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2008 Echi di Zoccoli d’Asino Wine Details

Japanese

Echi di Zoccoli d’Ashino (“The Footfall of the Donkey”) is an unusual dessert wine made from dried Koshu grapes that are gently pressed and fermented in old oak barrels. The drying process intensifies the flavors in the grape, and adds a pleasing caramel note. Rich, honeyed and deeply satisfying, this ultra-sweet wine is a beautiful grace note to an evening of fine dining, especially when paired with a nut tart or dried fruit.

TECHNICAL DATA
VARIETY Koshu 100%
VINEYARD Katsunuma, Yamanashi
HARVEST
DATE
2008
Brix @the Dried(approxymatery): 45.0°Brix
BOTTLING Bottled on: 17th July 2015
The number of bottles :516(375ml)
ANALYSIS
DATA
Alcohol:11.8 %   Total acidity: 1.05 gm/ 100 ml.   Residual Sugar: 27.2 %

11/Jan/2016

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2014 pinot noir Wine Details

Japanese

The production of high quality Pinot noir is not an easy pursuit.
The grape variety is difficult to grow on many levels. Firstly, more than other grapes it really does ‘choose’ the sites in which it will perform well. Chardonnay can make a passably good wine under any number of environmental conditions: different soils, different climates, etc. But Pinot noir only performs in a narrowly defined range of soils and weather patterns… grow the grape in conditions not exactly fit to the grape’s comfort zone and the result is at best a boring, weak red wine. Pinot noir is also a notoriously particular grape when it comes to yields: over-cropping Pinot noir by as little as an extra ton per hectare will rob the grapes (and the resulting wine) of depth and character.
In the cellar, too, Pinot noir is a demanding partner. An extremely gentle hand is required, or the delicacy, silkiness and ethereal aromas that are unique to the grape will be destroyed, leaving a clunky, inelegant wine.

These many difficulties, though, hardly keep people from trying. In fact, given the frustrations and failures that accompany attempts to make great Pinot noir, it is surprising that so many try. But one experience with a great bottle of Pinot noir—the dancingly light, yet complex aromas, the silky palate feel and the gentle, earthy finish as soft as a lover’s kiss—will convince anyone of the heights that the grape can achieve. And we foolish winemakers fall under the spell of this most fickle partner.

The 2014 COCO TOARU PINOT NOIR is our first effort from a new vineyard planted in Yoichi.
The growers responsible are the KIMURAS, a family operation that grows more Pinot Noir (and has done so longer) than just about anyone else in Japan. We have known the family for a long time, and have admired greatly their dedication to quality Pinot noir growing.
This new vineyard is planted on a steep west-facing slope of red clay-loam soils. The vines are lovingly attended, and produced only moderate amounts of very ripe Pinot noir. In the cellar, in keeping with the Coco Toaru philosophy, the grapes are lightly crushed, fermented with wild yeasts at moderate temperatures, pressed gently, and then aged in a mix of wooden barrels and small-volume stainless steel tanks. Nothing is added to the wine except a modicum of sulphur dioxide at bottling, and nothing is removed as we avoid the use of damaging filtration equipment.
The 2014 vintage was an excellent year, with warm weather throughout the second half of summer allowing the grapes to easily achieve proper ripeness, with depth and perfume.
We hope you enjoy our first attempt at a Coco Toaru Pinot noir. We had great fun making the wine, and are encouraged by the results. A Votre santé!

TECHNICAL DATA
VARIETY Pinot Noir 100 %
VINEYARD Nobori district, Yoichi, Hokkaido
HARVEST
DATE
25th October 2014
BOTTLING Bottled on: 8th October 2015
The number of bottles :1,813(750ml)
ANALYSIS
DATA
Alcohol:12.5 %   Total acidity: 0.71 g/ 100 ml.   Residual Sugar: 0.23 %

11/Jan/2016

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MV matayaronne_15 Wine Details

Japanese

Coco’s Mata Yaro Ne is our red dessert wine, made from ripe Muscat Bailey A grapes that are slowly dried to concentrate flavors and sugars. The dried grapes are then macerated slowly through fermentation to produce a delicious sweet red wine, redolent of dried cherries and bitter almond. Try it with a flourless chocolate cake or simply chilled on a Sunday afternoon.

TECHNICAL DATA
VARIETY Muscat Bailey A 100%
VINEYARD Tajima, Ashikaga, Tochigi
HARVEST
DATE
2010, 2011
Brix @the Harvest(average): 38.0°Brix (2010)
50.0°Brix (2011)
BOTTLING Bottled on: 17th July 2015
The number of bottles :960(375ml)
ANALYSIS
DATA
Alcohol:14.8%   Total acidity: 0.84 gm/ 100 ml.   Residual Sugar: 17.0%

11/Jan/2016

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2015 NOVOCCO Wine Details

Japanese

Novocco Red Wine is a light, fruity, spicy red wine fresh from fermentation with a touch of residual carbonation. This wine is made in a “Nouveau” style, bottled young and immediately approachable. The grape involved is the Shokoshi grape, developed by the renowned Sawanobori family of Japanese grape breeders.
The juicy, effervescent character of this wine makes it a natural for charcuterie, cheeses, and good friends.

TECHNICAL DATA
VARIETY SHOKOSHI 100%
VINEYARD Kaminoyama Yamagata, Namegawa Saitama
HARVEST
DATE
5th, 10th, 30th, 31st August 2015
Brix @the Harvest(average): 21.2oBrix
BOTTLING Bottled on: 23rd September 2015
The number of bottles :4,800(750ml)
ANALYSIS
DATA
Alcohol:12.4 %   Total acidity: 0.743 gm/ 100 ml.   Residual Sugar: 1.03 %

11/Jan/2016

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2013 第一楽章 ワイン・データシート

English

第一楽章は20世紀初頭の著名な葡萄栽培家川上善兵衛氏によって発展した品種による赤ワインです。真に個性豊かなワインとするため、伝統的なヨーロッパの技術を取り入れ、綿密な土地選び、非常な手間をかける農作業、そして手作業によるワイン造りを行っています。

原料となるマスカット・ベイリーAは、私たちのワイナリーを見下ろす山頂に位置する「開拓園」の痩せた土壌で育てられます。ワインには強い花の香り、スパイス、果実など品種の特徴が十分に表れています。

また、製造過程において清澄・フィルター処理を一切行なっておりません。熟した果実の味わいと複雑さを持つ自然のままのワインに仕上げるために、人為的に手を加えることを最小限に抑えてビン詰めしました。その結果、ワインはやや曇ったままで熟成とともにオリが沈殿するでしょう。開栓する数時間前にボトルを立て、オリを沈めておくことをお勧めいたします。オリが舞わぬようグラスにゆっくりと注ぎ、ワインをお楽しみください。

テクニカル・データ
品種: マスカット・ベイリーA 100%
畑: 栃木県足利市田島
収穫: 2013/10/22   収穫時の糖度: 20.8°Brix
醗酵: 除梗し軽く破砕して、小型のタンクへ移す。1日2回のピジャージュをおこないながら、徐々にマストを温めてゆく。4、5日すると野生酵母による醗酵が始まる。醗酵は高めの温度ですすみ、残糖がなくなるまで続く。注意深くピジャージュをおこないながら、十分な色素と風味を抽出する。おおよそ10日間醸した後、マストを搾り、ワインを皮と種から分ける。その後、古樽内で野生乳酸菌によるMLF(マロラクティック醗酵)を続ける。

熟成: フランス産オークの古樽で6ヶ月熟成した後、オリ引きし、清澄・濾過処理なしで瓶詰。
ビン詰: ビン詰日: 2014/5/21   本数: 1,481 本 (750ml)
アルコール: 11.4%   酸度: 0.532 g/100 ml   残糖: 0.19%
このワインについて
テイスティング・
コメント:
「2013第一楽章」は、香りはストロベリー、チェリー、ラズベリー、カシス、ブラックベリーなどのフルーツ、スミレの花やミントなどの華やかさもあり、コーヒー、黒砂糖、シナモンのようなスパイス、さらに土やタールなど、複雑な香りが感じられる。味わいはコクがありなめらかで透明感が感じられる。フレッシュな酸味、果実の凝縮感、黒砂糖のような香ばしさがちょうど良いバランス。余韻は長く、ミネラルと細かい渋味を伴う。
料理との相性: うなぎのかば焼き、鴨の治部煮、ビーフ・シチュー、地鶏と鶏モツのすき焼き、イノシシ鍋、強い風味のチーズ(ウォッシュタイプ)
飲み頃: 現在から2023年頃まで。保存状態によっては、適切な熟成により複雑味と柔らかさを増し、まろやかで素晴らしいまとまりのあるワインに成長するでしょう。

2016/04/27

2013 第一楽章ワイン・データシートPDF(プリントに適しています)

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2013 山のシャルドネ ワイン・データシート

English

「山のシャルドネ」は、私たちが自信を持ってお届けできる、その年一番のシャルドネ種のワインです。
私たちは、「私たちが求めるシャルドネ種」を手に入れるため、日本中の産地に足を伸ばし、多くの農家を訪ねました。そして、この品種に最適な土地と優秀な農家に出会うことができたのです。
数少ない味わい深い葡萄を受け取り、畑の良さをそのまま引き継ぎ、ワインにしました。
このように最高レベルのものは毎年できるとは限りません。

「2013山のシャルドネ」は山形県上山のシャルドネからつくられました。
上山の畑は火山灰や粘土に岩や石が混ざった土壌で、真南から西南西向きの急斜面です。収量を制限、遅摘みをして、山形の良さ(昼夜の激しい温度差、長い日照時間)を充分に引き出したので、シトラス系の風味としっかりとした長い味わいが、たっぷりと感じられます。

葡萄を丁寧に搾り、豊かな風味を残すため最低限の処理のみを行いました。その後オリ引きし、野生酵母により醗酵させました。醗酵後もタンクの中でオリと一緒に熟成させ、野生乳酸菌によるMLF(マロラクティック醗酵)を促しました。MLFが終わると、より長く熟成をし、オリ引きしてビン詰めしました。

テクニカル・データ
品種: シャルドネ 100%
畑: 山形県上山
収穫: 2013/10/22, 11/1 収穫時の糖度: 20.6°Brix (平均)
醗酵: 葡萄を丁寧にプレスし、オリを沈めた後、上澄みをステンレタンクまたは樽で野生酵母にて約17℃~22℃で約1カ月間醗酵。その後、野生乳酸菌によるMLF(マロラクティック醗酵)を促す。

熟成: アルコール醗酵終了後、そのまま樽またはアルコール醗酵終了後、そのまま樽またはステンレスタンクで約2~5ヶ月、その後ステンレスタンクで約8~11ヶ月
ビン詰: ビン詰日: 2014/12/24 本数: 1,386 本 (750ml)
アルコール: 12.65%   酸度: 0.540 g/100 ml   残糖: 0.095%
このワインについて
テイスティング・
コメント:
「2013山のシャルドネ」の香りは、りんご、桃、カスタード、ナッツ、火打石など複雑な印象。開いてくると、桃、シトラス系の爽やかな香りとバターやブリオッシュのような香ばしい香りのバランスがちょうど良い。 口に含むと、りんご、桃のようなみずみずしいフルーツの雰囲気を感じ、丸くて広がりがある。また、ナッツのような香ばしい風味ときれいなシトラス系の酸味が長い余韻をつくっている。

料理との相性: 程よくコクのある料理: 帆立のバター焼き、舌平目のソテー、チキンときのこのグリル、ローストポーク 焼き林檎添え フォアグラのテリーヌ
飲み頃: このワインは2021年ころまでが飲み頃ですが、熟成によっては、より長く楽しめるでしょう。

2016/04/27

2013 山のシャルドネワイン・データシートPDF(プリントに適しています)

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2014 こことあるシリーズ ピノ・ノワール ワイン・データシート

English

高品質のピノ・ノワールをつくることは容易なことではありません。育てるにはあらゆる点で困難が伴います。第一に、力を発揮する土地を他の品種以上に”選り好み”します。シャルドネは異なる土壌、異なる気候であったとしても、大概の土地でまずまず良いワインを作ることができます。しかし、ピノ・ノワールは限られた種類の土壌・気候においてのみ、本領を発揮するのです。”選り好み”に合わない場所で育てた結果は、つまらない弱々しい赤ワインになるだけです。
ピノ・ノワールは収穫量についても”悪名高い”葡萄です。1ヘクタールあたりの適切な収穫量を少しでも多く取ろうものなら、葡萄(そしてそのワイン)から味わい深さ・個性が奪われてしまうのです。セラーにおける仕事も同様で、ピノ・ノワールは注文の多いパートナーです。本当に丁寧に扱うことを要求されます。でなければ上品でシルキーで繊細な葡萄の特徴が壊れ、不格好で粗野なワインが残るだけです。実際に、偉大なピノ・ノワールを作るべく数多の挑戦がなされ、そして失敗と挫折がもたらされました。しかし、実現した暁には、軽やかに舞うような、それでいて複雑なアロマ、穏やかでシルキーな口当たり、官能的ともいえる魅力が、ピノ・ノワールが到達できる高みを確信させるのです。そうして我々愚かなワインメーカー達はこの最も気まぐれなパートナーの虜になっていくのです。

「こことあるシリーズ 2014ピノ・ノワール」は余市の新しい畑の最初のリリースになります。日本で他に 類のない程長きに渡りピノ・ノワールを育ててきた木村さんご家族が育ててくれました。長い付き合いを通して、そのピノ・ノワールの品質を高める献身的なまでの努力に尊敬の念を抱いています。この新しい畑は赤粘土ローム土壌の、西向きのゆるやかな斜面にあります。愛情込めて育てた樹は、適度な量の完熟したピノ・ノワールをもたらしてくれました。
セラーでは、葡萄を軽く潰し、穏やかな温度で野生酵母により醗酵させ、優しくプレスし、木の小樽または小さなステンレスタンクで熟成させました。ビン詰時のごく僅かな亜硫酸の添加を除き何も加えず、ろ過も行っていません。
2014年は夏の後半まで良い気候が続き、葡萄は適切な成熟を容易に得ることができ、深みと芳香がある素晴らしいヴィンテージとなりました。初めてのこころみである「こことあるシリーズ2014ピノ・ノワール」をどうぞお楽しみください。私達はこのようなワインをつくれたことをとても嬉しく思います。
A Votre santé(乾杯)!

テクニカル・データ
品種: ピノ・ノワール 100%
畑: 北海道余市町登、木村農園100%
収穫: 2014/10/25
醗酵: 葡萄を選別した後、9割は除梗、残り1割は全房でステンレスタンクに入れ、21日間醸し醗酵を行った。野生酵母による醗酵後、野生乳酸菌によりMLF(マロラクティック醗酵)を行った。低圧で搾り、一夜常温沈殿後にオリ引きした。ステンレスタンク(4割)と古樽(6割、4年目のフレンチオーク)で9か月の熟成。
オリ引き、ブレンド、少量の亜流酸塩添加後、無清澄・無濾過にて瓶詰
瓶詰: 瓶詰日: 2015/10/08        本数: 1,813本(750ml)
アルコール: 12.5%  酸度: 0.71 g/100 ml.  残糖: 0.23%
このワインについて
テイスティング・
コメント:
「こことあるシリーズ2014ピノ・ノワール」の特徴はさくらんぼ、プラム、腐葉土、ドライチェリー、コーヒー、クローブなどの上品なアロマ。口当たりは深みがあってやわらかでドライ。フローラルな赤果実、ピンクペッパー様のスパイシーなフレーバーが、ほのかなほろ苦さ・爽やかな酸と一体となり、優しくて長い後味を演出する。

料理との相性: 程良い濃縮感があって上品な赤なのでクラシックなマリアージュをお勧めします。
鴨のロースト ラズペリーコンフィチュール添え、鶏レバーのパテ、口水鶏、
豚フィレ肉の香草グリエ、アスパラベーコン、炙り鮪、焼き鮭、カマンベールチーズ
飲み頃: 今すぐに飲んでも、5~7年待っても楽しめる。

2015/01/05

2014 こことあるシリーズ ピノ・ノワールワイン・データシートPDF(プリントに適しています)

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2013 風のルージュ ワイン・データシート

English

「2013風のルージュ」は、ツヴァイゲルトを主体にした赤ワインです。ツヴァイゲルトという品種には、馴染みがない方もいらっしゃるかもしれません。この「2013風のルージュ」に使われているツヴァイゲルトは、意外にも北海道の余市で育ちました。なぜ“意外にも”かというと、赤ワイン用の品種はたいてい熟すのに、たっぷりの日光、暖かさ、時間が必要だからです。日本の北の寒い地域で育てられたにも関わらず、私たちは農家さんから薫り高く、甘く熟した葡萄をいただきました。私たちは葡萄の個性にあった仕込み方で醗酵させ、慎重に樽で熟成させました。その結果、良いワインができました。この意外なワインをお分かりいただくと幸いです。

ちなみに、「2006風のルージュ」は、2008年北海道洞爺湖サミットの7月8日の夕食会にてお使いただきました。外務省ホームページのG8サミット事務局のワイン紹介には次のように記されています。
「1970年代、ウイーン郊外の修道院から北海道にツヴァイゲルトの苗がもたらされたが、その苗が徐々に広がって、今ではこの品種のワインが北海道を代表する赤ワインとなりつつある。冷涼な気候を反映した若々しく豊かな果実味とフレッシュな酸と程よい渋味が身上のこのワインは、飲み応えも十分。未だ知名度は低いが、知られざるツヴァイゲルトの魅力、北海道の赤ワインの可能性を存分に感じさせる。」

テクニカル・データ
品種: ツヴァイゲルト 74% メルロ26% 
畑: 北海道余市郡 余市 山形県上山 

収穫: 2013/10/9, 10, 11, 16, 21, 24     収穫時の糖度:20.4°Brix (平均)
醗酵: 完熟した葡萄を選果し、より良い房のみを除梗しステンレスタンクに入れ、野生酵母で醗酵させる。十分に皮から成分を抽出するため、高めの温度を維持し、一部ロットには若干補糖する。ピジャージュしながら1~2週間醸す。その後マストを搾り、ワインを皮と種から分け、小樽に移し野生乳酸菌によるMLF(マロラクティック発酵)を促す。

熟成: オークの小樽で6ヶ月半熟成。
瓶詰: 瓶詰日: 2014/05/22 本数: 13,357本 (750ml)
アルコール: 12.0%   酸度: 0.53 g/100 ml.   残糖: 0.14%
このワインについて
テイスティング・
コメント:
「2013風のルージュ」は、香りはダークチェリー、カシス、ラズベリーなどの赤い果実、ピンクグレープフルーツのようなフレッシュな柑橘とすみれのような花、シナモンのようなスパイスを感じる。口中は丸く、華やかでフレッシュな印象。やわらかさと生き生きとした酸、豊かな果実味を感じ、余韻にスパイスを感じる。

料理との相性: ステーキ(黒胡椒をきかせて)、鰻の蒲焼(山椒をきかせて)、青カビのチーズ、ウィンナーシュニッツェル、鴨のロースト
飲み頃: 今から2020年頃まで:熟成によって、よりなめらかで複雑なワインとなるでしょう。

2016/04/12

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2014 こことあるシリーズ ぴのろぜ ワイン・データシート

こういうわけで・・・
「ロゼはどう?」
ちゃんとその言葉は聞こえていたけれど、知らんふりをすることにした。忙しすぎて(もしくはそう思い込んでいて)、立ち止まって考える暇がなかったのだ。けれど、その言葉は数秒後には戻ってきた...
「ロゼよ、ロゼ」
この、あまりうれしくない議題の矛先を転じたくて、僕は断固として応じた。
「だめだよ。日本全国でもピノノワールでは一番っていうぐらいの畑から来た君は、すごく高価くついてるんだからね。君は赤ワインになることになってるんだ。」
僕が言ったことは確かに否定しがたい事実ではあったけれど、そのブドウにはきれいなイチゴとフローラルな風味、生き生きとした軽快な口当たり、そして程よくスパイスが感じられる後味があった。まるで、僕の心の内と、弱まりつつある決心とを読んだかのように、またその声は戻ってきた。「ロゼにしてよ。自分だって、本当はそうしたいくせに。」がけっぷちに追い込まれて、僕はそれでも弱々しく抗議した。「誰もロゼなんか買わないよ。赤でも白でもなくて、みんなロゼってワインがあることも忘れてるさ。」
「何バカなこと言ってるの。」とその声は答えた。「私たちロゼワインは、ちゃんとした作り方をしさえすれば、白、赤両方のいい所取りだってこと分かっているでしょ。赤のように辛口で複雑、しかもたいがいの白のように軽やかでエレガント。それに、本当にいろんな食べ物との相性がいいのよ!!」
戦いは終わった。僕たちは照準を合わせなおし、ピノノワールのドライロゼ作りに着手した。丁寧な圧搾、古いフレンチオークの樽とステンレスのタンクでの野生酵母による発酵を経て、力強く香りつつ、絶妙に軽快で元気いっぱいのワインが出来上がった。そして、ぶどうが言った通り、本当にいろいろなタイプの食事とよく合うワインに仕上がった。A Votre santé(乾杯)!

テクニカル・データ
品種: ピノノワール 100%
畑: 北海道余市町登、木村農園100%
収穫: 2014/10/14
醗酵: 葡萄を選別した後、7週間低温全房のカルボニックマセレーション(炭酸ガス浸漬)を行った。
その後、足で破砕して4日間野生酵母により醸し醗酵。じっくりと搾って、タンクに移動した。一夜常温沈殿後、オリ引き。ステンレスタンク(6割)、古樽(4割、8年目のフレンチオーク)にて野生乳酸菌によるMLF(マロラクティック発酵)を行った。醗酵後数か月オリ漬け。

瓶詰: オリ引き、ブレンド、少量の亜流酸塩添加後、無清澄剤・無濾過にて瓶詰め
瓶詰日: 2015/09/19        本数: 2,345本(750ml)
アルコール: 12.0 % 酸度: 0.68 g/100 ml.  残糖: 0.23 %
このワインについて
テイスティング・
コメント:
「こことあるシリーズ2014ぴのろぜ」の特徴はイチゴ、シナモン、腐葉土、フランボワーズ、ブラッドオレンジやコーヒーなどの上品なアロマ。やわらかでドライな口当たり。ロゼとしてはボリューム感あり。

料理との相性: 濃縮感があって上品なロゼなので大抵のものと美味しくいただける。あまり熟成していないゴートチーズや、川魚の塩焼き、マグロどんぶり、パテなどが特におすすめ。

飲み頃: 今すぐに飲んでも、2,3年待っても楽しめる。

2015/10/29

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2015 こころみシリーズ 赤見のぼっこ ワイン・データシート

“こころみシリーズ”は可能な限りベストなワインを造ろうという私たちの新しい試みです。異なる畑の様々なブドウを使用したこの限定発売プログラム。この私たちの“試み”をぜひお試しください。

“ワインは人々を喜ばせるもの”
この単純な事実は、タキシードで着飾ったソムリエや1本10万円のワインにあふれた世界では忘れやすいことかもしれません。
しかし、手軽なワインでも高価なワインでも、あらゆるワインはお客様に喜びを与えなくてはなりません。

ココの「のぼっこ」は気取らず飲め、笑顔になれるようなワインです。
低温で醗酵させ、その後半でさらに温度を落として「のぼっこ」はできました。ワインを冷やすことによってフレッシュなフルーツの特徴や綺麗な酸味、醗酵中にできた二酸化炭素からの発泡を有するワインになりました。
また、このワインは清澄やろ過をしていません。その結果、醗酵によるくもりと気泡が残る、ジューシーでフレッシュで生き生きとした赤ワインになりました。
タンクからお客様のお手元のグラスまでとても近いワインです。お客様の笑顔に出会えるくらいに・・・

「赤見のぼっこ」はこころみ学園の赤見の畑からできた小公子の上品な味わいを活かすため、ブレンドせずに瓶詰めしました。

緊張いらず、心配いらず、コルクスクリューもいりません。
よく冷やしてお飲みください。

テクニカル・データ
品種: 小公子 100%
畑: 栃木県佐野市赤見
収穫: 2015/08/11      収穫時の糖度(平均)22.1°Brix
醗酵: 葡萄を房ごと搾り、ジュースをステンレスタンクに入れ、自然と野生酵母により醗酵が始まるのを待つ。約15℃~20℃の温度を保ち、ろ過などをせずに瓶詰。
瓶詰: 瓶詰日: 2015/09/23 本数: 235本(750ml)
アルコール: 12.6 %   酸度: 0.784 g/100 ml.   残糖: 0.64 %
このワインについて
テイスティング・
コメント:
「2015 こころみシリーズ 赤見のぼっこ」は紫がかった若々しいルビー色。香りはストロベリーやプラム、さくらんぼ、すみれの花の優しい香り。口に含むと、ミネラル、ピンクグレープフルーツのフレーバーがエレガントさを感じさせる。僅かな苦味と爽やかな後味が余韻をまとめ、次の杯を誘う。
料理との相性: ハム、パテ、パニーニ、ソーセージ、スペアリブ、タコスなど。 

飲み頃: 若いうちに飲むワインなので、2016年以内にお飲みください。

2015/10/24

2015 こころみシリーズ 赤見のぼっこワイン・データシートPDF(プリントに適しています)