「風のエチュード」は日本各地から厳選された葡萄でつくる辛口の白ワインです。完熟し収穫された葡萄は注意深く選果され丁寧に搾られます。その後ステンレスタンクや樽に移された果汁は野生酵母により醗酵しワインになります。「2018風のエチュード」は、シャルドネの味わいの骨格を整えるため、プティ・マンサンを5%ブレンドし、濾過しながらビン詰しました。演奏のためのエチュード(練習曲)は、初心者のためだけでなく多様な要素が組み合わされて、多くの人々に親しまれています。風吹き渡る山の醸造場でつくられた「風のエチュード」も、良いワインのために、良い土壌、適地適品種、栽培家の情熱、丁寧な醸造など色々な要素から構成されています。お楽しみいただければ幸いです。
テクニカル・データ | |
品種: | シャルドネ 95% プティ・マンサン 5% |
畑: | [シャルドネ] 長野県高山村 角藤農園 山形県上山 南果連協同組合、尾形畑 長野県安曇野 ぼーのふぁーむ明科 長野県大町 大北農業協同組合 [プティ・マンサン] |
収穫: | [シャルドネ] 2018/09/13, 14, 20 2018/10/03, 06, 14 2016/11/07 [プティ・マンサン] 収穫時の糖度(平均)約20°Brix |
醗酵: | 房全体をやさしくプレスして得られた果汁をステンレスタンクに入れ、野生酵母にて20℃前後の温度でゆっくりと醗酵させた。その後、樽またはステンレスタンク内で野生乳酸菌によるMLF(マロラクティック醗酵)を続ける。 |
熟成: | ステンレスタンク(4割)または樽(6割)にて6~8カ月熟成。 |
瓶詰: | 清澄剤を使用せず、澱引き後、濾過しながらビン詰。 ビン詰日:2019/06/13, 2019/11/22 本数:6645 本(750ml) アルコール:12.1% 酸度:0.65 g/100 ml 残糖:0.2% |
このワインについて | |
テイスティング・ コメント: |
グレープフルーツ、洋梨、白い桃などの果実、みかんのシロップ漬や熟したメロンのような丸みのある香りを包み込むようにほろ苦さとオークの風味が寄り添い、さわやかで生き生きとした酸、昆布出汁のような旨味とミネラルのニュアンスが口の中にゆっくり静かに広がる、全体として後味はドライな印象。 |
料理との相性: | だし巻き卵、ホタテとディルのカルパッチョ、牡蠣のオイルサーディン風、蕪のそぼろ餡かけ、赤鶏のたたき、アスパラベーコン、鮭とホウレン草の豆乳煮、キノコとサザエのブルゴーニュ風、カマンベールチーズ、洋ナシのコンポート、マンゴープリン |
飲み頃: | 2019〜2021年、フレッシュな果実味のある味わいが続く。2022~2026年、熟成により一体感が増して、香ばしさや熟成感も出てくる。 |
2019/11/26
●2018 風のエチュード Fワイン・データシートPDF(プリントに最適です)