「Ahicoco(あしここ)」は、日本固有の葡萄品種、甲州種を主体として、私たちがワインを造りはじめた1984年以来、毎年新たな気持ちでつくりつづけている白ワインです。
「2017Ashicoco」は、特別にセレクトした甲州種にシャルドネ種などの葡萄をブレンド。葡萄の果皮に付いた野性酵母で醗酵させ、果実の新鮮さを維持することを心がけながら、低温発酵でじっくり丁寧につくりました。
このワインの柔らかくやさしい口当たりと、フレッシュなハーブや花の香りは、はじめてワインをお飲みになる方にはもちろんのこと、鋭い味覚の持ち主にも喜ばれることでしょう。日本の醗酵調味料(醤油・味噌・味醂など)を使った和食全般と良く合い、アペリティフにも、和洋中問わずどんなお料理にも合わせやすい白ワインです。ほっとしたひとときに、のんびりとした休日に、どうぞごゆっくりお楽しみください。
テクニカル・データ | |
品種: |
甲州 78.4% シャルドネ 11.0% デラウェア 5.3% 竜眼 3.0% 北天の雫 2.3% |
畑: |
山梨県甲州市勝沼(甲州) 長野県大町(シャルドネ) 長野県高山村(シャルドネ) 山梨県韮崎市穂坂(デラウェア) 長野県安曇野(竜眼) 茨城県つくば(北天の雫) |
収穫: |
2017/9/20, 26, 27 10/3, 24(甲州) 2016/10/11 2016/9/29(シャルドネ) 2017/8/14(デラウェア) 2017/10/23(竜眼) 2017/8/30(北天の雫) 収穫時の糖度 16.6°Brix(平均) |
醗酵: | 傷んだ実や未熟な実を取り除き、除梗した後やさしくプレスする。甲州は果汁をハイパー・オキシデーションし、えぐみを柔らかくする。オリを沈め、澄んだジュースをステンレスタンクに移し野生酵母で醗酵。甘味と酸味のバランスがちょうど良いタイミングでタンクを冷却して醗酵を止める。 |
熟成: | ステンレスタンクにオリ引きし、低温で約4ヶ月熟成。 |
瓶詰: |
清澄せず、ろ過してビン詰。 ビン詰日:2018/02/14, 15, 16 本数: 18,028本(750ml) 8,489本(375ml) アルコール: 10.9 % 酸度:0.73 g/100 ml 残糖:1.3 % |
このワインについて | |
テイスティング・ コメント: |
メロン、りんご、ビワ、甘く華やかな香り。口当たりがソフトで、フレッシュな酸味があり、それを優しい甘さが包んでいる。アフターに、グレープフルーツの皮のような、ほろ苦さがあり、味わいを引き締めている。 |
料理との相性: | 海老しんじょ、おでん、ざる蕎麦、鰆の粕漬け、里芋のゆず味噌煮、芙蓉蟹(かに玉)、そば粉のガレット、白菜とハムのクリーム煮、白カビのチーズ、アプリコットのタルト、果物を使ったロールケーキ |
飲み頃: | 冷蔵庫で冷やした温度だと、スッキリとした印象に。温度を高くすると、甘さが強まる。今から1年くらいは、フレッシュな印象を楽しめるだろう。いい状態で保管できたら、5年から7年の熟成で、香ばしさが出てきつつ、まとまりと熟成感が出てくるだろう。 |
●2017 Ashicocoワイン・データシートPDF(プリントに最適です)