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2017 シルヴァーナとケルナー ワイン・データシート

シルヴァーナーは500年以上の歴史あるオーストリア原産の品種で、中央ヨーロッパに広く植えられています。両親はハンガリー土着品種のエースターライヒッシュ・ヴァイスと、イタリアとオーストリアにまたがるチロル地方原産のトラミナー(サヴァニャン)。熟しても黄緑色の果実は、早熟で酸が高く、中性的な味わいのワインとなり、ともすると個性がないと評価されたこともありました。しかし、この純白のキャンバスのような特徴こそが、テロワールの個性をワインに反映させることを可能にしたのです。2006年にフランスのアルザス単一畑ゾッツェンベルクのシルヴァーナーが、アルザス・グラン・クリュに指定されたことは品種の持つ価値がようやく評価されたものといえるかもしれません。
この昔からあるシルヴァーナーに対し、赤ワイン品種のトロリンガー(スキアバーグロッサ)とリースリングを親に持つケルナーは、現代ドイツの葡萄交配の傑作と言われています。
荒さんは2010年新規就農の若い農家ですが、レベルの高い余市の農家さん達にもまれながら、栽培技術を磨き、質の高い生食用葡萄をつくってきました。やがてワインの魅力に取り付かれ、ワイン用葡萄の栽培も思い立ち、ココ・ファームの契約栽培農家として、私たちとともに歩んでくださっています。余市湾を望むゆるやかな斜面の荒さんの葡萄畑は、内陸からの乾いた風が通り抜け、きれいな酸を保ったまま葡萄が熟します。その畑で採れたシルヴァーナーと少量のケルナーをブレンドすることで、シルヴァーナーによる畑の味わいに、ケルナーの個性がアクセントとなったワインが生まれました。冷涼な気候のヨーロッパに、昔からあるシルヴァーナーと現代の交配種であるケルナー。この白ワインの涼やかな味わいは、これからの季節に、穏やかな味わいの料理と好相性です。

テクニカル・データ
品種: シルヴァーナー 77 %
ケルナー 23 %
畑: 北海道余市 荒農園
収穫: 2017/10/302017/10/22
収穫時の糖度 約20°Brix(平均)
醗酵: 葡萄を選果した後、やさしくプレスして得られた果汁をステンレスタンクに入れ、約13~20℃の室温で野生酵母によって約40日間ゆっくりと醗酵させた。
熟成: ステンレスタンクで約1年熟成。
瓶詰: 澱引き後、無ろ過・無清澄でビン詰。
ビン詰日: 2018/12/20   本数: 358本(750ml)
アルコール: 11.9 %   酸度: 0.66 g/100 ml   残糖: 0.2 %
このワインについて
テイスティング・
コメント:
グレープフルーツの香りに加えて、口当たりはドライだが蜜柑の花・パッションフルーツなど甘みのある柑橘の香りが漂う。コリアンダーシード、ジンジャーシロップなどのスパイスがアクセントになり、フレッシュで硬質な酸が続き、粘性が余韻を長く感じさせる。
料理との相性: 鯛の昆布〆、湯葉すし、ひらめの刺身、棒棒鶏(バンバンジー)、タルトフランべ、シュークルート、鶏モモ肉とジャガイモのローズマリーソテー、アスパラの豚バラ巻き、エビと春菊の和風ジェノベーゼパスタ、ブリー・ド・那須、梨のコンポート
飲み頃: 2~3年はフレッシュな酸を感じはつらつとした印象だが、3年をすぎると味わいに一体感が出てきて丸みのある味わいになる。それ以降5~6年後には熟した果実の味わいが強くなり、経年変化が楽しめるだろう。

2019/06/04

2017 シルヴァーナとケルナーワイン・データシートPDF(プリントに最適です)

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2017 山のプティ・マンサン ワイン・データシート

“こころみシリーズ”は、可能な限りベストなワインを造ろうという私たちの新しい“こころみ”です。世界中のワイン産地から日本の気候風土に適したワイン用葡萄を求めて、挑戦したことのない葡萄品種を植えてみることもその試みのひとつ。フランス南西部から探し出して、こころみ学園の葡萄畑に2006年に初めて植栽されたプティ・マンサンは、足利の気候風土によく適合し、「適地適品種」の言葉どおりその個性を発揮しています。しかし、このプティ・マンサンの栽培を山形県上山の契約農家さんにお願いしようと思ったとき、迷いもありました。上山はシャルドネ、メルロ、カベルネ・ソーヴィニョンなど伝統的なワイン用葡萄の素晴らしい産地で、その畑にプティ・マンサンという新しい葡萄品種を植えていただくことは、うまくいかなかったときのリスクを考えると大変なチャレンジだからです。
上山の契約栽培農家さんたちのフロンティアスピリッツによって、上山にプティ・マンサンがはじめて植えられたのは2008年、尾形さんの畑でした。その後、プティ・マンサンは上山の契約農家さんたちに大切に育てられ、昼夜の温度差がしっかりある上山の気候や風土に適合するようになりました。
「こころみシリーズ2017山のプティマンサン」は、上山の葡萄を足利の醸造場でワインにしました。2016年は微発泡でしたが、2017年はしっかりと完熟したプティ・マンサンを野生酵母でゆっくり醗酵させ、豊かな酸と長い余韻を感じるスティルワインになりました。葡萄本来の自然の味わいを目指し、一歩一歩“こころみ”とともに歩いてくださる契約農家の皆さんには、ほんとうに感謝しています。

テクニカル・データ
品種: プティ・マンサン 85 %
シャルドネ 15 %
畑: 山形県上山 尾形畑(プティ・マンサン、シャルドネ)
山形県上山 花谷畑(プティ・マンサン)
収穫: 2017/10/09, 13, 21(プティ・マンサン)
2017/10/21(シャルドネ)
収穫時の糖度 約23.5°Brix(平均)
醗酵: 房ごと葡萄をやさしくプレスして、ステンレスタンクに入れる。葡萄の香りを逃がさないように20℃以下の室温で約1カ月半~2カ月間、野生酵母でゆっくり醗酵させた。
熟成: 醗酵終了後、約8割はステンレスタンクで約15カ月半熟成。
約2割は約5カ月樽熟成の後、ステンレスタンクに移動し、約10カ月熟成。
瓶詰: 澱引き後、清澄せず無ろ過でビン詰。
ビン詰日: 2019/03/28   本数: 2,801 本(750ml)
アルコール: 13.6 %   酸度: 0.90 g/100 ml   残糖: 0.6 %
このワインについて
テイスティング・
コメント:
アプリコット、マスクメロンなどの香りに、蜂蜜やクレームブリュレなどリッチな香りが混在し、時間の経過とともに酸の豊富なパイナップルの香りも現れてくる。全体を引き締める伸びのある酸とやさしい甘さが長い余韻を醸しだしている。
料理との相性: ホタテのセビーチェ、ブラックオリーブとタコのマリネ、エッグベネディクト、パエリア、パプリカとインゲン豆のブレゼ、甘鯛のクルスティアン、牡蠣フライのタルタルソース、鶏と牛蒡の釜飯、オッソー・イラティ、カスタードプリン、タルトフリュイ
飲み頃: 2020年頃までは、豊富な果実味と酸味に合わせアペリティフや食中酒として。2020から2026年頃まで、熟成により一体感が増し余韻も伸び、食後酒でも楽しむことができる。酸味を楽しむなら小ぶりのグラス、果実味を楽しむなら大きめのグラスをおすすめする。

2019/06/06

2017 山のプティ・マンサンワイン・データシートPDF(プリントに最適です)

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2017 pinot noir Wine Details

Japanese

The production of high quality Pinot noir is not an easy pursuit.
The grape variety is difficult to grow on many levels. Firstly, more than other grapes it really does ‘choose’ the sites in which it will perform well. Chardonnay can make a passably good wine under any number of environmental conditions: different soils, different climates, etc. But Pinot noir only performs in a narrowly defined range of soils and weather patterns… grow the grape in conditions not exactly fit to the grape’s comfort zone and the result is at best a boring, weak red wine. Pinot noir is also a notoriously particular grape when it comes to yields: over-cropping Pinot noir by as little as an extra ton per hectare will rob the grapes (and the resulting wine) of depth and character.
In the cellar, too, Pinot noir is a demanding partner. An extremely gentle hand is required, or the delicacy, silkiness and ethereal aromas that are unique to the grape will be destroyed, leaving a clunky, inelegant wine.
These many difficulties, though, hardly keep people from trying. In fact, given the frustrations and failures that accompany attempts to make great Pinot noir, it is surprising that so many try. But one experience with a great bottle of Pinot noir—the dancingly light, yet complex aromas, the silky palate feel and the gentle, earthy finish as soft as a lover’s kiss—will convince anyone of the heights that the grape can achieve. And we foolish winemakers fall under the spell of this most fickle partner.
The COCO TOARU PINOT NOIR was started from a new vineyard planted in Yoichi.
The growers responsible are the KIMURAS, a family operation that grows more Pinot Noir (and has done so longer) than just about anyone else in Japan. We have known the family for a long time, and have admired greatly their dedication to quality Pinot noir growing.
This new vineyard is planted on a steep west-facing slope of red clay-loam soils. The vines are lovingly attended, and produced only moderate amounts of very ripe Pinot noir. In the cellar, in keeping with the Coco Toaru philosophy, the grapes are lightly crushed, fermented with wild yeasts at moderate temperatures, pressed gently, and then aged in a mix of wooden barrels and small-volume stainless steel tanks. Nothing is added to the wine except a modicum of sulphur dioxide at bottling, and nothing is removed as we avoid the use of damaging filtration equipment.
2017 vintage continues a run of difficult years, with autumn being wet and cloudy; and plagued by an early frost that slowed ripeness way down and made for strong acid in the wines. The 2017, while similar to the 2016, has very strong, fruity/floral aromatics and a solid acid spine guaranteeing a long life. We hope you enjoy our first attempt at a Coco Toaru Pinot noir. We had great fun making the wine, and are encouraged by the results. A Votre santé!

COCO TOARU series is our joint venture with 10R Winery (Iwamizawa, Hokkaido) to produce individualistic wines of quality from Hokkaido-grown grapes using traditional, non-manipulative winegrowing techniques.

TECHNICAL DATA
VARIETY Pinot Noir 100 %
VINEYARD Nobori district, Yoichi, Hokkaido
HARVEST
DATE
23rd to 30th October 2017
BOTTLING Bottled on: 21st April 2019
The number of bottles: 2,757 (750ml)
ANALYSIS
DATA
Alcohol: 11.0 %   Total acidity: 0.76 g/ 100 ml.   Residual Sugar: 0.19 %

4/Jun/2019

2017 pinot noir Wine Details PDF

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2017 こことあるシリーズ ピノ・ノワール ワイン・データシート

English

高品質のピノ・ノワールをつくることは容易ではありません。第一に力を発揮する土地を他の品種以上に”選り好み”します。シャルドネは異なる土壌、異なる気候であっても、大概の土地でまずまず良いワインを造ることができます。しかしピノ・ノワールは限られた種類の土壌・気候においてのみ本領を発揮。また適切な収穫量を少しでも超えて採ろうものなら、葡萄(そしてそのワイン)から味わい深さや個性を奪ってしまいます。セラーにおいてもピノ・ノワールは注文の多いパートナーで、とても丁寧に扱うことを要求されます。偉大なピノ・ノワールを造るべく数多の挑戦がなされ、数多の失敗と挫折がもたらされました。しかし実現した暁には軽やかに舞うようなそれでいて複雑なアロマ、穏やかでシルキーな口当たり、官能的ともいえる魅力が、ピノ・ノワールが到達できる高みを確信させるのです。
「こことあるシリーズ 2017ピノ・ノワール」は、日本で長きに渡りピノ・ノワールを育ててきた木村さんご家族が育ててくれました。私たちは長いお付き合いを通して葡萄の品質を高める献身的なまでの努力に尊敬の念を抱いています。その木村さんの新しい畑は赤粘土ローム土壌の西向きのゆるやかな斜面にあります。ここで愛情込めて育てられた葡萄樹は適度な量の完熟したピノ・ノワールをもたらせてくれました。セラーでは、葡萄を軽く潰し、穏やかな温度で野生酵母により醗酵させ、その後優しくプレスして、小樽で熟成させました。ビン詰時のごく僅かな亜硫酸の添加を除き何も加えずろ過も行っていません。 2017年は前年に引き続き厳しい年でした。湿度が高く、曇りの日が多い秋。早くから降りた霜が葡萄のゆっくりとした成熟を促し、強い酸を備えたワインになりました。2016年に似て強靭な酒質です。フルーティかつフローラルなアロマと硬質な酸がなす芯の太い味わいが、長期熟成を期待させてくれます。私たちはこのようなワインをつくれたことをとても嬉しく思います。乾杯!

こことあるシリーズは、岩見沢の10R(とある)ワイナリーと足利のココ・ファーム・ワイナリーのコラボレーションによって生まれた“美味しい適地適品種”のワインです。

テクニカル・データ
品種: ピノ・ノワール 100 %
畑: 北海道余市 木村農園
収穫: 2017/10/23~30
収穫時の糖度 約21.5°Brix(平均)
醗酵: 葡萄を選別した後、全て除梗してステンレスタンクに入れ、18日間醸し醗酵を行った。野生酵母による醗酵後、野生乳酸菌によりMLF(マロラクティック醗酵)を行った。低圧で搾り、一夜常温沈殿後にオリ引きした。
熟成: 古樽 (7年目のフレンチオーク)で10カ月の熟成。
瓶詰: オリ引き、ブレンド、少量の亜流酸塩添加後、無清澄・無濾過にてビン詰。
ビン詰日: 2019/04/21   本数: 2,757本(750ml)
アルコール: 11.0 %   酸度: 0.76 g/100 ml.   残糖: 0.19 %
このワインについて
テイスティング・
コメント:
フランボワーズ、赤いプラムなど熟した赤い果実の滑らかな香りとともに腐葉土やスーボワ、甘草などさまざまな上品な香りが複雑に絡む。スモーキーさもあり、余韻も長く、細かい豊富な酸があと味の心地よい渋みへとつながっていく。
料理との相性: ローストポークのクリームソース、鴨ムネ肉のロースト オレンジ風味、ベーコンオイルをかけたルッコラのサラダ、鮪のカルパッチョ 和風ソース、オマール海老のロースト エスカルゴバターソース、白レバーペースト、ポーチドエッグ、ヴァランセ、エポワス、シャウルス
飲み頃: 2019年~2029年頃まで長期熟成が可能なワイン。上品な赤なので、飲む2~3時間前に抜栓し、大きなグラスで楽しんいただきたい。熟成により複雑性と持続性が増していく。

2019/06/04

2017 こことあるシリーズ ピノ・ノワールワイン・データシートPDF(プリントに最適です)

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2018 古澤 白 ワイン・データシート

「Iwao Furusawa 白」は、日本で栽培された、個性的な香りとしっかりした酸を持つ葡萄を中心に造られます。2018年は北海道余市をはじめ白ワイン用の葡萄の収量が少ない年でした。でも無理をせず、なるべくシンプルな造りを心がけ、葡萄を軽く搾り、果皮と種を取り除いたジュースをステンレスタンクで醗酵させました。その後ブレンドしタンクで熟成した後、澱引きしろ過してビン詰しました。
このワインは、お寿司や和食だけでなく、バラエティ豊かな日本の食卓によくあいます。1日の終わり、ヴァイオリニスト古澤巌のバラエティに富んだ切れの良い演奏を聴きながら、この「日本の小粋な白ワイン」を飲むひとときは、至福のひとときと申せましょう。よく冷やしてどうぞ。

テクニカル・データ
品種: ミュラー・トゥルガウ 36 %
ソーヴィニョン・ブラン 32 %
バッカス 14 %
シャルドネ 12 %
プティ・マンサン 3 %
その他 3 %
畑: 北海道余市 荒農園
北海道余市 藤澤農園
長野県高山村 角藤農園
山形県上山 南果連協同組合
長野県高山村 佐藤農園
栃木県
北海道
収穫: 2018/08/29 09/03, 06, 08, 25 10/03, 10, 15, 19
収穫時の糖度:20°Brix(平均)
醗酵: 除梗した葡萄をやさしくプレスして、ステンレスタンクに入れる。葡萄の香りを逃がさないように液温20℃以下に保ち、ゆっくりと醗酵させた。ミュラー・トゥルガウは、培養酵母および酵母の栄養源を添加し醗酵させ、それ以外は野生酵母にて醗酵させた。
熟成: タンクで約3~6カ月熟成。その後、澱引き・ブレンドし、ろ過を行った。
瓶詰: ビン詰日:2018/03/26, 27, 28
アルコール:12.2 %   酸度:0.44 g/100 ml   残糖:0.84 %
このワインについて
テイスティング・
コメント:
色合いは、淡くクリアなライムグリーン。フレッシュで、ラムネ、アスパラガス、乾燥ハーブ、桃や洋梨の熟した香り。アタックは、なめらかで、グレープフルーツなどの柑橘の酸味と甘みのバランスが心地良い。清涼感があり、程よい苦味が続いていく。
料理との相性: 茹でたアスパラをおいしい塩で、烏賊と胡瓜の炒め物、鶏笹身の柚子胡椒焼き、新玉葱と桜海老のかき揚、稚鮎の天麩羅、パスタ・コン・レ・サルデ、カマンベールチーズ、レアチーズケーキ、レモンタルト
飲み頃: フレッシュ感があり、今飲んでも美味しい。これからの暑い時期は、冷蔵庫でよく冷やして飲むことをおすすめする。いい状態で保管できたら5年ほどで、香ばしさなどの変化の兆しが出始め、液体としての一体感が更に増し、余韻も長くなるだろう。

2019/06/04

2018 古澤 白ワイン・データシートPDF(プリントに最適です)

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2018 古澤 赤 ワイン・データシート

「2018 Iwao Furusawa 赤」は日本固有の葡萄品種マスカット・ベーリーAやブラック・クィーンと伝統的なボルドー品種メルロやカベルネ・ソーヴィニョンから構成されています。セラーでは日本各地の優れた葡萄を選んで、野生酵母で発酵させました。古澤巌の演奏を聴きながら飲みたい赤ワインです。

テクニカル・データ
品種: マスカット・ベーリーA 35%
メルロ 28%
カベルネ・ソーヴィニョン 27%
ブラック・クイーン 9%
その他 1%
畑: 山梨県甲州市勝沼
栃木県栃木市大平
栃木県韮崎市穂坂
山形県上山
長野県高山村
長野県安曇野
長野県松本
茨城県
収穫: 2018/09/12, 15, 19, 21, 27, 28 10/02, 09(マスカット・ベーリーA)
2018/09/20, 22, 27, 29 10/01, 03, 04, 05, 06(メルロ)
2018/10/09~13, 16, 22, 23(カベルネ・ソーヴィニョン)
2018/10/03, 12(ブラック・クイーン)
2018(その他)

収穫時の糖度 約20°Brix(平均)

醗酵: 熟した葡萄をココ・ファーム・ワイナリーで選果して、より良い房のみを除梗し、ステンレスタンクに入れ野生酵母で醗酵させる。十分に皮から成分を抽出するため、高めの温度を維持し、ルモンタージュしながら約1~3週間醸す。その後マストを搾り、ワインを皮と種から分け、木樽、オークタンク、ステンレスタンクに移し、野生乳酸菌によるMLF(マロラクティック醗酵)を促す。
熟成: 木樽、オークタンク、ステンレスタンクで約4~5カ月半熟成。オリ引き後、清澄せず、ろ過を行った。
瓶詰: ビン詰日:2019/04/17~19, 22~24 05/15〜17
アルコール:12.2 %   酸度:0.54 g/100 ml.   残糖:0.15 %
このワインについて
テイスティング・
コメント:
色合いは、紫がかった明るめのダークチェリーレッド。ラズベリー、イチゴ、ダークチェリー、ミントの香りに加えアーシーな風味もある。オーク樽からくる上品な甘み、さわやかな酸と溶け込んだやさしいタンニンが口中に広がり染み入るような余韻が心地いい。
料理との相性: チリコンカン、ゴボウとトリッパのトマト煮込み、アランチーニ、ロコモコ、鰤の照り焼き、八丁味噌のカツサンド、ざるそば(濃いめのめんつゆで)、山うどの味噌炒め、プレッツェル、洋梨やプラムのコンポート、ブリーなどの白カビやウォッシュチーズ
飲み頃: 比較的、早くから楽しめるが、中くらいのグラスで空気に触れさせつつ、ゆっくり飲むことをおすすめする。暑い時期は、冷やし気味の方が心地良く感じるだろう。いい状態で保管できたら、5年から7年ほどでエッジがオレンジ色になり、まとまりがでてきて、熟成感と香ばしさが増すだろう。

2019/06/05

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2018 いまここ 赤 ワイン・データシート

足利に生まれ生きた相田みつを氏の書をラベルにした「いまここ」。「2018いまここ赤」は日本固有の葡萄品種 マスカット・ベーリーAやブラック・クィーンと、伝統的なボルドー品種 メルロやカベルネ・ソーヴィニョンから構成されています。山梨、山形、栃木、長野、茨城など日本各地の葡萄栽培農家さんたちに大切に育てられた葡萄を、足利の醸造場で野生酵母で発酵させました。MLF(マロラクテック醗酵)も野生乳酸菌によるものです。令和元年5月にビン詰された、優しく希望に溢れた赤ワインです。

テクニカル・データ
品種: マスカット・ベーリーA 35%
メルロ 28%
カベルネ・ソーヴィニョン 27%
ブラック・クイーン 9%
その他 1%
畑: 山梨県甲州市勝沼
栃木県栃木市大平
山梨県韮崎市穂坂
山形県上山
長野県高山村
長野県安曇野
長野県松本
茨城県
収穫: 2018/09/12, 15, 19, 21, 27, 28 10/02, 09(マスカット・ベーリーA)
2018/09/20, 22, 27, 29 10/01, 03, 04, 05, 06(メルロ)
2018/10/09~13, 16, 22, 23(カベルネ・ソーヴィニョン)
2018/10/03, 12(ブラック・クイーン)
2018(その他)

収穫時の糖度 約20°Brix(平均)

醗酵: 熟した葡萄をココ・ファーム・ワイナリーで選果して、より良い房のみを除梗し、ステンレスタンクに入れ野生酵母で醗酵させる。十分に皮から成分を抽出するため、高めの温度を維持し、ルモンタージュしながら約1~3週間醸す。その後マストを搾り、ワインを皮と種から分け、木樽、オークタンク、ステンレスタンクに移し、野生乳酸菌によるMLF(マロラクティック醗酵)を促す。
熟成: 木樽、オークタンク、ステンレスタンクで約4~5カ月半熟成。オリ引き後、清澄せず、ろ過を行った。
瓶詰: ビン詰日:2019/04/17~19, 22~24 05/15〜17
アルコール:12.2 %   酸度:0.54 g/100 ml.   残糖:0.15 %
このワインについて
テイスティング・
コメント:
色合いは、紫がかった明るめのダークチェリーレッド。ラズベリー、イチゴ、ダークチェリー、ミントの香りに加えアーシーな風味もある。オーク樽からくる上品な甘み、さわやかな酸と溶け込んだやさしいタンニンが口中に広がり染み入るような余韻が心地いい。
料理との相性: チリコンカン、ゴボウとトリッパのトマト煮込み、アランチーニ、ロコモコ、鰤の照り焼き、八丁味噌のカツサンド、ざるそば(濃いめのめんつゆで)、山うどの味噌炒め、プレッツェル、洋梨やプラムのコンポート、ブリーなどの白カビやウォッシュチーズ
飲み頃: 比較的、早くから楽しめるが、中くらいのグラスで空気に触れさせつつゆっくり飲むことをおすすめする。暑い時期は冷やし気味の方が心地良く感じるだろう。いい状態で保管できたら5年から7年ほどでエッジがオレンジ色になり、まとまりがでてきて熟成感と香ばしさが増すだろう。

2020/06/01

2018 いまここ 赤ワイン・データシートPDF(プリントに最適です)

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2018 いまここ 白 ワイン・データシート

足利に生まれ生きた相田みつを氏の書をラベルにした「いまここ白」は、私たちのつくる最も親しみやすい白ワインです。アペリティフに良し、のんびりとした午後に1杯飲んでも良し。その柔らかく、やさしい口当たりとフレッシュなハーブや花の香りは、ワイン初心者の方にはもちろん、鋭い味覚の持ち主にも喜ばれるでしょう。
「2018いまここ白」の葡萄は山梨県の契約栽培農家さんによって大切に育てられた日本固有の葡萄品種、甲州種が主体。甲州種の他に、各地の契約栽培農家さんの葡萄を特別にセレクトしました。また醸造場では澱を沈めて澄んだジュースのみステンレスタンクに入れて野生酵母で醗酵。その後、タンクを冷却し低温にして醗酵を止めることによって、果実の新鮮さを維持するようにしました。日本の醗酵調味料(醤油・味噌・味醂など)を使った和食全般と良く合い、また和洋中どんなお料理にも合わせやすい白ワインです。冷やしてどうぞ。

テクニカル・データ
品種: 甲州 84 %
デラウェア 10 %
北天の雫 6 %
畑: 山梨県甲州市勝沼
山梨県山梨市
山梨県甲州市塩山
山梨県韮崎市穂坂
岩手県
北海道余市
茨城県つくば
収穫: 2018/09/12, 18, 19, 25, 28, 29(甲州)
2018/08/15  09/13, 28(デラウェア)
2018/08/28  09/02(北天の雫)

収穫時の糖度 16.5°Brix(平均)

醗酵: 傷んだ実や未熟な実を取り除き、除梗後やさしくプレスする。甲州は一部の果汁をハイパー・オキシデーションし、えぐみを柔らかくする。オリを沈め、澄んだジュースを野生酵母で醗酵。甘味と酸味のバランスがちょうど良いタイミングでタンクを冷却して醗酵を止める。
熟成: ステンレスタンクにオリ引きし、低温で約5~6カ月熟成。清澄せず、ろ過を行った。
瓶詰: ビン詰日:2019/03/11, 12, 13, 14   本数:29,026本(750ml) 15,000本(375ml)
アルコール:11.0 %   酸度:0.52 g/100 ml   残糖:2.0 %
このワインについて
テイスティング・
コメント:
色合いは、ごく淡く赤みがかったクリアなレモンイエロー。少し泡が残っている。フレッシュでピュア、りんご、温州ミカン、びわ、クローブ、生姜の香りがある。アタックは、甘みを感じる優しい口当たりで、繊細ではあるが程よいシャープさとコクがあり、おだやかな渋みが全体を引き締める。
料理との相性: 海老しんじょ、田舎蕎麦、鰆の粕漬、大根の柚子味噌煮、生ハムメロン、蕎麦粉のガレット、紅生姜入さつま揚、キャベツとベーコンのクリーム煮、ブリー・チーズ、モッツアレラ、蕨餅、バナナロールケーキ
飲み頃: フレッシュ感があり、今飲んでも美味しい。ほどよく冷蔵庫で冷やして、飲むことをおすすめする。ワインの繊細さを生かし、特に和食との相性がいいと思われる。飲む状況を選ばない、フレンドリーなワインでもある。いい状態で保管できたら7年ほどで、香ばしさなどの変化の兆しが出始め、液体としての一体感が更に増し、余韻も長くなるだろう。

2019/05/02

2018 いまここ 白ワイン・データシートPDF(プリントに最適です)

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2018 Noumin Rosso Wine Details

Japanese

Noumin Rosso is our basic red, a soft, fruity, eminently drinkable dry red wine made from a variety of grapes grown throughout Japan. The backbone of the blend is typically a mixture of Merlot and Cabernet Sauvignon from Nagano and Yamanashi-grown grapes, and other grapes to provide aromatic lift.
Regardless of the blend in a given year, the wine is always a balanced, fruity, approachable wine capable of pairing with hamburgers, roast chicken, are grilled pork.

TECHNICAL DATA
VARIETY Muscat Bailey A 35 %, Merlot 28 %, Cabernet Sauvignon 27 %, Black Queen 9 %, Others 1%
VINEYARD Nagano, Yamagata, Yamanashi, Tochigi, Ibaraki
HARVEST
DATE
12th, 15th, 19th~22nd, 27th~29th September 2018
01st~06th, 09th~13th, 16th, 22nd, 23rd October 2018
2018 (Others)

Brix @the Harvest (average) : 20oBrix

BOTTLING Bottled on: 17th~19th 22nd~24th April, 15th~17th May 2019
The number of bottles: 72,550(750ml) 19,013(375ml)
ANALYSIS
DATA
Alcohol: 12.2 %  Total acidity: 0.54 g/ 100 ml.
Residual Sugar: 0.15 %

6/Jun/2019

2018 Noumin Rosso Wine Details PDF

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ワイン・データシート

2018 農民ロッソ ワイン・データシート

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「果実味と希望に満ちた日本の赤ワイン」を目指してつくられている農民ロッソ。2018年は、日本固有の葡萄品種 マスカット・ベーリーAやブラック・クィーンと、伝統的なボルドー品種 メルロやカベルネ・ソーヴィニョンから構成されています。“ロッソ”はイタリア語で“赤”の意味。ボルドーやイタリアではない日本の畑では長い時間が必要でしたが、日本各地の葡萄栽培家の皆さんおかげで、食卓によく合う美味しい赤ワインができました。

テクニカル・データ
品種: マスカット・ベーリーA 35%
メルロ 28%
カベルネ・ソーヴィニョン 27%
ブラック・クイーン 9%
その他 1%
畑: 山梨県甲州市勝沼
栃木県栃木市大平
山梨県韮崎市穂坂
山形県上山
長野県高山村
長野県安曇野
長野県松本
茨城県
収穫: 2018/09/12, 15, 19, 21, 27, 28 10/02, 09(マスカット・ベーリーA)
2018/09/20, 22, 27, 29 10/01, 03, 04, 05, 06(メルロ)
2018/10/09~13, 16, 22, 23(カベルネ・ソーヴィニョン)
2018/10/03, 12(ブラック・クイーン)
2018(その他)

収穫時の糖度 約20°Brix(平均)

醗酵: 熟した葡萄をココ・ファーム・ワイナリーで選果して、より良い房のみを除梗し、ステンレスタンクに入れ野生酵母で醗酵させる。十分に皮から成分を抽出するため、高めの温度を維持し、ルモンタージュしながら約1~3週間醸す。その後マストを搾り、ワインを皮と種から分け、木樽、オークタンク、ステンレスタンクに移し、野生乳酸菌によるMLF(マロラクティック醗酵)を促す。
熟成: 木樽、オークタンク、ステンレスタンクで約4~5カ月半熟成。オリ引き後、清澄せず、ろ過を行った。
瓶詰: ビン詰日:2019/04/17~19, 22~24 05/15〜17
本数:72,550本(750ml) 19,013本(375ml)
アルコール:12.2 %   酸度:0.54 g/100 ml.   残糖:0.15 %
このワインについて
テイスティング・
コメント:
色合いは、紫がかった明るめのラズベリーレッド。ラズベリー、イチゴ、ダークチェリー、ミントの香りに加えアーシーな風味もある。オーク樽からくる上品な甘み、さわやかな酸と溶け込んだやさしいタンニンが口中に広がり染み入るような余韻が心地いい。
料理との相性: チリコンカン、ゴボウとトリッパのトマト煮込み、アランチーニ、ロコモコ、鰤の照り焼き、八丁味噌のカツサンド、ざるそば(濃いめのめんつゆで)、山うどの味噌炒め、プレッツェル、洋梨やプラムのコンポート、ブリーなどの白カビやウォッシュチーズ
飲み頃: 比較的、早くから楽しめるが、中くらいのグラスで空気に触れさせつつ、ゆっくり飲むことをおすすめする。暑い時期は、冷やし気味の方が心地良く感じるだろう。いい状態で保管できたら、5年から7年ほどでエッジがオレンジ色になり、まとまりがでてきて、熟成感と香ばしさが増すだろう。

2019/06/06

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