カテゴリー
ワイン・データシート

2017 古澤 赤 ワイン・データシート

「Iwao Furusawa 赤」は、日本の山形、長野、山梨、栃木などの優れた葡萄栽培家の畑から生まれました。葡萄の品種はカベルネ・ソーヴィニョンやメルロといったボルドー品種や、日本固有の赤ワイン用葡萄、マスカットベーリーAが中心です。これらの葡萄からよい房のみを選んで、野生酵母で醗酵させました。カベルネやメルロの果実味、ストラクチャー、樽熟の甘い香り・・・。ヴァイオリニスト古澤巌の自由闊達でのびのびとした演奏を聴きながら飲みたい赤ワインです。

テクニカル・データ
品種: カベルネ・ソーヴィニョン 36.9%
マスカット・ベーリーA 28.8%
メルロ 17.0%
ブラック・クイーン 11.6%
富士の夢 2.8%
その他 2.9%
畑: 山形県上山
長野県高山村
山梨県甲州市勝沼
栃木県栃木市大平
長野県松本
茨城県つくば
収穫: 2017/10/19,23, 26, 27(カベルネ・ソーヴィニョン)
2017/9/20, 27 10/5,10,18(マスカット・ベーリーA)
2017/9/11 10/6,7,8,9(メルロ)
2017/10/3(ブラック・クイーン)
2017/9/25(富士の夢)
醗酵: 熟した葡萄をココ・ファーム・ワイナリーで選果して、より良い房のみを除梗しステンレスタンクに入れ、野生酵母で醗酵させる。十分に皮から成分を抽出するため、高めの温度を維持し、ルモンタージュしながら約10~15日間醸す。その後マストを搾り、ワインを皮と種から分け、木樽、オークタンク、ステンレスタンクに移し野生乳酸菌によるMLF(マロラクティック醗酵)を促す。
熟成: 木樽、オークタンク、ステンレスタンクで約4~6か月半熟成。
瓶詰: オリ引き後、清澄せずろ過しながらビン詰。
ビン詰日: 2018/04/11, 12, 13, 16, 17 本数: 56,987本(750ml) 17,000本(375ml)
アルコール: 11.8 %   酸度: 0.55 g/100 ml.   残糖: 0.11 %
このワインについて
テイスティング・
コメント:
ラズベリー、イチゴ、ダークチェリー、ミントの香り、香木のようなスパイシーさもある。口中は、しなやかで、カシスやダークチェリーなどの果実と共に、ゴボウの様な土っぽさがあり、さわやかな酸味と軽やかな渋みが心地良い。おだやかな樽の風味、香ばしい余韻もある。
料理との相性: チリコンカン、ゴボウとトリッパのトマト煮込み、ローストビーフ、アランチーニ、マグロの刺身、ブリの照り焼き、ざるそば(濃いめのめんつゆで)、肉じゃが、洋梨やプラムのコンポート、チョコレートケーキ、ブリーなどの白カビやウォッシュチーズ
飲み頃: 比較的、早くから楽しめるが、中くらいのグラスで空気に触れさせつつ、ゆっくり飲むことをおすすめする。暑い時期は、冷やし気味の方が心地良く感じるだろう。いい状態で保管できたら、5年から7年ほどでエッジがオレンジ色になり、まとまりがでてきて、熟成感と香ばしさが増すだろう。

2017 古澤 赤ワイン・データシートPDF(プリントに最適です)

カテゴリー
ワイン・データシート

2014 NOVO DEMI-SEC Wine Details

Japanese

As with our Novo Brut, the Novo Demi Sec is a traditionally made bottle of Riesling Lion-based sparkling wine, light, crisp, and refreshing. It has a higher dosage than the Brut, and that gentle sweetness makes it ideal to be paired with ham, cheeses, fresh fruit, etc. It also holds pride of place as the staff favorite for Sunday brunch.
Our 1996 Novo Demi-Sec sparkling wine was served at the final State Dinner of the Okinawa G8 Summit in 2000. This event brought much attention to our wine and our winery.
We were honored to be included in this historic event, the first time a domestic Japanese wine was served at an official State Dinner.
With each day, each harvest we try to live up to the trust placed in us, working hard to produce the highest quality wines.

TECHNICAL DATA
VARIETY Riesling Lion 100%
VINEYARD Tajima Ashikaga Tochigi
HARVEST
DATE
3rd 17th September 2014
Brix @the Harvest(average): 18.0oBrix
BOTTLING Tirage on:22nd May 2015 Degorgement: 1st June 2018
The number of bottles : 378 (750ml)
ANALYSIS
DATA
Alcohol: 11.3 % Total acidity: 0.69 g/ 100 ml.
Residual Sugar: 3.7 %

25/Jun/2018

2014 NOVO DEMI-SEC Wine Details PDF

カテゴリー
ワイン・データシート

2014 NOVO DEMI-SEC ワイン・データシート

English

陽は昇る、美しき泡立ち上る・・・・・・「のぼ」は、ビン内二次醗酵方式で造られたスパークリングワインです。ビン内二次醗酵とは、ビンの中で酵母が細かい泡をつくる方法で、過去数世紀にわたってフランスのシャンパーニュ地方では偉大なシャンパンが生み出されています。
ココ・ファーム・ワイナリーのスパークリングワイン「のぼ」は、こころみ学園の葡萄畑で、大切に育てられたリースリング・リオン種の葡萄から原酒(キュベ)を造ります。大量生産を行わず、澱をビン口に集めるルミュアージュも、澱を凍らせて抜くデゴルジュマンもすべて手作業によるものです。実はこのワイン「リースリング・リオンはスパークリングワインにしてみたら面白いものになるのではないか」と思いつき、とりあえず自分たちのために試しに造りはじめたものでした。全スタッフが泡のワインが大好きだったのも造りはじめた理由です。
 1996年のぼドゥミセックが、2000年沖縄サミット晩餐会の席でサーヴィスされ、このワインは一躍脚光を浴びることとなりました。このことは、本当に光栄なことと感じております。そしてこれからもこの名誉にお応えできるよう、私たちは常に初心を忘れず、さらに厳しく、その高い品質を維持していく覚悟でおります。

テクニカル・データ
品種: リースリング・リオン 100%
畑: 栃木県足利市田島 こころみ学園
収穫: 2014/09/03, 17
収穫時の糖度 約18.0°Brix(平均)
醗酵: 葡萄を房のままプレスし、フリーランと低圧力で搾られた部分のみを使用。果汁をステンレスタンクに入れ、野生酵母で醗酵させる。ビン内二次醗酵は、特別に選別された乾燥酵母を添加して醗酵させた。
熟成: ステンレスタンクでオリとともに、約7ヶ月間熟成。
瓶詰: ビン内で二次醗酵が行われる間、約36ヶ月酵母のオリと接触させながら熟成。
ビン詰日: 2015/05/22 (ティラージュ) 2018/06/01 (デゴルジュマン) 本数: 378本
アルコール: 11.3 %   酸度: 0.69 g/100 ml   残糖: 3.7 %
このワインについて
テイスティング・
コメント:
蜜入り完熟りんご、ドライのローズマリー、グレープフルーツの香り。ピュアで、クリーンな印象。味わいは、優しい口当たりで、ふくよかで丸みのある味わいながらも、カラメルの香ばしさ、程よい苦味と渋みが味わい全体を引き締め、おだやかな酸味が緻密さを与えている。
料理との相性: いろいろレタスのシーザーサラダ、鶏肉とブロッコリーのフリカッセ、う巻き卵、枝豆と鶏のささ身の白和え、カボチャとクリームチーズの春巻き、クリームコロッケ、シャウルスやカマンベールなどクリーミーなチーズにジャムや果物を添えて、タルトタタンなど果物を使ったデザート、レアチーズケーキ
飲み頃: 適度に冷やして、ドゥミセックらしいクリーミーな口当たり、ふくよかな甘さを楽しんでほしい。今飲んでも美味しいが、いい状態で3〜5年熟成させると馴染んできてこなれた味わいになるだろう。甘さがあるので、10年以上の長期熟成も可能だろう。経年による変化を楽しんでもらえれば。

2018/06/22

2014 NOVO DEMI-SECワイン・データシートPDF(プリントに最適です)

カテゴリー
ワイン・データシート

2014 NOVO BRUT Wine Details

Japanese

Novo Brut is a classically produced dry sparkling wine, made with careful attention to detail and in accordance with techniques developed by the Champenoise winemakers of northern France.
The grape involved is Riesling Lion, a hybrid grape variety, from the vineyard overlooking our winery. This grape, fermented a la champenoise, produces a crisp, gently aromatic bubbly showcasing lime and quinine notes. A grand way to start dinner, and a perfect foil for all kinds of tidbits and hors d’oeuvres.

TECHNICAL DATA
VARIETY Riesling Lion 100%
VINEYARD Tajima Ashikaga Tochigi
HARVEST
DATE
3rd 17th September 2014
Brix @the Harvest(average): 18.0oBrix
BOTTLING Tirage on:22nd May 2015 Degorgement: 1st June 2018
The number of bottles : 717 (750ml)
ANALYSIS
DATA
Alcohol: 11.3 % Total acidity: 0.69 g/ 100 ml.
Residual Sugar: 1.1 %

25/Jun/2018

2014 NOVO BRUT Wine Details PDF

カテゴリー
ワイン・データシート

2014 NOVO BRUT ワイン・データシート

English

陽は昇る、美しき泡立ち上る・・・・・・「のぼ」は、ビン内二次醗酵方式で造られたスパークリングワインです。ビン内二次醗酵とは、ビンの中で酵母が細かい泡をつくる方法で、過去数世紀にわたってフランスのシャンパーニュ地方では偉大なシャンパンが生み出されています。
ココ・ファーム・ワイナリーのスパークリングワイン「のぼ」は、こころみ学園の葡萄畑で、大切に育てられたリースリング・リオン種の葡萄から原酒(キュベ)を造ります。大量生産を行わず、澱をビン口に集めるルミュアージュも、澱を凍らせて抜くデゴルジュマンも、すべて手作業によるものです。実はこのワイン、「リースリング・リオンはスパークリングワインにしてみたら面白いものになるのではないか」と思いつき、とりあえずは自分たちのために試しに造りはじめたものでした。ココ・ファーム・ワイナリーのスタッフみんなが泡のワインを飲むことが大好きだったのも忘れてはいけない理由です。
 1996年のぼドゥミセックが、2000年沖縄サミット晩餐会の席でサーヴィスされ、このワインは一躍脚光を浴びることとなりました。このことは、本当に光栄なことと感じております。そしてこれからもこの名誉にお応えできるよう、私たちは常に初心を忘れず、さらに厳しく、その高い品質を維持していく覚悟でおります。

テクニカル・データ
品種: リースリング・リオン 100%
畑: 栃木県足利市田島 こころみ学園
収穫: 2014/09/03, 17
収穫時の糖度 約18.0°Brix(平均)
醗酵: 葡萄を房のままプレスし、フリーランと低圧力で搾られた部分のみを使用。果汁をステンレスタンクに入れ、野生酵母で醗酵させる。ビン内二次醗酵は、特別に選別された乾燥酵母を添加して醗酵させた。
熟成: ステンレスタンクでオリとともに、約7ヶ月間熟成。
瓶詰: ビン内で二次醗酵が行われる間、約36ヶ月酵母のオリと接触させながら熟成。
ビン詰日: 2015/05/22 (ティラージュ) 2018/06/01 (デゴルジュマン) 本数: 717本
アルコール: 11.3 %   酸度: 0.69 g/100 ml   残糖: 1.1 %
このワインについて
テイスティング・
コメント:
フレッシュな青りんご、ドライのローズマリー、グレープフルーツの香り、ピュアでクリーンな印象。さらに、バゲットやくるみ、火打石の様な香ばしい香りがあり、シンプルだが複雑さも併せ持つ。味わいは、りんご、蜂蜜レモンの様な風味、程よい苦味と渋みがあり、余韻を引き締めている。
料理との相性: 夏野菜のお浸し、真鯛のカルパッチョ、あさりのワイン蒸し、牡蠣のオイル漬け、魚介の天ぷら・イカやタコの唐揚げ レモンと塩で、ざるそば(甘すぎないめんつゆで)、シャウルスやカマンベールなどクリーミーなチーズにくるみや果物を添えて
飲み頃: 冷蔵庫や氷水でよく冷やして、すっきりとした味わいを楽しんだら、ゆっくりと温度を上げつつ、変化も楽しんでほしい。今飲んでも美味しい。これから2年くらいはフレッシュさを楽しめるだろう。いい状態で、5年ほど熟成させると、一体感が増し、熟成感が出てくるだろう。

2018/06/22

2014 NOVO BRUTワイン・データシートPDF(プリントに最適です)

カテゴリー
ワイン・データシート

2016 ヤッテンベ・ホワイト ワイン・データシート

Yattembeh(やってんべ)は、足利の方言で「やってみよう」という意味です。1989年に「やってんべ 精神」を携えたこころみ学園の農夫達が、カリフォルニアに葡萄の苗木を植えました。「ヤッテンベ・ホワイト」は、こころみ学園の旧友マット・クラインさんが現地の葡萄で醸造したココだけのカリフォルニアワインです。
「ヤッテンベ・ホワイト」は、数種の異なる葡萄からの幾つもの果実味やアロマのキャラクターを、バイキングのように取り合わせています。結果として、ワインは軽く清々しい印象を残しながら、柔らかく甘やかでリッチな味わいとなっています。注意深い管理のもと醗酵・熟成されることで、もぎたての果実のように香り高く、熟したブドウの持つ自然の良さをすべて備えたワインとなるのです。
ワインづくりに関し、醗酵から熟成に至る様々な場面において、常に最適な醸造技術を用いています。その結果は、ワイン自身が雄弁に語っています。これは贅沢で本格的なワイン、しかし何より飲んで楽しいワインであると。

テクニカル・データ
品種: ソーヴィニョン・ブラン 52.9 %、シャルドネ 23.5 %、リースリング 18.9 %、他 4.7 %
畑: カリフォルニア州クラークスバーグ、コントラコスタ、ロシアン・リヴァー・ヴァレー
収穫: 2016/8/13, 30 9/19
瓶詰: アルコール: 13.1 %   酸度: 0.66 g/100 ml.   残糖: 1.71 %
このワインについて
テイスティング・
コメント:
グレープフルーツ、グリーンアスパラやハーブのグリーンノートの爽やかな印象。丸みのある優しい口当たり、シロップ漬けのパイン、白桃のような甘さと柑橘のような程よい酸味のバランスが心地よい。
料理との相性: ポークソテー サツマイモのピューレ添え、グリーンアスパラのチーズリゾット、サーモンとキノコのクリームシチュー、とうもろこしのかき揚げ、うざく、棒々鶏、洋ナシのコンポート、タルトタタン、カマンベールなどクリーミーなチーズにリンゴや果物を添えて
飲み頃: 今飲んでも美味しい。今から3年くらいはフレッシュさを楽しめる。すっきりと飲みたいなら、よく冷やして。逆に温度を上げると甘みが強く感じられる。いい状態で、5年~10年ほど、熟成させると、香ばしさや熟成感が出てくるだろう。

2018/5/30

2016 ヤッテンベホワイトワイン・データシートPDF(プリントに最適です)

カテゴリー
ワイン・データシート

2016 Koshu Fermented On Skins Wine Details

Japanese

Koshu F.O.S. is a powerful, idiosyncratic wine made from Japan’s own Koshu grape variety. Fermented on skins like a red wine (hence “FOS”), this white wine isn’t really white at all. It displays a copper robe, an opening ‘comment’ to be followed by baked apple, spicy aromas of cinnamon, fig, and walnut. In the mouth this wine is robust, with plenty of fruit and spice, and soft tannin.
As an accompaniment to food this wine is most at home with similarly robust dishes, from chicken stew to tripe; it is also exceptional with strongly-flavored cheeses.

TECHNICAL DATA
VARIETY Koshu 100%
VINEYARD Katsunuma, Yamanashi
HARVEST
DATE
31st October 2016
Brix @the Harvest(average) : 17.5oBrix
BOTTLING Bottled on : 14th September 2017
The number of bottles : 2,243 (750ml)
ANALYSIS
DATA
Alcohol : 12.0 %  Total acidity : 0.41 g/ 100 ml.
Residual Sugar : 0.10 %

30/May/2018

2016 Koshu Fermented On Skins Wine Details PDF

カテゴリー
ワイン・データシート

2016 甲州F.O.S. ワイン・データシート

English

 私たちは、世界中のワイン産地を訪れる旅の間に、茜色の滋味深いワインに巡り会うことができました。イタリアのフリウリ地方やフランスのジュラ地方、そしてジョージアの生産者がつくる、渋く複雑でナチュラルな美味しさを持つオレンジ色のワイン。適地適品種の葡萄を探すなかで、その土地の葡萄がその個性を思う存分に発揮しているワインの有りようは、私たちを元気づけてくれました。
 日本固有の葡萄・甲州種の白ワインは、そのほとんどが淡い色で、軽く飲みやすいものです。それゆえ葡萄自体も同じように、淡い色でソフトな味だと思われがちですが、実は甲州種の葡萄は渋味がありとても力強いのです。そんな甲州種の魅力を引き出したくて、2004年、私たちは甲州種から、可能な限り葡萄の香りと成分を抽出したワインをつくりはじめました。F.O.S.とはFermented on Skins(果皮の上で醗酵)の略。以来、この白ワインは優れた契約栽培家との信頼関係をもとに、毎年、赤ワインをつくるように果皮や種を一緒に醗酵させ、試行錯誤を繰り返しながらつくられています。「2016甲州F.O.S.」も、深い色、広がりのある複雑なアロマ、ここちよい渋みを有するワインで、最近ではオレンジワインに分類されています。中華をはじめいろいろなお料理と思わぬ相性を見せる個性的なこのワイン、気の合う方とのんびりお楽しみくださいますように。

テクニカル・データ
品種: 甲州 100.0%
畑: 山梨県甲州市勝沼 秋玉園東夢農場
収穫: 2016/10/31
収穫時の糖度 約17.5°Brix(平均)
醗酵: 赤ワインと同じように、葡萄を除梗し陶器の甕(23%)またはステンレスタンク(77%)に入れ、1日2回ピジャージュしながら醸す。醗酵により出てきたアルコールによって果皮からの成分が抽出されたことを確認し、仕込開始10日後にプレスした。
熟成: 醗酵終了後、68%を樽で、32%をステンレス樽で、12ヶ月熟成。
瓶詰: オリ引き後、清澄せず無ろ過でビン詰。
ビン詰日: 2017/9/14 本数: 2,243本(750ml)
アルコール: 12.0 %   酸度: 0.41 g/100 ml.   残糖: 0.10 %
このワインについて
テイスティング・
コメント:
鮮やかで明るいオレンジ色、びわ、金柑、オレンジピール、オレンジ色っぽい果物の香りと、シナモン、香木、クローブ様の苦味、スパイスを想起する匂いもある。口中は、フレッシュなびわや金柑、オレンジピールに、オークや煮出した紅茶のような渋み、ドライな口当たりで、若々しくも複雑さのあるワインである。
料理との相性: イカと魚介のパエリア、アランチーニ、スモークサーモン、いぶりがっこ、鶏の照り焼き、肉じゃが、常夜鍋 ポン酢で、生ハムやパテなどシャルキュトリー全般、お好み焼き、ミモレットやコンテなどをある程度熟成させたもの(ワインの熟成に合わせたい)
飲み頃: すぐに飲むなら、開けたてのフレッシュさを楽しみつつ、翌日や3日後に飲んでみたり、しばらく変化も楽しんでほしい。1週間くらいまでは楽しめるだろう。いい状態で、5年ほど熟成させると、落ち着きや一体感が出てくるだろう。10年以上の長期の熟成も可能。経年による変化を楽しめる。

2018/5/30

2016 甲州F.O.S.ワイン・データシートPDF(プリントに最適です)

カテゴリー
ワイン・データシート

2016 pinot noir Wine Details

Japanese

The production of high quality Pinot noir is not an easy pursuit.
The grape variety is difficult to grow on many levels. Firstly, more than other grapes it really does ‘choose’ the sites in which it will perform well. Chardonnay can make a passably good wine under any number of environmental conditions: different soils, different climates, etc. But Pinot noir only performs in a narrowly defined range of soils and weather patterns… grow the grape in conditions not exactly fit to the grape’s comfort zone and the result is at best a boring, weak red wine. Pinot noir is also a notoriously particular grape when it comes to yields: over-cropping Pinot noir by as little as an extra ton per hectare will rob the grapes (and the resulting wine) of depth and character.
In the cellar, too, Pinot noir is a demanding partner. An extremely gentle hand is required, or the delicacy, silkiness and ethereal aromas that are unique to the grape will be destroyed, leaving a clunky, inelegant wine.
These many difficulties, though, hardly keep people from trying. In fact, given the frustrations and failures that accompany attempts to make great Pinot noir, it is surprising that so many try. But one experience with a great bottle of Pinot noir—the dancingly light, yet complex aromas, the silky palate feel and the gentle, earthy finish as soft as a lover’s kiss—will convince anyone of the heights that the grape can achieve. And we foolish winemakers fall under the spell of this most fickle partner.
The COCO TOARU PINOT NOIR was started from a new vineyard planted in Yoichi.
The growers responsible are the KIMURAS, a family operation that grows more Pinot Noir (and has done so longer) than just about anyone else in Japan. We have known the family for a long time, and have admired greatly their dedication to quality Pinot noir growing.
This new vineyard is planted on a steep west-facing slope of red clay-loam soils. The vines are lovingly attended, and produced only moderate amounts of very ripe Pinot noir. In the cellar, in keeping with the Coco Toaru philosophy, the grapes are lightly crushed, fermented with wild yeasts at moderate temperatures, pressed gently, and then aged in a mix of wooden barrels and small-volume stainless steel tanks. Nothing is added to the wine except a modicum of sulphur dioxide at bottling, and nothing is removed as we avoid the use of damaging filtration equipment.
2016 vintage was a very difficult year, with autumn being atypically wet and cloudy. This made for a tricky vintage, and extreme selection in the vineyard and winery were critical to ensuring the best wines. The 2016 is our second vintage, and in a very different style from the inaugural 2014 vintage. Whereas the 2014 was full-bodied and fruit forward, the 2016 is light, ethereal, and very aromatic.
We hope you enjoy our first attempt at a Coco Toaru Pinot noir. We had great fun making the wine, and are encouraged by the results. A Votre santé!

COCO TOARU series is delicious wine project ”suitable place, suitable variety”, collaborated with 10R winery(Iwamizawa, Hokkaido) and COCO FARM & WINERY.

TECHNICAL DATA
VARIETY Pinot Noir 100 %
VINEYARD Nobori district, Yoichi, Hokkaido
HARVEST
DATE
1st 2nd 3rd November 2016
BOTTLING Bottled on: 9th May 2018
The number of bottles : 2,734 (750ml)
ANALYSIS
DATA
Alcohol: 11.3 % Total acidity: 0.82 g/ 100 ml. Residual Sugar: 0.19 %

23/May/2018

2016 pinot noir Wine Details PDF

カテゴリー
ワイン・データシート

2016 こことあるシリーズ ピノ・ノワール ワイン・データシート

English

 高品質のピノ・ノワールを育てるにはあらゆる点で困難が伴います。シャルドネとちがって、ピノ・ノワールは限られた種類の土壌や気候においてのみ本領を発揮し、適切な収穫量をこえて少しでも多く取ろうものなら、葡萄(そしてそのワイン)から繊細な味わい深さや個性を奪いさってしまいます。セラーにおいてもピノ・ノワールは実に注文の多いパートナーです。偉大なピノ・ノワールを造るべく数多の挑戦がなされ、多くの失敗と挫折がもたらされました。しかし、素晴らしいピノ・ノワールの実現は、舞うような軽やかさ、複雑なアロマ、穏やかでシルキーな口当たり、官能的ともいえる魅力で、我々愚かなワインメーカーたちを虜にしていくのです。
 「こことあるシリーズ 2016ピノ・ノワール」は、日本で他に類のないほど長い間ピノ・ノワールを育ててきた余市の木村さんご家族が育ててくれました。私たちはご家族の献身的なまでの努力に尊敬の念を抱いています。2016年は湿度が高く、不安定な曇りがちの秋で、とても難しい年でした。畑でもワイナリーでも細心の注意を払って選果し、優しく潰し、穏やかな温度で野生酵母により醗酵させました。マロラクティック醗酵も野生乳酸菌によるものです。軽いプレスの後は古い小樽で熟成させました。ビン詰時のごく僅かな亜硫酸の添加を除き、何も加えず、清澄もろ過も行っていません。初のこころみであった2014年が、しっかりしたボディと果実味が前面に出た一方で、2度目のこの2016年は明るく、軽やかで、とてもアロマティックなスタイルとなりました。
 自然そのままのような赤ワインです。本来の味わいを待って、ゆっくりとお楽しみいただけると嬉しいです。

※こことあるシリーズは、北海道岩見沢市の10R(とある)ワイナリーと栃木県足利市のココ・ファーム・ワイナリーのコラボレーションによって生まれた“美味しい適地適品種”のワインです。

テクニカル・データ
品種: ピノ・ノワール 100%
畑: 北海道余市 木村農園
収穫: 2016/11/1, 2, 3
収穫時の糖度 約21.5°Brix(平均)
醗酵: 葡萄を選別した後、3割は除梗、残り7割は全房でステンレスタンクに入れ、21日間醸し醗酵を行った。野生酵母による醗酵後、野生乳酸菌によりMLF(マロラクティック醗酵)を行った。低圧で搾り、一夜常温沈殿後にオリ引きした。
熟成: 古樽 (6年目のフレンチオーク)で14ヶ月の熟成。
瓶詰: オリ引き、ブレンド、少量の亜流酸塩添加後、無清澄・無濾過にてビン詰
ビン詰日: 2018/5/9        本数: 2,734本(750ml)
アルコール: 11.3%  酸度: 0.82 g/100 ml.  残糖: 0.19%
このワインについて
テイスティング・
コメント:
落ち着いた、やや淡い色調のガーネット。ざくろ、アセロラ、チェリー、鉄っぽさ、香木、燻製したベーコンのようなスモーキーさ、少しハーブのようなニュアンスもある。口中は、ブラッドオレンジ、ローズヒップ、サワーチェリーが前面に感じられる。しっかりしたストラクチャーを感じる酸味により、余韻まで活き活きした味わいが続く。
料理との相性: 程よい旨みがあって上品な赤なので、クラシックなマリアージュをお勧めする。鴨胸肉のロースト オレンジ風味、ローストポーク オリーブ添え、ベーコンオイルをかけたルッコラのサラダ、豚バラと玉葱のバルサミコ風味炒め、鮪のカルパッチョ和風ソース、白カビのチーズや軽めのウォッシュチーズ
飲み頃: すぐに楽しみたいなら、4時間前に栓を抜き、デキャンタすることをおすすめする。いい状態で、3~5年熟成させると、本来の味わいが出てくるだろう。

2018/05/23

2016 こことあるシリーズ ピノ・ノワールワイン・データシートPDF(プリントに最適です)