「第34回 収穫祭記念赤ワイン」は、メルロやカベルネ・ソーヴィニョンといったボルドー品種と、日本固有の葡萄品種、マスカットべイリーAからなる日本の葡萄100%の赤ワインです。これらの葡萄は、山形県、山梨県、長野県そして栃木県の優れた契約栽培農家によって育てられました。醸造場では熟した葡萄を丁寧に選果して、野生酵母で醗酵させました。十分に皮から成分を抽出するため、ルモンタージュしながら1〜2週間醸し、その後マストを搾り、木樽、オークタンク、ステンレスタンクに移し、野生乳酸菌によるMLF(マロラクティック醗酵)を促しました。健康な葡萄の果実味、ストラクチャー、樽熟の甘い香り、ここちよい渋み・・・。美味しい赤ワインの要素がバランスよく味わえる、楽しい赤ワインです。可愛いラベルイラストは北澤平祐さんです。
テクニカル・データ | |
品種: |
メルロ 45.6% マスカット・ベイリーA 26.7% カベルネ・ソーヴィニョン 25.3% その他 2.4% |
畑: |
山形県上山 山梨県甲州市勝沼 栃木県大平 長野県高山村 長野県須坂 |
収穫: |
2016/09/07, 09, 13, 15, 16, 26 10/7(メルロ) 2016/9/12, 20, 25 10/10, 18, 20(マスカット・ベイリーA) 2016/10/22, 27 2015 (カベルネ・ソーヴィニョン) 収穫時の糖度: 19.2°Brix(平均) |
醗酵: | 熟した葡萄をココ・ファーム・ワイナリーで選果して、より良い房のみを除梗しステンレスタンクに入れ、野生酵母で醗酵させる。十分に皮から成分を抽出するため、高めの温度を維持し、ルモンタージュしながら1週間から2週間醸す。その後マストを搾り、ワインを皮と種から分け、木樽、オークタンク、ステンレスタンクに移し野生乳酸菌によるMLF(マロラクティック醗酵)を促す。 |
熟成: | 木樽、オークタンク、ステンレスタンクで約7ヶ月半熟成後、軽くろ過してビン詰。 |
瓶詰: |
ビン詰日: 2017/6/14, 15, 16, 17, 19, 20 本数: 10,890本(375ml ) 52,857本(750ml ) アルコール: 11.5 % 酸度: 0.54 g/100 ml 残糖: 0.12 % |
このワインについて | |
テイスティング・ コメント: |
香りはクランベリー、ラズベリー、ブラックベリー、カシスなどの果実と、土などの複雑な香りを感じる。口当たりはライトで果実味豊かな印象。 熟した果実の味わいとスパイスを感じ、程よい酸味とほのかな樽の風味が、このやさしいワインに、しなやかさと複雑味をあたえている。 |
料理との相性: |
程よくコクのある料理:小羊の香草焼き、鴨のグリル、ローストポーク、焼鳥(たれ) ミートソースのパスタ、トマトと茄子のチーズグラタン、ピザ、ハンバーグ |
飲み頃: | 今から2020年頃まで:熟成によって、よりなめらかで複雑なワインとなるだろう。 |
●2017 収穫祭記念赤ワインワイン・データシートPDF(プリントに最適です)