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2011 NOVO BRUT Wine Details

Japanese

Novo Brut is a classically produced dry sparkling wine, made with careful attention to detail and in accordance with techniques developed by the Champenoise winemakers of northern France.
The grape involved is Riesling Lion, a hybrid grape variety, from the vineyard overlooking our winery. This grape, fermented a la champenoise, produces a crisp, gently aromatic bubbly showcasing lime and quinine notes. A grand way to start dinner, and a perfect foil for all kinds of tidbits and hors d’oeuvres.

TECHNICAL DATA
VARIETY Riesling Lion 100%
VINEYARD Tajima Ashikaga Tochigi
HARVEST
DATE
9th, 11st September 2011
Brix@the Harvest (average): 16.0°Brix
BOTTLING Tirage on: 19th April 2012 Degorgement:27th May 2015
The number of bottles : 426(750ml)
ANALYSIS
DATA
Alcohol:11.0%   Total acidity: 0.72 g/ 100 ml   Residual Sugar: 0.67%

20/Aug/2015

2011 NOVO BRUT Wine Details PDF

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2008 ロバの足音 ワイン・データシート

English

「ロバの足音」は干して半乾燥させた甲州種によるデザートワインで、イタリア全土で産出される力強くも素朴なワイン「ヴィン・サント」への敬意のもと造られました。
ブドウは収量を低く制限し(35hl/ha)、できる限り遅い10月下旬頃収穫され、椎茸栽培用乾燥機を使って乾燥します。乾燥により糖度が約16°Brixから約45°Brixまで凝縮されたブドウは、小型タンクに移され、ドイツにおけるトロッケンベーレンアウスレーゼの手法と同様に、前年産のワインで潤し数日間マセラシオンします。圧搾して得られる果汁は非常に微量で、換算すると13hl/haという希少なものです。酵母が活性する比較的高い温度(約18℃)で醗酵は始まり、その高い糖度のため約6ヶ月続きます。醗酵終了後、酵母が安定したらオリ引き、そして熟成。醗酵が始まってから約7年後、ようやくビン詰の段階となります。

テクニカル・データ
品種: 甲州
畑: 山梨県甲州市勝沼
収穫: 2008年 仕込み時の糖度: 約45°Brix
醗酵: 干したブドウをプレスし、乾燥酵母を使用して、フレンチオークの木樽にて醗酵。約18℃の温度で約 6ヶ月醗酵が続く。
熟成: フレンチオークの古樽で約76ヶ月熟成後、オリ引き。
ビン詰: 無清澄・無ろ過にてビン詰を行った。
ビン詰日: 2015/07/17 本数: 516 本(375ml)
アルコール: 11.8 %   酸度: 1.05 g/100 ml.   残糖: 27.2 %
このワインについて
テイスティング・
コメント:
ロバの足音は、たいへん力強く、これからの熟成に大きな期待の持てるデザートワイン。色調は琥珀を帯びた深い黄金色で、エキス分の高さからくるもの。香りは情熱的。金柑のシロップ漬けや、蜂蜜、レーズン、ロウ、メープルシロップといったものが感じられる。しっかりしたボディーと余韻の長さを持ちつつ、やさしくソフトな印象。豊かな甘味、程よいアルコールと爽やかな酸味を感じ、バランスはよくとれている。
料理との相性: 甘いデザート、重めのチーズなど:オレンジタルト、クリーム・ブリュレ、ティラミス、ビスコッティー、青カビチーズ、パルメザン・チーズ、信玄餅
飲み頃: 現在から20~30年後:長期熟成が可能。円熟した奥深いワインとなるであろう。

2016/04/27

2008 ロバの足音ワイン・データシートPDF(プリントに適しています)

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MV マタヤローネ ワイン・データシート

English

「マタヤローネ」は干して半乾燥させたマスカット・ベイリーAによるデザートワインです。
葡萄は収量を低く制限し(35hl/ha)、10月中旬頃収穫され、干椎茸用乾燥機を使って乾燥します。乾燥により糖度が約20°Brixから30~50°Brixまで凝縮された葡萄は、小型タンクに移され、同年産のマスカット・ベイリーAの果汁で潤し数日間マセラシオンします。
圧搾して得られる果汁は非常に微量で、換算すると15hl/haという希少なものです。
酵母が活性する比較的高い温度(18℃)で醗酵は始まり、その高い糖度のため約6ヶ月続きます(通常のワインの場合、醗酵期間は約2週間です)。醗酵終了後、オリ引きせずにそのまま熟成。醗酵が始まってから約4年後、ようやくビン詰めの段階となります。
私たちが大好きなイタリアのレチョートやアマローネに敬意を表してつくったワイン、マタヤローネ。
「またやろうね」・・・仕事を終えた夕暮れ、園生の一言をワインの名前にしました。

テクニカル・データ
品種: マスカット・ベイリーA
畑: 栃木県佐野市赤見
収穫: 2010年および2011年 乾燥後の糖度 :38.0°Brix (2010), 50.0°Brix (2011)
醗酵: 数日間マセラシオンした後プレスし、そこへ酵母を加え、フレンチオーク古樽にて醗酵。 約18℃の温度で約 6ヶ月醗酵が続く。
熟成: 醗酵終了後澱引きせずにそのまま熟成。
熟成期間は2010年産が55ヶ月、2011年産が44ヶ月
ビン詰: オリ引き後、ろ過を行いながらビン詰した。
ビン詰日: 2015/07/17 本数 : 960本(375ml)
アルコール : 14.8%   酸度 : 0.84 g/100 ml.   残糖 : 17.0%
このワインについて
テイスティング・
コメント:
マタヤローネは、たいへん力強く、これからの熟成に大きな期待の持てるデザートワイン。色調は赤みがかった茶色で、エキス分の高さを感じさせる。香りは情熱的。黒糖、メープルシロップ、オレンジリキュール、ダークチョコ、ラムレーズンといったものが感じられる。しっかりしたボディーと余韻の長さを持ちつつ、ソフトな口当たり。豊かな甘味、十分なアルコールと爽やかな酸味を感じ、まとまりがある味わい。
料理との相性: 甘いデザート、重めのチーズなど:オレンジタルト、クリーム・ブリュレ、ティラミス、ビスコッティー、青カビチーズ、パルメザン・チーズ、信玄餅
飲み頃: 現在から20~30年後:長期熟成が可能。
円熟した奥深いワインとなるであろう。

2016/04/27

MV マタヤローネワイン・データシートPDF(プリントに適しています)

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2009 オーバード赤 ワイン・データシート


1989年、日本のこころみ学園の農夫たちによって、カリフォルニアに葡萄の苗木が植えられました。このワインは、カリフォルニアの最高級葡萄を原料として、こころみ学園のワイン醸造場 ココ・ファーム・ワイナリーがカリフォルニアの旧友、マット・クラインさんに醸造を委託したワインです。時代や国境を越えたひたむきな情熱がこの「オーバード(夜明けの歌)」に実りました。幸いに満ちた明るい朝を願いながら、心をこめてお届けします。

テクニカル・データ
品種: カベルネ・ソーヴィニョン 43% ジンファンデル 23% プティット・シラー 12%
ムールヴェードル 12% カリニャン 6% メルロ 3% アリカンテ・ブーシェ 1%
畑: カリフォルニア
収穫: 2009年
醗酵: 100%除硬し、3日間低温浸漬したのち、乾燥酵母を添加。
中温度(22度)で醗酵。醸しは1日2回のポンプオーバー、15日間スキンコンタクトを行った。マロラクティック醗酵は、アルコール発酵と同時行う。
糖分がなくなっている頃でプレスし、フリーランだけを樽に入れる。樽は20%新樽(フランス産オーク樽)。
熟成: 16か月樽熟成。その間4回おり引き。最後に卵白で軽く清澄して、ろ過してビン詰め。
3年間ビン内熟成後リリース。
ビン詰: 本数: 5892本(750mL)
アルコール: 15.26 %   酸度: 0.638 g/100 ml   残糖: 0.15%
このワインについて
テイスティング・
コメント:
2009年オーバード赤は、長期熟成可能な赤ワイン。色調は、中心部は深い黒、その周りはガーネット色。香りはブラックベリーやカシス、黒胡椒、黒砂糖、バニラ、樽熟成による香ばしさもある。口に含むと、リッチでコクがあり、黒いフルーツの果実味を感じる。酸味と渋味がしっかりとしたストラクチャーをつくっているが、まるみもある。後味は非常に長く、がっちりとしていて力強くもあり、上品なワインである。
料理との相性: やや濃い、しっかりとした料理:牛フィレのステーキ、牛肉の赤ワイン煮こみ、フォアグラのポワレ、鴨焼き、鰻の蒲焼き、 すきやき、チンジャオロース、熟成した白カビチーズなど。
飲み頃: 今でも美味しいが熟成によって、よりなめらかで複雑な、芳醇なワインとなるだろう。

2015/06/19

2009 オーバード赤ワイン・データシートPDF(プリントに適しています)

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2013 カリフォルニア・レッド ワイン・データシート

「カリフォルニアレッド」は、複雑味を楽しめる、風味豊かでバランスのよい、それも手頃な価格のテーブル・ワインです。

このワインのブレンドには、樽またはタンク熟成による質の高い、それもちょうど今飲み頃を迎えられるよう造られたワインを使用しています。私たちのワインの中にはよりフル・ボディで優れた構造を持つワインもいくつかありますが、「今夜のディナーに最適なワイン」には躊躇なくこのワインをお勧めするでしょう。複雑、飲み頃、そして納得の価格。これが、カリフォルニアレッドのキーワードです。

テクニカル・データ
品種: カリニャン74% 、ジンファンデル26%
畑: カリフォルニア
醗酵: 75%除梗、25%(カリニャンの3分の1)を房ごと発酵。
選抜したローヌ川からの酵母で、22℃前後の中温発酵を行った。
MLF(乳酸菌発酵)はアルコール発酵と同時に行った。14日間の発酵後、85%のワインは木のタンクで、残りの15%はステンレスタンクで5か月間貯蔵。
瓶詰: アルコ-ル: 14.94%  酸度: 0.66 g/100 ml.  残糖: 0.53 %
このワインについて
テイスティング・
コメント:
「2013カリフォルニア・レッド」は、しっかりとしたミディアム・ボディの赤ワインです。香りは プラム、ラズベリー、ブラックチェリーなどのフルーツの中にスパイシーなアクセントがありミントのようなハーブの香りもある。口の中では赤いベリー系の果実、ドライフルーツの味わい、ビターチョコレート、シナモンのようなニュアンスもある。
料理との相性: 程よくコクのある肉料理、ソーセージ、ラムチョップのグリル、タコス、
牛筋の煮込み、クワトロ・フロマージュのピザ
飲み頃: 現在から1~3年後:現在でも楽しめるが、熟成によってスパイシーな個性を増し、より味わい深いワインへと成長するであろう。

2015/06/04

2013 カリフォルニア・レッドワイン・データシートPDF(プリントに適しています)

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M.V. 風のエチュード ワイン・データシート

English

「風のエチュード」は日本各地から厳選されたぶどうでつくられる辛口の白ワインです。
今回は長野県高山村、山形県上山のシャルドネからつくられています。
十分に熟してから収穫されたぶどうは注意深く選果され、丁寧に搾られます。
その後、果汁はステンレスタンクまたは樽に移され、野生酵母により醗酵しワインになります。
「エチュード」は音楽用語で「練習曲」という意味を持っていますが、初心者のためのただ簡単な曲ではなく、演奏上達のためのたくさんの要素が詰まっています。もちろんエチュードという名前の名曲もたくさんあり、多くの人々に親しまれています。
「風のエチュード」は良いワインをつくるための様々な要素、良い土地、場所に適した品種、
その年の気候、栽培家の情熱、丁寧な醸造、などがうまく組み合わさってできています。

テクニカル・データ
品種: シャルドネ 100%
畑: 長野県高山村、山形県上山
収穫: 2013/11/01, 2014/10/4 収穫時の糖度: 21.78°Brix(平均)
醗酵: 房全体をやさしくプレスして得られた果汁をステンレスタンクまたは樽に入れ、野生酵母にて約20℃の温度で約1ヶ月間ゆっくりと醗酵させた。その後、一部は樽内で野生乳酸菌によるMLF(マロラクティック発酵)を続ける。

熟成: ステンレスタンクにて貯蔵。
瓶詰: 澱引き後、清澄せずに軽くろ過を行った後、瓶詰め。
瓶詰日: 2015/04/23 本数: 2830本(750ml)
アルコール: 13.2%   酸度: 0.452 g/100 ml   残糖: 0.203%
このワインについて
テイスティング・
コメント:
「M.V.風のエチュード」は、香りは、洋ナシ、かりん、りんごなどのフルーツが感じられ、白い花のような華やかさもある。口当たりはまるく、果実とともにコク・香ばしい後味もある、しっかりした味わいのワイン。
料理との相性: 白身魚のバターソースレモン添え、鱧の天ぷら葛のあんかけ、根菜の揚げびたし、
しいたけのオリーブオイル焼き、ささみの梅しそ春巻、海老のグラタン、白カビチーズ
飲み頃: 現在から2017年頃:熟成によりなめらかな口当たりのワインになるでしょう。

2015/10/27

M.V. 風のエチュードワイン・データシートPDF(プリントに適しています)

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2014 月を待つ ワイン・データシート

English

ケルナーはそれほど知られていない葡萄かもしれませんが、1950年代にドイツで開発された品種です。
ドイツ、オーストリア、また北海道でつくられています。
私たちはケルナーが持つ、華やかな香り、瑞々しい酸、豊かなフルーツを生かしたワインをつくりたいと思い、余市に葡萄を求めました。

「2014月を待つ」は、余市の葡萄栽培家の藤澤さん、小西さんの畑で収穫されたケルナーから出来ました。

2014年、藤澤さんと小西さんのケルナーは、おいしい酸味と豊かな香りを持つ、良い葡萄になりました。そんなケルナーのフルーツの力を逃がさないようにするため低温~中温で醗酵させ、フレッシュさを維持するため短期間のタンク熟成後、瓶詰めしました。その結果、果実味豊かで、酸味と厚みのある味わいのワインができました。

あの大震災の後、こんな言葉に出会いました。
「出る月を待つべし、散る花を追うことなかれ」江戸時代、清貧の儒学者、中根東里(1694~1765)が佐野にひらいた村塾の壁書(磯田道史著「日本人の叡智」新潮新書より)。
“Here Comes The Moon:ほら、月が顔を出すよ”という歌もありました。
さあ、ご一緒に昇るお月さまを待ちましょう。
この自然の酸味と真のエレガンスを感じる香り高きワインを、ゆっくり楽しみながら。

テクニカル・データ
品種: ケルナー 100%
畑: 北海道余市郡余市
収穫: 2014/10/19, 22, 26 収穫時の糖度: 23.35°Brix
醗酵: 葡萄を選果した後、やさしくプレスして得られた果汁をステンレスタンクに入れ、約16~20℃の温度で野生酵母によって4ヶ月間ゆっくりと醗酵させた。
熟成: 約 2ヶ月間ステンレスタンク貯蔵。澱引き後、ろ過しながら瓶詰め。
瓶詰: 瓶詰日: 2015/04/23 本数: 3850 本(750ml)
アルコール: 13.6%   酸度: 0.589g/100 ml   残糖:1.21%
このワインについて
テイスティング・
コメント:
「2014月を待つ」は、八朔、グレープフルーツ、リンゴ、ライムの香りを感じさせる。
口当たりはふくらみがあり、芯があり、力強い。また、ライム、白桃、スウィーティー、カスタードの風味を感じる。しっかりとした酸味と厚みのある味わいが渾然一体となって長い余韻を作り出している。
料理との相性: 青魚の寿司、ポークチョップのアップルソース、ソーセージとマッシュポテト、鮪と葱の白味噌仕立て、鶏肉の紫蘇ロール、梅紫蘇巻、杏子のコンポート・サワークリーム添え

飲み頃: 現在から2022年頃まで:長期熟成が可能。円熟した奥深いワインとなるであろう。

2015/04/30

2014 月を待つワイン・データシートPDF(プリントに適しています)

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2011 NOVO DEMI-SEC ワイン・データシート

「のぼ」は、過去数世紀にわたってフランスのシャンパーニュ地方で培われてきた、本格的なシャンパン方式で造られたスパークリングワインです。日本の伝統的なブドウ品種から造られ、さわやかな果実とやさしい甘みとのコンビネーションは、アペリティフ(食前酒)として、またはフルーツベースのデザートと一緒にお楽しみいただけます。ワインは大量生産を行わず、すべて手作業で瓶詰めされています。

実はこのワイン、「リースリング・リオンは、スパークリングワインにしてみたら面白いものになるのではないか」と思いつき、とりあえずは自分たちのために試しに造り始めたものでした。それにココ・ファーム・ワイナリーの全スタッフがシャンパンを飲むのが大好きだったのも、忘れてはいけない理由です。

1996年のぼドゥミセックが、2000年沖縄サミット晩餐会の席でサーヴィスされ、このワインは一躍脚光を浴びることとなりました。このことは、本当に光栄なことと感じております。そしてこれからもこの名誉にお応えできるよう、私たちはさらに厳しい管理体制のもと、その高い品質を維持していく覚悟でおります。

テクニカル・データ
品種: リースリング・リオン 100%
畑: 栃木県足利市田島
収穫: 2011/09/09, 19  収穫時の糖度 16.0°Brix
醗酵: ブドウを房のままプレスし、フリーランと低圧力で搾られた部分のみを使用。果汁をステンレスタンクに入れ、野生酵母で醗酵させる。2次醗酵は、特別に選別された乾燥酵母を添加。15℃~17℃で醗酵させた。
熟成: ステンレスタンクでオリとともに、約6ヶ月間熟成。その後、ティラージュ瓶詰し、瓶内で第2次醗酵が行われる間、約3年間酵母の澱と接触させながら熟成。
瓶詰: 瓶詰日: 2012/4/19 (ティラージュ) 2015/05/27(デゴルジュマン) 本数: 425本
アルコール:11.0%   酸度: 0.72 g/100 ml   残糖:3.47%
このワインについて
テイスティング・
コメント:
「2011のぼドゥミセック」は、シャンパン方式によるやや甘口のスパークリングワイン。
このワインからは、細かい泡が勢いよく立ちのぼる。フレッシュな柑橘と花の香りはブドウから、広がりある香ばしさは酵母と過ごした歳月から、それぞれ生み出されたと言えるだろう。カスタードクリームのような、やさしい甘さを感じる繊細でエレガントなワイン。
料理との相性: 程よくコクのある料理やデザート:イチゴ、生ハムメロン、フォアグラのテリーヌ、アイスクリーム、シャーベット、クレープ・シュゼット、ミルフィーユ、クッキー 、ガレット
飲み頃: 現在から2~3年後:現在でも楽しめるが、熟成により、深くまろやかに成長するだろう。

2015/06/03

2011 NOVO DEMI-SECワイン・データシートPDF(プリントに適しています)

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2011 NOVO BRUT ワイン・データシート

「のぼ」は、過去数世紀にわたってフランスのシャンパーニュ地方で培われてきた、本格的なシャンパン方式で造られたスパークリングワインです。日本の伝統的なブドウ品種から造られ、さわやかな辛口の、芯のある高貴なスタイルに仕上がっています。ワインは大量生産を行わず、すべて手作業で瓶詰めされています。
実はこのワイン、「リースリング・リオンは、スパークリングワインにしてみたら面白いものになるのではないか」と思いつき、とりあえずは自分たちのために試しに造り始めたものでした。それにココ・ファーム・ワイナリーの全スタッフがシャンパンを飲むのが大好きだったのも、忘れてはいけない理由です。

1996年のぼドゥミセックが、2000年沖縄サミット晩餐会の席でサーヴィスされ、このワインは一躍脚光を浴びることとなりました。このことは、本当に光栄なことと感じております。そしてこれからもこの名誉にお応えできるよう、私たちはさらに厳しい管理体制のもと、その高い品質を維持していく覚悟でおります。

テクニカル・データ
品種: リースリング・リオン 100%
畑: 栃木県足利市田島
収穫: 2011/09/09, 19  収穫時の糖度 16.0°Brix
醗酵: ブドウを房のままプレスし、フリーランと低圧力で搾られた部分のみを使用。果汁をステンレスタンクに入れ、野生酵母で醗酵させる。2次醗酵は、特別に選別された乾燥酵母を添加。15℃~17℃で醗酵させた。
熟成: ステンレスタンクでオリとともに、約6ヶ月間熟成。その後、ティラージュ瓶詰し、瓶内で2次醗酵が行われる間、約3年間酵母の澱と接触させながら熟成。
瓶詰: 瓶詰日: 2012/4/19 (ティラージュ) 2015/05/27(デゴルジュマン) 本数: 426本
アルコール:11.0%   酸度: 0.72 g/100 ml   残糖:0.67%
このワインについて
テイスティング・
コメント:
「2011のぼブリュット」は、シャンパン方式による辛口のスパークリングワイン。蒼白い藁色を呈するこのワインは、グラスのなかでクリ-ミーで細かな泡が絶え間なく立ちのぼる。シトラス、スイカズラの花、びわ、カスタードクリーム、湿った石の風味、さらにリースリング・リオンの典型的な香りと言われるクルミが控えめなアロマを構成し、口当たりはレモンなどの柑橘系の酸とミネラルの芯がエレガントさを醸し出している。酸味やキニーネに似た苦みによりしっかりした後味に仕上がったこのワインは、思わず食欲を湧かせてくれる。
料理との相性: オードブルや和食など:生牡蠣、イクラのカナッペ、生ハム、中華風前菜、お寿司、真鯛のお造り、ハマグリの酒蒸し 、カレイの唐揚げ、白身魚の天ぷら、蕎麦せいろ
飲み頃: 現在から2~3年後:現在でも楽しめるが、熟成により、深くまろやかに成長するだろう。

2015/06/03

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2014 田島川右岸 ワイン・データシート

“こころみシリーズ”は可能な限りベストなワインを造ろうという私たちの新しい試みです。異なる畑の様々なブドウを使用したこの限定発売プログラム。この私たちの“試み”をぜひお試しください。
このワインは足利の米所と言われる北郷地区田島町にあり、こころみ学園の側を流れる田島川の周りに広がる水田地帯にポツリとある約20aの葡萄畑で収穫された葡萄からできたワインです。
田んぼの中に葡萄畑!? 若干違和感のあるこの光景。何故?
私たちがこころみ学園の近くで葡萄畑を増やしたいと思った時、これ以上急な斜面の畑を増やすことは、人手が少なく管理するのは難しいと考えていて、平らな場所で畑を増やすしかありませんでした。平らな畑は管理はしやすいですが、良い葡萄が獲れるかどうかは自信がありませんでした。この畑をやってみるまでは。なぜなら、一般的には良い葡萄を収穫するには水はけの良い畑が必要と言われていますし、この周辺の平らな農地といえばその多くが水田だったからです。
ここからがチャレンジです。
田んぼは稲を栽培するために造られた場所ですから、そのまま使えばおいしい葡萄は収穫できません。葡萄に適した畑にする必要があります。
まず始めに畑の排水性を良くします。水を溜める土の層を壊し、暗渠(あんきょ=地中に埋めた排水路)を入れることで対応しました。
次に畑の肥料分を整えます。緑肥作物といわれる草花を育て、それを刈り倒し、鋤きこむことで土壌養分や土壌微生物を増やし、土の改良してきました。結果とても良い肥料分と土の構造になり、葡萄がバランスよく育つようになりました。
今回の件で農作物を栽培するためには適した場所を探して栽培することも大事ですが、作物の種類に応じて、土地の環境を適したものに造りかえる方法もあるということを改めて思い直し、この周辺の平らな畑でもおいしい葡萄を栽培できるという自信も付きました。 
稲を栽培するために土壌や環境を適したものにしてきた先人たちの知恵と技術に思いを馳せつつ、良いワインを造るためにその場所を葡萄に適したものにしてきた、こころみ学園の農夫、ココ・ファーム・ワイナリー栽培スタッフの情熱が詰まったワインを是非味わってみてください。

テクニカル・データ
品種: ヴィニョール100%
畑: 栃木県足利市田島
収穫: 2014/09/04, 23 収穫時の糖度: 19.5°Brix(平均)
醗酵: 房全体をやさしくプレスして得られた果汁をステンレスタンクに入れ、
野生酵母にて約16~20℃の温度で約1ヶ月間ゆっくりと醗酵させた。
熟成: ステンレスタンクにて4ヶ月貯蔵。
瓶詰: 澱引き後、清澄せずに無ろ過で瓶詰め。
瓶詰日: 2015/03/11 本数: 642本(750ml)
アルコール: 11.7%   酸度: 0.555 g/100 ml   残糖: 0.25%
このワインについて
テイスティング・
コメント:
「2014田島川右岸」は、香りは、かりん、ライム、白桃、シトラスなどフルーツが感じられ、白い花のような華やかさもある。口当たりはとろみを感じ、厚みのある味わいの中にも果実と酸が充分に感じられる。グレープルーツの皮のような苦味が後味を引き締め、次の杯を勧める。

料理との相性: 白身魚のバターソースレモン添え、鱧の天ぷら葛のあんかけ、エビのアヒージョ、
ささみの梅しそ春巻、白カビチーズ
飲み頃: 現在から2018年頃:熟成によりなめらかな口当たりのワインになるでしょう。

2015/05/25

2014 田島川右岸ワイン・データシートPDF(プリントに適しています)