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2011 NOVO DEMI-SEC ワイン・データシート

「のぼ」は、過去数世紀にわたってフランスのシャンパーニュ地方で培われてきた、本格的なシャンパン方式で造られたスパークリングワインです。日本の伝統的なブドウ品種から造られ、さわやかな果実とやさしい甘みとのコンビネーションは、アペリティフ(食前酒)として、またはフルーツベースのデザートと一緒にお楽しみいただけます。ワインは大量生産を行わず、すべて手作業で瓶詰めされています。

実はこのワイン、「リースリング・リオンは、スパークリングワインにしてみたら面白いものになるのではないか」と思いつき、とりあえずは自分たちのために試しに造り始めたものでした。それにココ・ファーム・ワイナリーの全スタッフがシャンパンを飲むのが大好きだったのも、忘れてはいけない理由です。

1996年のぼドゥミセックが、2000年沖縄サミット晩餐会の席でサーヴィスされ、このワインは一躍脚光を浴びることとなりました。このことは、本当に光栄なことと感じております。そしてこれからもこの名誉にお応えできるよう、私たちはさらに厳しい管理体制のもと、その高い品質を維持していく覚悟でおります。

テクニカル・データ
品種: リースリング・リオン 100%
畑: 栃木県足利市田島
収穫: 2011/09/09, 19  収穫時の糖度 16.0°Brix
醗酵: ブドウを房のままプレスし、フリーランと低圧力で搾られた部分のみを使用。果汁をステンレスタンクに入れ、野生酵母で醗酵させる。2次醗酵は、特別に選別された乾燥酵母を添加。15℃~17℃で醗酵させた。
熟成: ステンレスタンクでオリとともに、約6ヶ月間熟成。その後、ティラージュ瓶詰し、瓶内で第2次醗酵が行われる間、約3年間酵母の澱と接触させながら熟成。
瓶詰: 瓶詰日: 2012/4/19 (ティラージュ) 2015/05/27(デゴルジュマン) 本数: 425本
アルコール:11.0%   酸度: 0.72 g/100 ml   残糖:3.47%
このワインについて
テイスティング・
コメント:
「2011のぼドゥミセック」は、シャンパン方式によるやや甘口のスパークリングワイン。
このワインからは、細かい泡が勢いよく立ちのぼる。フレッシュな柑橘と花の香りはブドウから、広がりある香ばしさは酵母と過ごした歳月から、それぞれ生み出されたと言えるだろう。カスタードクリームのような、やさしい甘さを感じる繊細でエレガントなワイン。
料理との相性: 程よくコクのある料理やデザート:イチゴ、生ハムメロン、フォアグラのテリーヌ、アイスクリーム、シャーベット、クレープ・シュゼット、ミルフィーユ、クッキー 、ガレット
飲み頃: 現在から2~3年後:現在でも楽しめるが、熟成により、深くまろやかに成長するだろう。

2015/06/03

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2011 NOVO BRUT ワイン・データシート

「のぼ」は、過去数世紀にわたってフランスのシャンパーニュ地方で培われてきた、本格的なシャンパン方式で造られたスパークリングワインです。日本の伝統的なブドウ品種から造られ、さわやかな辛口の、芯のある高貴なスタイルに仕上がっています。ワインは大量生産を行わず、すべて手作業で瓶詰めされています。
実はこのワイン、「リースリング・リオンは、スパークリングワインにしてみたら面白いものになるのではないか」と思いつき、とりあえずは自分たちのために試しに造り始めたものでした。それにココ・ファーム・ワイナリーの全スタッフがシャンパンを飲むのが大好きだったのも、忘れてはいけない理由です。

1996年のぼドゥミセックが、2000年沖縄サミット晩餐会の席でサーヴィスされ、このワインは一躍脚光を浴びることとなりました。このことは、本当に光栄なことと感じております。そしてこれからもこの名誉にお応えできるよう、私たちはさらに厳しい管理体制のもと、その高い品質を維持していく覚悟でおります。

テクニカル・データ
品種: リースリング・リオン 100%
畑: 栃木県足利市田島
収穫: 2011/09/09, 19  収穫時の糖度 16.0°Brix
醗酵: ブドウを房のままプレスし、フリーランと低圧力で搾られた部分のみを使用。果汁をステンレスタンクに入れ、野生酵母で醗酵させる。2次醗酵は、特別に選別された乾燥酵母を添加。15℃~17℃で醗酵させた。
熟成: ステンレスタンクでオリとともに、約6ヶ月間熟成。その後、ティラージュ瓶詰し、瓶内で2次醗酵が行われる間、約3年間酵母の澱と接触させながら熟成。
瓶詰: 瓶詰日: 2012/4/19 (ティラージュ) 2015/05/27(デゴルジュマン) 本数: 426本
アルコール:11.0%   酸度: 0.72 g/100 ml   残糖:0.67%
このワインについて
テイスティング・
コメント:
「2011のぼブリュット」は、シャンパン方式による辛口のスパークリングワイン。蒼白い藁色を呈するこのワインは、グラスのなかでクリ-ミーで細かな泡が絶え間なく立ちのぼる。シトラス、スイカズラの花、びわ、カスタードクリーム、湿った石の風味、さらにリースリング・リオンの典型的な香りと言われるクルミが控えめなアロマを構成し、口当たりはレモンなどの柑橘系の酸とミネラルの芯がエレガントさを醸し出している。酸味やキニーネに似た苦みによりしっかりした後味に仕上がったこのワインは、思わず食欲を湧かせてくれる。
料理との相性: オードブルや和食など:生牡蠣、イクラのカナッペ、生ハム、中華風前菜、お寿司、真鯛のお造り、ハマグリの酒蒸し 、カレイの唐揚げ、白身魚の天ぷら、蕎麦せいろ
飲み頃: 現在から2~3年後:現在でも楽しめるが、熟成により、深くまろやかに成長するだろう。

2015/06/03

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2014 田島川右岸 ワイン・データシート

“こころみシリーズ”は可能な限りベストなワインを造ろうという私たちの新しい試みです。異なる畑の様々なブドウを使用したこの限定発売プログラム。この私たちの“試み”をぜひお試しください。
このワインは足利の米所と言われる北郷地区田島町にあり、こころみ学園の側を流れる田島川の周りに広がる水田地帯にポツリとある約20aの葡萄畑で収穫された葡萄からできたワインです。
田んぼの中に葡萄畑!? 若干違和感のあるこの光景。何故?
私たちがこころみ学園の近くで葡萄畑を増やしたいと思った時、これ以上急な斜面の畑を増やすことは、人手が少なく管理するのは難しいと考えていて、平らな場所で畑を増やすしかありませんでした。平らな畑は管理はしやすいですが、良い葡萄が獲れるかどうかは自信がありませんでした。この畑をやってみるまでは。なぜなら、一般的には良い葡萄を収穫するには水はけの良い畑が必要と言われていますし、この周辺の平らな農地といえばその多くが水田だったからです。
ここからがチャレンジです。
田んぼは稲を栽培するために造られた場所ですから、そのまま使えばおいしい葡萄は収穫できません。葡萄に適した畑にする必要があります。
まず始めに畑の排水性を良くします。水を溜める土の層を壊し、暗渠(あんきょ=地中に埋めた排水路)を入れることで対応しました。
次に畑の肥料分を整えます。緑肥作物といわれる草花を育て、それを刈り倒し、鋤きこむことで土壌養分や土壌微生物を増やし、土の改良してきました。結果とても良い肥料分と土の構造になり、葡萄がバランスよく育つようになりました。
今回の件で農作物を栽培するためには適した場所を探して栽培することも大事ですが、作物の種類に応じて、土地の環境を適したものに造りかえる方法もあるということを改めて思い直し、この周辺の平らな畑でもおいしい葡萄を栽培できるという自信も付きました。 
稲を栽培するために土壌や環境を適したものにしてきた先人たちの知恵と技術に思いを馳せつつ、良いワインを造るためにその場所を葡萄に適したものにしてきた、こころみ学園の農夫、ココ・ファーム・ワイナリー栽培スタッフの情熱が詰まったワインを是非味わってみてください。

テクニカル・データ
品種: ヴィニョール100%
畑: 栃木県足利市田島
収穫: 2014/09/04, 23 収穫時の糖度: 19.5°Brix(平均)
醗酵: 房全体をやさしくプレスして得られた果汁をステンレスタンクに入れ、
野生酵母にて約16~20℃の温度で約1ヶ月間ゆっくりと醗酵させた。
熟成: ステンレスタンクにて4ヶ月貯蔵。
瓶詰: 澱引き後、清澄せずに無ろ過で瓶詰め。
瓶詰日: 2015/03/11 本数: 642本(750ml)
アルコール: 11.7%   酸度: 0.555 g/100 ml   残糖: 0.25%
このワインについて
テイスティング・
コメント:
「2014田島川右岸」は、香りは、かりん、ライム、白桃、シトラスなどフルーツが感じられ、白い花のような華やかさもある。口当たりはとろみを感じ、厚みのある味わいの中にも果実と酸が充分に感じられる。グレープルーツの皮のような苦味が後味を引き締め、次の杯を勧める。

料理との相性: 白身魚のバターソースレモン添え、鱧の天ぷら葛のあんかけ、エビのアヒージョ、
ささみの梅しそ春巻、白カビチーズ
飲み頃: 現在から2018年頃:熟成によりなめらかな口当たりのワインになるでしょう。

2015/05/25

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2011 ブラン・ド・ノワール ワイン・データシート

 ブラン・ド・ノワール(Blanc de Noirs)を直訳すると「黒の白」、黒葡萄だけでつくられた白ワインのような外観のワインのことです。ココ・ファームのスパークリング・ワイン“ブラン・ド・ノワール”は、北海道余市の木村農園で2011年に収穫されたピノ・ノワールを100%使用して、伝統的な瓶内二次醗酵方式でつくりました。
 良いスパークリング・ワインにはしっかりとした豊かな酸が必要不可欠です。このワインは、日本屈指のピノ・ノワールの栽培家、木村さんのきりりとしたおいしい酸を持つピノ・ノワールを、成熟のピークに収穫。足利の醸造場で、房のままていねいに搾って、純粋なフリーランの果汁だけを取り出しました。その後、葡萄本来の自然の持ち味を活かすため、果皮に付いた野生酵母でステンレス・タンクで醗酵させました。
 翌2012年の春、ワインに蔗糖と酵母を加え、すばやく瓶詰し王冠で打栓。このティラージュ瓶詰(Tirage)後、ワインを暗く涼しい静かなセラーに寝かせました。ワインは一本一本のビンのなかで二番目の醗酵を行いながら複雑さを増し、酵母が働いてデリケートで細かな泡を生み出していきました。
そして瓶内二次醗酵後も、さらなる香りの複雑さと口当たりの厚みを引き出すため、瓶内でワインを酵母の澱と接触させながら、約35ヶ月間熟成を続けました。
 ワインが瓶内熟成で最高の状態になった2015年冬、こころみ学園の園生たちが、毎朝毎晩ビンを45度ずつ回しルミュアージュ(Remuage)を行い、澱をビンの口に集めました。その後、ビン口の澱を冷却機で凍らせ、王冠と同時に澱を取り除き
(デゴルジュマン:Degorgement)、同質のワインを補って糖分を加えないナチュール(Nature)のドサージュ(Dosage)瓶詰を行い、コルクで打栓しミュズレとワイヤーをかけました。
 この“ブラン・ド・ノワール”の特徴は、のびやかな酸、上品なコクにあります。つくる工程のほとんど全てが手作業でつくられたこのスパークリング・ワインは、日本のピノ・ノワール種100%の日本で初めての“ブラン・ド・ノワール”かも知れません。お楽しみいただければ幸いです。

テクニカル・データ
品種: ピノ・ノワール100%
畑: 北海道余市  木村農園
醗酵: 房のままプレス。
フリーラン果汁のオリを軽く沈めた後、野生酵母にてステンレスタンクで醗酵。
熟成: 選抜酵母での瓶内二次醗酵をへて、更に35ヶ月間酵母の澱と接触させながら熟成を待った。
瓶詰: 瓶詰日: 2012/4/19(ティラージュ)  2015/03/24(デゴルジュマン)
アルコール:12.30%   酸度:1.170 g/100 ml   残糖:0.480%
このワインについて
テイスティング・
コメント:
「2011年ブラン・ド・ノワール」シャンパーニュ方式によるスパークリング・ワイン。
りんごやアプリコットなどの果実の他に蜂蜜、カスタード、クリーム・ブリュレといった香りを感じる。口に含むと、りんご、チェリーなどのフルーツ、フレッシュな酸とピノ・ノワール由来のコクと丸みがあり、なめらかで複雑。
料理との相性: キャビア、グラタン、フォアグラのテリーヌ、フレッシュチーズ

飲み頃: 現在から1~2年後:熟成により深い麦藁色となり、まろやかに成長するだろう。

2015/04/28

2011 ブラン・ド・ノワールワイン・データシートPDF(プリントに適しています)

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2013 いまここ ロゼ ワイン・データシート

足利に生まれ生きた相田みつを氏の書をラベルにした「いまここロゼ」は、フレッシュで複雑味があり、赤い果実とほのかな土の香りが調和した素晴らしいロゼです。原料葡萄は、新鮮さと深みを蓄えた、厳重に選別された数種をブレンドしています。また、料理の良きパートナーで、エスニック料理や中華料理、カレーライスまで幅広く多彩な料理に合わせられます。

ぜひ一度お試しください。このロゼが赤と白の「中間」ではなく、まさに「ロゼ」と納得できるでしょう。

テクニカル・データ
品種: マスカット・ベイリーA 54%  カベルネ・ソーヴィニョン 10%
ブラック・クィーン 7% メルロ 6% デラウエア 4%  バルベーラ4%  甲州 4%
ベイリーアリカントA 3%  タナ3%  その他5%
畑: 山梨県穂坂、栃木県田島、栃木県赤見、栃木県大平、山形県上山、北海道余市、
長野県安曇野、山梨県勝沼、長野県高山村、兵庫県神戸
醗酵: ブドウの実を傷つけないように除梗し、やさしくプレス。時間をかけ丁寧に搾られた、
フルーティーで旨みのあるジュースに、コクを出すため若干補糖する。フレッシュな果実味を保つために、低温で 2~3週間かけてじっくり野生酵母で発酵。
熟成: ステンレスタンクに澱引きし、低温で約5ヶ月熟成後ブレンド。濾過後、瓶詰。
瓶詰: 瓶詰日: 2014/3/19, 20, 21 本数: 24,206 本 (750 ml)   6,897本 (375 ml)
アルコール: 11.7%   酸度: 0.435g/100 ml   残糖: 1.08%
このワインについて
テイスティング・
コメント:
「2013いまここロゼ」は、ほんのり甘いロゼワイン。色はチャーミングな桜色。香りはキャンディー、さくらんぼ、苺のシロップ、などの綺麗でフレッシュな印象とともに香ばしさも感じる。口中は、優しい果実の香りが優しく広がり、さくらんぼ、キャンディー、ラズベリーやチェリーなどの素直なやわらかい果実味たっぷりの味わい。
料理との相性: 酢豚、生ハムとメロン、ポークソテー フルーツソース添え、クリームチーズのスモークサーモン巻き、フルーツの盛り合わせ、ラタトゥイユ、カレー、タイ風春雨サラダ
飲み頃: 現在から2016年頃までは若くフレッシュな味わいを楽しめますが、熟成により、さらにやわらかい味わいになるでしょう。

2015/05/07

2013 いまここ ロゼワイン・データシートPDF(プリントに適しています)

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2013 いまここ 赤 ワイン・データシート

「いまここ赤」は山形や長野で収穫されたカベルネ・ソーヴィニョン種、メルロ種といったボルドー品種の葡萄を主体に醸造した赤ワインです。2013年ヴィンテージはしっかりとした酸味が特徴で、樽熟の甘い香りやスパイス、果実味のさわやかさをもった味わいに仕上がりました。

ラベルには足利に生まれ生きた書の詩人、相田みつを氏の作品から「いまここ」の文字をつかわせていただいています。シンプルな言葉の中から、さまざまな意味が湧き出してくるようです。葡萄づくりもワインづくりも「いま」から「ここ」から。希望にあふれた日本のワイン・・・お楽しみください。

テクニカル・データ
品種: メルロ 40%  カベルネ・ソーヴィニョン 29%  マスカット・ベイリーA 13% 
ツヴァイゲルトレーベ 8%
その他 10%
畑: 北海道余市、北海道厚沢部、 山形県上山、長野県高山村、長野県安曇野、山梨県勝沼、
山梨県穂坂、栃木県大平、栃木県足利、栃木県佐野、兵庫県神戸
収穫: 2012/9/28, 10/12, 15, 18, 22, 30, 11/1 2013/9/24, 10/1, 6, 8, 10, 21, 22, 24
収穫時の糖度: 20.0 °Brix(平均)
醗酵: 完熟した葡萄をココ・ファーム・ワイナリーで選果して、より良い房のみを除梗しステンレスタンクに入れ、野生酵母で醗酵させる。十分に皮から成分を抽出するため、高めの温度を維持し、ルモンタージュしながら1週間から2週間醸す。その後マストを搾り、ワインを皮と種から分け、オークタンク、ステンレスタンクに移し野生乳酸菌によるMLF(マロラクティック発酵)を促す。
熟成: オークタンク、ステンレスタンクで8~9ヶ月熟成。
瓶詰: 軽く濾過して瓶詰
瓶詰日: 2014/6/18, 19, 20, 24, 25, 26, 27  本数: 63,702本 (750ml) 13,500本(375ml)
アルコール: 11.2%   酸度: 0.60g/100 ml   残糖: 0.13%
このワインについて
テイスティング・
コメント:
「2013いまここ赤」は、香りはクランベリー、ラズベリー、ブラックベリー、カシスなどの果実とピーマン、土などの複雑な香りに加えて、ミントなどの清涼感も感じる。口当たりはライトで果実味豊かな印象。熟した果実の味わいとスパイスを感じ、程よい酸味と樽の風味が、このやさしいワインに、しなやかさと複雑味をあたえている。
料理との相性: 程よくコクのある料理:小羊の香草焼き、鴨のグリル、ローストポーク、焼鳥(たれ)
ミートソースのパスタ、トマトと茄子のチーズグラタン、ピザ、ハンバーグ
飲み頃: 今から2016年頃まで:熟成によって、よりなめらかで複雑なワインとなるでしょう。

2015/10/27

2013 いまここ 赤ワイン・データシートPDF(プリントに適しています)

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2014 あわここ ワイン・データシート

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“ワインは人々を喜ばせるもの”
この単純な事実は、タキシードで着飾ったソムリエや1本10万円のワインにあふれた世界では忘れやすいことかもしれません。
しかし、手軽なワインでも高価なワインでも、あらゆるワインはお客様に喜びを与えなくてはなりません。

ココの「あわここ」は気取らず飲め、笑顔になれるようなワインです。
低温で醗酵させ、その後半でさらに温度を落として「あわここ」はできました。ワインを冷やすことによってフレッシュなフルーツの特徴や綺麗な酸味、醗酵中にできた二酸化炭素からの微発泡を有するワインになりました。
また、このワインは清澄やろ過をしていません。その結果、醗酵によるくもりと気泡が残る、ジューシーでフレッシュで生き生きとした白ワインになりました。
タンクからお客様のお手元のグラスまでとても近いワインです。お客様の笑顔に出会えるくらいに・・・

家族や友達とご一緒にお気軽にお楽しみください。
緊張いらず、心配いらず、コルクスクリューもいりません。
よく冷やしてお飲みください。

テクニカル・データ
品種: 甲州 100%
畑: 山梨県甲州市勝沼(秋玉園 芳王遊覧園)
収穫: 2014/10/22, 11/9, 17 収穫時の糖度: 17.3°Brix (平均)
醗酵: 葡萄をやさしくプレスし、果汁のオリを沈めた後、上澄みを野生酵母にて醗酵。
清澄、ろ過をせずに瓶詰めした。
瓶詰: 瓶詰日: 2015/01/15, 16 本数:8,220本(750ml)
アルコール:11.1%     酸度: 0.53 g/ 100 ml.     残糖: 0.96%
このワインについて
テイスティング・
コメント:
香りは洋ナシ、青リンゴ、グレープフルーツ等の果実の香りに白い花やハーブ、
クローブの様な香りが加わり、やさしく穏やかだがフレッシュな印象。
口に含むとみかん、青リンゴの風味、炭酸ガスを感じ、フレッシュでにぎやか。
ライトボディだが、旨みがあり、ほのかな苦味が余韻を引き締めている。
料理との相性: ちらし寿司、焼き筍、山菜のてんぷら、枝豆、ムール貝ワイン蒸し、
アボガドとスモークサーモンのサラダ
飲み頃: 若いうちに飲むワインなので、なるべく早めに飲むことをおすすめします。

2014/04/27

2014 あわここワイン・データシートPDF(プリントに適しています)

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2011 甲州F.O.S ワイン・データシート

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 白ワインが白いことは、みんなの“共通の認識”です。白ワインが、赤ワインよりボディーが軽くタンニンが少ないということも。白ワインを買う時にも、つくる時にも軽やかでフルーティーな白ワインはひとつの基準でした。
 しかし私たちは、世界中のワイン産地を訪れる旅の間に、茜色の滋味深いワインに巡り会うことができました。
イタリアのフリウリ・ヴェネツイア・ジューリア州のオスラヴィエやフランスのジュラ地方の生産者がつくる、果実味にあふれ、アクセントに渋みもあり、複雑でナチュラルな美味しさを持つオレンジ色のワイン。適地適品種の葡萄を探す旅は、その土地の葡萄がその個性を思う存分に発揮するワインを目の当たりにする旅でもありました。
 私たちは、今までの淡くやわらかな白ワインとは正反対のワインに挑戦したくなりました。可能な限り葡萄から香りと成分を抽出し、赤ワインをつくるように醗酵させた甲州種のワイン。ちなみにF.O.SとはFermented on Skins
(果皮の上で醗酵)の略です。甲州種の白ワインは日本国内に多く流通していますが、そのほとんどが淡い色で、軽く飲みやすいものです。それゆえ葡萄自体も同じように、淡い色でソフトな味だと思いがちですが、実は甲州種の葡萄は渋味が強くとても力強いのです。このような葡萄からやわらかなワインをつくるには、葡萄の成分を抽出しすぎない注意、成分を抽出しすぎた場合はそれを取り除く技術が必要で、本来の葡萄の特徴や力強さをもつワインにはなかなか、なりづらいのです。
 2004年、甲州種を果皮と一緒に醗酵させたこの“常識破り”の白ワインは、優れた契約栽培家との信頼関係を元に、毎年、試行錯誤を繰り返しながらつくられるようになりました。最近では自然派のワイン愛好家の方たちから「フォス」という愛称で呼んでいただいています。「2011甲州F.O.S.」は、深い色、広がりのある複雑なアロマ、渋味がつくる口当たりの強さを有するワインで、多くの中華料理に好相性です。
 ようやくこのようなオレンジ色のワインが日本でも時折見られるようになってきましたが、保守的な方、オーソドックスなワインがお好みの方には、白ワインなのに渋みがあり、ギャップを感じられるようで、贈答品としては少々心配です。できれば気の合う方とのんびりお楽しみくださいますように。

テクニカル・データ
品種: 甲州100%
畑: 山梨県勝沼(秋玉園)
収穫: 2011/10/28,11/03     収穫時の糖度:16.3°Brix(平均)
醗酵: 2つの方法で野生酵母により醗酵させ、それぞれで補糖した。
1つ目は、葡萄を除梗しステンレスタンクに入れ、1日2回ピジャージュしながら醸す。醗酵により出てきたアルコールが皮からの成分を抽出した後、プレス。
2つ目は葡萄を除梗しステンレスタンクに入れ、低温で2週間スキンコンタクトし、十分に成分を抽出した後、プレスし醗酵させた。
熟成: ステンレスタンク、または樽で18ヶ月熟成。オリ引き後、清澄せず無ろ過でビン詰。
ビン詰: ビン詰日:2013/04/09 本数:4,598本(750ml)
アルコール: 11.3%   酸度: 0.622g/100 ml.   残糖: 0.12%
このワインについて
テイスティング・
コメント:
「2011甲州F.O.S.」は琥珀色。アプリコット、八朔、オレンジの皮のような柑橘系の香りとドライフルーツ、カモミール、ほうじ茶のような香りもある。口中は渋みと、オレンジなどのフレッシュな酸味が感じられ、旨みがあり奥深い味わい。ソフトな渋味を伴う長い余韻にも豊かなフルーツが感じられる。

料理との相性: 串カツ、ネギ焼き、チーズとチキンの包み揚げ、鮎の春巻き、小籠包、東坡肉(トーロンポー)、ブーダンノワール、レバーペースト甘夏ジャムを添えて、カラスミ大根、パンチェッタ、柿の葉寿司、タンの炭焼き、コンテチーズ

飲み頃: 現在から2023年頃まで:今でも美味しいが、長期の熟成によりもっと複雑なワインとなるでしょう。

2015/09/11

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2013 こころみシリーズ プティ・マンサン ワイン・データシート

2021年夏、ココ・ファーム・ワイナリーは7年間熟成の時を経たこの「2013プティ・マンサン」を蔵出しします。“こころみシリーズ”は可能な限りベストなワインを造ろうという私たちの試みで、1950年代に開墾された山の葡萄畑に2006年に植樹されたプティ・マンサンは、2013年ヴィンテージまではこころみシリーズとしてリリースされていました。現在、このプティ・マンサンのワインは、自家畑で生まれた白ワインとしてレギュラーの役割をしっかり確実に勤めています。
ここ北関東足利の夏は暑く、2013年隣の佐野市の観測所では猛暑日を20日記録しています。このように暑すぎる日が続くと、葡萄は酸が減って実が病気にかかりやすくなってしまいます。しかし私たちには気候変動に対応できるような良質の白ワインをつくりたいという願いがありました。そこで世界各地の産地を調べ、実際にテイスティングしてフランス南西部スペインとの国境に近いピレネー山脈の麓でプティ・マンサンに巡り会いました。この葡萄は小粒で房も小さく、いきいきとした酸味を持つのが特徴で、この地方でつくられる甘口のワインは驚くほどの凝縮感と余韻の長さを持っていました。このワインを日本で造ってみたら・・・酸味が適度に残って甘さも控えめな葡萄になるかもしれない。こんなことを予測し、結果、足利の暑さにも耐え、美味しい酸を残したままよく熟した葡萄ができワインも上質なワインになりました。希少な蔵出しプティ・マンサンもお楽しみいただければ幸いです。

テクニカル・データ
品種: プティ・マンサン 100%
畑: 栃木県足利市田島
収穫: 2013/9/19, 20
収穫時の糖度(平均)21.24°Brix
収穫方法:手摘み
醗酵: 房ごと葡萄をやさしくプレスして、ステンレスタンクに入れる。
葡萄の香りを逃がさないように18℃位でゆっくりと2カ月間、野生酵母で醗酵させた。
熟成: 樽またはステンレスタンクで2カ月間、その後ステンレスタンクで10カ月間熟成
瓶詰: 清澄・濾過なしでビン詰。
ビン詰日: 2014/12/24   本数: 1,310 本 (750ml)
アルコール: 12.5%   酸度: 7.73 g/L   残糖: 7.4 g/L

 

このワインについて
テイスティング・
コメント:
パイナップルや洋ナシのフルーツに樽由来の杉などのメントールの香りが特徴的。残糖があるため甘みをやや感じ、しなやかな酸味があり、全体的に調和がとれた味わいに仕上がっていて、丸みを感じる。
料理との相性: ちらし寿司、牡蠣フライタルタルソース、キスのてんぷら(塩とレモンで)
パイナップル入り酢豚、フルーツサラダ、マーマレードのスペアリブ
飲み頃: 現在、飲み頃。それ以降でも、時間が経つにつれて円熟した奥深いワインとなる。

2021/06/10

2013 こころみシリーズ プティ・マンサンワイン・データシートPDF(プリントに最適です)

 

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2014 農民ドライ ワイン・データシート

English

「農民ドライ」は軽めでスッキリと飲める、手ごろな価格の白ワインを目指し、おもに北海道と本州各地の葡萄からつくられました。
このワインは鶏肉や魚、チーズなどの軽めの料理と合わせやすく、大いに役立つでしょう。また、暑い夏の時期、1日の終わりや夕食に飲むと、涼しい気分にさせてくれます。
お寿司や和食にも合う「日本の小粋な白ワイン」です。

このワインのつくりは、いたってシンプルです。
まずはじめに、個性的な香りとしっかりとした酸味を持つ葡萄を選びました。その葡萄を搾り、得たジュースをステンレスタンクに入れ醗酵させました。最終的に雑みが無く、シンプルな中にも、葡萄の特徴を表現することができました。タンクでの短期間の熟成後、ブレンドし、瓶詰めしました。
“フルーティ、デリケート、クリーン、口当たり爽やかな酸味”の特徴をもったワインに仕上がったと思います。
特に取り立てて言う必要も、深く考える必要もありません。どんな軽めの料理にも合わせやすい手軽なワインです。

テクニカル・データ
品種: シャルドネ50%  ミュラー・トゥルガウ 16%  バッカス15% 
甲州9% その他10%
畑: 山形県上山(シャルドネ)、 長野県高山村(シャルドネ)、
北海道余市郡 余市(ミュラー・トゥルガウ、バッカス)、山梨県勝沼(甲州)
収穫: シャルドネ(2014/9/24, 27, 10/2)  ミュラー・トゥルガウ(2014/9/24, 28)
バッカス(2014/9/24) 甲州(2013/11/12, 2014/9/18, 24)
醗酵: 除梗した葡萄をやさしくプレスして、ステンレスタンクに入れる。
葡萄の香りを逃がさないように18℃位でゆっくりと醗酵させた。
短期間のタンクでの熟成後、ブレンドし、ろ過しながら瓶詰め。
瓶詰: 瓶詰日: 2015/3/10, 11, 12  本数: 17,436 本 (750ml) 9,161本 (375ml)
アルコール: 11.9%   酸度: 0.551 g/100 ml   残糖: 0.605%
このワインについて
テイスティング・
コメント:
「2014農民ドライ」は、香りはライム、レモン、白桃、白い花など爽やか。口に含むと、みずみずしいレモンやグレープフルーツ、青りんごの風味、ゆずやカボスなどの和を感じさせるフレッシュな酸味と柑橘の皮のようなかすかな苦みが口いっぱいに広がり、ミネラルを感じる余韻が残ります。
料理との相性: さっぱりした料理、生ガキ、鯵のたたき、鯛のカルパッチョ、焼き魚ともみじおろし、
エビカツ、お寿司(青魚)、焼き鳥(塩)、チキンの香草焼き、カブのブイヨン煮
飲み頃: 今すぐでも、2017年頃までもフレッシュな味わいをお楽しみ頂けます。時間が経つにつれて円熟した奥深いワインとなるでしょう。

2015/03/18

2014 農民ドライワイン・データシートPDF(プリントに適しています)