「第35回 収穫祭記念赤ワイン」は、カベルネ・ソーヴィニョンやメルロといったボルドー品種と、日本固有の葡萄品種、マスカット・べーリーAやブラック・クィーンからなる日本の葡萄100%の赤ワインです。これらの葡萄は、山形県、長野県、山梨県、そして栃木県の優れた契約栽培農家によって育てられました。醸造場では熟した葡萄を丁寧に選果し野生酵母で醗酵させました。健康な葡萄の果実味、ストラクチャー、樽熟の甘い香り、ここちよい渋み…。美味しい赤ワインの要素がバランスよく味わえる、楽しい赤ワインです。ラベルイラストはミロコマチコさんです。
テクニカル・データ | |
品種: |
カベルネ・ソーヴィニョン 37% マスカット・ベーリーA 29% メルロ 17% ブラック・クィーン 12% 富士の夢 3% その他 2% |
畑: |
山形県上山 長野県高山村 山梨県甲州市勝沼 栃木県栃木市大平 長野県松本 茨城県つくば |
収穫: |
2017/09/11, 20, 25, 27 10/3, 5, 6, 7, 8, 9, 10, 18, 19, 23, 26, 27 2016 収穫時の糖度 約20.1°Brix(平均) |
醗酵: | 熟した葡萄をココ・ファーム・ワイナリーで選果して、より良い房のみを除梗しステンレスタンクに入れ、野生酵母で醗酵させる。十分に皮から成分を抽出するため、高めの温度を維持し、ルモンタージュしながら約10~15日間醸す。その後マストを搾り、ワインを皮と種から分け、木樽、オークタンク、ステンレスタンクに移し野生乳酸菌によるMLF(マロラクティック醗酵)を促す。 |
熟成: | 木樽、オークタンク、ステンレスタンクで約4~6か月半熟成。 |
瓶詰: |
オリ引き後、清澄せずろ過しながらビン詰。 ビン詰日: 2018/04/11, 12, 13, 16, 17 本数: 56,987本(750ml) 17,000本(375ml) アルコール: 11.8 % 酸度: 0.55 g/100 ml. 残糖: 0.11 % |
このワインについて | |
テイスティング・ コメント: |
ラズベリー、イチゴ、ダークチェリー、ミントの香り、香木のようなスパイシーさもある。口中は、しなやかで、カシスやダークチェリーなどの果実と共に、ゴボウの様な土っぽさがあり、さわやかな酸味と軽やかな渋みが心地良い。おだやかな樽の風味、香ばしい余韻もある。 |
料理との相性: | チリコンカン、ゴボウとトリッパのトマト煮込み、ローストビーフ、アランチーニ、マグロの刺身、ブリの照り焼き、ざるそば(濃いめのめんつゆで)、肉じゃが、洋梨やプラムのコンポート、チョコレートケーキ、ブリーなどの白カビやウォッシュチーズ |
飲み頃: | 比較的、早くから楽しめるが、中くらいのグラスで空気に触れさせつつ、ゆっくり飲むことをおすすめする。暑い時期は、冷やし気味の方が心地良く感じるだろう。いい状態で保管できたら、5〜7年ほどでエッジがオレンジ色になり、まとまりがでてきて、熟成感と香ばしさが増すだろう。 |
2018/10/4
●2018 収穫祭記念赤ワインワイン・データシートPDF(プリントに最適です)