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2018 オークバレル白 ワイン・データシート

昭和59年(1984年)ワイン造りに着手した私たちは、優れたワイン用葡萄を求めて、平成元年(1989年)海を渡り、カリフォルニア・ソノマに5ヘクタールのワイン用葡萄畑を確保しました。現地の”クライン・セラー”の協力を得て、15年契約で葡萄畑を借りたのです。この葡萄畑の支柱を立てたり、葡萄の苗木植えもこころみ学園の園生や職員たちが行い、葡萄が実るようになってからは、このカリフォルニア産の葡萄を日本に運んでワインを造ったりしていました。そして2004年以降は、こころみ学園の旧友、マット・クラインさんに醸造を委託し、現地でビン詰めして“Friend of COCO”の名前で、ココ・ファーム・ワイナリーだけのカリフォルニア・ワインを輸入し、皆さまにご紹介しています。
マット・クラインさんは、クライン・セラーズのオーナー、フレッド・クラインさんの弟で、カリフォルニア内陸部に広がるジンファンデルや、マタロ、プティット・シラー、カリニャンなどカリフォルニアの歴史そのものと言える自根の古樹から、優れたワインを輩出している知る人ぞ知る腕のよい醸造家です。このマット・クラインさんに醸造を委託し、ココ・ファーム・ワイナリー取締役ブルース・ガットラヴやココ・ファーム・ワイナリーのスタッフが監修している「オークバレル白」。その原料葡萄に、私たちは、世界中で栽培され産地によって実に多彩な表情を見せるシャルドネを選びました。
スタンダードなシャルドネの良さをおさえながら、カリフォルニアのシャルドネの魅力を引き出した「オークバレル白」。醸造場ではカリフォルニアの大地で生まれたシャルドネ種の十分に熟した葡萄のみが注意深く選果され、丁寧に圧搾されます。その風味に富んだ果汁はすぐにフランス産オーク樽へ移されて、樽内で醗酵、ワインとなります。ワイン名でもある樽は、伝統的なワインの醗酵及び熟成のための容器で、その起源は少なくとも数百年前にさかのぼります。その何千年も前にワインメーカーによって報告されている樽の効果は、現在もほとんど変わっていません。木製の樽を使うことにより、ワインにはバニラ、クリーム、スパイスなどの豊かな風味が与えられ、自然のままの酸味はなめらかになります。樽熟成の後、樽から軽くオリ引きをし、ブレンドをします。またビン詰前に、濾過を行うことでワインを清澄させ、味わいを安定させて、このような洗練された華やかな辛口白ワインにまとめられていきます。「2018オークバレル白」は、樽熟成により造られるなめらかで上品な白ワインです。しかもお手頃な価格でありながら、複雑でバランスのとれた味わいを備えています。
初心者の方にも、ワインのプロの方にもお楽しみいただけるカリフォルニアの良質な白ワインです。

テクニカル・データ
品種: シャルドネ 100%
畑: カリフォルニア
瓶詰: アルコール: 14.5%   酸度: 0.64 g/100 ml   残糖: 0.18%
このワインについて
テイスティング・
コメント:
白桃、カリン、赤肉メロンなどの果実、ヴァニラ、ビスケットの香りに加えヨードのニュアンス。味わいは酸が十分に感じられドライでクリスピーな印象。アルコールの高さからくるボリュームと滑らかな粘性が口中に長く続く。
料理との相性: カリカリベーコンのせシーザーサラダ、タブレ、スパニッシュオムレツ、秋鮭のムニエル、蟹みその甲羅焼きグラタン、おでん、むかごごはん、鶏肉とキノコのクリーム煮、カマンベール、コンテ、桃のショートケーキ、ココナッツのブランマンジェ
飲み頃: 2019~2022年は、フレッシュな果実味のある味わいが続く。2023~2026年は、熟成により一体感が増して、なめらかさと香ばしさ、熟成感も出てくるだろう。

2019/11/05

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2018 こころみノートン ワイン・データシート

English

1950年代、知的な障害を持つ中学生とその担任教師によって開墾された、こころみ学園の葡萄畑。この急斜面の葡萄畑の中央で育てているのがノートン種(シンシアナ種)の葡萄です。1984年、私たちがワインを造りはじめて以降、ヨーロッパの気候に比べて高温多湿な日本の気候のなかで、どうやったら美味しいワインを造っていけるのか・・・世界レベルの専門家に相談し、検疫を経て実際に葡萄を植えてみたその答えのひとつがノートンです。雨の多いアメリカ合衆国東海岸のヴァージニアや中央部のミズーリ原産のこの葡萄は、日本の気候のなか、足利や佐野の自家畑でも元気に育っています。そして、昨今の日本の猛暑やゲリラ豪雨にもよく耐え、適地適品種の重要性を私たちに示しています。
2018年もこの葡萄は健康で香り高いしっかりした実をつけてくれました。私たちはこの葡萄を慎重に収穫し野生酵母で醗酵させました。醗酵後はやさしく搾り小樽に入れ、野生乳酸菌によるマロラクティック醗酵を行い、ゆっくり熟成させました。その後、フランス南西部原産のタナ種をブレンドしバランスを高め、澱引きし、無清澄・無濾過でビン詰めしました。気候変動の地球の上で、開墾60年目の葡萄畑に育ち、葡萄畑の麓の醸造場で、純粋に飾り気なくつくった「2018こころみノートン」です。

テクニカル・データ
品種: ノートン 85%
タナ 15%
畑: 栃木県足利市田島 こころみ学園(ノートン)
栃木県佐野市赤見 こころみ学園(タナ)
収穫: 2018/09/26, 27(ノートン)
2018/09/07, 12(タナ)

収穫時の糖度(平均)約18.5°Brix

醗酵: ノートンは、二つの方法で仕込んだ。一つ目は、全房でステンレスタンクに入れ、常温下でMC(マセラシオンカルボニック)を約20日間行った後プレスした。二つ目は、全房でプレスをした後、約20日間醗酵させる。タナは、除梗し一部は甕へ、残りはステンレスタンクへ移す。約2~3週間醸し醗酵させた後、マストを搾り、ワインを皮と種から分ける。その後、それぞれ古樽内で野生乳酸菌によるMLF(マロラクティック醗酵)を続ける。
熟成: フランス産オークの古樽で約11カ月熟成。
瓶詰: 澱引き後ブレンドし、清澄せず無濾過でビン詰。
ビン詰日:2019/09/13   本数:1,316本 (750ml)
アルコール:10.3 %   酸度:0.60 g/100 ml   残糖:0.2 %
このワインについて
テイスティング・
コメント:
ストロベリー、ラズベリー、ザクロの果実に加え、ジャスミン、クミンシードなどオリエンタルなスパイス、ゼラニウム、野バラ、スーボワ、ボタニカルなどの香りが複雑に重なる。口当たりは上品でフレッシュ。きれいな酸と柔らかくバランスの取れたタンニンが味わいを引き締め、旨味を伴った長い余韻が続いていく。
料理との相性: トマトのお浸し 青じそを添えて、松茸と銀杏の炭火焼き、土瓶蒸し、軍鶏の親子丼、ジンギスカン、グリーンカレー、黒酢の酢豚、ニラレバ炒め、スペアリブの豆鼓煮込み、鴨シュウマイ、春巻き、シェーブル、カシス風味のレアチーズケーキ、ブルーベリーパイ
飲み頃: 2019年~2021年は、フレッシュで華やかな印象。抜栓後1時間程度は香りの変化が大きいので、ゆっくりと時間をかけて味わっていただきたい。
2022年~2025年は、熟成によりまとまりと一体感が出て旨味が増し、味わい深くなる。

2019/10/16

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2018 cocoromi norton Wine Details

Japanese

Cocoromi Norton is an exceptional wine made mainly from the Norton grape. The Norton grape variety is almost entirely unknown, and originated in eastern America’s Virginia before being brought to Missouri where it is now enthusiastically grown for wine production. In Missouri and Virginia, Norton yields fruity, deeply colored, impressive wines. This is done in spite of the fact that the areas have high summer temperatures, with abundant rains. Given that these weather patterns are also found throughout much of Japan, we thought we could make good wine using Norton. Through a vine importation and propagation program we began planting Japanese Norton vineyards in 2000.
The character of the 2018 Cocoromi Norton is quite floral, showing jasmine and cumin seed notes, fruit-filled flavors of red fruits. The backbone of crisp acidity is typical of the Norton grape. And the quality and intensity of the wine is typical of the vineyard, owned and operated by the good people of Cocoromi Gakuen. A mature example would be perfect with meat or fish with sour fruits sauce, especially roast duck with raspberry sauce.

TECHNICAL DATA
VARIETY NORTON 85 %,
TANNAT 15 %
VINEYARD Tajima, Ashikaga, Tochigi (NORTON, TANNAT)
Akami, Sano, Tochigi (TANNAT)
HARVEST
DATE
26th, 27th September 2018 (NORTON)
7th, 12th September 2018 (TANNAT)

Brix @the Harvest (average) 18.5oBrix

BOTTLING Bottled on: 13th September 2019
The number of bottles: 1,316(750ml)
ANALYSIS
DATA
Alcohol: 10.3 %
Total acidity: 0.60 g/ 100 ml.
Residual Sugar: 0.2 %

10/Oct/2019

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2018 Kaze no Etude F Wine Details

Japanese

Kaze no Etude is a gentle, dry white wine made from Chardonnay grapes mainly. As with many Chardonnay-based wines, the broad, rich mouthfeel and complex blend of fruit and earth aromas makes for very satisfying drinking. We’d recommend this with shellfish, fish or chicken in cream sauces, pork, and veal.

TECHNICAL DATA
VARIETY CHARDONNAY 95 %
PETIT MANSENG 5 %
VINEYARD Kaminoyama, Yamagata
Takayama, Nagano
Azumino, Nagano
Omachi, Nagano
HARVEST
DATE
13th, 14th, 20th September 2018(Chardonnay)
3rd, 6th, 14th October 2018(Chardonnay)
7th November 2016 (Chardonnay)
6th October 2018 (Petit Manseng)

Brix @the Harvest (average) 20oBrix

BOTTLING Bottled on: 13th June 2019, 22th November 2019
The number of bottles: 6,645(750ml)
ANALYSIS
DATA
Alcohol: 12.1%
Total acidity: 0.65 g/100 ml.
Residual Sugar: 0.2 %

26/Nov/2019

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2018 風のエチュード F ワイン・データシート

English

「風のエチュード」は日本各地から厳選された葡萄でつくる辛口の白ワインです。完熟し収穫された葡萄は注意深く選果され丁寧に搾られます。その後ステンレスタンクや樽に移された果汁は野生酵母により醗酵しワインになります。「2018風のエチュード」は、シャルドネの味わいの骨格を整えるため、プティ・マンサンを5%ブレンドし、濾過しながらビン詰しました。演奏のためのエチュード(練習曲)は、初心者のためだけでなく多様な要素が組み合わされて、多くの人々に親しまれています。風吹き渡る山の醸造場でつくられた「風のエチュード」も、良いワインのために、良い土壌、適地適品種、栽培家の情熱、丁寧な醸造など色々な要素から構成されています。お楽しみいただければ幸いです。

テクニカル・データ
品種: シャルドネ 95%
プティ・マンサン 5%
畑: [シャルドネ]
長野県高山村 角藤農園
山形県上山 南果連協同組合、尾形畑
長野県安曇野 ぼーのふぁーむ明科
長野県大町 大北農業協同組合

[プティ・マンサン]
山形県上山 酒井畑、南果連協同組合

収穫: [シャルドネ]
2018/09/13, 14, 20
2018/10/03, 06, 14
2016/11/07

[プティ・マンサン]
2018/10/06

収穫時の糖度(平均)約20°Brix

醗酵: 房全体をやさしくプレスして得られた果汁をステンレスタンクに入れ、野生酵母にて20℃前後の温度でゆっくりと醗酵させた。その後、樽またはステンレスタンク内で野生乳酸菌によるMLF(マロラクティック醗酵)を続ける。
熟成: ステンレスタンク(4割)または樽(6割)にて6~8カ月熟成。
瓶詰: 清澄剤を使用せず、澱引き後、濾過しながらビン詰。
ビン詰日:2019/06/13, 2019/11/22   本数:6645 本(750ml)
アルコール:12.1%   酸度:0.65 g/100 ml   残糖:0.2%
このワインについて
テイスティング・
コメント:
グレープフルーツ、洋梨、白い桃などの果実、みかんのシロップ漬や熟したメロンのような丸みのある香りを包み込むようにほろ苦さとオークの風味が寄り添い、さわやかで生き生きとした酸、昆布出汁のような旨味とミネラルのニュアンスが口の中にゆっくり静かに広がる、全体として後味はドライな印象。
料理との相性: だし巻き卵、ホタテとディルのカルパッチョ、牡蠣のオイルサーディン風、蕪のそぼろ餡かけ、赤鶏のたたき、アスパラベーコン、鮭とホウレン草の豆乳煮、キノコとサザエのブルゴーニュ風、カマンベールチーズ、洋ナシのコンポート、マンゴープリン
飲み頃: 2019〜2021年、フレッシュな果実味のある味わいが続く。2022~2026年、熟成により一体感が増して、香ばしさや熟成感も出てくる。

2019/11/26

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2014 kita no novo rose Wine Details

Japanese

Kita-no-Novo rose is a classically styled rose sparkling wine, close to its Champenoise roots, made with careful attention to detail and in accordance with techniques developed by the Champenoise winemakers of northern France.
The grapes involved are Pinot Noir, Chardonnay and Pinot Meunier from the vineyards of the Kimura family, located in Yoichi, Hokkaido. The grapes, fermented “a la mode champenoise”, produce a crisp, gently aromatic sparkling wine show-casing apple, raspberry, brioche, and honey. Original identity of Kita-no-Novo rose was based on many blending trials between rose wine and Cuvée.
Try this with salmon with cream cheese, prosciutto with melon, or scattered Sushi.

TECHNICAL DATA
VARIETY Pinot Noir 65 %,
Chardonnay 33 %,
Pinot Meunier 2 %
VINEYARD Kimura vineyard, Nobori, Yoichi, Hokkaido
HARVEST
DATE
October 2014
October 2017, 2018(dosage of Pinot Noir-red wine)
BOTTLING AGING: Over 50 months in the bottle with yeast
Tirage on: 21st May 2015
Disgorgement on : September 2019
ANALYSIS
DATA
Alcohol: 12.3 %
Total acidity: 6.1 g/L
Residual Sugar: 1.2 %

10/Oct/2019

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2014 北ののぼ ロゼ ワイン・データシート

English

「2014北ののぼロゼ」は、北海道余市の木村農園で、2014年に収穫されたピノ・ノワールとシャルドネとピノ・ムニエの葡萄からつくりました。よいスパークリングワインには豊かな酸が欠かせません。そこで木村農園では、それぞれの葡萄を最適なタイミングで収穫。収穫後は岩見沢の醸造場(10R)で、葡萄の房のまま搾り、フリーランの果汁だけを取り出して、野生酵母で一次醗酵させました。
そして、翌2015年の春、このキュヴェ(原酒)を足利の醸造場(ココ・ファーム・ワイナリー)に運び、蔗糖と酵母を加え、すばやくビン詰して王冠で打栓しました。このティラージュビン詰後のワインは、涼しいセラーで52ヶ月間、ビン内で二番目の醗酵を行いました。ビン内二次醗酵中、このワインは、繊細で細かな泡を生み出し、ゆっくり熟成し、香りの複雑さとボディの厚みを加えていきました。
2019年の夏、最高の状態になったワインを、こころみ学園の園生たちが、毎朝毎晩ビンを45度ずつ回してルミュアージュを行い、澱をビン口に集めました。その後、デゴルジュマンの際、澱を冷却機で凍らせて取り除き、アサンブラージュ法で2017、2018年のピノ・ノワールのロゼワインを少量加えて、味わいと香りのバランスを整え、ナチュールの状態で打栓し、ワイヤーをかけました。
ルミュアージュやデゴルジュマンをはじめ、ほとんど全ての工程が手作業による“北ののぼロゼ”。美しいバラ色、芳醇な香り、のびやかな酸、上品なコクをお楽しみいただければ幸いです。

テクニカル・データ
品種: ピノ・ノワール 65%
シャルドネ 33%
ピノ・ムニエ 2%
畑: 北海道余市町登 木村農園
収穫: 2014/10/09, 10, 13, 16 2017 2018(ピノ・ノワール)
2014/10/06, 08, 09(シャルドネ)
2014/10/05(ピノ・ムニエ)
醗酵: 房のままプレス。フリーラン果汁の澱を軽く沈めた後、野生酵母にてステンレス・タンクで醗酵。
熟成: 選抜酵母でのビン内二次醗酵をへて、さらに52カ月以上酵母の澱と接触させながら熟成。
瓶詰: 澱引き後、清澄せず無濾過でビン詰。デゴルジュマンの際、原酒に2017、2018年のピノ・ノワールのロゼワインを少量加え、味わい・香りのバランスを整えた。
ビン詰日:2015/05/21(ティラージュ) 2019/09 (デゴルジュマン)
本数: 777 本   アルコール: 12.3%   酸度: 0.61 g/100 ml.   残糖: 1.2%
このワインについて
テイスティング・
コメント:
色合いは、明るいオレンジがかった淡いサーモンピンク。フランボワーズ、レッドチェリー、リンゴの果実とハチミツやカスタードクリームの甘やかな香り、ブリオッシュのような香ばしさを溶け込んだ細かな泡が優しく包む。なめらかさがあり、芯のある伸びやかな酸味と旨味が混ざり合い、余韻が長く続いていく。
料理との相性: ローストビーフのサラダ、生ハムとメロン、ホタテのコロッケ、アランチーニ、海老の棒春巻き、サーモンとクリームチーズのカナッペ、海鮮ちらし寿司、シャウルス等のクリーミーなチーズ、イチゴのショートケーキ、リンゴとキャラメルのガレット
飲み頃: 2019年~2021年は、フレッシュで華やかな印象。冷蔵庫や氷水でよく冷やして、きめ細やかな泡を楽しんでいただきたい。2022~2024年は、熟成感と香ばしさが合わさり、複雑さ、余韻がさらに伸びる。

2019/10/07

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2016 Here Comes The sun Wine Details

Japanese

The “Here Comes the Sun” has its origins in the southwest of France. There they grow a little know red wine grape variety called Tannat. We first became interested in Tannat when looking at climatological data for French wine producing regions. In the appellations of Madiran and Jurancon we found weather patterns similar to those of Japan, with high summer rainfalls and high temperatures. We thought that the grape varieties indigenous to the region might be suited to Japan’s climate, and so we imported some of these vines, including some Tannat.
It took a number of years to increase the number of Tannat vines to a point where we could plant several vineyards, but with the results in hand we are certainly glad that we took the time. The “Here Comes the Sun” is a powerful, deeply colored, highly structured wine in a classic style. Tannat (from mountain vineyards in Yamagata, and Nagano prefectures) provides the structure and depth, while Cabernet Sauvignon from Yamagata adds a plush, smooth character.
We recommend this wine with beef steak, smoked game, and any other grilled meat dish.

TECHNICAL DATA
VARIETY Tannat 90 %
Cabernet Sauvignon 10 %
VINEYARD Kaminoyama Yamagata
Takayama Nagano
HARVEST
DATE
11th 16th October 2016
27th October 2016
Brix @the Harvest (average) 21.5oBrix
BOTTLING Bottled on: 12nd January 2018
The number of bottles: 5,501(750ml)
ANALYSIS
DATA
Alcohol: 12.0 %
Total acidity: 0.60 g/ 100 ml.
Residual Sugar: 0.14 %

01/Nov/2019

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2016 陽はまた昇る ワイン・データシート

English

フランス南西部マディランは年間雨量が多い場所にもかかわらず、タナ種の葡萄から色が濃く、果実味豊かで渋味の強い長期熟成タイプのワインが造られています。土地に合った葡萄品種の栽培は良いワイン造りの第一歩。私たちはこのタナ種の葡萄を最初に足利に植え、その後山形と長野の契約農家がタナ種は初めてにもかかわらず、その栽培を快く引き受けてくださいました。おかげさまで土地との相性もさることながら、彼らの経験と技術によってわずか数年のうちに素晴らしいタナ種の葡萄が収穫できるようになりました。醸造場ではシンプルな造りをこころがけ、カベルネ・ソーヴィニョン種とブレンド。優しく力強い赤ワインになりました。

テクニカル・データ
品種: タナ 90 %
カベルネ・ソーヴィニョン 10 %
畑: 山形県上山佐竹畑(タナ)
長野県高山村佐藤農園(タナ)
山形県上山木村畑(タナ)
山形県上山渡辺裕自畑(カベルネ・ソーヴィニョン)
収穫: 2016/10/11, 16, 27
収穫時の糖度(平均)21.5°Brix
醗酵: 完熟した葡萄を除梗し軽く破砕して、小型のタンクへ移す。1日2回のルモンタージュをおこないながら、徐々にマストを温めてゆく。2、3日すると野生酵母による醗酵が自然に始まる。醗酵は高めの温度ですすみ、残糖がなくなるまで続く。注意深くルモンタージュを続けながら、十分な色素と風味を抽出する。11~15日間醸した後、マストを搾り、ワインを皮と種から分ける。その後、小樽に移し野生乳酸菌によるMLF(マロラクティック醗酵)を促す。
熟成: オークの小樽で約13カ月熟成。澱引きし、清澄・濾過処理なし。
瓶詰: ビン詰日:2018/01/12   本数:5,501本(750ml)
アルコール:12.0 %   酸度:0.60 g/100 ml.   残糖:0.14 %
このワインについて
テイスティング・
コメント:
ダークチェリー、ブラックベリー、カシスなど果実の香りを主体に、針葉樹、シトラスの皮、ミント、アニス、炭やタバコの葉などスモーキーなフレーバーが複雑に混ざり合う。味わいのアタックはやわらかく、引き締まった酸味と細かくよく馴染んだタンニンと旨味を伴い、優しい余韻が続いていく。
料理との相性: こころみ学園産原木栽培椎茸のソテー、いぶりがっこ、きんぴらごぼう、かつおのたたき、河豚のスパイス炒め、グラタンドフィノア、豚肉のリエット、鰤の照り焼き、鶏レバーのパテ、鹿肉の燻製、仔羊のロースト、フォンダンショコラ、紅玉のタルトタタン
飲み頃: 2019年~2022年は、果実が主体の風味、味わいが続く。2023~2028年からは熟成により渋味がおだやかになり、旨味や香ばしさが主体の味わいへと変わっていく。

2019/09/26

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第37回 収穫祭記念白ワイン ワイン・データシート

ココ・ファーム・ワイナリーでは、ワインを造りはじめた1984年以降、日本固有の葡萄品種、甲州種を主体として、毎年、素朴でやや甘口の親しみやすい白ワインを造り続けてきました。
「第37回収穫祭記念白ワイン」は特別にセレクトした甲州種に、少量のデラウェア種や竜眼種などの葡萄をブレンド。丁寧に選果した後は、野生酵母で醗酵させ、果実の新鮮さを維持することを心がけながら、低温醗酵でじっくりつくりました。
このワインのやさしい口当たりと、フレッシュなハーブや花の香りは、はじめてワインをお飲みになる方にはもちろん、鋭い味覚の持ち主やワインのプロの方にも喜ばれることでしょう。和食全般と良く合い、アペリティフにもまた和洋中どんなお料理にも合わせやすい白ワインです。
ラベルは各種雑誌や書籍のイラストやファブリックなど、さまざまなジャンルの仕事をなさっている谷山彩子さん。「暮らしの手帖」や「ワイン生活/田崎真也著」のイラストも担当されています。

テクニカル・データ
品種: 甲州 96%
デラウェア 3%
竜眼 1%
畑: 山梨県甲州市勝沼、塩山 山梨県山梨市(甲州)
山形県置賜地区、山梨県韮崎市穂坂(デラウェア)
長野県安曇野(竜眼)
収穫: 2019/09/17, 21, 24, 25 10/01, 02, 08, 16(甲州)
2019/09/16 08/15(デラウェア)
2019/10/24(竜眼)

収穫時の糖度(平均): 約15.3°Brix

醗酵: 傷んだ実や未熟な実を取り除き、除梗後やさしくプレスする。澱を沈め、澄んだジュースを野生酵母で醗酵。甘味と酸味のバランスがちょうど良いタイミングでタンクを冷却して醗酵を止める。
熟成: タンクに澱引きし、低温で約5カ月熟成。清澄せず、濾過を行った。
瓶詰: 澱引き後、メンブレンフィルターで濾過しながらビン詰。
ビン詰日:2020/03/23, 24, 25, 26, 27
アルコール:11.7%   酸度:0.49 g/100 ml   残糖:0.7%
このワインについて
テイスティング・
コメント:
青りんご、グレープフルーツ、メロン、洋梨キャンディーに加え、清涼感のあるレモングラス、ハーブ、シトラスの香り、口に含むとさわやかな酸味、クローブ、柑橘の皮のような苦みと火打石など硬質的な印象と共に澱からくる旨味を含んだ厚みある味わいが広がっていく。
料理との相性: ホワイトアスパラガスのソテー、コリアンダーと足利トマトのサラダ、さつまいもとベーコンのマスタード和え、赤貝の握り、鳥貝の刺身、鰆の粕漬、独活の天婦羅、菜の花としらすのパスタ、大根の柚子味噌煮、生ハムメロン、シェーブルチーズ、わらび餅
飲み頃: 2020~2022年 フレッシュな果実味のある味わいが続く。
2023~2025年 熟成により一体感が増してドライフルーツや香ばしさなどが出てくる。
冷蔵庫や氷水で10℃前後によく冷やして飲むことをおすすめする。

2020/08/19

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