。このことは、本当に光栄なことと感じております。そしてこれからもこの名誉にお応えできるよう、私たちは常に初心を忘れず、さらに厳しく、その高い品質を維持していく覚悟でおります。

テクニカル・データ
品種: リースリング・リオン 100%
畑: 栃木県足利市田島 こころみ学園
収穫: 2014/09/03, 17
収穫時の糖度 約18.0°Brix(平均)
醗酵: 葡萄を房のままプレスし、フリーランと低圧力で搾られた部分のみを使用。果汁をステンレスタンクに入れ、野生酵母で醗酵させる。ビン内二次醗酵は、特別に選別された乾燥酵母を添加して醗酵させた。
熟成: ステンレスタンクでオリとともに、約7ヶ月間熟成。
瓶詰: ビン内で二次醗酵が行われる間、約36ヶ月酵母のオリと接触させながら熟成。
ビン詰日: 2015/05/22 (ティラージュ) 2018/06/01 (デゴルジュマン) 本数: 378本
アルコール: 11.3 %   酸度: 0.69 g/100 ml   残糖: 3.7 %
このワインについて
テイスティング・
コメント:
蜜入り完熟りんご、ドライのローズマリー、グレープフルーツの香り。ピュアで、クリーンな印象。味わいは、優しい口当たりで、ふくよかで丸みのある味わいながらも、カラメルの香ばしさ、程よい苦味と渋みが味わい全体を引き締め、おだやかな酸味が緻密さを与えている。
料理との相性: いろいろレタスのシーザーサラダ、鶏肉とブロッコリーのフリカッセ、う巻き卵、枝豆と鶏のささ身の白和え、カボチャとクリームチーズの春巻き、クリームコロッケ、シャウルスやカマンベールなどクリーミーなチーズにジャムや果物を添えて、タルトタタンなど果物を使ったデザート、レアチーズケーキ
飲み頃: 適度に冷やして、ドゥミセックらしいクリーミーな口当たり、ふくよかな甘さを楽しんでほしい。今飲んでも美味しいが、いい状態で3〜5年熟成させると馴染んできてこなれた味わいになるだろう。甘さがあるので、10年以上の長期熟成も可能だろう。経年による変化を楽しんでもらえれば。

2018/06/22

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