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2014 のぼっこ ワイン・データシート

“ワインは人々を喜ばせるもの”
この単純な事実は、タキシードで着飾ったソムリエや1本10万円のワインにあふれた世界では忘れやすいことかもしれません。
しかし、手軽なワインでも高価なワインでも、あらゆるワインはお客様に喜びを与えなくてはなりません。

ココの「のぼっこ」は気取らず飲め、笑顔になれるようなワインです。
低温で醗酵させ、その後半でさらに温度を落として「のぼっこ」はできました。ワインを冷やすことによってフレッシュなフルーツの特徴や綺麗な酸味、醗酵中にできた二酸化炭素からの発泡を有するワインになりました。
また、このワインは清澄やろ過をしていません。その結果、醗酵によるくもりと気泡が残る、ジューシーでフレッシュで生き生きとした赤ワインになりました。
タンクからお客様のお手元のグラスまでとても近いワインです。お客様の笑顔に出会えるくらいに・・・

家族や友達とご一緒にお楽しみください。例えば、チーズ、パン、ソーセージ、ピクルスや何か好きなものを持ってピクニックに持っていってみてはいかがですか?
緊張いらず、心配いらず、コルクスクリューもいりません。
よく冷やしてお飲みください。

テクニカル・データ
品種: 小公子 100%
畑: 山形県上山、栃木県佐野市赤見、埼玉県比企郡滑川
収穫: 2014/8/8,12,13,14,15, 9/1 収穫時の糖度(平均)20.6°Brix
醗酵: 葡萄を房ごと搾り、ジュースをステンレスタンクに入れ、自然と野生酵母により醗酵が始まるのを待つ。約15℃~20℃の温度を保ち、ろ過などをせずに瓶詰。
瓶詰: 瓶詰日: 2014/9/30 本数: 6466本(750ml)
アルコール: 10.6%   酸度: 0.803 g/100 ml.   残糖: 0.360%
このワインについて
テイスティング・
コメント:
「2014のぼっこ」は紫がかった若々しいルビー色。香りはスモーキーで、ラズベリーやプラム、すみれのような花の香りもある。口に含むと、ライトでしなやかではあるが、充実した果実味が味わえる。余韻はフレッシュな酸味が爽やか。
料理との相性: ハム、パテ、パニーニ、ソーセージ、スペアリブ、タコスなど。
飲み頃: 若いうちに飲むワインなので、2015年以内にお飲みください。

2014/10/22

2014 のぼっこワイン・データシートPDF(プリントに適しています)

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2012 こころみノートン ワイン・データシート

2020年夏、8年間の熟成を経て、「2012こころみノートン」を皆さまにお届けできることは、私たちにとって、特別な意味があります。ノートン種は限られた地域でのみ栽培されていた非常に珍しい品種です。独特な気候の日本で上手く育ち、且つおもしろい品種を探していたとき、私たちはこのノートン種に興味をもちました。多くの葡萄品種は、高温多湿で、夏に雨の多い地域では順調に育ちにくく、例えそのような状況でつくれたとしても、果実味がなく、色の薄い、水っぽいワインになってしまうと思われていました。しかし、私たちはアメリカ合衆国の東海岸のヴァージニアや中央部のミズーリ地域でこのことに当てはまらないワインを見つけました。そこでは日本より雨の多い気候にもかかわらず、ノートン種(シンシアナ種)で果実たっぷりの色の濃い印象的なワインをつくっていました。ノートン種なら日本でも上手く育つと思い、こころみ学園の畑で栽培しはじめました。醸造場では葡萄を、乾燥酵母でなく、健康で香り高い葡萄についた野生酵母で発酵させました。発酵後やさしく搾り、樽に入れ熟成させました。テイスティングで良いバランスの樽を選別しブレンドを決め、オリ引きし、清澄やろ過なしでビン詰めしました。より純粋に飾り気なくつくった2012年自家畑産のノートン種のワイン。熟成期間を経て飲み頃のノートン種のワインをお楽しみいただけることは望外の喜びです。

テクニカル・データ
品種: ノートン 100%
畑: 栃木県足利市田島
収穫: 2012/10/18       収穫時の糖度: 20.8oBrix
醗酵: 完熟したぶどうを除梗し軽く破砕して、小型のタンクへ移す。1日2回のピジュアージュをおこないながら、徐々にマストを温めてゆく。4、5日すると天然酵母による発酵が自然に始まる。発酵は高めの温度ですすみ、残糖がなくなるまで続く。注意深くピジュアージュを続けながら、十分な色素と風味を抽出する。約10日間以上醸した後、マストを搾り、ワインを皮と種から分ける。その後、小樽に移しマロラクティック発酵を促す。
熟成: オークの小樽で6カ月半 熟成。
瓶詰: 瓶詰日: 2013/5/24  本数: 1,155本(750ml)
アルコール:11.0%   酸度: 0.727 g/100 ml   残糖: 0.15%
このワインについて
テイスティング・
コメント:
完熟した果実というよりは、ラズベリーやカシスなどのもぎたての赤いフルーツのニュアンスが特徴。香りはすみれやラベンダーなどの花、ピーマンや甘草などのグリーン的なニュアンス。硬さのある酸とがっしりとしたタンニンにより、濃縮感があり力強さも備えた印象。

料理との相性: スペアリブ、黒酢の酢豚、北京ダック、鴨肉のローストフランボワーズソース、
めかじきのソテーバルサミコソース レアチーズケーキとチェリーソース
飲み頃: 現在、飲み頃。2025年頃までは、熟成により、口当たりが柔らかに広がる、ゆったりとしたまろやかで複雑なワインとなるだろう。

2020/07/24

2012 こころみノートンワイン・データシートPDF(プリントに最適です)

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2012 風のルージュ ワイン・データシート

「2012風のルージュ」は、ツヴァイゲルトを主体にした赤ワインです。ツヴァイゲルトという品種には、馴染みがない方もいらっしゃるかもしれません。この「2012風のルージュ」に使われているツヴァイゲルトは、意外にも北海道の余市で育ちました。なぜ“意外にも”かというと、赤ワイン用の品種はたいてい熟すのに、たっぷりの日光、暖かさ、時間が必要だからです。日本の北の寒い地域で育てられたにも関わらず、私たちは農家さんから薫り高く、甘く熟した葡萄をいただきました。私たちは葡萄の個性にあった仕込み方で醗酵させ、慎重に樽で熟成させました。その結果、良いワインができました。この意外なワインをお分かりいただくと幸いです。

ちなみに、「2006風のルージュ」は、2008年北海道洞爺湖サミットの7月8日の夕食会にてお使いただきました。外務省ホームページのG8サミット事務局のワイン紹介には次のように記されています。
「1970年代、ウイーン郊外の修道院から北海道にツヴァイゲルトの苗がもたらされたが、その苗が徐々に広がって、今ではこの品種のワインが北海道を代表する赤ワインとなりつつある。冷涼な気候を反映した若々しく豊かな果実味とフレッシュな酸と程よい渋味が身上のこのワインは、飲み応えも十分。未だ知名度は低いが、知られざるツヴァイゲルトの魅力、北海道の赤ワインの可能性を存分に感じさせる。」

テクニカル・データ
品種: ツヴァイゲルト 79% メルロー21% 

畑: 北海道余市郡 余市 山形県上山 

収穫: 2012/10/8,12,14,15,18,22      収穫時の糖度:20.79°Brix (平均)

醗酵: 完熟した葡萄を選果し、より良い房のみを除梗しステンレスタンクに入れ、野生酵母で醗酵させる。十分に皮から成分を抽出するため、高めの温度を維持し、一部ロットには若干補糖する。ピジュアージュしながら1~2週間醸す。その後マストを搾り、ワインを皮と種から分け、小樽に移し野生乳酸菌によるMLF(マロラクティック発酵)を促す。

熟成: オークの小樽で11ヶ月熟成。

瓶詰: 瓶詰日: 2013/9/17 本数:10,180本 (750ml)
アルコール:11.5 %   酸度: 0.592 g/100 ml.   残糖: 0.115%
このワインについて
テイスティング・
コメント:
「2012風のルージュ」は、香りはダークチェリー、カシス、ラズベリーなどの赤い果実、ピンクグレープフルーツのようなフレッシュな柑橘とすみれのような花、シナモンのようなスパイスを感じる。口中は丸く、華やかでフレッシュな印象。やわらかさと生き生きとした酸を感じ、華やかな赤い果実と柑橘、余韻にスパイスを感じる。

料理との相性: ステーキ(黒胡椒をきかせて)、鰻の蒲焼(山椒をきかせて)、青カビのチーズ、ウィンナーシュニッツェル、鴨のロースト

飲み頃: 今から2019年頃まで:熟成によって、よりなめらかで複雑なワインとなるでしょう。

2015/12/11

2012 風のルージュワイン・データシートPDF(プリントに適しています)

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2012 陽はまた昇る ワイン・データシート

English

『2012陽はまた昇る』はタナ種とカベルネ・ソーヴィニョン種からなる赤ワインです。タナ種もカベルネ・ソーヴィニョン種もフランスの主要な品種で、私たちはこの葡萄を日本に持ってきて足利に植えその後、山形や長野の契約栽培農家に栽培をお願いしました。そして土地との相性もさることながら、彼らの経験と技術によって素晴らしい品質のワインができるようになりました。シンプルなつくりをこころがけた「2012陽はまた昇る」。10年近い熟成の時を経て、調和のとれたワインになりました。

テクニカル・データ
品種: タナ 67%:(長野県高山村、山形県上山、栃木県佐野市赤見)
カベルネ・ソーヴィニョン 33%:(山形県上山)
畑: 長野県高山村、山形県上山、栃木県佐野市赤見
収穫: 2012/9/20,29 10/19,22 11/5
収穫時の糖度:21.1°Brix(平均)
収穫方法:手摘み
醗酵: 完熟した葡萄を除梗し軽く破砕して、小型のタンクへ移す。1日2回のピジャージュをおこないながら、徐々にマストを温めてゆく。2、3日すると野生酵母による醗酵が自然に始まる。醗酵は高めの温度ですすみ、残糖がなくなるまで続く。注意深くピジャージュを続けながら、十分な色素と風味を抽出する。10~12日間醸した後、マストを搾り、ワインを皮と種から分ける。その後、小樽に移し野生乳酸菌によるMLF(マロラクティック醗酵)を促す。
熟成: オークの小樽で約15カ月熟成。
瓶詰: 澱引き後、清澄せず無濾過でビン詰。ビン詰日:2014/02/03 本数:10,665本(750ml)
アルコール:11.8 %   酸度:6.15 g/L.   残糖:1.7 g/L.

 

このワインについて
テイスティング・
コメント:
ダークチェリーやカシスリキュールなどフルーツの香りに樽由来の杉などのメントールの香りが特徴的。しなやかな酸味があり、タンニンは繊細。すっと体になじむようなスムースな飲み心地で、味わいは、全体的に調和がとれ深みと丸みを感じる。
料理との相性: 牛肉の赤ワイン煮、ステーキなど牛赤身肉、ラムチョップ、スペアリブ、鶏肉と鶏モツのすき焼き、ブルーチーズ、鴨の燻製、サラミソーセージ
飲み頃: 現在、飲み頃。それ以降でも、熟成により口当たりが柔らかに広がる、ゆったりとしたまろやかで複雑なワインとなるだろう。

2021/02/03

2012 陽はまた昇るワイン・データシートPDF(プリントに最適です)

 

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2013 いまここ 白 ワイン・データシート

足利に生まれ生きた相田みつを氏の書をラベルにした「いまここ白」 は、私達のつくる最も親しみやすい白ワインです。アペリティフに良し、のんびりとした午後に1杯飲んでも良し、そしてどんな料理にも最適なワインです。その柔らかく、やさしい口当たりとフレッシュなハーブや花の香りは、ワイン初心者の方にはもちろんのこと、鋭い味覚の持ち主にも喜ばれるでしょう。

特別にセレクトした葡萄をブレンド、低温醗酵によってワインには果実の新鮮さが維持されています。ワインは甲州種を主体にシャルドネ種を加えてコク、幅のあるものに仕上げました。また、余韻は少し甘く、丸みを帯び、典型的な甲州種の苦みが口中に爽やかさを残します。

テクニカル・データ
品種: 甲州51%  シャルドネ48%  その他1%
畑: 山梨県 勝沼 長野県高山村 兵庫県神戸 栃木県鹿沼
収穫: 甲州 2013/9/17,24,10/1,8,22 シャルドネ2013/8/25,9/6,24,25収穫時の糖度: 16.12ºBrix(平均)
醗酵: 傷んだ実や未熟な実を取り除き、除梗した後、やさしくプレスする。
甲州は果汁をハイパー・オキシデーションし、えぐみを柔らかくする。オリを沈め、澄んだジュースをステンレスタンクに移し、野生酵母で醗酵。また、コクをだすため一部補糖する。薫り高く、フレッシュな果実味を保つために、低温( 平均15℃~19℃)で 約3週間かけてじっくり醗酵。甘味と酸味のバランスがちょうど良いタイミングでタンクを冷却して、醗酵を止める。
熟成: ステンレスタンクにオリ引きし、低温で約6~7ヶ月熟成。清澄せず、濾過してビン詰。
瓶詰: 瓶詰日: 2014/4/9,10,11,16,17,18 本数: 59,100本(750ml) 7,455本 (375ml)
アルコール:11.3%   酸度: 0.472 g/100 ml.   残糖: 1.26%
このワインについて
テイスティング・
コメント:
「2013足利呱呱和飲」は、やや甘口の白ワイン。色調は淡いイエロー、香りはりんご、みかん、メロンや洋ナシと爽やかに広がる。味わいは、穏やかでやさしい自然な甘さ、柔らかな酸味で桃やみかんのシロップづけ、レモンキャンディーのような風味を感じる。そして後味には甲州種らしいビターな印象があり、ワインを引き締めている。
料理との相性: まろやかで程よくコクのある料理:おでん、蛤のワイン蒸し、青梗菜のクリーム煮、湯豆腐、鰯と松の実のスパゲッティー、モッツァレラ・チーズ、海老しんじょなど。
飲み頃: 現在から2017年頃まで若くフレッシュな味わいを楽しめる。
また、長期間熟成しても奥深い味わいになるでしょう。

2014/10/17

2013 いまここ 白ワイン・データシートPDF(プリントに適しています)

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2012 いまここ ろぜ ワイン・データシート

English

足利に生まれ生きた相田みつを氏の書をラベルにした「いまここロゼ」は、フレッシュで複雑味があり、赤い果実とほのかな土の香りが調和した素晴らしいロゼです。原料葡萄は、新鮮さと深みを蓄えた、厳重に選別された数種をブレンドしています。また、料理の良きパートナーで、エスニック料理や中華料理、カレーライスまで幅広く多彩な料理に合わせられます。

ぜひ一度お試しください。このロゼが赤と白の「中間」ではなく、まさに「ロゼ」と納得できるでしょう。

テクニカル・データ
品種: マスカット・ベイリーA 61%  メルロ 7% カベルネ・ソーヴィニョン 7%
ブラック・クィーン 7% デラウエア 6%  甲州 3% 竜眼 3%
キャンベル・アーリー 3% その他 3%
畑: 山梨県穂坂、足利市田島、佐野市赤見、山形県上山、北海道余市、長野県安曇野、
山梨県勝沼、山梨県甲州 長野県高山村
醗酵: 葡萄の実を傷つけないように除梗し、やさしくプレス。時間をかけ丁寧に搾られた、
フルーティーで旨みのあるジュースに、コクを出すため若干補糖する。フレッシュな果実味を保つために、低温で 2~3週間かけてじっくり野生酵母で発酵。
熟成: ステンレスタンクに澱引きし、低温で約5ヶ月熟成後ブレンド。
清澄後、濾過。
瓶詰: 瓶詰日: 2013/4/17,18,19 本数: 28,332 本 (750 ml.)   6,136本 (375 ml.)
アルコール: 10.9%   酸度: 0.652mg/100 ml.   残糖: 1.18%
このワインについて
テイスティング・
コメント:
「2012いまここロゼ」は、やさしい甘さのロゼワイン。色はチャーミングなピンク。香りはキャンディー、さくらんぼ、苺のシロップ、などの綺麗でフレッシュな印象とともに香ばしさも感じる。口中は、優しい果実の香りが優しく広がり、さくらんぼ、キャンディー、ラズベリーやチェリーなどの素直なやわらかい果実味たっぷりの味わい。
料理との相性: 酢豚、生ハムとメロン、ポークソテー フルーツソース添え、クリームチーズのスモークサーモン巻き、クレームブリュレ、フルーツの盛り合わせ、ラタトゥイユ、カレー、
タイ風春雨サラダ
飲み頃: 現在から2014年頃までは若くフレッシュな味わいを楽しめますが、熟成により、さらにやわらかい味わいになるでしょう。

2014/09/12

2012 いまここ ろぜワイン・データシートPDF(プリントに最適です)

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2012 いまここ 赤 ワイン・データシート

English

「いまここ赤」は山形や長野で収穫されたカベルネ・ソーヴィニョン種、メルロ種といったボルドー品種の葡萄を主体に醸造した赤ワインです。2012年ヴィンテージはしっかりとした酸味が特徴で、樽熟の甘い香りやスパイス、果実味のさわやかさをもった味わいに仕上がりました。

ラベルには足利に生まれ生きた書の詩人、相田みつを氏の作品から「いまここ」の文字をつかわせていただいています。シンプルな言葉の中から、さまざまな意味が湧き出してくるようです。葡萄づくりもワインづくりも「いま」から「ここ」から。希望にあふれた日本のワイン・・・お楽しみください。

テクニカル・データ
品種: カベルネ・ソーヴィニョン 42%  メルロ 41% その他(マスカット・ベイリーA セイベル13053 バルベラ ブラッククィーン ノートンなど)17%
畑: 山形県上山(CS,MER) 長野県高山村(CS,MER,BAR) 山梨県勝沼(MER,MBA)北海道乙部(SEI) 栃木県足利(MBA,NOR) 栃木県大平下(MBA) 栃木県岩舟(MBA)長野県安曇野(BQ)
収穫: 2012/9/16,27,28 10/2,3,5,8,9,10,12,14,16,18,20,22,23,25,26,27 11/1,5,26
醗酵: 完熟した葡萄をココ・ファーム・ワイナリーで選果して、より良い房のみを除梗しステンレスタンクに入れ、野生酵母で醗酵させる。十分に皮から成分を抽出するため、高めの温度を維持し、ルモンタージュしながら2週間から3週間醸す。その後マストを搾り、ワインを皮と種から分け、オークタンク、ステンレスタンクに移しマロラクティック醗酵を促す。
熟成: オークタンク、ステンレスタンクで8~9ヶ月熟成。
瓶詰: 軽く濾過して瓶詰
瓶詰日: 2013/6/12,13,14,19,20,21,26,27,28 本数:78,241本 (750ml) 9,089本(375ml)アルコール:11.6%   酸度: 0.54g/100 ml   残糖: 0.12%
このワインについて
テイスティング・
コメント:
香りはクランベリー、ラズベリー、ブラックベリー、カシスなどの果実とピーマン、土などの複雑な香りに加えて、ミントなどの清涼感も感じる。口当たりはライトで果実味豊かな印象。しっかりした酸味と果実のさわやかさがこのワインの特徴。
料理との相性: 程よくコクのある料理:小羊の香草焼き、鴨のグリル、ローストポーク、焼鳥(たれ)
ミートソースのパスタ、トマトと茄子のチーズグラタン、ピザ、ハンバーグ
飲み頃: 今から2015年頃まで:熟成によって、よりなめらかで複雑なワインとなるでしょう。

2014/09/22

2012 いまここ 赤ワイン・データシートPDF(プリントに最適です)

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2012 いまここ 白 ワイン・データシート

English

足利に生まれ生きた相田みつを氏の書をラベルにした「いまここ白」 は、私達のつくる最も親しみやすい白ワインです。アペリティフに良し、のんびりとした午後に1杯飲んでも良し、そしてどんな料理にも最適なワインです。その柔らかく、やさしい口当たりとフレッシュなハーブや花の香りは、ワイン初心者の方にはもちろんのこと、鋭い味覚の持ち主にも喜ばれるでしょう。

特別にセレクトした葡萄をブレンド、低温醗酵によってワインには果実の新鮮さが維持されています。ワインは甲州種を主体にシャルドネ種を加えてコク、幅のあるものに仕上げました。また、余韻は少し甘く、丸みを帯び、典型的な甲州種の苦みが口中に爽やかさを残します。

和食全般と大変良く合います。気さくな当ワイナリーの顔としてお楽しみいただければ幸いです。

テクニカル・データ
品種: 甲州47%  シャルドネ47%  バッカス3%  竜眼3%
畑: 山梨県甲州市 勝沼 長野県高山村 兵庫県神戸 山形県上山
北海道余市 長野県安曇野
収穫: 甲州 2012/9/26,10/3,8,9,23,30 シャルドネ2012/8/30,9/21,22,27,29, 10/3
バッカス 2012/10/2 竜眼2012/10/21
収穫時の糖度: 17.97 ºBrix(平均)
醗酵: 傷んだ実や未熟な実を取り除き、除梗した後、やさしくプレスする。甲州は果汁をハイパー・オキシデーションし、えぐみを柔らかくする。オリを沈め、澄んだジュースをステンレスタンクに移し、野生酵母で醗酵。また、コクをだすため一部補糖する。薫り高く、フレッシュな果実味を保つために、低温( 平均15℃~19℃)で 約3週間かけてじっくり醗酵。甘味と酸味のバランスがちょうど良いタイミングでタンクを冷却して、醗酵を止める。
熟成: ステンレスタンクにオリ引きし、低温で約4ヶ月熟成。清澄せず、濾過してビン詰。
瓶詰: 瓶詰日: 2013/3/19,20,21,26,27 本数: 43,588本(750ml) 8,248本 (375ml)
アルコール:10.2%   酸度: 0.483 g/100 ml.   残糖: 1.61%
このワインについて
テイスティング・
コメント:
「いまここ白」は、やや甘口の白ワイン。色調は淡いイエロー、香りはりんご、みかん、メロンや洋ナシと爽やかに広がる。味わいは、穏やかでやさしい自然な甘さ、柔らかな酸味で桃やみかんのシロップづけ、レモンキャンディーのような風味を感じる。そして後味には甲州種らしいビターな印象があり、ワインを引き締めている。
料理との相性: まろやかで程よくコクのある料理:おでん、蛤のワイン蒸し、青梗菜のクリーム煮、湯豆腐、鰯と松の実のスパゲッティー、モッツァレラ・チーズ、海老しんじょなど。
飲み頃: 現在から2016年頃まで若くフレッシュな味わいを楽しめる。
また、長期間熟成しても奥深い味わいになるでしょう。

2014/09/12

2012 いまここ 白ワイン・データシートPDF(プリントに最適です)

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2013 風のエチュード ワイン・データシート

「風のエチュード」は日本各地から厳選されたぶどうでつくられる辛口の白ワインです。
2013年は長野県高山村のシャルドネからつくられています。
十分に熟してから収穫されたぶどうは注意深く選果され、丁寧に搾られます。
その後、果汁はステンレスのタンクに移され、野生酵母により醗酵しワインになります。
「エチュード」は音楽用語で「練習曲」という意味を持っていますが、初心者のためのただ簡単な曲ではなく、演奏上達のためのたくさんの要素が詰まっています。もちろんエチュードという名前の名曲もたくさんあり、多くの人々に親しまれています。
「風のエチュード」は良いワインをつくるための様々な要素、良い土地、場所に適した品種、
その年の気候、栽培家の情熱、丁寧な醸造、などがうまく組み合わさってできています。

テクニカル・データ
品種: シャルドネ 100%
畑: 長野県高山村
収穫: 2013/9/25, 10/3, 4
収穫時の糖度: 19.9oBrix(平均)
醗酵: 房全体をやさしくプレスして得られた果汁をステンレスタンクに入れ、野生酵母にて約20℃の温度で1ヶ月間ゆっくりと醗酵させた。
熟成: ステンレスタンクにて貯蔵。
瓶詰: 澱引き後、清澄せずに無ろ過で瓶詰め。
瓶詰日: 2014/5/29 本数:4941本(750ml)
アルコール: 11.6%   酸度: 0.43g/100 ml   残糖:0.222%
このワインについて
テイスティング・
コメント:
「2013風のエチュード」は、香りは、洋ナシ、桃、りんご、メロンなどフルーツがたくさん感じられ、白い花のような華やかさもある。口当たりはまるく、果実とともにコク・香ばしい後味もあり、ソフトな中にも酸が充分に感じられる、しっかりした味わいのワイン。
料理との相性: 白身魚のバターソースレモン添え、鱧の天ぷら葛のあんかけ、根菜の揚げびたし、
しいたけのオリーブオイル焼き、ささみの梅しそ春巻、海老のグラタン、白カビチーズ
飲み頃: 現在から2016年頃:熟成によりなめらかな口当たりのワインになるでしょう。

2015/03/09

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MV マタヤローネ(2014年詰め) ワイン・データシート

「マタヤローネ」は干して半乾燥させたマスカット・ベイリーAによるデザートワインです。
葡萄は収量を低く制限し(35hl/ha)、10月中旬頃収穫され、干椎茸用乾燥機を使って乾燥します。乾燥により糖度が約20oBrixから30~50oBrixまで凝縮された葡萄は、小型タンクに移され、同年産のマスカット・ベイリーAの果汁で潤し数日間マセラシオンします。
圧搾して得られる果汁は非常に微量で、換算すると15hl/haという希少なものです。
酵母が活性する比較的高い温度(18℃)で醗酵は始まり、その高い糖度のため約6ヶ月続きます(通常のワインの場合、醗酵期間は約2週間です)。醗酵終了後、澱引きせずにそのまま熟成。醗酵が始まってから約4年後、ようやく瓶詰めの段階となります。 清澄、ろ過せずに瓶詰めしました。
私たちが大好きなイタリアのレチョートに敬意を表してつくったワイン、マタヤローネ。
「またやろうね」・・・仕事を終えた夕暮れ、園生の一言をワインの名前にしました。

テクニカル・データ
品種: マスカット・ベイリーA
畑: 栃木県佐野市赤見
収穫: 2010年および2011年 乾燥後の糖度 :38.0oBrix (2010)
50.0 oBrix (2011)
醗酵: 数日間マセラシオンした後プレスし、そこへ酵母を加え、フレンチオーク古樽にて醗酵。 約18℃の温度で約 6ヶ月醗酵が続く。
熟成: 発酵終了後澱引きせずにそのまま熟成。
熟成期間は2010年産が43ヶ月、2011年産が32ヶ月
瓶詰: 清澄、ろ過をせずに瓶詰した。
瓶詰日: 2014/7/18 本数 : 549本(375ml)
アルコール: 11.34%   酸度 :0.923g./100 ml.   残糖 : 23.8%
このワインについて
テイスティング・
コメント:
マタヤローネは、たいへん力強く、これからの熟成に大きな期待の持てるデザートワイン。色調は赤みがかった茶色で、エキス分の高さを感じさせる。香りは情熱的。干したアンズや、蜂蜜、ビターオレンジ、黒糖、ビターチョコ、メープルシロップといったものが感じられる。しっかりしたボディーと余韻の長さを持ちつつ、ソフトな口当たり。豊かな甘味、十分なアルコールと爽やかな酸味を感じ、まとまりがある味わい。
料理との相性: 甘いデザート、重めのチーズなど:オレンジタルト、クリーム・ブリュレ、 ティラミス、ビスコッティー、青カビチーズ、パルメザン・チーズ、信玄餅
飲み頃: 現在から20~30年後:長期熟成が可能。
円熟した奥深いワインとなるであろう。

2014/08/05

MV マタヤローネ(2014年詰め)ワイン・データシートPDF(プリントに適しています)