葡萄の導くままに 秋

 ワインづくり最大のポイントをご存じですか。
 それは最上の葡萄を用いる、これに尽きるのです。 実際、良い葡萄が手に入れば、醸造技術者の仕事は、その質を保って、葡萄がワインに変わっていくプロセスをひたすら見守るだけなのです。
 「こころみ学園」の葡萄畑は、太陽の光を最大限に浴びる南西向きの斜面、水はけの良い石だらけの痩せた土壌と、ワイン用の葡萄作りに理想的な場所。 そして、携わる人々全てが、採算ではなく品質を尺度として、時間と情熱をワイン作りに傾けています。
 「日本で優れたワインができるの?」と、いぶかる人がいますが、私の答えはYES。この国ではワインのための葡萄づくりは端緒に付いた所ですが、成果は着実に挙がっており、少量ながら世界にひけをとらない名品が誕生していると思います。
 皆さんがココワインもそのリストに加えてくださるといいのですが。(B)