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2016 NOVO BRUT Wine Details

Japanese

Novo Brut is a classically produced dry sparkling wine, made with careful attention to detail and in accordance with techniques developed by the Champenoise winemakers of northern France.
The grape involved is Riesling Lion, a hybrid grape variety, from the vineyard overlooking our winery. This grape, fermented a la champenoise, produces a crisp, gently aromatic bubbly showcasing lime and quinine notes. A grand way to start dinner, and a perfect foil for all kinds of tidbits and hors d’oeuvres.

TECHNICAL DATA
VARIETY Riesling Lion 100 %
VINEYARD Tajima Ashikaga Tochigi
HARVEST
DATE
2nd 28th September 2016
Brix @the Harvest: (average)19.5oBrix
BOTTLING Tirage on:26th May 2017
Degorgement: 1st May 2020
The number of bottles : 675 (750ml)
ANALYSIS
DATA
Alcohol: 12.8 % Total acidity: 0.52 g/ 100 ml.
Residual Sugar: 0.1 %

01/Jul/2020

2016 NOVO BRUT Wine Details PDF

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2016 NOVO BRUT ワイン・データシート

English

陽は昇る、美しき泡立ち上る……「のぼ」は、ビン内二次醗酵方式で造られたスパークリングワインです。ビンの中で酵母が細かい泡をつくるこのビン内二次醗酵によって、過去数世紀にわたってフランスのシャンパーニュ地方をはじめ世界中で偉大なスパークリングワインが生み出されています。
ココ・ファーム・ワイナリーのスパークリングワイン「のぼ」は、こころみ学園の葡萄畑で、大切に育てられたリースリング・リオン種の葡萄から原酒(キュベ)を造ります。大量生産を行わず、澱をビン口に集めるルミュアージュも、澱を凍らせて抜くデゴルジュマンも、すべて手作業によるものです。この辛口の「のぼブリュット」は、澱を凍らせて取り除いた後、同じワインで補填したドサージュ0(ゼロ)で、
いわゆるナチュールのスパークリングワインです。
このワイン、「リースリング・リオンはスパークリングワインにしてみたら面白いものになるのではないか」と思いつき、とりあえずは自分たちのために試しに造りはじめたものでした。ココ・ファーム・ワイナリーのスタッフみんなが泡のワインを飲むことが大好きだったのも忘れてはいけない理由です。
1996年のぼドゥミセックが、2000年九州沖縄サミットの晩餐会の席でサーヴィスされました。このことは、本当に光栄なことと感じております。そしてこれからもこの名誉にお応えできるよう、私たちは常に初心を忘れず、さらに厳しく、その高い品質を維持していく覚悟でおります。

テクニカル・データ
品種: リースリング・リオン 100%
畑: 栃木県足利市田島 こころみ学園
収穫: 2016/09/02, 28
収穫時の糖度(平均):約19.5ーBrix
醗酵: 葡萄を房のままプレスし、フリーランと低圧力で搾られた部分のみを使用。果汁をステンレスタンクに入れ、野生酵母で醗酵させる。ビン内二次醗酵は、特別に選別された乾燥酵母を添加して醗酵させた。
熟成: ステンレスタンクで澱とともに、約7カ月間熟成。
瓶詰: ビン内二次醗酵が行われる間、約35カ月酵母の澱と接触させながら熟成。
ビン詰日:2017/05/26 (ティラージュ) 2020/05/01(デゴルジュマン)
本数:675本   アルコール:12.8 %   酸度:0.52 g/100 ml   残糖:0.1 %
このワインについて
テイスティング・
コメント:
青りんご、グレープフルーツ、洋梨に加えレモングラスや白い花の香り。口当たりは爽やかで、上品な酸ときめ細やかなクリーム状の泡が口中に広がり、胡桃、ブリオッシュのような香ばしさと火打石など硬質な印象に加え、旨味やほのかな苦みが全体を支え、最後までしっかり味わいが続いていく。
料理との相性: ミョウガとオクラのピクルス、キャロットラペ、真鯛のソテー ラヴィゴットソース、あさりのワイン蒸し、花ズッキーニのフリット、烏賊とそら豆の炒め物、牡蠣のオイル漬け、キスの天ぷら、ざるそば、シャウルス、カマンベール、マロングラッセ、柚子ソルベ
飲み頃: 2020年から2022年 冷蔵庫や氷水でよく冷やして、すっきりとした味わいを楽しんだらゆっくりと温度を上げつつ、変化も楽しんで。
2023年から 一体感が増し、味わいにも熟成感が出てくるだろう。

2020/07/01

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2016 NOVO DEMI-SEC Wine Details

Japanese

As with our Novo Brut, the Novo Demi Sec is a traditionally made bottle of Riesling Lion-based sparkling wine, light, crisp, and refreshing. It has a higher dosage than the Brut, and that gentle sweetness makes it ideal to be paired with ham, cheeses, fresh fruit, etc. It also holds pride of place as the staff favorite for Sunday brunch.
Our 1996 Novo Demi-Sec sparkling wine was served at the final State Dinner of the Okinawa G8 Summit in 2000. This event brought much attention to our wine and our winery.
We were honored to be included in this historic event, the first time a domestic Japanese wine was served at an official State Dinner.
With each day, each harvest we try to live up to the trust placed in us, working hard to produce the highest quality wines.

TECHNICAL DATA
VARIETY Riesling Lion 100%
VINEYARD Tajima Ashikaga Tochigi
HARVEST
DATE
2nd 28th September 2016
Brix @the Harvest: (average)19.5oBrix
BOTTLING Tirage on:26th May 2017
Degorgement: 1st May 2020
The number of bottles : 261 (750ml)
ANALYSIS
DATA
Alcohol: 12.8 % Total acidity: 0.52 g/ 100 ml.
Residual Sugar: 2.6 %

01/Jul/2020

2016 NOVO DEMI-SEC Wine Details PDF

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2016 NOVO DEMI-SEC ワイン・データシート

English

陽は昇る、美しき泡立ち上る……「のぼ」は、ビン内二次醗酵方式で造られたスパークリングワインです。ビンの中で酵母が細かい泡をつくるこのビン内二次醗酵によって、過去数世紀にわたってフランスのシャンパーニュ地方をはじめ世界中で偉大なスパークリングワインが生み出されています。
ココ・ファーム・ワイナリーのスパークリングワイン「のぼ」は、こころみ学園の葡萄畑で、大切に育てられたリースリング・リオン種の葡萄から原酒(キュベ)を造ります。大量生産を行わず、澱をビン口に集めるルミュアージュも、澱を凍らせて抜くデゴルジュマンも、すべて手作業によるものです。
実はこのワイン、「リースリング・リオンはスパークリングワインにしてみたら面白いものになるのではないか」と思いつき、とりあえずは自分たちのために試しに造りはじめたものでした。ココ・ファーム・ワイナリーのみんなが泡のワインを飲むことが大好きだったのも忘れてはいけない理由です。「のぼ」は2種類。この柔らかい甘口のドゥミセックの他にナチュールのブリュト(辛口)もあります。
1996年のぼドゥミセックが、2000年九州沖縄サミット晩餐会の席でサーヴィスされ、このワインは一躍脚光を浴びることとなりました。このことは、本当に光栄なことと感じております。そしてこれからもこの名誉にお応えできるよう、私たちは常に初心を忘れず、さらに厳しく、その高い品質を維持していく覚悟でおります。

テクニカル・データ
品種: リースリング・リオン 100%
畑: 栃木県足利市田島 こころみ学園
収穫: 2016/09/02, 28
収穫時の糖度(平均)約19.5ーBrix
醗酵: 葡萄を房のままプレスし、フリーランと低圧力で搾られた部分のみを使用。果汁をステンレスタンクに入れ、野生酵母で醗酵させる。ビン内二次醗酵は、特別に選別された乾燥酵母を添加して醗酵させた。
熟成: ステンレスタンクで澱とともに、約7カ月間熟成。
瓶詰: ビン内二次醗酵が行われる間、約35カ月酵母の澱と接触させながら熟成。
ビン詰日:2017/05/26 (ティラージュ) 2020/05/01(デゴルジュマン)
本数:261本   アルコール:12.8%   酸度:0.52 g/100 ml   残糖:2.6 %
このワインについて
テイスティング・
コメント:
グレープフルーツ、洋梨、柚子に加え、レモングラスや蜂蜜の香り。口当たりは柔らかく、上品な酸ときめ細やかなクリーム状の泡が口中に広がり、和栗やブリオッシュのような香ばしさに旨味を感じるボディと優しい甘みが重なり複雑。ほのかな苦みが全体を支え最後までしっかり味わいが続いていく。
料理との相性: 生ハムとルッコラのサラダ、キャロットラペ、枝豆と鶏ささ身の白和え、太刀魚の梅しそ巻き、う巻き卵、鶏肉とブロッコリーのフリカッセ、わかさぎのフリット、カボチャとクリームチーズの春巻き、栗の渋皮煮、シェーブルチーズ、タルトタタン、レアチーズケーキ
飲み頃: 2020年から2022年 冷蔵庫や氷水でよく冷やして、すっきりとした味わいを楽しんだら、ゆっくりと温度を上げつつ、変化も楽しんでほしい。
2023年から 一体感が増し、味わいにも熟成感が出てくる、10年以上の長期熟成も可能。

2020/07/01

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2018 pinot noir Wine Details

Japanese

The production of high quality Pinot noir is not an easy pursuit.
The grape variety is difficult to grow on many levels. Firstly, more than other grapes it really does ‘choose’ the sites in which it will perform well. Chardonnay can make a passably good wine under any number of environmental conditions: different soils, different climates, etc. But Pinot noir only performs in a narrowly defined range of soils and weather patterns… grow the grape in conditions not exactly fit to the grape’s comfort zone and the result is at best a boring, weak red wine. Pinot noir is also a notoriously particular grape when it comes to yields: over-cropping Pinot noir by as little as an extra ton per hectare will rob the grapes (and the resulting wine) of depth and character.
In the cellar, too, Pinot noir is a demanding partner. An extremely gentle hand is required, or the delicacy, silkiness and ethereal aromas that are unique to the grape will be destroyed, leaving a clunky, inelegant wine.
These many difficulties, though, hardly keep people from trying. In fact, given the frustrations and failures that accompany attempts to make great Pinot noir, it is surprising that so many try. But one experience with a great bottle of Pinot noir—the dancingly light, yet complex aromas, the silky palate feel and the gentle, earthy finish as soft as a lover’s kiss—will convince anyone of the heights that the grape can achieve. And we foolish winemakers fall under the spell of this most fickle partner.
The COCO TOARU PINOT NOIR was started from a new vineyard planted in Yoichi.
The growers responsible are the KIMURAS, a family operation that grows more Pinot Noir (and has done so longer) than just about anyone else in Japan. We have known the family for a long time, and have admired greatly their dedication to quality Pinot noir growing.
This new vineyard is planted on a steep west-facing slope of red clay-loam soils. The vines are lovingly attended, and produced only moderate amounts of very ripe Pinot noir. In the cellar, in keeping with the Coco Toaru philosophy, the grapes are lightly crushed, fermented with wild yeasts at moderate temperatures, pressed gently, and then aged in a mix of wooden barrels and small-volume stainless steel tanks. Nothing is added to the wine except a modicum of sulphur dioxide at bottling, and nothing is removed as we avoid the use of damaging filtration equipment.
2018 was a roller-coaster of a year. Constant Spring rains and cool weather during flowering led to a very small crop. Most of summer through late August was also very wet, with several typhoons hitting Hokkaido directly. Just when it seemed as if the entire year would be a bust, autumn provided warm, dry weather conditions that allowed the modest crop to fully ripen. The 2018 Hokkaido reds show exceptional balance and riper black fruit characters, as opposed to typical cool climate red fruit notes. A Votre santé!

TECHNICAL DATA
VARIETY Pinot Noir 100 %
VINEYARD Nobori district, Yoichi, Hokkaido
HARVEST
DATE
23th October to 3nd November 2018
BOTTLING Bottled on: 21st April 2020
The number of bottles: 4,217(750ml)
ANALYSIS
DATA
Alcohol: 12.6 %   Total acidity: 0.73 g/ 100 ml.   Residual Sugar: 0.19 %

01/Jul/2020

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2018 こことあるシリーズ ピノ・ノワール ワイン・データシート

English

高品質のピノ・ノワールをつくることは容易ではありません。第一に力を発揮する土地を他の品種以上に”選り好み”します。シャルドネは異なる土壌、異なる気候であっても、大概の土地でまずまず良いワインを造ることができます。しかしピノ・ノワールは限られた種類の土壌・気候においてのみ本領を発揮。また適切な収穫量を少しでも超えて採ろうものなら、葡萄(そしてそのワイン)から味わい深さや個性を奪ってしまいます。セラーにおいてもピノ・ノワールは注文の多いパートナーで、とても丁寧に扱うことを要求されます。偉大なピノ・ノワールを造るべく数多の挑戦がなされ、数多の失敗と挫折がもたらされました。しかし実現した暁には軽やかに舞うようなそれでいて複雑なアロマ、穏やかでシルキーな口当たり、官能的ともいえる魅力が、ピノ・ノワールが到達できる高みを確信させるのです。
2018年はローラーコースターのような年でした。春先は雨が降り続き、開花中はずっと冷涼な気候が続き、とても小ぶりな房になってしまいました。さらにいくつもの台風が北海道を直撃したせいで、8月の終わりまで、湿気が高い状態が続きました。それはまるで、今年は壊滅的な年だろうと思わせるのに、十分な条件がつぎつぎにおそってくるようでした。しかし、秋になると急に上向きの温暖で乾燥した天候になり、それによって十分に熟した最適な葡萄をもたらしてくれることとなりました。こうして2018年の北海道の赤ワインは、典型的な冷涼な気候のもたらす赤いフルーツという特徴とは対照的に、格別なバランスと熟した黒いフルーツのキャラクターを兼ね備えたものとなりました。

テクニカル・データ
品種: ピノ・ノワール 100 %
畑: 北海道余市郡余市町登町 木村農園
収穫: 2018/10/23~11/3
収穫時の糖度(平均)約22.9ーBrix
醗酵: 葡萄を選別した後、全て除梗してステンレスタンクに入れ、18日間醸し醗酵を行った。野生酵母による醗酵後、野生乳酸菌によりMLF(マロラクティック醗酵)を行った。低圧で搾り、一夜常温で沈殿後に澱引きした。
熟成: 古樽9割と新樽1割のミックスで16カ月の熟成。
瓶詰: 澱引き、ブレンド、少量の亜流酸塩添加後、無清澄・無濾過にてビン詰。
ビン詰日: 2020/04/21   本数: 4,217本(750ml)
アルコール: 12.6 %   酸度: 0.73 g/100 ml.   残糖: 0.19 %
このワインについて
テイスティング・
コメント:
ダークチェリー、レッドプラムなど熟した果実に加え、イチジク、ピンクペッパー、アスファルト、トースト、燻製肉、薔薇、鬼灯など様々な香りが複雑に絡む。口当たりは上品でスモーキーさと細かい豊富な酸を感じ、溶け込んだ滑らかなタンニンが、心地よい渋みと共に長い余韻へとつながっていく。
料理との相性: ベーコンとルッコラのサラダ、鮪のカルパッチョ、ポルチーニ茸のリゾット、煮穴子、オマール海老のテルミドール、鴨胸肉のロースト オレンジ風味、チキンの照り焼き、ローストポークのクリームソース、ヴァランセ、エポワス、シャウルス
飲み頃: 2020年~2024年 ストイックなワインで口に含むと完熟したフルーツが感じられる。今からでも楽しむことができる。
2025年~ 熟成により複雑性と持続性が増していく。理想としては5~7年経ってから飲むことをお勧めする。

2020/07/01

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2019 Noumin Rosso Wine Details

Japanese

Noumin Rosso is our basic red, a soft, fruity, eminently drinkable dry red wine made from a variety of grapes grown throughout Japan. The backbone of the blend is typically a mixture of Merlot and Cabernet Sauvignon from Nagano and Yamagata-grown grapes, and other grapes to provide aromatic lift.
Regardless of the blend in a given year, the wine is always a balanced, fruity, approachable wine capable of pairing with hamburgers, roast chicken, are grilled pork.

TECHNICAL DATA
VARIETY Merlot 30 %,
Muscat Bailey A 28 %
Cabernet Sauvignon 26 %
Black Queen 15 %
Cabernet Franc 1%
VINEYARD Nagano, Yamagata, Yamanashi, Tochigi
HARVEST
DATE
17th, 24th, 25th, 30th September 2019
1st, 3rd, 7th~11th, 16th, 22nd~25th, 28th, 29th October 2019
4th November 2019

Brix@the Harvest 19.5oBrix(average)

BOTTLING Bottled on: 20th~24th April, 11th~15th May 2020
ANALYSIS
DATA
Alcohol: 11.4 %
Total acidity: 0.6 g/ 100 ml.
Residual Sugar: 0.1 %

2/Jul/2020

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2019 農民ロッソ ワイン・データシート

English

「果実味と希望に満ちた日本の赤ワイン」を目指してつくられている農民ロッソ。2019年は、日本固有の葡萄品種 マスカット・ベーリーAやブラック・クィーンと、伝統的なボルドー品種 メルロやカベルネ・ソーヴィニョンなどを野生酵母で醗酵させました。“ロッソ”はイタリア語で“赤”の意味。日本各地の優れた葡萄栽培家の皆さんのおかげで、日本の食卓によく合いコストパフォーマンスも抜群の、美味しい日本の赤ワインができました。

テクニカル・データ
品種: メルロ 30%
マスカット・ベーリーA 28%
カベルネ・ソーヴィニョン 26%
ブラック・クイーン 15%
カベルネ・フラン 1%
畑: 山形県上山
長野県塩尻市
長野県高山村
山梨県甲州市勝沼
山梨県韮崎市穂坂
栃木県栃木市大平
長野県安曇野
収穫: 2019/09/17 10/01, 03, 09, 10, 11(メルロ)
2019/09/17, 24, 25, 30 10/01, 07, 08, 09, 16 11/04(マスカット・ベーリーA)
2019/10/22, 23, 24, 25, 28, 29(カベルネ・ソーヴィニョン)
2019/09/30, 10/10(ブラック・クイーン)
2019/10/29(カベルネ・フラン)

収穫時の糖度(平均):約19.5°Brix

醗酵: 熟した葡萄を選果し、良い房だけを除梗、タンクに入れ野生酵母で醗酵させる。十分に皮から成分を抽出するため、高めの温度を維持し、ルモンタージュしながら約1~4週間、醸した後マストを搾り、ワインを皮と種から分けた。また一部は約1~2週間MC(マセラシオンカルボニック)行った後プレスした。木樽、オークタンク、ステンレスタンク、プラスチックタンクに移し野生乳酸菌によるMLF(マロラクティック醗酵)を促す。
熟成: 木樽および各タンクで約5〜7カ月熟成。澱引き後、清澄せず、濾過を行った。
瓶詰: 濾過を行いながらビン詰。
ビン詰日:2020/04/20~24, 05/11〜16 本数:100,534本(750ml) 19,106本(375ml)
アルコール:11.4%   酸度:0.6 g/100 ml.   残糖:0.1%
このワインについて
テイスティング・
コメント:
ラズベリー、イチゴ、ダークチェリー、ミントに加えカカオパウダーやアーシーな香り。口当たりは柔らかく、オーク樽からくる上品な甘み、さわやかな酸と溶け込んだやさしいタンニンがほのかな苦みと共に口中に広がり、染み入るような余韻が心地いい。
料理との相性: 蛸とフェンネルのマリネ、チリコンカン、山うどの味噌炒め、ゴボウとトリッパのトマト煮込み、アランチーニ、ロコモコ、鰤の照り焼き、八丁味噌のカツサンド、ざるそば、プレッツェル、ブリーなどの白カビやウォッシュチーズ、洋梨のコンポート
飲み頃: 2020年~2023年 フレッシュな果実味のある味わいが続く。
2023年~ 熟成により味わいにまとまりでてきて、熟成感と香ばしさが増す。
暑い時期は少し冷やしても楽しめるフードフレンドリーなワイン。

2020/07/01

2019 農民ロッソワイン・データシートPDF(プリントに最適です)

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2019 ルビーの泡 ワイン・データシート

「ルビーの泡」という名前のワインを最初につくったのは、2017年のことでした。私たちは10年以上前から毎年8月中旬に収穫する小公子という赤ワイン用葡萄から「のぼっこ」というヌーボー(新酒)を造ってきました。日本の山葡萄から澤登春雄氏によって作出された小公子は、色が濃いのにタンニンが少なく豊かな酸味とさくらんぼやざくろのような味わいが特徴です。この小公子の酸に着目して「のぼっこ」をつくる過程の遊び心から「ルビーの泡」は生まれました。良いスパークリングワインにはしっかりした豊かな酸が必要不可欠だからです。2017年、2018年と試みにつくった「ルビーの泡」が好評でしたので、2019年はこころみシリーズを卒業することにしました。レギュラーになった2019年ヴィンテージは、小公子が持つより繊細かつクリアな果実の風味を引き出すため、山形で育った葡萄のフリーランの果汁のみ集めてみました。繊細な赤い果実の風味とスパークリングワインとしての味わいのバランスが整うまで、ビン内で醗酵・熟成させ、こころみ学園の園生たちが手作業で毎朝毎晩45度ずつビンを回しながらルミュアージュ。その後、ビン口を凍らせデゴルジュマンで澱を抜きました。タンクでの醗酵期間は約20日間。培養酵母を加えず、7カ月半ビン内で醗酵させました。
野生酵母だけで造られた豊かで元気な泡、透きとおるルビー色、きれいな酸味・・・。スパークリングワインの爽やかさと赤ワインのリッチな果実味。いいとこどりのワインです。敬愛するイタリアの“ランブルスコ”や世界中でつくられている、冷やして飲む赤いスパークリングワインのようにスタイリッシュな魅力をお伝えできれば幸いです。酸化防止剤を加えていません。よく冷やしてどうぞ。

テクニカル・データ
品種: 小公子 100%
畑: 山形県上山 木村畑、尾形畑
収穫: 2019/08/28

収穫時の糖度(平均)約21.5°Brix

醗酵: 葡萄を房ごと搾り、フリーラン・弱い加圧で搾ったジュースのみをステンレスタンクに入れ、野生酵母により醗酵が始まるのを待つ。醗酵後、状況を確認しながらオリ引きを数回行うことで、果実の香りをよりクリアに引き出す。
熟成: 澱引き後、残糖調整を行った上でビン詰し、ビン内醗酵を行いながら約7カ月半熟成。
瓶詰: ビン詰日:2019/09/20(ティラージュ) 2020/05/01、07、08 (デゴルジュマン)
本数:1425本   アルコール:13.0%   酸度:0.53 g/100 ml   残糖:0.5%
このワインについて
テイスティング・
コメント:
色合いは、紫がかった濃いルビー色。持続性のある泡がいきおいよく立ちのぼる。アセロラ、レッドチェリー、クランベリーなどの果実とキャンディー、赤しそ、青バナナの香りに酵母からの旨みとほのかな苦みがアクセントとなりさわやかな酸味と共に口中に広がっていく。
料理との相性: 桃とブッラータのカプレーゼ、ガスパチョ、新たまねぎと筍のあおさ海苔炒め、鯖サンド、そら豆のフリット、蕪のロースト、蛸とオリーブのトマト煮、たらの芽の天婦羅、スモークサーモンのベーグル、イワシとフェンネルのパスタ、りんご飴、白桃のコンポート
飲み頃: 2020~2022年 フレッシュでクリーンな味わいを楽しめる。
2022~2024年 一体感が増して、まろやかさが出てくる。
様々なシーンで活躍できるフードフレンドリーなスパークリングワイン。冷蔵庫や氷水でよく冷やすことをすすめる。

2020/05/29

2019 ルビーの泡ワイン・データシートPDF(プリントに最適です)

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2018 プティ・マンサンF.O.S. ワイン・データシート

気候変動に負けない適地適品種のワイン用葡萄をつくるために、20世紀から21世紀にかけて私たちは世界各地のワイン産地を訪れました。そしてフランスの南西部ピレネー山脈の麓で驚くほどの凝縮感と余韻の長さを持つプティ・マンサンに出会うことができました。足利では酸味が適度に残りバランスのとれた白ワインになるのではないだろうかと私たちはプティ・マンサンの栽培をはじめました。
この「こころみシリーズ 2018プティ・マンサンF.O.S.」は、1950年代に開墾されたこころみ学園の葡萄畑の下段に、2006年に植えられたプティ・マンサンからつくられました。プティ・マンサンは粒が小さく、ワイン用葡萄の中でも果皮が占める割合が多い品種です。そこで、この葡萄をすぐに圧搾しないで、赤ワインのように果皮の成分を生かしてみたら別の魅力が引き出されるかもしれない、そう考えプティ・マンサンを果皮と一緒に醗酵してみることにしました。オレンジワインとしてご評価いただくようになった甲州F.O.S.(Fermented on Skins)をつくってきた経験もこのこころみを後押ししました。また醗酵はクヴェヴリのような大きな甕(かめ)で、野生酵母で行いました。この大甕は栽培スタッフの友人による益子焼の特製です。プティ・マンサンの栽培と、醸し醗酵のF.O.S.と、益子焼の大甕のなかでの醗酵・・・三つのこころみをお楽しみいただければ幸いです。

テクニカル・データ
品種: プティ・マンサン 100%
畑: 栃木県足利市田島 こころみ学園
収穫: 2018/09/06, 07, 18

収穫時の糖度(平均):約22ーBrix

醗酵: 赤ワインと同じように葡萄を除梗し、ステンレスタンクまたは甕に入れ、果皮の様子を見てピジャージュしながら約1カ月間醸す。醗酵により生じたアルコールによって果皮から成分が抽出された事を確認しプレス。その後、小樽に移し野生乳酸菌によるMLF(マロラクティック醗酵)を促す。
熟成: 醗酵終了後、樽で約14カ月半熟成。
瓶詰: 澱引き後、清澄せず無濾過でビン詰。
ビン詰日:2019/12/26   本数:873本(750ml)
アルコール:12.3%   酸度:0.57 g/100 ml.   残糖:0.15%
このワインについて
テイスティング・
コメント:
色合いはかすかに曇りのあるトパーズ色、ドライアプリコット、黄桃、マンダリンオレンジなど熟した果実とカモミール、ローリエ、生姜やキンモクセイの香りにヨードや蜜ろうのニュアンス、旨味、塩味に加えしっかりと溶け込んだ豊富な酸が渋みを含んだタンニンを包み込み複雑でスモーキーな余韻がゆっくりと広がっていく。
料理との相性: ホワイトマッシュルームのサラダ、きんぴらごぼう、センマイ刺し、鮎のコンフィ、ホタルイカとそら豆のアヒージョ、トリッパのカツレツ、ジャークチキン、モロッコ風クスクス、ポレンタ、イカ墨のパエリア、雷おこし、ヌガーグラッセ、フロランタン
飲み頃: 2020~2022年 フレッシュな味わいが続く。
2023~2028年 熟成によりタンニンがなじみ、味わいにより一体感が出る。
保存状態が良ければ10年以上の長期熟成も可能。温度によって香りの変化も大きいので10℃から16℃で楽しんでいただきたい。

2020/04/20

2018 プティ・マンサンF.O.S.ワイン・データシートPDF(プリントに最適です)