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2018 風のエチュード ワイン・データシート

English

「風のエチュード」は日本各地から厳選された葡萄でつくる辛口の白ワインです。完熟し収穫された葡萄は注意深く選果され丁寧に搾られます。その後ステンレスタンクや樽に移された果汁は野生酵母により醗酵しワインになります。「2018風のエチュード」は、シャルドネの味わいの骨格を整えるため、プティ・マンサンを5%ブレンドし、無濾過・無清澄でビン詰しました。演奏のためのエチュード(練習曲)は、初心者のためだけでなく多様な要素が組み合わさって、多くの人々に親しまれています。風吹き渡る山の醸造場でつくられた「風のエチュード」も、良いワインのために、良い土壌、適地適品種、当年の気候、栽培家の情熱、丁寧な醸造など色々な要素から構成されています。お楽しみいただければ幸いです。

テクニカル・データ
品種: シャルドネ 95%
プティ・マンサン 5%
畑: 長野県高山村 角藤農園(シャルドネ)
山形県上山 南果連協同組合(シャルドネ)
長野県安曇野 ぼーのふぁーむ明科(シャルドネ)
長野県大町 大北農業協同組合(シャルドネ)
山形県上山 尾形畑(シャルドネ)
山形県上山 酒井畑(プティ・マンサン)
山形県上山 南果連協同組合(プティ・マンサン)
収穫: 2018/09/13, 14, 20(シャルドネ)
2018/10/03, 06, 14(シャルドネ)
2016/11/07(シャルドネ)
2018/10/06(プティ・マンサン)

収穫時の糖度(平均)約20°Brix

醗酵: 房全体をやさしくプレスして得られた果汁をステンレスタンクに入れ、野生酵母にて20℃前後の温度でゆっくりと醗酵させた。その後、樽またはステンレスタンク内で野生乳酸菌によるMLF(マロラクティック醗酵)を続ける。
熟成: ステンレスタンク(4割)または樽(6割)にて6~8カ月熟成。
瓶詰: 澱引き後、無清澄・無濾過でビン詰。
ビン詰日:2019/06/13   本数:7,476 本(750ml)
アルコール:11.8%   酸度:0.44 g/100 ml   残糖:0.4%
このワインについて
テイスティング・
コメント:
洋梨、マルメロなど酸味のある白い果実、みかんのシロップ漬、熟したメロンのような丸みのある香りを包み込むようなほろ苦さとオークの風味、昆布出汁のような旨味とミネラルのニュアンスが口の中にゆっくり静かに広がる、全体として後味はドライな印象。
料理との相性: だし巻き卵、ホタテとディルのカルパッチョ、牡蠣のオイルサーディン風、蕪のそぼろ餡かけ、赤鶏のたたき、アスパラベーコン、鮭とホウレン草の豆乳煮、キノコとサザエのブルゴーニュ風、カマンベールチーズ、洋ナシのコンポート、シュークリーム
飲み頃: 2021年ごろまでフレッシュな果実味のある味わいが続く。2022~2026年、熟成により一体感が増して、香ばしさや熟成感も出てくる。

2019/10/05

2018 風のエチュードワイン・データシートPDF(プリントに最適です)

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2019 NOVOCCO Wine Details

Japanese

Novocco Red Wine is a light, fruity, spicy red wine fresh from fermentation with a touch of residual carbonation. This wine is made in a “Nouveau” style, bottled young and immediately approachable. The grape involved is the Shokoshi grape, developed by the renowned Sawanobori family of Japanese grape breeders.
The juicy, effervescent character of this wine makes it a natural for charcuterie, cheeses, and good friends.

TECHNICAL DATA
VARIETY SHOKOSHI 100 %
VINEYARD Kaminoyama Yamagata
Namekawa Saitama
Ohira Tochigi
Enzan Yamanashi
HARVEST
DATE
8th, 9th, 10th, 28th August 2019
Brix @the Harvest(average) 21.5oBrix
BOTTLING Bottled on: 20th September 2019
The number of bottles: 4,673(750ml)
ANALYSIS
DATA
Alcohol: 12.3 %
Total acidity: 0.61 g/ 100 ml.
Residual Sugar: 0.1 %

10/Oct/2019

2019 NOVOCCO Wine Details PDF

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2019 のぼっこ ワイン・データシート

English

ココ・ファーム・ワイナリーの秋、毎年一番最初にリリースされるヌーボー(新酒)がこの「のぼっこ」。醗酵タンクからお手元のグラスまでとても近く、気取らずに飲めて、笑顔になれるようなワインです。
セパージュ(葡萄品種)は、日本の山葡萄から澤登晴雄氏によって開発された小公子種。2019年、山形県の上山や北関東の熊谷や栃木では、梅雨の時期に比較的雨が少なく、気温の高い日が短かったため、各地で酸のきれいな小公子を収穫することができました。この年の小公子の初収穫は8月8日。熊谷の江南愛の家の収穫にこころみ学園がお手伝いに出かけると同時に、佐野市赤見のこころみ学園の自家畑でも収穫がスタートというめまぐるしさのなかで2019ヴィンテージがはじまりました。
醸造場では葡萄を房ごと絞り、低温で野生酵母により醗酵させ、その後さらに温度を落としました。よりピュアにつくるため酸化防止剤(亜硫酸塩)を加えず、ワインを冷やすことによってフレッシュな果実味や綺麗な酸、醗酵中にできた二酸化炭素の泡を残しました。ジューシーさをお楽しみいただくため無清澄・無濾過でビン詰めしました。泡が吹き出しますので、開栓時くれぐれもご注意ください。ビンを洗い、よく冷やして、ボールを受け皿にして、王冠を静かにお開けください。

テクニカル・データ
品種: 小公子 100%
畑: 山形県上山 尾形畑
埼玉県比企郡滑川 江南愛の家
栃木県栃木市大平 大平町青壮年部、大平ワイン友の会
山形県上山 木村畑
山梨県甲州市塩山 小川農園
収穫: 2019/08/08, 09, 10, 28
収穫時の糖度(平均)約21.5°Brix
醗酵: 葡萄を房ごと搾り、ジュースをステンレスタンクに入れ、野生酵母により自然と醗酵が始まるのを待つ。約15℃~20℃の温度を保ち、醗酵後、状況を確認しながら澱引きを数回行うことで、果実の香りをよりクリアに引き出す。
瓶詰: 清澄せず無濾過でビン詰。
ビン詰日:2019/09/20   本数:4,673本(750ml)
アルコール:12.3%   酸度:0.61 g/100 ml.   残糖:0.1 %
このワインについて
テイスティング・
コメント:
アセロラ、ダークチェリー、ブラックベリー、スミレや黒土の香り、優しい口当りでフレッシュな酸と細かくきれいな泡が続きジューシーでさっぱりとした味わい。澱からくる旨味と程よい苦みが全体を引き締めている。
料理との相性: 秋野菜のテリーヌ、春菊とベーコンのサラダ、厚揚げと根菜の煮物、タコス、秋ナスとキノコのラザーニャ、セルフィーユのオムレツ、サルティンボッカ、鶏レバーの生姜煮、豚トロの炙り レモン塩で、フェタやシェーブル、かぼちゃのタルト、カシスのムース
飲み頃: 2019~2021年までフレッシュな果実味のある味わいが続く。酵母が元気なため泡が噴き出すことがあるので、氷水などでしっかり冷やし、揺らさずゆっくりと開栓する。

2019/10/07

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2014 北ののぼ ワイン・データシート

English

「北ののぼ」は、北海道余市の木村農園の葡萄から造られた、伝統的なビン内二次醗酵方式のワインです。2014年は木村農園のきりりとしたおいしい酸を持つピノ・ノワール、シャルドネ、ピノ・ムニエを最適なタイミングで収穫。岩見沢の醸造場10Rで、房のままていねいに搾って、純粋なフリーランの果汁だけを取り出し、自然の持ち味を活かすため、野生酵母で一次醗酵させました。
翌2015年の春、足利のココ・ファーム・ワイナリーにワインを運び、ワインに蔗糖と酵母を加え、すばやくビン詰し王冠で打栓。このティラージュビン詰(Tirage)後、ワインを暗く涼しい静かなセラーに寝かせました。一本一本のビンのなかでワインは二番目の醗酵を行いながら複雑さを増し、酵母が働いてデリケートで細かな泡を生み出します。そしてこのビン内二次醗酵後も、さらに香りの複雑さと口当たりの厚みを引き出すため、50ヶ月以上ビン内でワインを酵母の澱と接触させました。ワインがビン内熟成で最高の状態になった2019年夏より、こころみ学園の園生たちが、毎朝毎晩ビンを45度ずつ回してルミアージュ(Remuage)を行い、澱をビンの口に集めました。その後、ビン口の澱を冷却機で凍らせ、王冠と同時に澱を取り除き(デゴルジュマン:Degorgement)、同質のワインを補って糖分を加えないナチュール(Nature)の状態でコルク打栓し、ミュズレとワイヤーをかけました。
この“北ののぼ”の特徴は、のびやかな酸、上品なコクにあります。つくる工程のほとんど全てが手作業でつくられたこのスパークリング・ワイン、お楽しみいただければ幸いです。

テクニカル・データ
品種: ピノ・ノワール 61%
シャルドネ 37%
ピノ・ムニエ 2%
畑: 北海道余市町登 木村農園
収穫: 2014/10/09、10、13、16(ピノ・ノワール)
2014/10/06、08、09(シャルドネ)
2014/10/05(ピノ・ムニエ)
醗酵: 房のままプレス。フリーラン果汁の澱を軽く沈めた後、野生酵母にてステンレス・タンクで醗酵。
熟成: 選抜酵母でのビン内二次醗酵をへて、さらに50ヶ月以上酵母の澱と接触させながら熟成。
瓶詰: ビン詰日: 2015/05/21(ティラージュ)  2019/09/02(デゴルジュマン) 本数:1,016 本
アルコール: 12.0%   酸度: 0.61 g/100 ml   残糖: 1.3%
このワインについて
テイスティング・
コメント:
りんご、アプリコット、レモンピールの砂糖漬けなどの果実にハチミツやカスタードクリームのような甘やかな香り、ビン内熟成による香ばしさや酵母の香りも感じる。口に含むと程よいコクや甘みがあり、芯のある伸びやかなやさしい酸味とほのかな渋みが味わいを引き締めている。リッチで上品な日本のスパークリングワイン。
料理との相性: ルッコラのサラダ、生牡蠣(レモンで)、真鯛のカルパッチョ、白子の揚げ春巻き、生ハムとグリッシーニ、豚のリエット、シャウルスなどの白カビチーズ、クリームチーズにりんごや梨とハチミツを添えて、紅茶のシフォンケーキ
飲み頃: 2019~2021年はフレッシュな溌剌とした味わい。冷蔵庫や氷水でよく冷やしてきめ細やかな泡を楽しんで。2022~2024年は熟成により一体感が増して香ばしさや熟成感も出てくる。

2019/09/30

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2017 プティ・マンサンF.O.S. ワイン・データシート

「気候変動に負けない適地適品種のワイン用葡萄をつくる」そんな願いを実現すべく、20世紀から21世紀にかけて、私たちは世界各地のワイン産地を訪れ、フランスの南西部、ピレネー山脈の麓でプティ・マンサンに出会うことができました。このジュランソンの地でつくられるプティ・マンサンのワインは驚くほどの凝縮感と余韻の長さを持っていました。強い酸味に対し味わいのバランスをとるために甘さをしっかり残した原産地のワイン。足利ではきっと酸味が適度に残りバランスのとれた白ワインになるのではないか・・・。そんな予測から私たちはプティ・マンサンの栽培をはじめました。
この「こころみシリーズ 2017プティ・マンサンF.O.S.」は、1950年代に開墾されたこころみ学園の葡萄畑の下段に、2006年に植えられたプティ・マンサンからつくられました。プティ・マンサンは粒が小さく、ワイン用葡萄の中でも果皮が占める割合が多い品種です。そこで、この葡萄をすぐに圧搾しないで、赤ワインのように果皮の成分を生かしてみたら別の魅力が引き出されるかもしれない、そう考え、プティ・マンサンを果皮と一緒に醗酵してみることにしました。オレンジワインとしてご評価いただくようになった甲州F.O.S.(Fermented on Skins)をつくってきた経験もこのこころみを後押ししました。また発酵はクヴェヴリのような大きな甕(かめ)で、野生酵母で行いました。この大甕は栽培スタッフの友人による益子焼の特製です。プティ・マンサンの栽培と、醸し醗酵のF.O.S.と、益子焼の大甕のなかの醗酵・・・三つのこころみをお楽しみいただければ幸いです。

テクニカル・データ
品種: プティ・マンサン 100%
畑: 栃木県足利市田島 こころみ学園
収穫: 2017/09/25

収穫時の糖度(平均)約22°Brix

醗酵: 赤ワインと同じように葡萄を除梗し、ステンレスタンクまたは甕に入れ、果皮の様子を見てピジャージュしながら約10日間醸す。醗酵により出てきたアルコールによって果皮から成分が抽出された事を確認しプレス。その後、小樽に移し野生乳酸菌によるMLF(マロラクティック醗酵)を促す。
熟成: 醗酵終了後、樽で約13カ月半熟成。
瓶詰: 澱引き後、清澄せず無ろ過でビン詰。
ビン詰日:2018/12/20   本数:552本(750ml)
アルコール:12.2 %   酸度:0.52 g/100 ml.   残糖:0.15 %
このワインについて
テイスティング・
コメント:
色合いはやや曇りのある黄金色がかった濃いイエロー。落ち着いた外観。ドライアプリコット、黄桃など熟した果実とカモミール、ローリエ、ドライハーブの香り。ヨードや蜜ろうのニュアンス。旨味、塩味に加えしっかりと溶け込んだ豊富な酸が、ざらついたタンニンを包みこみとてもまとまりがよく複雑な余韻を残す。
料理との相性: 鰻の白焼き、鮭とば、鶏肉のソテー、ホワイトマッシュルームのサラダ、わかめのナムル、きんぴらごぼう、センマイ刺し、鯛の炊き込みご飯、トリッパのカツレツ、ジャークチキン、モロッコ風クスクス、ポレンタ、イカ墨のパエリア、雷おこし、ヌガーグラッセ、フロランタン
飲み頃: 2022年ごろまで、フレッシュな味わいが続く。2023~2027年ごろまでは、熟成によりタンニンがなじみ、味わいにより一体感が出るだろう。保存状態が良ければ10年以上の長期熟成も可能。温度によって香りの変化も大きいので10℃から16℃で楽しんでいただきたい。

2019/08/05

2017 プティ・マンサンF.O.S.ワイン・データシートPDF(プリントに最適です)

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2018 タナロゼ ワイン・データシート

“こころみシリーズ”は可能な限りベストなワインを造ろうという新しい試みです。赤ワイン、白ワインといった分類や製法にとらわれずに、葡萄の持つ魅力を引き出すこともテーマのひとつです。
タナはフランス南西部原産の黒葡萄で、赤ワインの渋味の元にもなる「タンニン」が語源と言われ、現地では渋味が強く、色の濃いしっかりした赤ワインがつくられています。海外のワイン産地を訪れる旅の途中で、私たちはこのタナ種に巡り会いました。今、このタナ種の葡萄は、日本でも突出した色の濃さとタンニンを持つ葡萄に育っています。そんな葡萄でロゼワイン!? 不思議に思う方もいらっしゃるでしょう。実はタナは、渋味や色の濃さだけでなくのびやかな芯のある酸味やボディを持ち、特に長野県高山村の佐藤さんが育てるタナには、土地の特徴である鉱物のような味わいが感じられます。
2016年はこの白ワインとしての魅力を生かし豊かな酸とボディを持つ「ブラン・ド・タナ」を造り、この葡萄が赤ワインと白ワインの両方の魅力をあわせ持っていると実感することができました。それならばロゼは? その答えがこの「2018こころみシリーズ タナロゼ」です。醸造場ではタナの果皮の成分が果汁に移るよう、ゆっくり葡萄をプレスし野生酵母や野生乳酸菌で醗酵させました。そして渋味がほとんどなく、豊かな酸とボディを持ち、赤い果実の香るロゼワインを造ることができました。

テクニカル・データ
品種: タナ 100%
畑: 長野県高山村 佐藤農園
収穫: 2018/10/05
収穫時の糖度(平均)約20°Brix
醗酵: 房全体をやさしくプレスして得られた果汁をステンレスタンクに入れ、野生酵母にて約12日間ゆっくりと醗酵させた。その後、一部を除いて樽内で野生乳酸菌によるMLF(マロラクティック醗酵)を続ける。
熟成: 樽で約5カ月熟成。ワインの状態を見ながら、1~2週間に1回バトナージュを行った。一部は2カ月半熟成の時点でステンレスタンクに移動。
瓶詰: 澱引き後、清澄せず無ろ過でビン詰。
ビン詰日:2019/03/28   本数:1,103本(750ml)
アルコール:12.5%   酸度:0.58 g/100 ml.   残糖:0.12%
このワインについて
テイスティング・
コメント:
色合いはオレンジがかった明るいサーモンピンク、ラズベリー、アセロラ、ピンクグレープフルーツのフレッシュな香りに加え、ピンクペッパーやセージなどのスパイス、トーストなどの香ばしさもある。フレッシュでなめらかな酸と旨味、オークと葡萄由来の程よいタンニンが味わいを引き締めている。
料理との相性: セミドライトマトのオイル漬け、エビとブロッコリーのサラダ、タコとキュウリの土佐酢和え、牛タンの塩焼き、白いんげん豆のカスレ、ブイヤベース、牡蠣フライのタルタルソース、カマンベール、ピスタチオのマカロン、イチジクのコンポート
飲み頃: 2021年ごろまで、フレッシュな香りのある味わいが続く。2022~2026年は、タンニンがなじみ一体感と香ばしい余韻がでてくる。アペリティフから食後までしっかり楽しめるフレンドリーなワイン。

2019/08/05

2018 タナロゼワイン・データシートPDF(プリントに最適です)

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2018 Here Comes The Moon Wine Details

Japanese

Here Comes the Moon is made from the Kerner grape, a variety relatively unknown to most. It was developed in Germany in the 1950s and is grown to produce outstanding wines in Germany, Austria, northern Italy, and Japan’s northernmost island of Hokkaido.
From the first time we attempted making wine from Hokkaido-grown Kerner we’ve been taken with the tremendous potential that the grape holds. It is marked by an intensity of fruit, strong aromatics, and a crisp spine of acid.
Kerner perhaps reaches its ultimate expression in the coastal hillsides of Yoichi,
an hour drive west of Sapporo. Cooking ocean breezes and fertile, iron-rich soils combine to infuse the wines with an extra depth of flavor. The grapes for this wine were grown by Mr. Ara, Mr. Fujisawa and Mr. Saikawa.
They performed fascinating magic, turning out grapes with powerful aromas, sturdiness of body, and a beautiful acidic snap.
Careful pressing, fermentation using wild yeasts, and a post-fermentation aging period in stainless steel has yielded a powerful wine showing to great effect Kerner’s fruit profile.
The origin of the wine’s name, Here Comes the Moon, is from a late Edo Period poem which encourages wisdom, patience, and acceptance…
“One should wait for the rising of the moon, yet should not chase after the falling flower petals”.

TECHNICAL DATA
VARIETY KERNER 97%
SAUVIGNON BLANC 3%
VINEYARD Yoichi, Hokkaido, Japan
HARVEST
DATE
15th 19th 23rd 27th October 1st November 2018
Brix @the Harvest(average) 23.5°Brix
BOTTLING Bottled on: 12th June 2019
The number of bottles : 10,255 (750ml)
ANALYSIS
DATA
Alcohol:13.0 %   Total acidity:0.60 g/ 100 ml
Residual Sugar:1.8 %

05/Aug/2019

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2018 月を待つ ワイン・データシート

English

1969年にドイツで開発されたケルナーは、葡萄交配の大傑作と言われる葡萄品種。現在、ドイツをはじめオーストリア、日本の北海道などで栽培されています。私たちはケルナーが持つ、華やかな香り、瑞々しい酸、豊かなフルーツに魅力を感じ、余市の契約栽培農家さんに栽培をお願いしています。
2018年、余市の藤澤さん、荒さん、才川さんの葡萄畑からは、豊かな香りと酸を持つ素晴らしいケルナーが収穫できました。このケルナーの果実の力を逃がさないよう、足利の醸造場では13℃から20℃で野生酵母で醗酵させ、フレッシュさを維持するために、ステンレスタンクを主体に6カ月間熟成しました。「2018月を待つ」はやや甘口の果実味豊かで清々しい酸を持つきれいな味わいの白ワインです。
名前の由来は「出る月を待つべし、散る花を追うことなかれ」という江戸時代の中根東里の言葉から名付けました。この清貧の儒学者が佐野にひらいた村塾の壁書にこの言葉があったそうです。(磯田道史著「日本人の叡智」新潮新書) そういえば、“Here Comes The Moon ほら、月が顔を出すよ”という名曲もありました。さあ、お月さまと一緒に、この自然のエレガンスをゆっくりと楽しみましょう。

テクニカル・データ
品種: ケルナー 97%
ソーヴィニョン・ブラン 3%
畑: 北海道余市 荒農園 藤澤農園 才川農園(ケルナー)
北海道余市 才川農園(ソーヴィニョン・ブラン)
収穫: 2018/10/15, 19, 23, 27  11/01

収穫時の糖度(平均)約23.5°Brix

醗酵: 葡萄を選果した後、やさしくプレスして得られた果汁をステンレスタンクに入れ、約13~20℃の温度で野生酵母によって約2カ月~5カ月半ゆっくりと醗酵させた。一部は酵母醗酵後樽に移し、MLF(マロラクティック醗酵)を促した。
熟成: 醗酵が長引いたワインを除いて、樽(3樽)・ステンレスタンクで約4カ月熟成。澱引き・ブレンド後、2カ月追熟。
瓶詰: 澱引き後、ろ過を行いながらビン詰。
ビン詰日:2019/06/12   本数:10,255本(750ml)
アルコール:13.0%   酸度:0.60 g/100 ml   残糖:1.8 %
このワインについて
テイスティング・
コメント:
グレープフルーツ、砂糖漬けのレモンピール、白桃の香りに加えコリアンダーシードやアカシア、温度があがるとハチミツ、紅茶のニュアンスも加わり複雑。甘みがあり、なめらかな口当たりで溶け込んだ丸みのある酸がしっかりあり余韻も長い。時間が経過をしても力強い印象で単なる甘口ではなく飲み飽きない酸や落ち着いた渋みもある。
料理との相性: 蒸し鶏ときくらげの和え物、アスパラガスオランデーズソース、舞茸の天婦羅、焼鳥せせり、蒸し鮑を肝ソースで、蕪とイタリアンパセリのエミュルション、蕪の蟹あんかけ、ゆきやなぎ(那須高原今牧場)、わらび餅、グレープフルーツのジュレ
飲み頃: 今から2021年ごろまで、フレッシュな果実味のある味わいが続く。2022~2026年、熟成によるオイリーさと香ばしさがでてくるだろう。冷やし気味の温度(10℃)から、室温に温度を上げつつ、変化を楽しんでいただきたい。

2019/08/05

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2017 雲の時間 ワイン・データシート

“こころみシリーズ”は可能な限りベストなワインを造ろうという私たちの新しい試みです。異なる畑や異なる種類の様々な葡萄を使用したこの限定プログラム。毎年造るレギュラーのワインとは別に、やってみなければわからないことをやってみるのがこころみシリーズのテーマでもあります。
今回のこころみシリーズは、北海道余市の藤澤農園に、2011年に新しく植えられたソーヴィニョン・ブランを中心に、ゲヴュルツトラミナー、ピノ・グリの葡萄からできました。敬愛する藤澤さんが、これらの品種を「栽培してみたい」とおっしゃってくださった時は驚きました。私たちは北海道の別のエリアでのこれらの品種の出来具合を見ていましたが、余市では栽培例の少ないこれらの品種を新しくはじめるのはとても勇気のいることですし、はじめてのことにはいろいろな困難が伴うからです。
「2017 雲の時間」は、開花の時期に長く雨が続き葡萄が花振るいをおこして、ほんの少量しか結実しなかったため、収量も例年に比べ激減してしまいました。このほんの少量の葡萄を、余市から足利の醸造場に大切に運び、3種の葡萄を同じタンクに一緒に入れ、ゆっくりと野生酵母で醗酵させました。
余市の藤澤さんの新しいチャレンジから生まれ、愛情たっぷりに育てられたソーヴィニョン・ブラン、ゲヴュルツトラミナー、ピノ・グリ。それぞれに個性豊かで味わい深い葡萄です。まだまだ樹も若く収量も少ないのですが、これらの葡萄とそのワインに大空のような可能性を感じています。
ゆったりと流れる雲を見ているような「こころみシリーズ 雲の時間」。その名前は、萩原朔太郎の散文『四季』(1936年)のなかの「雲を見てゐる自由の時間」という言葉からイメージをいただきました。

テクニカル・データ
品種: ソーヴィニョン・ブラン 78 %
ゲヴュルツトラミナー 11 %
ピノ・グリ 11 %
畑: 北海道余市郡余市町 登藤澤農園
収穫: 2017/10/18

収穫時の糖度(平均):約22°Brix

醗酵: 選果した葡萄を低温で一晩スキンコンタクトした後、プレスした。葡萄の香りを逃がさないようにゆっくりと野生酵母で醗酵。2017年は3品種すべてを1つのタンクで混醸した。
熟成: ステンレスタンクで約13カ月熟成。
瓶詰: 澱引き後、無ろ過・無清澄でビン詰。
ビン詰日:2018/12/20   本数:195本(750ml)
アルコール:13.1 %   酸度:0.58 g/100 ml   残糖:0.11 %
このワインについて
テイスティング・
コメント:
ライム、ユリの花、洋梨のフレッシュなアロマ、味わいは黄桃のコンポートのような蜜の香りに加え白コショウのホールなどのスパイス、湿った藁など酸化熟成の印象も感じる。口当たりはやわらかく徐々に粘性をともなって豊富な酸とおいしい苦味が口の中に広がる。
料理との相性: アンチョビ入りグリーンオリーブ、サーモンカルパッチョ(ディルを添えて)、青パパイヤのサラダ、ムール貝の白ワイン蒸し、皮付き豚バラ肉の塩あぶり焼き、ベッケオフ(Baeckeoffe)、ヴァイスヴルスト、ブリオッシュ、マンステール
飲み頃: 2019年~2022年。2020年頃までは果実の香りが優先だが、その後は熟成により華やかな香りが落ち着き、若い頃には見つけにくかった酸味が現れやすくなる。

2019/06/24

2017 雲の時間ワイン・データシートPDF(プリントに最適です)

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2015 NOVO DEMI-SEC Wine Details

Japanese

As with our Novo Brut, the Novo Demi Sec is a traditionally made bottle of Riesling Lion-based sparkling wine, light, crisp, and refreshing. It has a higher dosage than the Brut, and that gentle sweetness makes it ideal to be paired with ham, cheeses, fresh fruit, etc. It also holds pride of place as the staff favorite for Sunday brunch.
Our 1996 Novo Demi-Sec sparkling wine was served at the final State Dinner of the Okinawa G8 Summit in 2000. This event brought much attention to our wine and our winery.
We were honored to be included in this historic event, the first time a domestic Japanese wine was served at an official State Dinner.
With each day, each harvest we try to live up to the trust placed in us, working hard to produce the highest quality wines.

TECHNICAL DATA
VARIETY Riesling Lion 100%
VINEYARD Tajima Ashikaga Tochigi
HARVEST
DATE
8th 9th 15th September 2015
Brix @the Harvest (average) 17°Brix
BOTTLING Tirage on:25th May 2016
Degorgement: 18th 19th June 2019
The number of bottles : 500 (750ml)
ANALYSIS
DATA
Alcohol: 13.1 % Total acidity: 0.60 g/ 100 ml.
Residual Sugar: 2.0 %

01/Jul/2019

2015 NOVO DEMI-SEC Wine Details PDF