「のぼ」は、過去数世紀にわたってフランスのシャンパーニュ地方で培われてきた、本格的なシャンパン方式で造られたスパークリングワインです。日本の伝統的なブドウ品種から造られ、さわやかな果実とやさしい甘みとのコンビネーションは、アペリティフ(食前酒)として、またはフルーツベースのデザートと一緒にお楽しみいただけます。ワインは大量生産を行わず、すべて手作業で瓶詰めされています。
実はこのワイン、「リースリング・リオンは、スパークリングワインにしてみたら面白いものになるのではないか」と思いつき、とりあえずは自分たちのために試しに造り始めたものでした。それにココ・ファーム・ワイナリーの全スタッフがシャンパンを飲むのが大好きだったのも、忘れてはいけない理由です。
1996年のぼドゥミセックが、2000年沖縄サミット晩餐会の席でサーヴィスされ、このワインは一躍脚光を浴びることとなりました。このことは、本当に光栄なことと感じております。そしてこれからもこの名誉にお応えできるよう、私たちはさらに厳しい管理体制のもと、その高い品質を維持していく覚悟でおります。
テクニカル・データ | |
品種: |
リースリング・リオン 100% |
畑: | 栃木県足利市田島 |
収穫: | 2009/9/8 収穫時の糖度 20.0oBrix |
醗酵: | ブドウを房のままプレスし、フリーランと低圧力で搾られた部分のみを使用。果汁を樽型のステンレスタンクに入れ、野生酵母で醗酵させる。2次醗酵は、特別に選別された乾燥酵母を添加。15℃~17℃で醗酵させた。 |
熟成: | ステンレスタンクでオリとともに、約7ヶ月間熟成。その後、ティラージュ瓶詰し、瓶内で第2次醗酵が行われる間、約3年間酵母の澱と接触させながら熟成。 |
瓶詰: |
瓶詰日: 2010/4/17 (ティラージュ) 2013/5/16(デゴルジュマン) 本数: 746本 アルコール:11.3% 酸度: 0.993 g/100 ml 残糖: 2.18% |
このワインについて | |
テイスティング・ コメント: |
「2009のぼドゥミセック」は、シャンパン方式によるやや甘口のスパークリングワイン。 このワインからは、細かい泡が勢いよく立ちのぼる。甘酸っぱいレモンと花の香りはブドウから、広がりある香ばしさは酵母と過ごした歳月から、それぞれ生み出されたと言えるだろう。カスタードクリームのような、やさしい甘さを感じる繊細でエレガントなワイン。 |
料理との相性: | 程よくコクのある料理やデザート:イチゴ、生ハムメロン、フォアグラのテリーヌ、アイスクリーム、シャーベット、クレープ・シュゼット、ミルフィーユ、クッキー 、ガレット |
飲み頃: | 現在から2~3年後:現在でも楽しめるが、熟成により、深くまろやかに成長するだろう。 |
2013/6/19
●2009 NOVO DEMI-SECワイン・データシートPDF(プリントに最適です)