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2018 Here Comes The Sun Wine Details

Japanese

The “Here Comes the Sun” has its origins in the southwest of France. There they grow a little know red wine grape variety called Tannat. We first became interested in Tannat when looking at climatological data for French wine producing regions. In the appellations of Madiran and Jurancon we found weather patterns similar to those of Japan, with high summer rainfalls and high temperatures. We thought that the grape varieties indigenous to the region might be suited to Japan’s climate, and so we imported some of these vines, including some Tannat.
It took a number of years to increase the number of Tannat vines to a point where we could plant several vineyards, but with the results in hand we are certainly glad that we took the time. The “Here Comes the Sun” is a powerful, deeply colored, highly structured wine in a classic style. Tannat (from mountain vineyards in Yamagata, and Nagano prefectures) provides the structure and depth, while Cabernet Sauvignon from Yamagata adds a plush, smooth character.
We recommend this wine with beef steak, smoked game, and any other grilled meat dish.

TECHNICAL DATA
VARIETY Tannat 87 %
Cabernet Sauvignon 9 %
Merlot 4%
VINEYARD Kaminoyama Yamagata
Takayama Nagano
HARVEST
DATE
Tannat4th 5th 20th 24th October 2018
Cabernet Sauvignon27th October 2018
Merlot24th October 2018
Brix @the Harvest20.5oBrix(average)
BOTTLING Bottled on: 27th December 2019
The number of bottles: 9,613(750ml)
ANALYSIS
DATA
Alcohol: 11.9 %  Total acidity: 0.58 g/ 100 ml.
Residual Sugar: 0.2 %

18/Nov/2020

 

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2018 陽はまた昇る ワイン・データシート

English

「陽はまた昇る」はタナ種を主体にした赤ワインです。タナ種は、年間の雨量が多いフランス南西部マディラン地方の主要な葡萄品種で、現地ではこの葡萄から色が濃く果実味豊かで渋味の強い長期熟成タイプのワインが数多く造られています。私たちはこの葡萄なら日本でもうまく育つだろうと考え、まず始めに足利にこの品種を植えました。その後、可能性を探るべく山形と長野の契約農家に栽培をお願いしたところ初めての品種にもかかわらず栽培を快諾してくださいました。そして土地との相性もさることながら、彼らの経験と技術によってわずか数年のうちに素晴らしい葡萄が収穫できるようになりました。醸造場では葡萄の良さを生かすためシンプルな造りを心がけました。タナ種の果実味や酸味、カベルネ・ソーヴィニョン種の柔らかな口当たりが調和した印象的な赤ワインになりました。

テクニカル・データ
品種: タナ 87%
カベルネ・ソーヴィニョン 9%
メルロ 4%
畑: 長野県高山村 佐藤農園、山形県上山 佐竹畑、木村畑、南果連、尾形畑(タナ)
山形県上山 尾形畑、小松畑(カベルネ・ソーヴィニョン)
山形県上山 尾形畑(メルロ)
収穫: 2018/10/4, 5, 20, 24(タナ)
2018/10/27(カベルネ・ソーヴィニョン)
2018/10/24(メルロ)
収穫時の糖度(平均)約20.5°Brix
醗酵: 熟した葡萄を除梗し軽く破砕して、小型のタンクへ移す。ルモンタージュをおこないながら、徐々にマストを温めてゆく。2、3日すると野生酵母による醗酵が自然に始まる。醗酵は高めの温度ですすみ、残糖がなくなるまで続く。注意深くルモンタージュを続けながら、十分な色素と風味を抽出する。約2週間醸した後、マストを搾り、ワインを皮と種から分ける。その後、木樽に移し野生乳酸菌によるMLF(マロラクティック醗酵)を促す。
熟成: オークの木樽で約12~13カ月熟成。
瓶詰: 澱引きし、清澄・濾過処理なしでビン詰。
ビン詰日: 2019/12/27  本数: 9,613本(750ml)
アルコール: 11.9 %   酸度: 0.58 g/100 ml.   残糖: 0.2%

 

このワインについて
テイスティング・
コメント:
色合いは紫がかったガーネット、ダークチェリーやブルーベリーの果実に、ナツメグやシナモンのスパイス、チョコレート、トーストに加え、スモーキーな香りも複雑に混ざり合う。口当たりはミディアムボディで伸びやかな酸と細かいタンニンを感じる。
料理との相性: こころみ学園産原木栽培椎茸のソテー、いぶりがっこ、きんぴらごぼう、豚肉のリエット、ブリの照り焼き、ラザニア、鶏肉と卵のすっぱ煮、レバニラ炒め、仔羊のロティ、ブフブルギニヨン、牛肩ロースのグレイビーソース
飲み頃: 2021年~2023年 果実主体の風味が続くだろう。2025~2027年 熟成によりタンニンが滑らかになり、旨味や香ばしさ主体の味わいへと変わっていくだろう。

2020/11/18

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2019 プティ・マンサン ワイン・データシート

English

ここ北関東・足利の夏は暑い、とにかく蒸し暑いです。ちなみに2019年は、隣の佐野市の観測所で最高気温が35℃以上の猛暑日を23日記録しています。おまけに秋の雨が長く続き、10月の台風19号によって急斜面の山の葡萄畑が土砂崩れを起こしてしまいました。
そうはいっても、ココに生きる葡萄も私たちも、引っ越すわけにはいきません。こころみ学園では、20世紀から21世紀にかけて、猛暑や豪雨などの気候変動に負けない葡萄をつくること、北関東の気候にあった適地適品種のよいワイン用葡萄をつくることはみんなの願いでした。
そんな願いを実現すべく、1990年頃から、世界各地の産地を調べ訪れ、実際にテイスティングする旅がはじまりました。そしてとうとう、フランスの南西部スペインとの国境にほど近い、ピレネー山脈の麓でこのプティ・マンサンに出会うことができたのです。ポーの町に滞在して畑を訪れると、このジュランソンの地でつくられるプティ・マンサンのワインは、驚くほどの凝縮感と余韻の長さを持っていました。強い酸味に対し、味わいのバランスをとるために、甘さをしっかり残した原産地のワイン。
足利ではきっと酸味が適度に残る葡萄になり、それなりにバランスのとれた白ワインになるのではないか・・・。そんな予測から2006年、私たちはプティ・マンサンの栽培をはじめました。
2011年からワインになった自家畑のプティ・マンサンは、その年の気候を反映し、甘口から辛口まで様々なスタイルで造られています。この2019ヴィンテージは、しっかりした酸と凜としたたたずまいの辛口の白ワインです。ぜひ、天ぷらやお寿司などの和食と味わってみてください。

テクニカル・データ
品種: プティ・マンサン 100%
畑: 栃木県足利市田島 こころみ学園
収穫: 2019/09/17, 19, 24, 26, 30

収穫時の糖度(平均):約20.8°Brix

醗酵: 房ごと葡萄をやさしくプレスして、ステンレスタンクに入れ、葡萄の香りを逃がさないように18℃位で約1週間。その後、樽に移して約3週間、野生酵母で醗酵させ、野生乳酸菌によるMLF(マロラクティック醗酵)を促す。
熟成: 樽で約8カ月熟成。
瓶詰: 澱引き後、清澄せず無濾過でビン詰。
ビン詰日:2020/06/10 本数:3,494本(750ml)
アルコール:11.6%   酸度:0.72 g/100 ml   残糖:0.5%

 

このワインについて
テイスティング・
コメント:
りんご、かりん、パイナップルに加え、発酵バター、クリーム、蜂蜜やドライアプリコットの香り、口に含むと質の良い豊富な酸味としっかり凝縮した風味が高いレベルで調和している、火打石など硬質な印象や旨味もあり長い余韻が続いていく。
料理との相性: 寒平目と柑橘のカルパッチョ、蕪のたき合わせ、白子のすり流し、ホンモロコ揚げ、海老芋のおかきあげ、鱈のヴァプール、甘鯛のクルスティアン、酢豚、トムヤムクン、ミモレット・ジュンヌ、ホワイトスティルトン、クレープシュゼット、マロンクリームのミルフィーユ
飲み頃: 2020~2024年 フレッシュな酸味と果実味のある味わいが続く、抜栓後細かい泡が立ち昇るので気になる場合は1時間以上前に抜栓するかデキャンタージュをお勧めする。
2025年~ 熟成により果実の香りが落ち着き、味や凝縮感が増して味わいの向上が期待できる。

2021/07/05

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2019 Petit Manseng Wine Details

Japanese

Two defining characters of the Petit Manseng grape are high acidity and high sugar content, even if it is grown in a climate of high rainfall and warm temperatures. In its original home, Jurançon, France, the wines are often made in a sweet style to capitalize on these features.
In Ashikaga, due to higher amounts of rain and extremely hot summers, we can get moderately acidic grapes with intense flavors of honey and lemon curd, and a ripe mouthfeel reminiscent of fig jam.
Enjoy this wine with fondue, fried oysters, fried fish with a sprinkling of lemon, grilled chicken with mustard, fruit salad, spare ribs, or Blue cheese tart.

TECHNICAL DATA
VARIETY PETIT MANSENG 100 %
VINEYARD Tajima, Ashikaga, Tochigi
HARVEST
DATE
17th, 19th, 24th, 26th, 30th September 2019
Brix @the Harvest20.8oBrix(average)
BOTTLING Bottled on: 10th June 2020
The number of bottles: 3,494(750ml)
ANALYSIS
DATA
Alcohol: 11.6 %
Total acidity: 0.72 g/100 ml.
Residual Sugar: 0.5 %

23/Sep/2020

 

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2019 Dai-Ni Gakusyo Wine Details

Japanese

In Cocoromi Gakuen vineyard, we have been growing Muscat Bailey A, a hybrid grape variety crossed by the famous grape grower Mr. Kawakami Zenbei, since the beginning of our vineyard in 1958. Now, based on our 60 years experience as a grape grower, we grow Muscat Bailey A in our three vineyards. One is the hilltop vineyard “Kaitakuen” in Cocoromi Gakuen, our second vineyard is “Akami vineyard”in Sano city which was cultivated in 1982, and the third vineyard is “Terrace vineyard”which was cultivated in 2012 after Great East Japan Earthquake. In “ Dai-Ni Gakusho”, you will find the full natural charm of our wine. When you taste this wine, it will remind you of the many master pieces in the second movement of great symphonies.

TECHNICAL DATA
VARIETY Muscat Bailey A 100%
VINEYARD Tajima, Ashikaga, Tochigi
Akami, Sano, Tochigi
HARVEST
DATE
10th, 15th, 16th, 17th October 2019
Brix @the Harvest:20.7oBrix(average)
BOTTLING Bottled on: 11th June 2020
The number of bottles: 2,243(750ml)
ANALYSIS
DATA
Alcohol: 11.5 %
Total acidity: 0.61 g/ 100 ml.
Residual Sugar: 0.02 %

11/Oct/2020

 

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2019 第二楽章 ワイン・データシート

English

こころみ学園の葡萄畑では、1958年の開墾当初から、マスカット・ベーリーAを育ててきました。マスカット・ベーリーAは、20世紀初頭の著名な葡萄栽培家 川上善兵衛氏によって開発された葡萄品種で、2013年には、OIV(国際ブドウ・ワイン機構)にワイン用葡萄品種として登録されました。
ココ・ファーム・ワイナリーでは、この日本固有の葡萄品種マスカット・ベーリーAを60余年育ててきた経験を生かして、現在、3つの自家畑でマスカット・ベーリーAを栽培しています。3つの葡萄畑とは、こころみ学園の葡萄畑山頂の開拓園と、1980年代に佐野市赤見に開墾した葡萄畑と、東日本大震災の後2012年に開いたテラスヴィンヤードです。この3ヶ所の葡萄畑は、それぞれに特徴的な葡萄を実らせ、一言で表現するなら開拓園は鉱物的、赤見の葡萄畑は柔らかさや優しさ、テラスヴィンヤードはその中間といえるでしょう。場所ごとにまた年ごとに異なるそれぞれの葡萄の声に耳をすませて、「葡萄がなりたいワインになれるよう」、野生酵母や野生乳酸菌の力を生かして大切に醸造しています。
「2019第二楽章」は、2019年の10月、甚大な被害を及ぼした台風19号のあとに収穫されたテラスヴィンヤードのマスカット・ベーリーA 85%と、赤見葡萄園のマスカット・ベーリーA 15%から構成されています。台風被害に遭いながら、ワインには豊かな花の香り、スパイス、果実など品種の特徴が十分に表れています。熟した果実の味わいと複雑さを大切に、清澄・フィルター処理を一切行なっていません。このワインをお飲みくだされば、いろいろな楽曲の第二楽章に、たおやかな名曲が多いことを思い出していただけることでしょう。

テクニカル・データ
品種: マスカット・ベーリーA 100%
畑: 栃木県足利市田島こころみ学園
栃木県佐野市赤見こころみ学園
収穫: 2019/10/10, 15, 16, 17(足利市)
2019/10/15(佐野市)
収穫時の糖度(平均):約20.7°Brix
醗酵: 葡萄を手除梗後、ステンレスタンクに入れ約1週間低温状態を保持。その後、18℃で静置した状態で自重により葡萄がつぶれ、徐々に醗酵するよう促す。醗酵により出てきたアルコールによって果皮からの成分が程よく抽出されたことを確認後、プレス。古樽内で野生乳酸菌によるMLF(マロラクティック醗酵)を続ける。
熟成: フランス産オークの古樽で約6カ月熟成。
瓶詰: 澱引き後、清澄せず無濾過でビン詰。
ビン詰日: 2020/06/11 本数: 2,243 本 (750ml)
アルコール: 11.5%   酸度: 0.61 g/100 ml   残糖: 0.02%

 

このワインについて
テイスティング・
コメント:
イチゴ、ザクロ、ラズベリージャムに加えクローブ、フェンネル、キルシュの香り、腐葉土や小豆、濡れた石のようなニュアンスも感じ複雑、口当たりは上品で丸みのある溶け込んだタンニンとフレッシュで伸びのあるやや高めの酸が凝縮感、旨味と共に広がっていく。
料理との相性: 生ハムと小蕪のサラダ、切り干し大根、いぶりがっこクリームチーズのせ、バーニャカウダ、椎茸のアヒージョ、メカジキのグリル、足利産トマトとトリッパの煮込み、すき焼き、マリナーラ、河豚の唐揚げ、焼き松茸、銀杏串、イチジクとフルムダンベールのロースト
飲み頃: 2020~2023年 フレッシュな果実味のある味わいが続く
2024~2027年 熟成により果実の香りが落ち着き、旨味や凝縮感が増して味わいの向上が期待できる。

2021/03/10

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2020 NOVOCCO Wine Details

Japanese

Novocco Red Wine is a light, fruity, spicy red wine fresh from fermentation with a touch of residual carbonation. This wine is made in a “Nouveau” style, bottled young and immediately approachable. The grape involved is the Shokoshi grape, developed by the renowned Sawanobori family of Japanese grape breeders.
The juicy, effervescent character of this wine makes it a natural for charcuterie, cheeses, and good friends.

TECHNICAL DATA
VARIETY SHOKOSHI 100%
VINEYARD Kaminoyama Yamagata
Namegawa Saitama
Oohira Tochigi
Enzan Yamanashi
HARVEST
DATE
28th 29th 30th July
4th 24th 31th August
1st September 2020

Brix @the Harvest(average): 20.0oBrix

BOTTLING Bottled on: 21th September 2020
The number of bottles: 3,525(750ml)
ANALYSIS
DATA
Alcohol: 11.0%
Total acidity: 0.81 g/ 100 ml.
Residual Sugar: 0.6%

08/Oct/2020

 

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2019 Concerto in R Wine Details

Japanese

Our vineyard of Cocoromi Gakuen was cultivated by intellectual disability students and their teacher in the 1950s. At present, there are five Cocoromi Gakuen vineyards including the central one with a steep slope, another new one at Akami in Sano city, our terrace vineyard, Frisee vineyard in Tajimacho Ashikaga city,and Tajimagawa-Ugan, the area consists of 6 hectars of vineyard. “Concerto in R” is a red wine, fermented with the grapes of these vineyards. We ferment with wild yeast from the grape skins and blend them with greatest care to maintain its good balance.
In the current severe climate variability “Concerto in R “ is a wine made with grapes grown at Cocoromi Gakuen vineyards and fermented with a simple and pure heart.The naming of this wine “R” is the abbreviation of “Red”,“Rouge” and “Rosso”.We hope you enjoy this wine like a concerto played with a beautiful harmony.

TECHNICAL DATA
VARIETY Norton 61%, Tannat 25%, Shokoshi 14%
VINEYARD Tajima, Ashikaga, Tochigi
Akami, Sano, Tochigi
HARVEST
DATE
Norton : 3rd, 6th, 7th October 2019
Tannat : 1st October 2019
Shokoshi : 8th, 20th August 2019

Brix @the Harvest : 20.5oBrix(average)

BOTTLING Bottled on: 11th June 2020
The number of bottles: 2,040(750ml)
ANALYSIS
DATA
Alcohol: 11.4 %
Total acidity: 0.90 g/ 100 ml.
Residual Sugar: 0.08 %

11/Oct/2020

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2020 のぼっこ ワイン・データシート

English

ココ・ファーム・ワイナリーの秋、毎年一番最初にリリースされるヌーボー(新酒)がこの「のぼっこ」。
セパージュ(品種)は、日本の山葡萄から澤登晴雄氏によって開発された小公子種です。
2020年、山形県の上山は春に雨が少なく、北関東や甲信越地方では涼しく長い梅雨に悩まされました。しかし、どこも梅雨明けにはよい天気となり、最終的には各地で、酸のきれいな小公子を収穫することができました。また、滑川の江南愛の家(福祉施設)の葡萄畑では、こころみ学園の園生達も、収穫のお手伝いに出かけました。
醸造場では葡萄を房ごと搾り、低温で野生酵母により醗酵させ、その後さらに温度を落としました。よりピュアにつくるため酸化防止剤(亜硫酸塩)を加えず、ワインを冷やすことによってフレッシュな果実味や綺麗な酸、醗酵中にできた二酸化炭素の泡を残しました。ジューシーさをお楽しみいただくため無清澄・無濾過でビン詰めしました。ヴィンテージ(収穫年)によって、泡の程度が異なりますが、開栓時に泡が噴き出すことがありますので、よく冷やして静かに王冠を開けてください。
「2020のぼっこ」は紫がかった赤色、豊かな酸やタンニン、溌剌とした赤ワインで、醗酵タンクからグラスまでとても近く、気取らずに飲める発泡性のあるヌーボーです。お楽しみいただければ幸いです。

テクニカル・データ
品種: 小公子 100%
畑: 山形県上山 尾形畑
埼玉県比企郡滑川 江南愛の家
山形県上山 木村畑
栃木県栃木市大平 松本畑、野原畑
山梨県甲州市塩山 小川農園
収穫: 2020/07/28, 29, 30, 08/04, 24, 31, 09/01
収穫時の糖度(平均)約20.0°Brix
醗酵: 葡萄は房ごと搾り、ジュースをステンレスタンクに入れ、約15℃~20℃の温度で野生酵母により発酵させる。醗酵後、状況を確認しながら澱引きを数回行うことで、果実の香りをよりクリアに引き出す。一部の葡萄は、全房でステンレスタンクに入れ、MC(マセラシオン・カルボニック)を5日間行った後プレスしブレンドした。
瓶詰: 清澄せず無濾過でビン詰。 ビン詰日:2020/09/21
本数:3,525本(750ml)
アルコール:11.0%   酸度:0.81g/100 ml.   残糖:0.6 %

 

このワインについて
テイスティング・
コメント:
クランベリーやアセロラの赤い果実に加え、カルダモン、生姜、ミント、干し草の香り。フレッシュな酸と穏やかな渋みで口当たりの良い味わい。澱の旨味が全体を引き締めている。
料理との相性: ハモンセラーノ、秋野菜のテリーヌ、厚揚げと根菜の煮物、タコス、鯖の梅煮、ボルシチ、秋ナスとキノコのラザーニャ、ロールキャベツ、鶏レバーの生姜煮、キノコのチーズリゾット、かぼちゃのタルト、カシスのムース
飲み頃:  2022年までフレッシュな果実味を楽しめる。無濾過、亜硫酸無添加のため酵母が元気で泡が噴き出すことがある。開栓前に氷水で1時間以上冷やし、揺らさず静かに開栓する。

2020/10/07

2020 のぼっこワイン・データシートPDF(プリントに最適です)

 

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2017 オークバレル赤 ワイン・データシート

 

オークバレルとは樫の木の樽のこと。「2017オークバレル赤」は樹齢100年以上のものを含む貴重な古木の葡萄を使用したワイン通のための本格的なワインで、樽のニュアンスがお好きな方にはなかなか好評です。すぐに飲む場合は、デキャンタに移すか、大ぶりのグラスで空気に触れさせて、ゆっくり楽しむことをおすすめします。エキス分、パワー、複雑味に富み、力強く広がりのあるバランスのよいフルボディの赤ワインです。牛肉、子羊、鴨料理のよきパートナーとなることでしょう。熟成させたチェダーやウォッシュチーズ、ラクレットとも美味しく召し上がっていただけます。現在も充分楽しめ、長期熟成も可能。これから年を重ね、複雑さを増すことも間違いありません。
1989年、日本のこころみ学園の農夫たちによって、カリフォルニア・ソノマに葡萄の苗木が植えられました。このことをきっかけに、こころみ学園とカリフォルニアの葡萄畑の縁が生まれ、カリフォルニアの良質な葡萄を原料として、こころみ学園の旧友マット・クラインさんにココ・ファーム・ワイナリーが醸造を委託するようになりました。ココ・ファーム・ワイナリーでのみ販売中のこのカリフォルニアワイン、お楽しみいただければ幸いです。

テクニカル・データ
品種: ムールヴェードル、カリニャン、プティット・シラー、ジンファンデル
畑: カリフォルニア
分析値: アルコール: 14.8 %   酸度: 0.67 g/100 ml.   残糖: 0.50 %

 

このワインについて
テイスティング・
コメント:
カシス、ブルーベリー、ドライプルーンの果実にユーカリ、甘草の香りやサンダールウッド、シナモンなどのスパイス香を感じる。口当たりは骨格のあるタンニンと丸みのある果実味が調和して滑らかな印象。余韻は長く、しなやかな渋みが続く。
料理との相性: パテドカンパーニュ、タンドリーチキン、グヤーシュ、チリコンカン、スパゲッティ・ミートソース、ビーフストロガノフ、コックオバン、ラムチョップ、熟成させたチェダーやウォッシュチーズ、オランジェット、うなぎパイ
飲み頃: 2020~23年は果実味主体の風味と力強い渋みが続く。
2024~熟成によりタンニンが柔らかくなり、上品でコクのある味わいに変わっていく。

2020/09/29

2017 オークバレル赤ワイン・データシートPDF(プリントに最適です)