カテゴリー
ワイン・データシート

2019 こことあるシリーズ ぴのぐり ワイン・データシート

English

現在世界中で造られているピノ・グリには、色々なタイプがあります。溌剌とフレッシュなイタリアのピノ・グリージョ(Pinot Grigio)、リッチかつまろやかなニュージーランドやカリフォルニア、ねっとりと絡みつく蜂蜜のような舌触りでスパイシーなコクのあるアルザス地方。さらにドイツではルーレンダー(甘口)またはグラウブルグンダー(辛口)の別名もあり、スイス、ハンガリー、スロヴェニア、ロシア、モルドヴァ、カナダなど実に様々な場所で様々な解釈でピノ・グリのワインが造られています。
こことあるシリーズの「2019ぴのぐり」は、日本の北海道余市の優れた栽培家が育てたピノ・グリから造りました。2014年にはじめてピノ・グリからワインを造り、2019年は6回目のヴィンテージです。
2019年は、例年に比べて北海道にしてはとても暖かな年でした。春先から暖かく乾燥した気候が、開花中もずっと続き、そのおかげでとても良い状態の結実となりました。さらにその後も暖かな夏が長く続き、秋も穏やかで、乾燥した最高の年でした。こうして一年中ずっと、コンディションとしては理想に近い状態となりました。おかげで完熟した葡萄が、かなりの量で収穫できました。こことある「2019年ぴのぐり」は、力強く、果実の特徴が強調されるようなワインのタイプとなりました。
日本の北国の爽やかさを反映した「2019ぴのぐり」です。ごゆっくりどうぞ。

テクニカル・データ
品種: ピノ・グリ 100%
畑: 北海道余市郡余市町登 中川農園、木村農園
収穫: 2019/10/15, 16, 17
醗酵: 葡萄を選別した後、房ごと低圧で搾った。
熟成: 醗酵後、澱引き・ブレンドを行い、ステンレスタンクで更に熟成。
瓶詰: 少量の亜硫酸添加後、無清澄・無濾過にてビン詰。
本数:4,206本(750ml)
アルコール:13.4%   酸度:0.61 g/100 ml.   残糖:0.41%
このワインについて
テイスティング・
コメント:
イチジク、カリン、パイナップルの果実に加えタイムやラベンダーの香り。口当たりは上品で丸みのある豊富な酸と、グリ系由来のほろ苦さも加わり複雑、クレームブリュレやレモンキャンデイのような甘い余韻が優しくゆっくり続いていく。
料理との相性: ミョウガとオクラのピクルス、ヒラメの昆布締め、里芋の煮ころがし、鮎の春巻き、とり貝の握り、マカロニグラタン、魚介のフリカッセ、ジビエのパテアンクルート、蟹クリームコロッケ、コンテチーズ、金柑のコンポート、レモンメレンゲパイ
飲み頃: 2020~2024年は、フレッシュで豊かな果実味のある味わいが続く。2025~2026年までは、甘やかなフルーツの印象が落ち着き熟成により一体感が出る。温度による味わいの変化が大きいので甘さを感じたいなら、温度を高め(15~18℃)すっきりと味わいたいなら、よく冷やす(10~14℃)ことをお勧めする。

2020/08/03

2019 こことあるシリーズ ぴのぐりワイン・データシートPDF(プリントに最適です)

カテゴリー
ワイン・データシート

MV matayaronne_20 Wine Details

Japanese

Coco’s Mata Yaro Ne is our red dessert wine, made from ripe Muscat Bailey A grapes that are slowly dried to concentrate flavors and sugars. The dried grapes are then macerated slowly through fermentation to produce a delicious sweet red wine, redolent of dried cherries and bitter almond. Tryit with a flourless chocolate cake or simply chilled on a Sunday afternoon.

TECHNICAL DATA
VARIETY Muscat Bailey A 100 %
VINEYARD Akami, Sano, Tochigi
Tajima, Ashikaga, Tochigi
HARVEST
DATE
10th October 2015
8th October 2014

Brix after drying: 36oBrix(average)

BOTTLING Bottled on: 21st February 2020
The number of bottles : 924(375ml)
ANALYSIS
DATA
Alcohol: 15.9 %
Total acidity: 0.57 g/ 100 ml.
Residual Sugar: 13.5 %

03/Aug/2020

MV matayaronne_20 Wine Details PDF

カテゴリー
ワイン・データシート

MV マタヤローネ ワイン・データシート

English

「マタヤローネ」は勾配が急なこころみ学園の自家畑で収穫されたマスカット・ベーリーAを、干して半乾燥させた濃厚な味わいのデザートワインです。葡萄は収量を低く制限し(35hl/ha)、成熟したタイミングを見計らって収穫します。果粒を満遍なく乾燥させるため、1~5粒ずつ軸をカット。この葡萄の粒を干椎茸用乾燥機を使って乾燥させ、さらに凝縮した味わいを得ます。乾燥により糖度が約20°Brixから30~40°Brixまで上がった葡萄を、きれいな長靴を履き、足で破砕した後、小型タンクに移し約3週間マセラシオンします。圧搾して得られる果汁はとても微量で、換算すると通常のワインの約半分という希少なものです。酵母が活性する比較的高い温度(18℃)で醗酵は始まり、その高い糖度のため約6カ月もの間醗酵が続きます(通常のワインの場合、醗酵期間は約2週間です)。醗酵終了後、澱引きせずにそのまま熟成。醗酵が始まって約4~5年後、ようやくビン詰めの段階となります。
私たちが大好きなイタリアのレチョートやアマローネに敬意を表してつくったワイン、マタヤローネ。「またやろうね」・・・仕事を終えた夕暮れ、園生の一言をワインの名前にしました。

テクニカル・データ
品種: マスカット・ベーリーA 100%
畑: 栃木県佐野市赤見 こころみ学園
栃木県足利市田島 こころみ学園
収穫: 2014/10/08
2015/10/10

乾燥後の糖度(平均)約36°Brix

醗酵: 約3週間マセラシオンした後プレスし、フレンチオーク樽またはステンレスタンクにて醗酵。 約18℃の温度で約 6カ月醗酵が続く。
熟成: 醗酵終了後澱引きせずにそのまま熟成。
熟成期間は2014年産が約57カ月、2015年産が約46カ月
瓶詰: 澱引き後、無濾過でビン詰を行った。
ビン詰日:2020/02/21   本数:924本 (375ml)
アルコール:15.9 %   酸度: 0.57g/100 ml.   残糖: 13.5%
このワインについて
テイスティング・
コメント:
色調は落ち着きのあるマホガニー色、エキス分の高さを感じさせる。乾燥イチジク、ドライフルーツ、黒糖、メープルシロップ、トフィー、チョコレートの甘やかな香りにオレンジリキュール、ナツメグ、ヘーゼルナッツ、湿った葉や腐葉土の香りが複雑に混ざり合う。口に含むとしっかりとした甘み、粘性、ヴォリュームを感じ、心地よい苦みと味わいを引き締める細かな酸味がゆっくりと余韻に広がっていく。
料理との相性: フォアグラのキャラメリゼ、ケークサレ、青カビチーズ(ロックフォール、フルムダンベール)、オペラ、マドレーヌ、シュトレーン、ビスコッティー、大麦ダクワーズ
飲み頃: 2020年〜長期熟成が可能。保管状態がよければ20~30年の熟成にも耐えられる。
熟成を重ねるたびにより一層、円熟した奥深いワインとなる。抜栓後1週間程度は保存可能なのでゆっくりと時間をかけて味わいを楽しんでいただきたい。

2020/07/31

MV マタヤローネワイン・データシートPDF(プリントに最適です)

カテゴリー
ワイン・データシート

2016 NOVO BRUT Wine Details

Japanese

Novo Brut is a classically produced dry sparkling wine, made with careful attention to detail and in accordance with techniques developed by the Champenoise winemakers of northern France.
The grape involved is Riesling Lion, a hybrid grape variety, from the vineyard overlooking our winery. This grape, fermented a la champenoise, produces a crisp, gently aromatic bubbly showcasing lime and quinine notes. A grand way to start dinner, and a perfect foil for all kinds of tidbits and hors d’oeuvres.

TECHNICAL DATA
VARIETY Riesling Lion 100 %
VINEYARD Tajima Ashikaga Tochigi
HARVEST
DATE
2nd 28th September 2016
Brix @the Harvest: (average)19.5oBrix
BOTTLING Tirage on:26th May 2017
Degorgement: 1st May 2020
The number of bottles : 675 (750ml)
ANALYSIS
DATA
Alcohol: 12.8 % Total acidity: 0.52 g/ 100 ml.
Residual Sugar: 0.1 %

01/Jul/2020

2016 NOVO BRUT Wine Details PDF

カテゴリー
ワイン・データシート

2016 NOVO BRUT ワイン・データシート

English

陽は昇る、美しき泡立ち上る……「のぼ」は、ビン内二次醗酵方式で造られたスパークリングワインです。ビンの中で酵母が細かい泡をつくるこのビン内二次醗酵によって、過去数世紀にわたってフランスのシャンパーニュ地方をはじめ世界中で偉大なスパークリングワインが生み出されています。
ココ・ファーム・ワイナリーのスパークリングワイン「のぼ」は、こころみ学園の葡萄畑で、大切に育てられたリースリング・リオン種の葡萄から原酒(キュベ)を造ります。大量生産を行わず、澱をビン口に集めるルミュアージュも、澱を凍らせて抜くデゴルジュマンも、すべて手作業によるものです。この辛口の「のぼブリュット」は、澱を凍らせて取り除いた後、同じワインで補填したドサージュ0(ゼロ)で、
いわゆるナチュールのスパークリングワインです。
このワイン、「リースリング・リオンはスパークリングワインにしてみたら面白いものになるのではないか」と思いつき、とりあえずは自分たちのために試しに造りはじめたものでした。ココ・ファーム・ワイナリーのスタッフみんなが泡のワインを飲むことが大好きだったのも忘れてはいけない理由です。
1996年のぼドゥミセックが、2000年九州沖縄サミットの晩餐会の席でサーヴィスされました。このことは、本当に光栄なことと感じております。そしてこれからもこの名誉にお応えできるよう、私たちは常に初心を忘れず、さらに厳しく、その高い品質を維持していく覚悟でおります。

テクニカル・データ
品種: リースリング・リオン 100%
畑: 栃木県足利市田島 こころみ学園
収穫: 2016/09/02, 28
収穫時の糖度(平均):約19.5ーBrix
醗酵: 葡萄を房のままプレスし、フリーランと低圧力で搾られた部分のみを使用。果汁をステンレスタンクに入れ、野生酵母で醗酵させる。ビン内二次醗酵は、特別に選別された乾燥酵母を添加して醗酵させた。
熟成: ステンレスタンクで澱とともに、約7カ月間熟成。
瓶詰: ビン内二次醗酵が行われる間、約35カ月酵母の澱と接触させながら熟成。
ビン詰日:2017/05/26 (ティラージュ) 2020/05/01(デゴルジュマン)
本数:675本   アルコール:12.8 %   酸度:0.52 g/100 ml   残糖:0.1 %
このワインについて
テイスティング・
コメント:
青りんご、グレープフルーツ、洋梨に加えレモングラスや白い花の香り。口当たりは爽やかで、上品な酸ときめ細やかなクリーム状の泡が口中に広がり、胡桃、ブリオッシュのような香ばしさと火打石など硬質な印象に加え、旨味やほのかな苦みが全体を支え、最後までしっかり味わいが続いていく。
料理との相性: ミョウガとオクラのピクルス、キャロットラペ、真鯛のソテー ラヴィゴットソース、あさりのワイン蒸し、花ズッキーニのフリット、烏賊とそら豆の炒め物、牡蠣のオイル漬け、キスの天ぷら、ざるそば、シャウルス、カマンベール、マロングラッセ、柚子ソルベ
飲み頃: 2020年から2022年 冷蔵庫や氷水でよく冷やして、すっきりとした味わいを楽しんだらゆっくりと温度を上げつつ、変化も楽しんで。
2023年から 一体感が増し、味わいにも熟成感が出てくるだろう。

2020/07/01

2016 NOVO BRUTワイン・データシートPDF(プリントに最適です)

カテゴリー
ワイン・データシート

2016 NOVO DEMI-SEC Wine Details

Japanese

As with our Novo Brut, the Novo Demi Sec is a traditionally made bottle of Riesling Lion-based sparkling wine, light, crisp, and refreshing. It has a higher dosage than the Brut, and that gentle sweetness makes it ideal to be paired with ham, cheeses, fresh fruit, etc. It also holds pride of place as the staff favorite for Sunday brunch.
Our 1996 Novo Demi-Sec sparkling wine was served at the final State Dinner of the Okinawa G8 Summit in 2000. This event brought much attention to our wine and our winery.
We were honored to be included in this historic event, the first time a domestic Japanese wine was served at an official State Dinner.
With each day, each harvest we try to live up to the trust placed in us, working hard to produce the highest quality wines.

TECHNICAL DATA
VARIETY Riesling Lion 100%
VINEYARD Tajima Ashikaga Tochigi
HARVEST
DATE
2nd 28th September 2016
Brix @the Harvest: (average)19.5oBrix
BOTTLING Tirage on:26th May 2017
Degorgement: 1st May 2020
The number of bottles : 261 (750ml)
ANALYSIS
DATA
Alcohol: 12.8 % Total acidity: 0.52 g/ 100 ml.
Residual Sugar: 2.6 %

01/Jul/2020

2016 NOVO DEMI-SEC Wine Details PDF

カテゴリー
ワイン・データシート

2016 NOVO DEMI-SEC ワイン・データシート

English

陽は昇る、美しき泡立ち上る……「のぼ」は、ビン内二次醗酵方式で造られたスパークリングワインです。ビンの中で酵母が細かい泡をつくるこのビン内二次醗酵によって、過去数世紀にわたってフランスのシャンパーニュ地方をはじめ世界中で偉大なスパークリングワインが生み出されています。
ココ・ファーム・ワイナリーのスパークリングワイン「のぼ」は、こころみ学園の葡萄畑で、大切に育てられたリースリング・リオン種の葡萄から原酒(キュベ)を造ります。大量生産を行わず、澱をビン口に集めるルミュアージュも、澱を凍らせて抜くデゴルジュマンも、すべて手作業によるものです。
実はこのワイン、「リースリング・リオンはスパークリングワインにしてみたら面白いものになるのではないか」と思いつき、とりあえずは自分たちのために試しに造りはじめたものでした。ココ・ファーム・ワイナリーのみんなが泡のワインを飲むことが大好きだったのも忘れてはいけない理由です。「のぼ」は2種類。この柔らかい甘口のドゥミセックの他にナチュールのブリュト(辛口)もあります。
1996年のぼドゥミセックが、2000年九州沖縄サミット晩餐会の席でサーヴィスされ、このワインは一躍脚光を浴びることとなりました。このことは、本当に光栄なことと感じております。そしてこれからもこの名誉にお応えできるよう、私たちは常に初心を忘れず、さらに厳しく、その高い品質を維持していく覚悟でおります。

テクニカル・データ
品種: リースリング・リオン 100%
畑: 栃木県足利市田島 こころみ学園
収穫: 2016/09/02, 28
収穫時の糖度(平均)約19.5ーBrix
醗酵: 葡萄を房のままプレスし、フリーランと低圧力で搾られた部分のみを使用。果汁をステンレスタンクに入れ、野生酵母で醗酵させる。ビン内二次醗酵は、特別に選別された乾燥酵母を添加して醗酵させた。
熟成: ステンレスタンクで澱とともに、約7カ月間熟成。
瓶詰: ビン内二次醗酵が行われる間、約35カ月酵母の澱と接触させながら熟成。
ビン詰日:2017/05/26 (ティラージュ) 2020/05/01(デゴルジュマン)
本数:261本   アルコール:12.8%   酸度:0.52 g/100 ml   残糖:2.6 %
このワインについて
テイスティング・
コメント:
グレープフルーツ、洋梨、柚子に加え、レモングラスや蜂蜜の香り。口当たりは柔らかく、上品な酸ときめ細やかなクリーム状の泡が口中に広がり、和栗やブリオッシュのような香ばしさに旨味を感じるボディと優しい甘みが重なり複雑。ほのかな苦みが全体を支え最後までしっかり味わいが続いていく。
料理との相性: 生ハムとルッコラのサラダ、キャロットラペ、枝豆と鶏ささ身の白和え、太刀魚の梅しそ巻き、う巻き卵、鶏肉とブロッコリーのフリカッセ、わかさぎのフリット、カボチャとクリームチーズの春巻き、栗の渋皮煮、シェーブルチーズ、タルトタタン、レアチーズケーキ
飲み頃: 2020年から2022年 冷蔵庫や氷水でよく冷やして、すっきりとした味わいを楽しんだら、ゆっくりと温度を上げつつ、変化も楽しんでほしい。
2023年から 一体感が増し、味わいにも熟成感が出てくる、10年以上の長期熟成も可能。

2020/07/01

2016 NOVO DEMI-SECワイン・データシートPDF(プリントに最適です)

カテゴリー
ワイン・データシート

2018 pinot noir Wine Details

Japanese

The production of high quality Pinot noir is not an easy pursuit.
The grape variety is difficult to grow on many levels. Firstly, more than other grapes it really does ‘choose’ the sites in which it will perform well. Chardonnay can make a passably good wine under any number of environmental conditions: different soils, different climates, etc. But Pinot noir only performs in a narrowly defined range of soils and weather patterns… grow the grape in conditions not exactly fit to the grape’s comfort zone and the result is at best a boring, weak red wine. Pinot noir is also a notoriously particular grape when it comes to yields: over-cropping Pinot noir by as little as an extra ton per hectare will rob the grapes (and the resulting wine) of depth and character.
In the cellar, too, Pinot noir is a demanding partner. An extremely gentle hand is required, or the delicacy, silkiness and ethereal aromas that are unique to the grape will be destroyed, leaving a clunky, inelegant wine.
These many difficulties, though, hardly keep people from trying. In fact, given the frustrations and failures that accompany attempts to make great Pinot noir, it is surprising that so many try. But one experience with a great bottle of Pinot noir—the dancingly light, yet complex aromas, the silky palate feel and the gentle, earthy finish as soft as a lover’s kiss—will convince anyone of the heights that the grape can achieve. And we foolish winemakers fall under the spell of this most fickle partner.
The COCO TOARU PINOT NOIR was started from a new vineyard planted in Yoichi.
The growers responsible are the KIMURAS, a family operation that grows more Pinot Noir (and has done so longer) than just about anyone else in Japan. We have known the family for a long time, and have admired greatly their dedication to quality Pinot noir growing.
This new vineyard is planted on a steep west-facing slope of red clay-loam soils. The vines are lovingly attended, and produced only moderate amounts of very ripe Pinot noir. In the cellar, in keeping with the Coco Toaru philosophy, the grapes are lightly crushed, fermented with wild yeasts at moderate temperatures, pressed gently, and then aged in a mix of wooden barrels and small-volume stainless steel tanks. Nothing is added to the wine except a modicum of sulphur dioxide at bottling, and nothing is removed as we avoid the use of damaging filtration equipment.
2018 was a roller-coaster of a year. Constant Spring rains and cool weather during flowering led to a very small crop. Most of summer through late August was also very wet, with several typhoons hitting Hokkaido directly. Just when it seemed as if the entire year would be a bust, autumn provided warm, dry weather conditions that allowed the modest crop to fully ripen. The 2018 Hokkaido reds show exceptional balance and riper black fruit characters, as opposed to typical cool climate red fruit notes. A Votre santé!

TECHNICAL DATA
VARIETY Pinot Noir 100 %
VINEYARD Nobori district, Yoichi, Hokkaido
HARVEST
DATE
23th October to 3nd November 2018
BOTTLING Bottled on: 21st April 2020
The number of bottles: 4,217(750ml)
ANALYSIS
DATA
Alcohol: 12.6 %   Total acidity: 0.73 g/ 100 ml.   Residual Sugar: 0.19 %

01/Jul/2020

2018 pinot noir Wine Details PDF

カテゴリー
ワイン・データシート

2018 こことあるシリーズ ピノ・ノワール ワイン・データシート

English

高品質のピノ・ノワールをつくることは容易ではありません。第一に力を発揮する土地を他の品種以上に”選り好み”します。シャルドネは異なる土壌、異なる気候であっても、大概の土地でまずまず良いワインを造ることができます。しかしピノ・ノワールは限られた種類の土壌・気候においてのみ本領を発揮。また適切な収穫量を少しでも超えて採ろうものなら、葡萄(そしてそのワイン)から味わい深さや個性を奪ってしまいます。セラーにおいてもピノ・ノワールは注文の多いパートナーで、とても丁寧に扱うことを要求されます。偉大なピノ・ノワールを造るべく数多の挑戦がなされ、数多の失敗と挫折がもたらされました。しかし実現した暁には軽やかに舞うようなそれでいて複雑なアロマ、穏やかでシルキーな口当たり、官能的ともいえる魅力が、ピノ・ノワールが到達できる高みを確信させるのです。
2018年はローラーコースターのような年でした。春先は雨が降り続き、開花中はずっと冷涼な気候が続き、とても小ぶりな房になってしまいました。さらにいくつもの台風が北海道を直撃したせいで、8月の終わりまで、湿気が高い状態が続きました。それはまるで、今年は壊滅的な年だろうと思わせるのに、十分な条件がつぎつぎにおそってくるようでした。しかし、秋になると急に上向きの温暖で乾燥した天候になり、それによって十分に熟した最適な葡萄をもたらしてくれることとなりました。こうして2018年の北海道の赤ワインは、典型的な冷涼な気候のもたらす赤いフルーツという特徴とは対照的に、格別なバランスと熟した黒いフルーツのキャラクターを兼ね備えたものとなりました。

テクニカル・データ
品種: ピノ・ノワール 100 %
畑: 北海道余市郡余市町登町 木村農園
収穫: 2018/10/23~11/3
収穫時の糖度(平均)約22.9ーBrix
醗酵: 葡萄を選別した後、全て除梗してステンレスタンクに入れ、18日間醸し醗酵を行った。野生酵母による醗酵後、野生乳酸菌によりMLF(マロラクティック醗酵)を行った。低圧で搾り、一夜常温で沈殿後に澱引きした。
熟成: 古樽9割と新樽1割のミックスで16カ月の熟成。
瓶詰: 澱引き、ブレンド、少量の亜流酸塩添加後、無清澄・無濾過にてビン詰。
ビン詰日: 2020/04/21   本数: 4,217本(750ml)
アルコール: 12.6 %   酸度: 0.73 g/100 ml.   残糖: 0.19 %
このワインについて
テイスティング・
コメント:
ダークチェリー、レッドプラムなど熟した果実に加え、イチジク、ピンクペッパー、アスファルト、トースト、燻製肉、薔薇、鬼灯など様々な香りが複雑に絡む。口当たりは上品でスモーキーさと細かい豊富な酸を感じ、溶け込んだ滑らかなタンニンが、心地よい渋みと共に長い余韻へとつながっていく。
料理との相性: ベーコンとルッコラのサラダ、鮪のカルパッチョ、ポルチーニ茸のリゾット、煮穴子、オマール海老のテルミドール、鴨胸肉のロースト オレンジ風味、チキンの照り焼き、ローストポークのクリームソース、ヴァランセ、エポワス、シャウルス
飲み頃: 2020年~2024年 ストイックなワインで口に含むと完熟したフルーツが感じられる。今からでも楽しむことができる。
2025年~ 熟成により複雑性と持続性が増していく。理想としては5~7年経ってから飲むことをお勧めする。

2020/07/01

2018 こことあるシリーズ ピノ・ノワールワイン・データシートPDF(プリントに最適です)

カテゴリー
ワイン・データシート

2019 Noumin Rosso Wine Details

Japanese

Noumin Rosso is our basic red, a soft, fruity, eminently drinkable dry red wine made from a variety of grapes grown throughout Japan. The backbone of the blend is typically a mixture of Merlot and Cabernet Sauvignon from Nagano and Yamagata-grown grapes, and other grapes to provide aromatic lift.
Regardless of the blend in a given year, the wine is always a balanced, fruity, approachable wine capable of pairing with hamburgers, roast chicken, are grilled pork.

TECHNICAL DATA
VARIETY Merlot 30 %,
Muscat Bailey A 28 %
Cabernet Sauvignon 26 %
Black Queen 15 %
Cabernet Franc 1%
VINEYARD Nagano, Yamagata, Yamanashi, Tochigi
HARVEST
DATE
17th, 24th, 25th, 30th September 2019
1st, 3rd, 7th~11th, 16th, 22nd~25th, 28th, 29th October 2019
4th November 2019

Brix@the Harvest 19.5oBrix(average)

BOTTLING Bottled on: 20th~24th April, 11th~15th May 2020
ANALYSIS
DATA
Alcohol: 11.4 %
Total acidity: 0.6 g/ 100 ml.
Residual Sugar: 0.1 %

2/Jul/2020

2019 Noumin Rosso Wine Details PDF